中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

スポンサーリンク

西郷どん 第16話「斉彬の遺言」感想 吉之助の迷いが理解できてつらい

スポンサーリンク

f:id:aoikara:20180527173847p:plain

鹿児島に行ってみたいaoikaraです。できれば暑くないときに。道産子としては暑すぎるとたぶんバタンキューします。

 

というわけで今回のテーマは鹿児島が舞台の…

 

西郷どん 第16話「斉彬の遺言」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼西郷どん 第15話「殿の死」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

GOODポイント

  • 誰が斉彬を死に追いやったのか突き止めたがる俊斎に対して、「そげんこつどげんでんよか」と“これから”のことを考える吉之助を見て、毒が盛られたときの斉彬の姿が重なりました。吉之助が斉彬になっているんだなぁ。
  • 直弼の「恐れ入り奉ります」の心のこもってない具合はひどいですねw思わず癖になってしまいました。
  • 月照さんの山伏姿の似合わないことw(褒め言葉)こんな品の良い山伏はいませんよね。お虎に京都弁指導されている吉之助も面白かったですw

 

気になったポイント

  • 左内が吉之助の肩に手を置いたとき、体格差の違いがえぐいなぁと思いました。肩が大きくて手でわしづかみみたいになっちゃってるの。というか鈴木亮平さんの体がたくましすぎるのよね…すごい。本当に日本版ロバート・デニーロ。
  • 吉之助が斉彬の幻影(?)を見たときの姿が黒マント。あれ、吉之助はこんなの知らないはずだよなぁと思ったりしながら。なんだか織田信長っぽいなぁと思ったのは私だけ?それか魔王。「世界の半分をおまえにやろう」とか言いそうな雰囲気だな~と思ってしまいました。

 

感想

吉之助の心を思うと切なすぎる

吉之助の心の動きが最も大きい話だったのではないでしょうか。前回、将軍継嗣問題で敗れた薩摩派としては一度心が折れているわけですよね。そこを奮い立たせて前を向いたところに斉彬の死去。

 

薩摩をはじめとした新しい政を望む派閥には大きな衝撃でした。それ以上に、吉之助は命を救われて命を賭して仕えていた人が亡くなったわけですから、その喪失感は計り知れないですよね。

 

だから、私は知ったときに吉之助が落ち込んでいる描写がもっともっとあるのかなと思いました。もちろん言葉を発することもできない姿には胸が痛みましたが。それでも、吉之助はすぐに前を向いて斉彬ならどうするのかと策を実行しようとしていました。

 

きっと、斉彬に最後に言われた言葉が「今からおまえはわしになれ」だから、斉彬としてどうすべきなのか考え似考えて、ひたすらに行動したのだろうなぁと思いました。

 

とはいえ、目に光がないというか、感情がないというか。必死に動いてはいるものの、生きているのにもう死んでしまっているかのようにも感じられて。月照さんの言う通り、もういつ死んでも構わないと思っていたのでしょうね。

 

いつのまにか同志になっていた左内との別れがつらい

やってきてしまった安政の大獄。その中で左内も捕まってしまいました。その後については明かされていませんでしたが、史実ではこの後に斬首されてしまうんですよね。むごい。

 

左内は、吉之助のことを最初はみくびっていた部分があったように思います。同じ密偵として危機感が少ないなというように。しかし、吉之助のまっすぐさや鋭いところをしっかりと感じ取り、共感するところも増えたように思います。

 

同じ目的に向かって歩んでいくうちに、すっかり同志のようになっていました。一時、次期将軍が慶喜に決定したときには二人とも本当にうれしそうでした。

 

そこからあまりにも真逆に時代が動いてしまって、二人とも追い詰められる立場となってしまった。月照を逃がすため、最後に二人が別れるところは「ああ、これは最期の別れなんだろうな」と予感してしまいました。もう会うことはないんだなと思って。あの二人が心からうれしそうになったことを思い出すと、本当につらい瞬間でした。

 

良い同志でした。強い志を持った人でした。左内の死が、地味に私の心には重かったです。

 

「生きる」ことを決意した吉之助のはずなのに…

 今にも死ぬことを選んでしまいそうな吉之助でしたが、月照を連れて薩摩に戻る道中に、斉彬の幻影を見て、生きて遺志を継ぐことを決めていましたね。いるはずのない斉彬を追い求める最後のシーンは、見ていて本当に切なかったです。

 

でも「生きる」ことにした。迷いもたくさんあったけれど、「生きる」んだと決めた。けど、次回「入水」になってしまう。まだわずかだけれど希望を持とうとしていた吉之助が、どうして月照と一緒に死を選んでしまうのか、どう描かれるのかがとても気になります。

 

次回:待つ未来に希望はないのか

吉之助と俊斎は月照を連れてなんとか薩摩にたどり着く。しかし、斉興が実権を握った薩摩で吉之助と月照が許されるはずもなく。厳しい処分が下るが、なんとか吉之助を助けたい正助が斉興に願い出て、ある命を受ける。

ここ最近は重い話が続きますね。次回はもっと重いのだろうな。吉之助がどうして自ら入水しなければならなかったのか、その理由をしっかり見届けられればなと思います。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第17話「西郷入水」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

▼西郷どん 記事一覧はこちら

www.aoikara-writer.com

スポンサーリンク