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【ドラマ感想】相棒21 第10話「黒いコートの女」演技が素晴らしかった

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黒いコートは持っていない、aoikaraです。黒いジャケットならあるよ。

 

というわけで今回のテーマは……

 

相棒21   第10話「黒いコートの女」感想

 

です。

※ネタバレを含みます。

 

▼前回の話はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

相棒21 第10話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:橋本マナミ
  • 脚本:瀧本智行
  • 監督:橋本一

 

相棒21  第10話「黒いコートの女」あらすじ

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、組対の課長・角田六郎(山西惇)に頼まれ、宝石窃盗グループの一斉逮捕に参加。取り逃がした犯人を、しらみ潰しに捕まえる継続捜査にも協力する。

 

そんな中、容疑者の一人が、黒いコートを着た女(橋本マナミ)に追い掛けられ、歩道橋から転落死する事件が発生。その直後、右京と薫は、転落死した男のアパートで黒いコートの女に遭遇するが、事情を聞く前に姿を消してしまう。目撃者の証言によると、女は“ダイヤ”を探していたというが…!?

 

窃盗グループと何らかの接点があると見た2人は、周辺を捜査。すると、転落死した男が最近、誰かを強請ろうとしていたことが分かる。男の発信履歴から都内の輸入雑貨店を訪れると、店主は激しく動揺。その様子から、恐喝の被害者ではないかとあたりをつける。

 

そうこうするうち、転落死した男の部屋から、6年前に起きた殺人事件の重要な証拠が発見される。

 

“お宝”を追う謎の美女の正体は!?

窃盗犯と過去の殺人に意外な接点が…

絡み合った思いが特命係を翻弄する!

 

参考元:第10話|ストーリー|相棒 season21|テレビ朝日

 

感想

“黒いコートの女”とダイヤ

まずね、“黒いコートの女”を演じてくださった橋本マナミさんがすっごくよかったです。というか、元日スペシャルのゲストでもいいくらい豪華じゃないですか!橋本マナミさんって!

 

一人でいるところとか、表情とか、良い人にも悪い人にも見える。嘘を吐いているようにも、嘘を吐いていないようにも見える。でも、どこか“悪女”とか“悪人”は似合わないような。

 

ダイヤは宝石ではなく誘拐された娘の名前で、ずっと探していた母親だったという正体がわかったとき、この話で演じられてきた姿とぴったり重なったんですよね。すごくよかった。

 

そして親にとっては本当ダイヤのような輝きであろう、娘の大愛(だいあ)ちゃんを演じた加藤柚凪ちゃんもうまかったなぁ。屈託のない笑顔がかわいくて、一緒にいてほっと心安らぐような愛らしさがあって。

 

って、ドラマ『監察医 朝顔』で娘のつぐみちゃんを演じている子役さんか!いやぁ、スペシャルドラマしか観ていないけど、あの子めっちゃうまいもんなぁ。

 

って、本当に橋本マナミさんといい、加藤柚凪ちゃんといい、キャストが豪華すぎて一足早い元日スペシャルなのかなと思ってしまうほどです。実は母子とはいえない、でも母子の姿がね、切なくてね、よかったです。うう。

 

母子が出会ったときの「おあいこだね」を別れに活かしているのもめっちゃよかったー!

 

結局は吹きこぼれるものだから

というか、“黒いコートの女”こと菅野茉奈美さんは、本当にひどいことに巻き込まれすぎている。赤ちゃんを誘拐してお金を取ろうとか、強盗しようとか、浮気を隠すためによくわからない身元の赤ちゃんを育てるとか、なんかもうどうしてこんなに人の悪意に巻き込まれなきゃいけないんだろう。

 

そもそも公園で寝ているお母さんのそばにいる赤ちゃんを誘拐しても、経済的に豊かなのかもわからないから、そんなにお金は取れないだろうに。その短絡さが次の事件を生んだのかもしれないね。というか、犯人はその場にいなかったけど、どうやって連絡を取り合ったんだろう。

 

でもね、悪いことって見つかるよ。暴かれるよ。昔、右京さんが小野田官房長に言った、「このままにすれば、いつか沸騰しますよ。それに蓋をすれば吹きこぼれるかもしれません」という言葉を思い出しました。

 

娘を見つけ出すという母親の執念が火元になって、沸騰し、吹きこぼれて、全てを暴いてくれたのだと思います。

 

“黒いコートの女”に救いがあってほしい

“黒いコートの女”こと菅野さん、あまりにもつらすぎる。罪を犯してしまったけど、娘を返してほしくて必死だったし、相手は犯人でしょ?とはいえ目撃者もいないし、動機はあるから殺人罪になりそうだけど、過失致死よ。逃げていたから心証はよくないかもだけど、でも娘を奪われたんだからそれだけの壮絶な思いはあるだろうし。

 

夫が亡くなり、娘が奪われたことはあまりにも不幸で、菅野さんはなんにも悪くない。右京さんは罪に対して厳しいなと思っちゃったし、亀山君の「いつか会えますよね」も、菅野さんが抱ける希望ってもうそれしかないのかと思うと悲しすぎて。

 

ようやく娘と再会できても、娘は自分は他人だと思っている。こんなに切ないことある?こんなにつらいことある?自分の目の前にいるのに「お母さんに会いたい!」ってだだをこねるの。もうつらいよ。首を絞めようとしたわけではないと思うし、これは私が気持ち的にかばいたいからの解釈だけど。

 

彼女は母親として当然与えられるものを全て奪われて、その上罪を償わなきゃいけないなんて…つらすぎる。娘だって、両親が本当の親ではないこと、父親は母親を裏切ったこと、実の母親が罪を犯したこと、全部知る。本当につらい。

 

せめて、今生きている安西さんは、自分の罪と向き合って生きてほしい。切ない話だったな。

 

2022年の相棒はこれにて終了。次回は2023年の元日スペシャルを楽しみにしています。なんかトリックみたいな世界観で面白そうだったな。

 

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