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スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第2話 感想 性格の悪い男と女の話

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性格の良いところと悪いところがあるaoikaraです。良いと言えるほど聖人君子ではなく、悪いと言えるほど極悪人でもないんだな。まあ、大半の人が中間くらいですよね。

 

というわけで今回のテーマは…

 

スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第2話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第1話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第2話 あらすじ

鈴木法律事務所・危機管理部。リーダーの氷見江(竹内結子)のもとに新たな案件が持ち込まれる。やって来たのは、大手広告代理店人事部長の藤原貴美子(国生さゆり)とクリエイティブディレクター、谷正輝(波岡一喜)。

 

谷の契約社員へのセクハラ疑惑が週刊誌『週刊文新』に掲載されたことで、代理店の仕事に支障をきたしていた。谷と貴美子は事実無根を訴えるが、すでに問題はSNSなどでも拡散され、代理店側は圧倒的に不利な状況にあった。氷見は状況把握のため代理店を調査すると告げる。

 

早速、与田知恵(水川あさみ)と藤枝修二(中川大志)が代理店に赴き、社員たちに話を聞くのだが、谷のセクハラについての証言は得られない。

 

その頃、氷見は『週刊文新』の編集部を訪ねていた。敏腕記者の東堂裕子(泉里香)の紹介で編集者、堀川太郎(津村知与支)に接触した氷見は、谷の被害者が暴露本を出版しようとしていることを知る。

 

一方、与田は貴美子から谷の被害者の名前を聞き出すことに成功する。

 

氷見と与田は被害者の女性、佐藤瑠璃(成海璃子)に会う。氷見は金銭的な解決での出版中止を求めるが瑠璃は拒否。金の問題ではなく、谷に謝罪してほしいと言う。氷見は瑠璃の言葉を貴美子に伝えるが…。

 

参考元:スキャンダル専門弁護士 QUEEN - フジテレビ

 

GOODポイント

  • 竹内結子さん、中川大志君、斉藤由貴さんと来て、山本耕史さん登場!って石田三成も登場して、完全に真田丸じゃん!
  • 氷見さんたちが広告代理店に訪れたときに、「ポーン…」と聞き覚えのある効果音が聞こえたんですよね。あれ、これはもしやプロフェッショナル…と思ったら、やはりそれっぽい番組の演出でした。プロフェッショナルと言えば、kōkuaの「Progress」ってイメージですけど、「ポーン…」っていう効果音も、たしかにプロフェッショナル感ある!って私の謎の興奮ポイントでした。
  • 氷見さんの「26歳」と与田さんの「24歳」は無理がある!とはいえ、お二人とも年齢以上にお若くて、年齢を重ねた美しさもある、素敵な女性ですけれどね。
  • 広告代理店がセクハラとパワハラを完全に認める記者会見を見ての、鈴木副所長の感想「氷見さん、泣けって指示したの?」心がないよね~。一貫してるわ~。
  • 与田さん、餃子全然食べられなかったね~。残念。
  • インスタのフォロワーが増えまくった さんに対して「そのうちコスメとかプロデュースするんでしょ~」って言う与田さん。それいろんな人に刺さっちゃうディスり!そしてまずはステマからだから!

 

気になったポイント

  • セクハラはダメだと訴える女性たち。「取れー!」の言い方がなまっているように聞こえました。あと、こういう運動をする女性って…みたいな揶揄する演出っぽく見えて、それはちょっとゲンナリ。私が悪く捉えすぎかもしれませんが。
  • 竹内結子さんの「いやあ…」の言い方が、完全に「にゃあ」に聞こえました。にゃあ…?
  • 国生さゆりさんが机をリズミカルに叩いて、水川あさみさんがリズミカルに応える、シュールなシーン。ちょっと面白くて好きなんですが、滑ってましたね。浅い感じがしました。
  • パクリ疑惑は弁護士が隠していたとしても、世間でバレる問題じゃないですか?オリンピックのロゴ問題も、世間でバレたって感じでしたし。
  • 真野さんが昔は某国の大統領と付き合っていたと明かし、その人物を暗示するような息子が登場しましたが…これは悪ふざけが過ぎませんか?実在の人物を連想させるような隠し子いじりで、しかも大嘘だし。名誉毀損になりそう。しかも面白くない。これはアウトじゃないかな、と思ってしまいました。

 

感想

結局何がしたかったの?

今回の依頼は広告代理店で、セクハラ&パワハラをしたとされるカリスマ男性社員と会社の名誉を守ること。被害女性が暴露本を出すと言い出したり、実は二人が恋人関係っぽいことが発覚したり…展開が早いなという印象がありました。

 

ごちゃつきにごちゃついた結果、痛み分けする結果に。会社は結局セクハラとパワハラを認めて謝罪。被害女性も交際が週刊誌でバラされて、売名疑惑で暴露本の出版は中止。うーん、結局何がしたかったんだろう。

 

悪い奴をやっつけるわけではなく、悪いことをした人たちをかばうのが、スキャンダル弁護士。痛み分けがむしろ正解。ただ、勧善懲悪というスカッとした爽快感はないんですよね。面白さもあるけど、面白さを見つけるのが難しいドラマでもあります。

 

あ、性格の悪い男と女の話だ!

広告代理店の記者会見を見ながら、鈴木副所長がぼそっと言うんですよね。「元カノが性格悪かったって話でしょ?」と。あ、それだ!と思ってしまいました。なんかぐだぐだ見せられていましたけど、そういうことだと。

 

もっと言うなら、性格の悪い男と性格の悪い女の話なんです。そもそもは好意を持っていたのか、踏み台にするためだったのか、目的はわかりませんが契約社員の佐藤瑠璃さんが、カリスマクリエイターと言われていた谷さんに近づいて、二人は交際。

 

で、実はパクリばっかりで才能ないなと谷さんにうんざりしたから、瑠璃さんは別れを告げる。でも、谷さんは嫌がって、それどころか会社での上司という立場を利用して、別部署に移したり夜中ずっと正座させたり、セクハラとパワハラのオンパレード。

 

それをネタとして瑠璃さんが週刊誌に売って、しかも自分でSNSやブログで顔出し発信。暴露本まで出そうとしていた…。

 

実際、谷さんは性格が悪い、別れたがっている恋人に嫌がらせって何だ?ただ瑠璃さんも性格が良くはない。自己顕示欲も混じっちゃっていますしね。

 

そんな二人の痴情のもつれに、会社が巻き込まれた形。いや、会社も無理なノルマを作って、質の悪いデザインを量産して、パワハラセクハラありまくりなのは問題ですけどね。

 

おそらくは、谷さんは「別れたがっている彼女に嫌がらせをしてやる!」みたいな気持ちで、瑠璃さんは「こんな男に好意を抱いていた自分が許せない!」みたいな気持ちで、こんがらがってしまったのだろうなと。だから、性格悪いよね、二人とも。

 

 でも、利用されるところだった

本来は二人の問題だったわけですが、どちらも何かしらに利用されていたんですよね。谷さんはカリスマクリエイターと会社に祭り上げられて、問題が起きたら責任を押しつけられてトカゲの尻尾切りをされそうになった。会社に利用されたわけです。

 

瑠璃さんも出版社は雑誌や本が売れるのが目的だから、ある意味の消費コンテンツだったわけです。瑠璃さんもまた、出版社に利用されていました。結果、全員が損をしたのかもしれませんね。

 

炎上に載せられている感もある

世間の炎上もまた、問題を大きくした一つだと思います。まあ、それがスキャンダルで、悪いことをした人が一番に悪いってのは当たり前ですが。

 

人って後から出てきたことを、新事実だと思う傾向がありますよね。

 

今回の順番としては、付き合っていた男女が別れるのに揉めて、会社で上司だった谷さんが立場を利用して、瑠璃さんにセクハラやパワハラをしていたという話。それを瑠璃さんが週刊誌に暴露した。

 

この時点では、瑠璃さんへの同情の声、谷さんへの糾弾が多かったはずです。そこに瑠璃さんが顔出しをして、「売名」と批判されてしまいます。

 

今度は会社がハラスメントの事実を認めて謝罪会見をし、また会社への批判が集中。ところが、加害者と被害者が交際していたと週刊誌ですっぱ抜かれて、瑠璃さんが売名するためにやったことだと名をのし上げた結果に。

 

実際には交際していたからこそもつれたわけで、当初瑠璃さんは売名しようという気持ちはなかったと思います。結果的にそうなっただけ。だけど、辻褄が合ったと、観衆は新事実に飛びついて、ストーリーを仕上げたがる。

 

実に今の“炎上”を表しているストーリーだなと思いました。あくまで、私なりの解釈ですが。

 

セクハラとパワハラの問題

セクハラとパワハラというのも、今回のテーマ。セクハラやパワハラを容認するのは、2種類あるんじゃないかなと思います。

 

1つは、自分もセクハラやパワハラを受けてきたのだから、後に続く者も耐えろ、みたいな論調。

 

もう1つは、セクハラやパワハラが日常茶飯事すぎて、感覚が麻痺して、慣れてしまった状況。だから、自分がセクハラやパワハラをされても流せるようになるし、自分もするようになるし、自覚がない。仮にハラスメントだと言われたとしても、ずっとそうやってきてそれが当たり前と感じる。

 

広告代理店の人事である藤原さんという女性は、まさに後者のように思います。耐えられないなら辞めれば良い、というのは冷たいようですが、藤原さんの本音でもある。ハラスメントなんて当たり前の業界なんだから、と受け止めていました。ずっとそのやり方で続いてきたんだからと。

 

ただ、セクハラやパワハラが問題なのって、相手が嫌がることだからですよね。相手が傷つくことはしない。人として当たり前のことです。だから、セクハラやパワハラはダメ。それだけのこと。やったらアウトなんです。

 

だいたい、身の回りの人に不快な思いをさせている人が、ハラスメントが横行している業界が、良い仕事ができるかって話なんですよ。セクハラやパワハラをしている人が作った作品が素晴らしい?そんな人の作る料理がおいしい?そんな人が政治をして国が良くなる?

 

いや、じゃあまずは目の前の人を幸せにしてから物を言いなさいよ、と私は思います。

 

氷見さんはスキャンダラスな女性!?

冒頭で、氷見さんの不倫疑惑がありましたね。ただ、写真に映っている氷見さんは髪の毛が長かったので、現在進行形ではなく、議員の結婚前とかなのかなと思いました。

 

そして、今回出てきたモロ?さんって記者が、ネタを送ってきたんですね。あえて潰すのではなく、手助けをして口を割らせるのがプロだな~と思いました。

 

「以前もお会いしましたよね」と氷見さんは意味深なことを言いました。週刊誌でのことというより、もっと以前のような口ぶりにも聞こえたのですが…。そして、モロさんの衝撃的な言葉。

 

「あなたは人を殺している」

 

えっ?予想外の言葉に驚いていると、モロさんが過去の新聞記事を見せたました。よーく確認してみると…

 

58歳男性 事故死

千葉県梅戸市の交差点で14日午後10時20分ごろ、横断歩道を歩いていた男性(58)が死亡した。事故を目撃した通行人の女性が通報。男性はすぐに病院に運ばれたが、搬送先の病院でまもなく息を引き取ったという。千葉県警は現場に立ち尽くしていた氷見江容疑者を現行犯逮捕した。

 

つまりは…過失運転致死?ええええ、不倫なんかよりどでかいネタが来ましたけど!まさに氷見さんが“爆弾”だったとは。

 

でも、もしかすると冤罪ですか?ただ立ち尽くしていた、だけとしか書かれていませんし。もしくは身代わり。あの一緒に写真を撮られた人とも関係してる?でもでも、もしかしたら真実かもしれないけど…。

 

氷見さんは、自分がスキャンダルの渦中にいたことがあるから、スキャンダル専門弁護士になったのかな、とも思いました。クライアントの気持ちが誰よりもわかりますよね。氷見さんの過去も気になります。

 

なんか集中して見ていられない理由は…

このドラマって映像がすごくおしゃれなんですよね。音楽とか、ファッションとか、美術とか、全部おしゃれ。すごくクオリティが高いです。

 

一方で、いや映像のクオリティが高いからこそ、ストーリーのぼんやり感とのギャップがすさまじいんですよね。極端に言えば、内容が薄い。セリフが全部うわずっているように聞こえている感じがします。見ながらぼーっとしてしまって、見逃してしまいそうになるんです。集中できない。

 

レギュラーキャストもですが、ゲストも人物の描き方が下手というか、全然掘り下げられていなくて人物像が全然わかりません。でも、キャストの問題ではありませんよ。それぞれ個性はあって演技力もあって、見応えのある俳優さんばかりですし。彼ら彼女らが素晴らしく演じられるのは知っています。

 

じゃあ何が…たぶん脚本と演出なんでしょうか。面白くなりそうなのに、面白くなりきれなくて、歯がゆい。想像力を膨らませると面白い作品なんですが、ドラマを観ているときはぼんやりしてしまう。なんだかもったいないなぁ、と個人的には感じてしまいます。あくまで!個人の感想です。

 

次回:フィギュアスケート殺人事件!?

氷見たちの事務所に、フィギュアスケートの女子選手・相馬紀子が訪ねてくる。世界大会で金メダルを獲得した彼女だが、婚約者が殺害されて被疑者にされてしまう。無実なので助けてほしいという彼女に、氷見たちは調査を開始。すると婚約者の男性には、他にも使っている女性がいて…

フィギュアスケートが好きなのですが、なんと事件とは。民事専門の弁護士なのかと思っていたので、刑事事件とは驚きました。さて、今度はどうなるのでしょう。

 

 

aoikara

 

▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第3話 記事はこちら

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