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西郷どん 第15話「殿の死」感想 吉之助は斉彬を超えた?

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過去の自分を超えられないaoikaraです。過去の自分もたいしたことないのにな。右肩上がりで成長していけたら人間ラクなもんです。そんな中、師を超える弟子を見られたのかも、な今回のテーマは…

 

西郷どん 第15話「殿の死」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

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▼西郷どん 第14話 記事はこちら

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GOODポイント

  •  「おこしやす」と「おいでやす」に違いがあったとは知りませんでした!しかし、私のような身分でそんな店にいったらいつでも“一見はん”扱いされそうです…。
  •  俊斎が嘘を吐いてまで京へやってきたのには笑っちゃいました。シリアスなこういうくすっとした笑いを入れてくれますよね。私は好きです。薩摩隼人はみんな血気盛んですなぁ。郷土愛が強いってのもあるのでしょうね。

 

感想

あっけない死が切ない

今回の副題である「殿の死」は二つの意味がありましたね。まずは家定の死。篤姫との関係性が良かっただけに、終わってしまうときは一瞬で切なかったですね。実際二年半くらいで家定は亡くなってしまうから、あれくらいのあっけなさは感じて当然なのですが。

 

死を看取ることもできず、また亡くなって伝えられるまでも時間を要した篤姫の気持ちを思うと胸が痛みます。本当に「御台所ぞ!」って感じですよ。

 

そして、家定が最後に願ったことが、篤姫においしい柿を贈ることだったというのがね。なんとも言えなくて。なまめかしい男と女の関係ではなかったのでしょうが、家定は篤姫を愛していたのでしょうね。篤姫もまた。それはそれで夫婦の形。

 

私も家定の人柄は愛らしくて好きだったので、亡くなってしまって切なかったです。

 

死に際の井伊の小狡さは「真田丸」を彷彿とさせる…

家定が死に際に、篤姫への用事を託している場面がありました。井伊はそれをまあうまく利用しましたよね。「頼むぞ!」なんて家定が力強く託す声が聞こえたら、そりゃあ井伊が重要な責務を頼まれたのだと察してしまうだろうし。

 

それに乗じて大老になるのだから恐れ入ったものです。その狡猾さというか小賢しさというか…むしろすがすがしささえ感じますね。

 

そんな家定の死に際に、自分に政治を託すよう一筆させようとしていた井伊。2年前の大河ドラマ『真田丸』でも、豊臣秀吉が亡くなるときにこんなシーンを見たような…。

 

▼真田丸の感想はこちら

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人が死ぬときにでさえ自分の立場を優位にさせようと言うのはたくましさというか浅ましさというか、人として寂しいです。今よりも命が軽い時代だからなのかもなぁ。とはいえ将軍ぞ?

 

最高の友

正助は吉之助にとって最高の友人ですね。正助にとっても吉之助は最高の友人だと思うんですけど。お互いに大変なときに支え合っていて、本当に良い関係性だなぁと思います。

 

今回も夢破れてもうどうでもいいくらいの感情になっている吉之助を奮い立たせたのは正助の言葉でした。吉之助を信じているからこその言葉は熱かった。そこまで言わせる吉之助という男もかっこよかった。

 

この先もずーっとこういう友であってほしいなぁと思います。

 

 吉之助が斉彬を超えた瞬間でもあったような

次期将軍は慶福だと井伊が宣言したことで、斉彬はがっくし肩を落としていましたね。今まで不可能なことも可能にしようと走り回ってきた人だけに、もうどうでもいいやというように吉之助を解雇しちゃったのは相当しんどいのだろうなぁと思いました。

 

でも、吉之助はまだ斉彬を信じていました。将軍に立ち向かうべく、天皇の詔を賜ろうと斉彬に案を申し出た。それに斉彬ものったわけです。

 

あのときの斉彬は本当にうれしそうでした。「あのときのやっせんぼに言われて腹が決まるとはなあ!」と言いながらも、吉之助を見つめてうれしそうで。

 

鈴木亮平さんと渡辺謙さんの対談で、あのシーンは初めて吉之助が斉彬に物申す場面だと明かされていました。そして、斉彬が吉之助を家臣としてではなく、一人の男として認めた場面であると。二人の目線が上下ではなく、対等な位置にあることから表していたそうです。裏話になるほど~ってなりますよね。

 

その後の、

 

「今からおまえはわしじゃ」

 

という斉彬のセリフは台本にはなく渡辺さん自らおっしゃったのだとか。ある意味で斉彬のこの後の運命を知っているからこその言葉のような気がします。

 

私としては、このシーンは吉之助が斉彬に並んだというより、超えた場面ではないかなと感じました。斉彬でさえ決断がつかなかったことを申し出たわけですから。

 

そして、斉彬は倒れてこの世を去りました。これからどうなるのか。斉彬を誰よりも近くで見てきた吉之助だからこそ、その遺志を継いでほしいと思いますが、それよりも自暴自棄になってしまわないかとか心配です。

 

次回:生き残った者たち

斉彬の死を知った吉之助は衝撃を受ける。悲しみを押し殺し、斉彬の遺志を継ごうと働きかけるが…

吉之助にとってはずーっと憧れ追い求めてきた人が亡くなってしまったわけですから、その悲しみは計りしれないと思います。それでも前を向いていこうとするのか、どこかで心が折れてしまわないか…。しっかり見たいと思います。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第16話「斉彬の遺言」記事はこちら

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