フィギュアスケートは好きですが、アイススケートは全然滑れないaoikaraです。小さい頃に何回かリンクに行きましたが、全然うまく滑れないの。難しいです。
というわけで今秋のテーマは…
スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第3話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第2話 記事はこちら
第3話 あらすじ
鈴木法律事務所では、次から次へと舞い込む仕事に氷見江(竹内結子)と与田知恵(水川あさみ)は休みも取れないと愚痴っている。そんなところに、副所長の鈴木太郎(バカリズム)が新たなクライアントを招き入れた。
マネージャーの間宮智也(片山亨)、コーチの渡瀬美央(村岡希美)に伴われて現れたのは、フィギュアスケート選手の相馬紀子(白石聖)だった。
世界大会で金メダルを獲得し、日本で記者会見を開いた翌日、婚約者である塚越健太(穂満佳佑)の家に向かった紀子。そこには、何者かに殺害された婚約者の姿が…。
第一発見者であり、凶器から指紋が検出さたため、紀子は警察から最有力な被疑者にされてしまったのだ。しかし、紀子は塚越の遺体を前に気が動転し、思わず凶器に触れてしまっただけで、殺害したのは絶対に自分ではないと氷見たちに主張。
さらに、2日後に予定している凱旋パレードが終わったら、自身が生活拠点としているアメリカにすぐに戻りたいので何とかして欲しい、と助けを求める。
氷見、与田、藤枝修二(中川大志)、真野聖子(斉藤由貴)らは、ひとまず他に被疑者がいないか四方八方を探ることに。
すると、塚越は紀子のライバルとして目下、頭角を現しているフィギュアスケート選手の青山リナ(石田ニコル)とも付き合っていたという事実が発覚し…。
GOODポイント
- フィギュアスケートの相馬紀子ちゃん役の白石聖ちゃんがすごくかわいい~。美人さんだ~。
- 鈴木副所長が宝石店に訪れたとき、きれいな女性連れているから彼女かな~と思ったんですけど、あれパパ活なのか。経済的に頼られるのは、男性からすると自尊心が満たされるのかな。
- 便乗して氷見さんと与田ちゃんが宝石買おうとして、鈴木副所長の会計にしようとしているところはひどい(笑)スキャンダルの続報で、すっかり買う気なくして、全部「NO」って言う鈴木副所長。まあ、そういうキャラですよね~。
- 自分の釈明のための会見や、自分を切り捨ててまでネタをバラすことに、「自分に酔ってる」と言っちゃう鈴木副所長。まあ、わかるなってとき、あるけどね。
気になったポイント
- 藤枝君って毎回ケガするキャラなの?って思いながら今度から見よう。
- わざわざ悪口言うためだけにスケートリンクに来る人って暇なのかな。いるけどね。暇なんだろうな。
感想
テーマが見えてこない…
今回はフィギュアスケートに殺人事件…と来ましたが、うーん…。いろんなところに話題が飛んでいくし、弁護士たちは依頼者を守り切れていないし、というか最初から依頼者を信じる気なんてないし(本音を引き出そうとしていたのかも?)で、話のテーマが見えてきませんでした。
氷見さんの言っていた、「一番大切にしたいものを気づかせる」という仕事をしたということなんでしょうか?私には、物語の流れから「一番大切にしたいもの」を視聴者が気づくのは難しいのかな、と思ってしまいました。私の読解力のなさもあるんでしょうけど。
世界大会で金メダルを獲得した相馬紀子さんの母親との確執から、審査員と寝てまで、金メダルが欲しかった。汚い金メダルを手にして喜ぶ母親を見るのが、ある意味での復讐でもあった。
でも、氷見さんの言い分としては、それよりも母親から解放された方が、紀子さんは幸せだと。言ってることはよくわかるんですけどね、話の流れというか道筋がわかりづらかったなぁと。
殺された婚約者の塚越さんだけは自分を大切にしてくれた、というようなことを言っていた紀子さんですが、彼も言うほど良い人ではないですよね。二股しているわけだし。
二股している男が正義感振りかざして、紀子さんが枕営業やらされているのに怒るっていうのも違和感。たしかに枕をやらせていたコーチに怒りを抱くのはわかるんですけど、自分も遊びとはいえ浮気して彼女を苦しめているのは同じだし。
なーんか、彼氏がすごく偽善者っぽくて、嫌でした。とはいえ、殺されてあんなに軽く扱われているというのも、かわいそうな人ではありますが。
フィギュアスケートが好きな人が見たら、もやもやしそう
私はフィギュアスケートが好きです。本当のファンからすると知識も熱量も全然なくて失礼すぎるほどですけど。
そんな私からすると、なんか競技への愛情がない描き方というか。採点の技術点と芸術点ってあやふやじゃないかとか、「素人目に見たら差がない」ってのもわかるけど、プロの目から見たら違うってのもあるわけで。文句を言うなら、知識をつけてからにしてほしいなぁと。
そりゃあスポーツですから、戦いますよ。でも、フィギュアスケートは対決ではなく、あくまで自分がベストな演技をすれば良いだけ。もちろん闘争心はあるでしょうが、相手を蹴落とすよりも自分が上に行くことを目指すもの。仲間意識も強いスポーツです。
もちろん結果がついてくれば良いですが、順位や採点に関係なく、見る側として心を動かされる演技もたくさんあるんです。そういうのを選手の立場からも度外視していて、なんだか残念。
銅メダルの選手だって十分にすごいのに、その選手に対して「証拠はないけど自信はある」って、仮に煽りだとしても気分の悪い言い方だなぁと。なんだか、スポーツに対してのリスペクトがないですよね。
「芸術点って何?点数とかみんな八百長だって思ってますよね?おかしいよね」みたいな、素人にはわかりづらいスポーツだからこそ出る疑問から考えられた話なのかもしれませんが、扱い方が雑だなと。
たしかにフィギュアは昔採点でいろいろあって、ルール改正したとかいう歴史もあるんですけどね。それでも枕営業とか八百長とかはうーん…。ちょっともやもやしました。
真犯人が恐ろしすぎる
ミステリーだと誰が犯人かというのがゴールなんですけど、これって捜査ではなくて。別に主軸があるんですよね。弁護士と依頼人の関係性が優先。問題を解き明かそうとすると、スッキリしない部分もあります。そういう楽しみ方ができれば良いのですが、まだまだ私は視聴者として素人です。
結局、誰が犯人なのだろうと思ったら、まさかのコーチ。選手に枕営業を強要させていて、紀子さんの婚約者の塚越さんにバレたから殺したって…怖すぎます。
コーチの「あの子は弱い」発言も、枕に耐えられそうにないから弱いって意味なのか、と思ったら恐ろしすぎます。そういう仕事とか業界とか、なくはないんだろうな。身内に敵がいると、逃げ場がないですよね。紀子さんかわいそうすぎます。
「体を使って」はMeToo案件になりそうな…
今回は枕営業のシーンが多かったですね。というか、多すぎました。海外の審査員?だかコーチ?だかにまで、部下の藤枝君の体を使って情報引き出すのは、普通にアウトですよね。(あと「フェルナンド」って連想させる名前もアウトでは?)パワハラ、セクハラ、今なら余裕でMeToo案件。これも強要罪ですね。
いや、こういう展開で笑えるドラマもあるんです。コメディに振り切っていたり、話として面白かったりすれば。でも、個人的にはなんとなく笑えない微妙なラインでした。笑えたけど、今の世の中を考えると笑えない、というか。
当人がその気で、体でも何でも使ってやる!みたいな感じだと良いんですけど、藤枝君は完全に乗せられてましたし。ひどい。
まあ、やらせていた氷見さんも審査員らしき男性から、体を使って聞き出していたっぽいし。そして真野さんも?それが事件の真相の伏線という描き方なのでしょうか。
こう、なんというかギリギリアウトなラインの演出が多いなぁと思います。前回の真野さんの息子が大統領との…もそうでしたし。私の感性には合わないのかも。ギリギリ、笑えない。
氷見さんはやっぱり冤罪?
氷見さんが逮捕されたって話は、進んでいなかったんですね。なんとなく、冤罪っぽい気がします。
今回の件も、与田さんから「警察に捜査してもらえれば」と言われたとき、不服そうな印象を受けました。自分が捜査された冤罪だったから、不服そうだったのかなと予想。
あとは、「警察は世論を無視できません」とも言ってました。それも経験談?自分が不利益になった世論なのか、はたまた利益になった世論なのか…。氷見さんの過去も気になります。
次回:子育て問題にご近所トラブル!?
待機児童に、真野の息子の停学問題など、子育てに関する問題が募る中、事務所に依頼が。それはご近所トラブル。どうやら依頼者はご近所から嫌がらせをされているようで…。
来週は人間関係がドロドロに絡む展開となりそうですね。氷見さんが茂呂さんとどうにかこうにか…なりそうな。次回もどうなることでしょう。
aoikara
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