ドラマはやっぱり脇役が大切だと思うaoikaraです。脇が良いとね、引き締まるんですよ。このドラマもね。
というわけで今回のテーマは…
黒革の手帖 第2話 ネタバレ
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
第2話のあらすじ・ネタバレ
浮かばれない再就職
ティッシュ配りをしている山田波子(仲里依紗)と、偶然会った原口元子(武井咲)。波子は元カレの借金を返すために働いているそうだ。元子の境遇を羨ましそうにしている。元子は名刺を渡し、「何かあったら電話して」と伝える。
営業の悩み
元子は銀座『カルネ』のママとして仕事に励むが、売り上げがなかなか伸びない。
安島へのアドバイス
終業後、議員秘書の安島富夫(江口洋介)がカルネにやってくる。元子が相手をする。秘書をしていた大臣の未亡人が選挙で立候補するらしく、自分の立候補を見送るとのこと。しかし、元子は「闘うべき」と言う。
国会議員になるためにずっと頑張ってきたのだからと。安島が元子に「諦めなければ夢は必ず叶う」と言ってくれた言葉も伝えて。安島も元子の言葉に感謝。
元子は自分に話してくれた理由が気になるが、安島は「銀座のクラブはそういうところ。どこにも言えない話を聞いてくれる場所」と答えるだけ。もし国会議員になったら、カルネで盛大なパーティーを開いてくれると約束した。
お金は減っていく
元子は自宅にて、店を出すのにかかった費用を見直している。1億8千万円もあったお金はすっかり減ってしまった。
牧野のアドバイス
銀座の美容師である牧野(和田正人)にヘアセットをしてもらっている元子。牧野から「伸びしろのある若い子」「素人っぽい子」を雇えばとアドバイスされる。元子が考えたのは…
元子が目を付けた相手
波子はまたティッシュ配り。体目当ての人に声をかけられて、やってきた元子が助けてくれる。元子は自分の店に波子をスカウト。波子は乗り気ではない様子だが、元子は強く勧める。
「自分のやり方を見つけて」「頑張った分だけ稼げる」「派遣のときは見向きもしなかった人と対等に働ける」という言葉を受けて、徐々に気持ちがわかる。「借金を返すまででも」という元子の言葉に背中を押されて、波子は店に入ることに。
最後の元子のアドバイスは「何事もお勉強」だった。
波子を気に入ったのは…
店に入った波子を、元子はさっそく楢林クリニックの院長・楢林謙治(奥田瑛二)に紹介。どうやら波子は好みのタイプらしい。アフターの高級寿司にも誘われて、うれしそうな波子。今までは回転寿司だけでも贅沢だったのに。そのまま楢林は波子をお持ち帰り。
楢林クリニックの実態
楢林は女性向けのクリニック。悩む女性に甘い言葉をかけて励まし、モニターで無料という言葉に引き寄せられた女性は、皆前向きに施術に挑む。看護師の中岡市子(高畑淳子)も仕事をサポートしている。
安島の進退
カルネに、安島が長谷川庄治(伊東四朗)を連れてやってきた。クラブというよりはキャバクラのように弾けた接客をする波子に元子は困った様子だが、長谷川は「元気が良いのは良いこと」と言われる。
安島が選挙に立候補するのであれば、パワーが必要だと、権力者の娘との見合いを勧められる。35歳、取締役とは名ばかりの家事手伝いの地味めな女性が相手らしい。話を聞きながら、元子は少し複雑そうな表情を見せていた。
楢林と市子の仲
楢林クリニックでは、事務と市子が軽く言い合い。節約を口うるさく言う市子。実は楢林と一緒に暮らしていた。しかし、楢林は波子から教わったメールに夢中。市子が新病院設立のための、国有地払い下げについて聞いても、あまり話を聞いていない様子。
波子の変化
一方、波子は楢林からのメールを営業的に答えていたが、しつこくてうんざりしていた。元子から呼び出されて、波子は感謝を伝える。それだけではなく、「私知らなかった」と言い出す。
「お金を稼ぐのってこんなに簡単だったんだ」
そう笑いながら去って行く。元子は、少し怒ったような顔をしていた。
元子の美しさの評判
カルネに、元子が以前務めていたクラブ『燭台』のママ・岩村叡子(真矢ミキ)がやってくる。自動車会社の副会長を連れて。元子の美しさを聞きつけてやってきたらしい。
叡子は波子の開けっぴろげな接客を見て、良い顔をしていない。「店の品格が下がる」と。元子は波子の売り上げが良いからとかばってはいるが…。
帰り際、叡子は副会長に「私に内緒で来ちゃダメよ」と釘を刺していた。
波子のトラブル
元子が客を見送った後に店に戻ると、波子とほかのホステスが大げんか。別のホステスの客と同伴したりアフターしたり、銀座の暗黙のルールを破るなと言われる。しかし、売り上げに後見している波子はむしろ煽る。
元子が「私から話しておく」といさめるが、波子は「話すことはない」と言う。「自分のやり方があるって言ったのはあんたでしょ?」と開き直る。ホステスと波子はつかみ合いのケンカに。
そのときに火が付いてしまったせいで、ぼや騒ぎを起こしてしまう。
波子のお願い
波子はとあるマンションで楢林と一緒にいた。ケンカのことを打ち明けて泣き、楢林が慰めている。
楢林の元に市子から電話がかかってきたことに波子は嫉妬。楢林は「おまえが一番だよ」と抱きしめるが、波子はあくまで仕事としてなので本気になられてうんざり。そんな波子は「お願い聞いてくれる?」と話を持ちかけた。
楢林に電話がつながらない市子はイライラしていた。
元子も驚く波子の行動
カルネの修理代に大きな費用がかかってうんざりな元子。波子とトラブルになったホステスはカルネをやめると言い出す。しかも、楢林が波子にマンションを買ったことも聞く。いつものように牧野の美容室を訪れた元子は、波子が楢林のスポンサーで店を出すことも知ってしまう。
元子は波子に直接会って、店を出すことを聞く。波子は本当のことだと言い、しかもカルネの2階上のフロアを使うことまで明かす。元子はあまりのやりようにさすがに叱る。
「銀座には銀座のルール、銀座の掟がある」と。しかし、波子は鼻で笑い、「ルールとか掟とかない」と全否定。
「男に貢がせて店出すのは、銀座で働く女なら誰でも憧れること。私は私のやり方でのし上がる」
と強く言い放つ。波子は元子がどうやって開店資金を出したのかを探り、「あの銀行で何やったの?」と聞く。元子は何も答えなかった。
元子の次の手
元子は自宅で物憂げに考えている。黒革の手帖を手に取り、楢林が東林銀行世田谷北支店に借名口座の隠し預金があることを確認。その金額は2億5千万円。
市子に忍び寄る若い女の影
波子は楢林と一緒に車のディーラー巡り。高級車をねだる波子。市子は家で片付けながら、車の請求書を見つけてしまう。市子に電話がかかってきた。その相手は元子だった。
元子と市子の対面
元子は市子と直接会う。借名口座に金を預けに来て、何度も元子と顔を会わせているので「どこかでお会いしたかしら?」と聞くが、元子がかわすとそこまで気に留めてない様子。
元子は、楢林が自分の店のホステスに貢いでいることを打ち明けて謝罪。しかし、波子は「別に構わない」と言う。男にとって女遊びは甲斐性で、元子がやっているのもそういう仕事だろうと。
しかし、元子は楢林が波子にマンションを買い与えたこと、銀座に店を持たせることまで話し、貢いだ金額は2億円はくだらないと言う。波子もそれには驚き、怒る。
その話は確かなのかという市子に、元子は波子のマンションの住所を伝える。そして、何かあったらと自分の連絡先も添えて。
女同士の対決
さっそく波子のマンションに訪れた市子。部屋にぐいぐい入っていって、贅沢な暮らしぶりに憤慨。市子の家にあった請求書と同じ車の資料を見つけて怒る。
波子は「もしかしてお局様?」と言い出す。「節約しすぎて嫌われているけちけちおばさん」と病院で言われていると明かし、笑い出す。市子は怒るが、波子はバカにし続ける。
「あなたもうとっくに切られてる」「飽きられて捨てられる」「私に乗り換えられた」「家に帰って鏡見たら?人のしわより自分のしわくちゃの顔をどうにかしたら?まあ、もう手遅れかもしれないけど」
市子はキレて波子に手を出し、二人は激しく争う。そこへ楢林がやってきて、二人を止める。波子をかばう市子を思いっきり平手打ちする楢林。惨めな市子を見て、波子はバカにするように笑っていた。
関係の終わり
市子の家で楢林と話し合い。市子は「あの女にいくらつかったの?」「私はこの30年、楢林クリニックと結婚したつもりで尽くしてきた」「新病院設立のために必死だった」「HPを作ったのは、エステの施術は、モニターは、全部やったのは私」と思いを吐き出す。
しかし、楢林はあくまで自分がやってきた結果だと譲らない。市子が必死に訴えるが、楢林が出した答えは「もう終わりにしよう、俺たちの関係を」とのこと。
楢林だけでなく、楢林の妻の面倒まで見てきた市子は、必死で引き留めるが、「おまえの代わりはいくらでもいる!」と言われてしまう。まくし立てると「黙れ!」と命じられて、「私は30年ずーっと黙ってきた!私の30年を返して!」と泣き叫ぶ。
楢林は「何不自由なく暮らさせていた。礼を言われたいくらいだ」と悪びれない。市子の全てにうんざりしていると捨て台詞を吐いて出て行った。市子は涙が止まらなかった。
元子の作戦の予兆
元子は楢林クリニックの情報を牧野から仕入れていたらしい。市子から連絡があり、また直接会うことに。市子は病院をやめて、介護でもしようかと考えているらしい。
元子は「退職金くらいはもらった方が良い」とアドバイス。「波子には2億円も使って、あなたには一銭も払わないなんて許せない」と自分のことのように怒る。さらに、父親が作った借金で母親が返すのに苦労したことを打ち明ける。
市子は元子の思いやりに心を打たれる。元子は「絶対に退職金をもらうべき」として、「私がやりましょうか」と話し、そのために「一つだけお願いしたいことがある」と言う。
市子の復讐
市子は楢林クリニックの院長室を訪れていた。楢林は波子のマンションでイチャイチャ中。実は部屋の絵画の裏に隠し金庫があった。それを開けようとして、事務の人が来て間一髪見つからずに済む。いがみ合っていたが、最後には「長い間ご苦労様でした」と声をかけてくれた。
そして、絵画の裏にある隠し金庫から金銭出納帳と書かれた書類を持ち出した。
元子の宣戦布告
元子がカルネへ行こうとエレベーターに乗ると、波子と鉢合わせ。波子は「無事にオープンできるといいわね」と元子から言われて、不審に思う。
元子と楢林の対決
元子は喫茶店に楢林を呼び出す。楢林は波子に店を出させることを謝罪する。元子は「折り入って相談したいこと」があると言い出す。そのために「二人きりになれるところ」に行きたいと話す元子。
ホテルにつき、さっそく楢林は元子に抱きつき、ベッドにしなだれる。優しくいさめながらも、元子は本題を話したがる。「あるものを担保に先生にお金を貸していただきたい」と言うのだ。
元子は黒革の手帖を取り出し、楢林の借名口座の名義と預金金額を読み上げる。顔色を変える楢林。さらに、市子からもらった、楢林クリニックの裏帳簿を取り出す。脱税した隠し預金があることは明らか。
国税局に知らせたらどうなるか、と元子は笑顔で言う。脱税で追徴課税を払わなければならず、国有地を格安で払い下げできず、新病院設立の夢も叶わないだろうと。
元子は手帖と帳簿の2つを担保に、5000万円のお金を貸してほしいと言い出す。「無理」だという楢林に、波子の開店をやめれば可能と返す。
楢林は必死に「警察に訴える」と言うが、元子は楢林の悪事がバレるだけだと言う。それでも「おまえも道連れにしてやる。一緒に地獄に落ちよう」と元子に訴える楢林に、「仕方ない」と言い出す元子。
自分の着物を破り、腕に傷を付けた。「ホステスに暴力を働いた医者の言うことを誰が信じる?」と高笑いする。「おまえ、どんな女なんだ」と問われて
「単なる銀座の女です」
と返す元子だった。5000万円は直接取りに行くことを告げて、颯爽と去る。
元子の見返りを受けたのは
元子は市子に退職金の1000万円を渡し、このお金で商売をしてはと提案する。「これからは自分自身の幸せのために生きてください」という元子に、市子は心を打たれていた。
波子の怒り
波子のマンションにて、楢林は家を出る支度をしている。店がダメになり、マンションの賃貸料も払わないから出ていくように言う。波子は激しく怒る。楢林は「全部あの女のせい」と言う。「文句があればカルネのママに言え!」と。
カルネでは開店前に元子が挨拶中。そこへやってきた波子がグラスを割り、「楢林に何したのよ!?」と激高し…
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ハラハラするまま終わりましたね。次も気になる良い引きの終わり方。長くなったので、感想は次の記事に書きます。
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