そろそろドラマが終わる時期になって、時の流れの速さやばいなって感じているaoikaraです。そりゃ私も年を取るわけだわ(白目)
というわけで今回のテーマは…
警視庁捜査一課9係 Season12 最終話 ネタバレ
です。長くなったのでネタバレと感想で2つに分けます。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
▼最終話の感想
最終話「殺人カーテン」あらすじ・ネタバレ
痴話ゲンカの9係?
9係の部屋にて。主任の志保(羽田美智子)が村瀬(津田寬治)に「あなたがやってくれないならほかの人にやってもらう」と何か揉めている様子。意を決した村瀬が「俺がやる」と言い、志保は「一発で決めてね」と答えて…
なんと村瀬が志保の顔を平手打ち!
その様子を見た直樹(井ノ原快彦)が驚いて9係の部屋に入ってくる。志保はそのままどこかへ行ってしまった。
豪邸の秘密
一方、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)はとある豪邸の前で張り込み。車の中で矢沢が女装し、豪邸へ向かおうとする…が、そこにマスクをした志保がやってきて、矢沢は思わず隠れる。
志保は門の前で待ち、やってきた女性にマスクを外してケガをした顔を見せる。そして豪邸の中に入っていった。
9係がこんなことをしている理由は一日前の事件にあった。
スナック経営者の男の殺人事件
一日前。9係は事件現場を訪れていた。現場はスナックだがゴミだらけ。被害者は店の経営者の長峰全次(稲荷卓央)。死因はおそらく刺殺だが、遺体を燃やそうとしたのか焦げ跡と、作動したスプリンクラーにより床は水浸し。
第一発見者は宅配業者で、裏口から入ったらしい。裏口には、そのときの荷物や、まとめられた段ボールなどがあり、直樹が何かを気にしている。また長峰の妻・乃梨子(藤田瞳子)とは連絡がつかないらしい。
長峰と妻のウワサ
スナックがあるビルの大家である正川(不破万作)によると、ビルにはほかには何も店舗がなく、長峰の店だけだったがそれも閉まっていた。長峰は生活スペースとして使っていたらしい。妻の乃梨子をキャバクラで働かせて収入を得ていたとか。
青柳と矢沢は乃梨子がいたというキャバクラへ聞き込み。乃梨子は一週間前に体調不良でしばらく休むという連絡があってから、来ていないらしい。しかも、長峰が乗り込んで乃梨子を出せと脅してきたらしい。夫に暴力を受けていたという情報もある。
と、一人のキャバクラ嬢が乃梨子の居場所について「私、見た」と発言する。
長峰は強い恨みを持って殺された?
9係は会議。監察医の早瀬川(原沙知絵)の解剖により、遺体には8箇所も刺し傷があったことが判明。さらに殺害したあとに火を付けている。強みを恨みを持っていて、完全に息の根を止めようとしたのではないかと推察される。
また、被害者・長峰の通話履歴を調べると、発信が妻だらけ。執拗に電話をかけていて、妻を働かせて自分は遊んでいたらしく、さらに暴力亭主。強い恨みを持っているとしたら妻ではないかと9係は考える。
そして、青柳と矢沢が聞き込みをしたキャバ嬢の話によると、乃梨子はよく「再生の塔」というサイトを見ていたらしい。宗教団体の施設で、DV被害者を救済するためにるようだ。
再生の塔への潜入
さっそく青柳と矢沢が再生の塔へ訪れるが、男子禁制で入れない。長峰乃梨子がいるかだけでも聞こうとしたが、教えてもらえず門前払い。そこで、青柳は矢沢を女装させることに。
そして9係では唯一の女性である志保が施設に入りたいがために、村瀬に殴るように頼み込んでいたのだ。そして最初に戻る。
顔に傷を負った志保は再生の塔への潜入に成功。志保を案内する女性(七瀬なつみ)はみんなから「アイリスさま」と呼ばれていた。この宗教は神様から別の名前をもらうらしい。一応は宗教の施設だが、入信を勧誘したりはしないとのこと。
再生の塔はDV被害者が一時的に非難するための施設で、ずっと耐えてきた女性を救うためにあると説明するアイリスだった。
乃梨子へ接近
アイリスは別の女性に呼ばれて志保のもとから離れる。その隙を狙って、志保は施設の中を捜索。すると、乃梨子を発見した。ティッシュの箱は資源ゴミだと説明され、うちは分別しないなんて他愛のない話をしている。そして、志保は乃梨子に声をかけた。
一方、施設の前で張り込みをしている青柳と矢沢のもとに、村瀬が差し入れにやってくる。志保が心配でやってきたらしい。しかし、志保からの連絡で乃梨子に接触できたので帰って良いと指示があり、警視庁に戻ることに。
乃梨子が再生の塔に来た理由
再生の塔にて。乃梨子はスマホで夫が殺されたニュースを見ていた。そこへ声をかける志保。乃梨子のスマホの待ち受け画面は、夫の長峰。志保は、なぜこの施設に来たのかを尋ねる。
乃梨子は夫に暴力に耐えられなくなったわけではないと話す。ずっと暴力を受けていて感覚が麻痺していたと。怒られる自分が悪いと責めていた。それでも逃げたのは、夫に売春を強要されたからだった。そこでやっと夫に愛されていないと気づいたと言う。
二人の様子を見ていたアイリスが近づき、志保のことを「再生するために来たわけじゃないわね」と言い当てる。「ほかの目的がある」というアイリスに対して、志保は素直に謝罪し、自分が刑事だと打ち明ける。
乃梨子の夫が死んだことについて尋ねるが、アイリスは事件の日は一緒の部屋にいて、乃梨子は寝ていたと証言。事件と関係ないと断言するのだった。
再生の塔から帰ってきた志保が9係に報告するも、みな証言を疑っていた。
長峰の刺青
直樹は早瀬川に呼ばれて、被害者の長峰に腕にあった刺青について説明を受ける。ずいぶんと古い刺青で、2回に渡って彫られたらしい。
1度目はアルファベットの「Z」と「N」を組み合わせたような形。2回目はそれを塗りつぶしてアルファベットだとはわからない形。直樹はZが全次、Nが乃梨子のことだと考える。しかし、なぜ刺青のデザインを変えたのかが気になっていた。
事件の夜の目撃情報
青柳と矢沢はスーツを買っている乃梨子に会って聞き込み。キャバクラをやめて就職活動すると言う。「殺してない」という乃梨子に、青柳と矢沢は、事件当夜に再生の塔から抜け出した女性がいるという目撃情報を明かす。
意外な事件と長峰のつながり
直樹は志保と村瀬に、長峰の刺青が気になって調べていたことを報告。過去の事件を洗っていると、気になることがあったという。
それが20年前の強盗殺人事件。花火大会の帰りに夫婦が路地裏で男に金をせびられ、二人とも刺されたらしい。夫は死に、妻は助かった。その妻の証言によると、犯人は腕に「ZとNを組み合わせたような刺青」をしていたらしい。
その妻の名前は久宝綾芽。志保が気になってアヤメの英語名を調べると、アイリスだった。
再生の塔にいたアイリスは20年前の事件の被害者、久宝綾芽だったのだ。
アイリスは重要参考人?
直樹と志保と村瀬で綾芽を取り調べ。20年前の事件について尋ねるが、犯人の顔は思い出せないと言う。直樹は乃梨子のスマホの待ち受け画面にある長峰の顔を見て、20年前のことを思い出したのではと尋ねる。
さらに、20年前の事件現場にあった毛髪のDNAが長峰と一致。やはり強盗殺人の犯人は長峰だった。そんな長峰が生きていて、しかも妻に暴力を振るっている男だから殺したのではないかと聞く。
しかし、綾芽は「私は再生した」と言う。「神様は罪深き人間たちを許してくれる。どんなに理不尽なことをされても許す。私は恨みや憎しみを断ち切りました。犯人は誰でも関係ありません」と穏やかに語るのだった。
状況証拠が指し示す人物は…
青柳と矢沢は再び乃梨子に説得し、事件当夜に出て行ったのは綾芽だと聞く。乃梨子は「再生したから過去なんて関係ない」と言うが、二人の説得に揺らぐ。そして、アイリスが見ていない隙に、部屋にあったコートと靴を持ち去った。
捜査令状もなく勝手に証拠を持ってきた青柳と矢沢は、村瀬や志保から怒られる。何はともあれ鑑識に調べてもらった結果によると、靴底には事件現場にあった絨毯の繊維が、コートには燃やしたときに使ったろうそくのろうやすすがあったという。
しかし、8回も刺したはずなのに血液反応は全くない。これでは綾芽が犯人だと断定はできない。
事件現場で気になるもの
9係はもう一度現場を訪れて、事件を再考することに。ふと、直樹がまとめられた段ボールを気にする。長峰はゴミだらけに部屋に住んでいたのに、段ボールだけきれいにまとめてあることに違和感を抱いた。
それを聞いた志保は、乃梨子も資源ゴミを分類しないと話していたことを伝える。では、誰が段ボールをまとめたのか。
と、段ボールにはしみがある。直樹がにおいをかいで何かに気づき、調べることに。
たどり着いた犯人は…
直樹が訪ねたのは、長峰のスナックがあったビルの大家・正川。他人の家の段ボールをまとめているところだった。
長峰の部屋にあった段ボールからは正川の指紋があった。さらに段ボールについているしみの正体は灯油で、事件当時ガソリンスタンドで灯油を買う正川の姿が防犯カメラに映っていた。
正川は取り調べに。ビルを売却したかったのに長峰が居座り、売る代わりに大金を要求してきた。どうしても売りたくて、火を付けてスプリンクラーを作動させれば水浸しになり、立ち退いてくれるだろうと正川は考えた。
そこで段ボールを持って行き、現場で火を付けようとしたが長峰に見つかる。激しく暴力を振るわれ、それに抵抗しようとピックで動かなくなるまで刺し続けたと言う。殺人犯は正川だった。
長峰が燃やされた理由
志保は再生の塔にやってきて、綾芽に事件について話す。正川が火を付けていないことも。火を付けた人物は…綾芽は観念して話し出す。
取り調べ室へ。綾芽は再生の塔にやってきた乃梨子を励ましているときに、偶然スマホの待ち受けにある長峰の姿を見た。すると過去の記憶がフラッシュバックして、人相が長峰と一致すると気づいたのだった。
だから長峰を殺そうと会いに行くと、既に死んでいた。死んでもなお苦しめと、地獄へ落ちろと、遺体に火を付けたのだった。
警察として
綾芽は自分も火を付けたときに地獄に落ちたと話す。自分こそが過去を断ち切れなかったと。
志保は「あなたのしたことは決して許されません」としながらも、「20年前に捕まえていたなら、あなたを苦しめることもなかった。我々警察の責任を感じます」と頭を下げて謝罪。その場にいた村瀬も頭を下げる。
そして、ほかの9係のメンバーも取り調べ室にやってくる。志保は「二度とこんなことが起きないように、これからも犯人検挙に努めると約束します」と伝えた。
直樹のハッピーホリデー
事件が無事に解決し、直樹は丸一日の休日。フランスにいる恋人の倫子(中越典子)とテレビ電話で楽しく話す。と、家のチャイムが鳴ったので出ると、なんとそこにいたのは倫子。
驚く直樹に、倫子は「ここが私の帰る場所」と言って、直樹からもらった婚約指輪をした手を見せる。二人は幸せそうにハグをして喜びをわかちあう。
警視総監からの呼び出し
9係は神田川警視総監(里見浩太朗)からの呼び出しを受ける。おそらく青柳と矢沢が捜査令状もなく証拠を持ってきたことへの注意だろうと予想するメンバー。
神田川は「君たちには期待していたんだが、がっかりだ」と言う。謹んで言葉を受け止める9係。「私は言ったよな?私にできることがあれば、何でも言ってくれと」「何にも言ってこないまま3ヶ月が過ぎた」と。
上に頼らなくても良いが、「ちょっと寂しかったぜ」とのこと。それだけ。9係はほっと一安心。いつもの通り、颯爽と歩き出す。
そんな姿を見ていた柴崎刑事部長が「9係、あれで大丈夫ですかね?」と神田川に尋ねる。感田川は力強くうなずく。
そして9係はー
9係には早瀬川もやってきて、呼び出しが何でもなかったことをみんなで喜ぶ。男性メンバーはコーヒーを淹れるなどわちゃわちゃしていて、女性二人でそれを眺める。
「これから何があるかわからないけど、とりあえずこのメンバーでやってく」という志保。そして、9係には電話が。また事件があって、みんなで駆けつけることに。
そして、もう一本電話が入る。それに出た直樹は満面の笑顔でうれしそうに、電話主が誰かをみんなに伝えたがっていたー。
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うわー最後の電話、絶対係長からじゃないですかーくうー泣ける演出しますね。いや、もう泣いた。というわけで、今回は以上。感想が長くなったので2つに分けます。
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aoikara
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