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【ドラマ】遺留捜査 第4シリーズ 第3話 ネタバレ&感想 全ての夫婦よ、向き合おう

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文系理系で言うと完全に文系なaoikaraです。数学や理科も嫌いではないんですが、やはり国語や社会が好きかも。

 

というわけで今回のテーマは…

 

遺留捜査 第4シリーズ 第3話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第3話のあらすじ・ネタバレ

悲運の爆発事故

今から10ヶ月前、人が賑わう公園で爆発事故が起きる。死傷者も多発。とある女性が壁に打ち付けられて倒れた。その女性の近くにはやじろべえがあった。近くには呆然とした男がいる。

 

現在、今度はその男が背中から刺されて殺された。

 

殺人事件

殺された男は子供向け番組のMCも務める、大学准教授の梨田智也(袴田吉彦)。現場にやってきた糸村(上川隆也)は、梨田の近くにやじろべえが落ちているのを気にする。

 

京都府警 捜査一課・特別捜査対策室=特対では事件の会議。凶器は本人のナイフで、背中を一突きで死亡。防御創がないので顔見知りの犯行とのこと。梨田のスマホには複数の女性と親しい関係があり、異性問題のトラブルで殺されたのではと推察される。

 

と言う話の中でも、糸村が気になるのはやじろべえだった。

 

梨田と深い仲の女性たち

特対はそれぞれが聞き込みへ。雨宮(永井大)と佐倉(戸田恵子)は子供番組の関係者。三角関係でどろどろだったそうだ。

 

糸村と神崎(栗山千明)は子供番組に出ている子役の母親に。不倫の証拠があり、母親は焦っている。

 

さらに糸村と神崎は梨田が務めていた、京都理科大学の女性職員にも聞き込み。契約社員なので、「正社員にしてやる」と口説かれて深い仲になってしまったらしい。いっこうに犯人らしき人物は見当たらない。

 

大学関係者

糸村と神崎は、梨田が務めていた大学の名誉教授・富田孝二郎(夙川アトム)にも聞き込み。梨田と大学の同期で、現在はゼノリス社の研究開発室の室長・栗原厚志(平岳大)もいる。どうやら二人は話していたらしい。

 

糸村が栗原にやじろべえのことを尋ねると、一瞬顔がこわばったが「知らない」と答えられる。

 

無理やりの依頼

糸村は科捜研の村木(甲本雅裕)のもとへ。梨田のパソコンのパスワードを解析していて、忙しいらしい。糸村はそんなことも気に留めず、やじろべえを調べるよう依頼する。

 

被疑者候補は…

特対は再び会議。神崎は栗原を疑っているらしい。梨田と栗原は大学の同期で、本当に優秀な学生として富田の研究室に残ったらしい。その後、ゼノリス社に推薦されて、大学と共同で新型エネルギーの開発をしていた。

 

しかし、梨田だけ10ヶ月前に大学に戻ったらしい。その理由は梨田が思いを寄せていた女性が不慮の事故で女性が死亡したから。栗原恵(陽月華)という女性で、栗原の妻。

 

事故というのは、10ヶ月前に起きた無差別の爆発事故。22人の死傷者が出た。そこで、壁に打ち付けられて死亡した女性だった。現場にはやじろべえがあり、梨田の部屋にあったのと同じものだった。

 

栗原の苦しみ

雨宮と佐倉はゼノリス社の栗原に聞き込み。梨田と恵の関係を知っていた様子だが、多くを語らない。そこで佐倉がエネルギー開発について詳しく尋ねる。新しい分子構造を研究して、高性能爆薬の新技術を開発しているのだとか。

 

と、栗原の頭の中には、恵から「爆弾になんでそんな夢中になれるの?」と言われた記憶が思い出されていた。

 

梨田は天才だと語り、自分は検証実験をするだけだと卑屈になっている。化学式を書いて落ち着こうとしている。そのときも「梨田君ならともかく、あなたには無理よ」と恵みに言われたことを思い出す。

 

「恵が本当に好きだったのは梨田だ。でも、僕と結婚した。どうしてだかわかりますか?と言い出したが、頭痛が激しく雨宮と佐倉を帰らせてしまう。

 

桧山の宣戦布告

特対の室長・桧山(段田安則)のもとに、教授の富田がやってくる。栗原の研究を邪魔するなと注意をするが、桧山は気にも留めていない様子。

 

糸村のやじろべえ探し

糸村はいろんなお店で、例のやじろべえと同じ物を探していた。

 

栗原の気持ち

栗原が怪しいと思った佐倉はこっそり尾行。しかし、糸村が堂々真っ正面から会いに行ったので、佐倉も一緒に自宅で聞き込みをすることに。

 

栗原の家の中にはたくさんのやじろべえが飾られていた。栗原は「浮気するたびに飾ってた」と言う。ただ、最後のやじろべえは恵の遺体と共にあったので、自分が飾ったと。

 

恵の方から交際を申し込まれて、結婚したという栗原。しかし、梨田の方が男としても科学者としても優れているのになぜだと苦しんでいた。恵は自分を憐れんで結婚した、というのが栗原の結論だった。恵との結婚でやっと梨田に勝てたので、追いつき追い越そうと昼夜問わず研究に打ち込んでいた。

 

食事中もずっと研究のことばかり。恵にそれを咎められていた。栗原が回想していた言葉も、このとき言われたことだった。

 

恵は花屋のパートに出たいと言い出して、家を空けがちになった。しかし、調べるとパートはやめていた。化粧や服が派手になり、やじろべえを飾るようになった。「今日も楽しかった」とつぶやきながら。それを浮気の証だと栗原は感じていた。

 

佐倉は「それは憶測ですよね?」と聞く。それでも栗原は反論。恵が爆発に巻き込まれたのは、梨田の家がある近くだった。恵が死に、梨田も死に、二人は同じやじろべえを持っている。愛の証だと。

 

しかし、気づかないふりをしないと研究に打ち込めないので、今でもやじろべえを片付けられないらしい。栗原は精神的に不安定な様子だった。

 

意外な発見

ふと、栗原が自宅の本がずれていることに気づく。誰かが侵入しているのではと、糸村と佐倉は思う。

 

やじろべえのどんぐり

糸村が頼んだやじろべえについて、村木によると京都でも一部でだけ生息しているどんぐりが使用されているらしい。糸村は栗原家にあったやじろべえを全部持ってきて、同じように調べてくれと頼み、村木はうんざりする。

 

侵入事件の接点

佐倉は桧山に栗原は動機もあって怪しいと訴える。しかし、桧山に物証がないと否定されてしまう。それよりも侵入した可能性をどう捉えるか。実は、梨田の自宅マンションにも侵入騒ぎがあったらしい。二人の科学者の家に侵入する者とは…。

 

特対の頼み事

雨宮と佐倉は、大学名誉教授の富田にスパコンを使って、梨田のパソコンのパスワードを解析したいと頼む。しかし、無理だと断られてしまう。

 

そのことを愚痴る雨宮と佐倉。その二人の会話を、梨田が付き合っていたという、地味な女性職員が聞いていた。

 

どんぐりの道しるべ

糸村は村木から連絡を受けて、どんぐりの解析結果を伝えてもらう。1つだけコピ・ルアクという、ジャコウネコの糞からとられるコーヒー豆がついていたことを伝えられる。

 

侵入事件の犯人

大学にて、誰かが梨田のパソコンのパスワードを調べている。実は佐倉と雨宮が仕掛けた罠で、まんまとハマった。その正体は例の地味な女性。産業スパイかと思われたが、実は警察庁警備局のテロリズム対策課の人(内田慈)だった。

 

女性に夜と、10ヶ月前に起きた爆発事故では、警察も把握していない分子構造の成分が発見された。それが、梨田たちが開発していた高性能爆薬ではないかと推察されて、潜入捜査していたらしい。

 

梨田と栗原の自宅に侵入したのも彼女。しかし、収穫はなかったとのこと。

 

パスワードの答え合わせ

糸村はとある喫茶店を訪ねる。そこには、恵が持っていたやじろべえがある。恵のことを尋ねると店主はよく知っていたらしく、いつも一人で来ていたと話す。仲むつまじい老夫婦もいるお店。

 

糸村はあることに気づき、村木にパスワードの候補を伝える。すると、そのパスワードが解けてしまった。

 

栗原の戸惑い

栗原は富田を呼び出して話し合い。研究室から高性能爆薬のサンプルの一部が不明になったらしい。その分量と、10ヶ月前の爆発事故の規模が全く同じだった。「もうわからない。化学は何のためにあるのか」と、栗原は苦しむ。

 

爆発事故の真相

二人のもとへやってきたのは糸村と雨宮。爆発事故は梨田が引き起こしたものだと語る。実証実験に使ったとのこと。

 

現場になぜ恵がいたのか、糸村は自分の推理を語る。恵が働いていた花屋の配達先の一つに、「喫茶店バザール」という店があった。いつも一人でコーヒーを飲み、文庫本を読んで帰って行ったそうだ。

 

月に1、2度、老人ホームからやってくる老夫婦がいて、いつも一人前の料理を二人で分けていた。その夫婦は必ず店にあるやじろべえを買って帰っていた。そんな老夫婦を、恵はほほえましく見つめていた。

 

その喫茶店から自宅に帰る乗り換え場所にあるのが、爆発事故が起きた公園だった。おそらく梨田も恵がいるのは想定外だった。なぜこの公園にいたのか調べて、喫茶店バザールにたどり着いたのだろうと。

 

栗原に喫茶店にいたことを告げようか迷った。しかし、それは同時に自分が爆破事件の犯人であることを打ち明けることになる。だから梨田は何も教えられなかった。ただ、自分のパソコンに調べた経緯を書き記し、喫茶店の名前である「bazaar」と番地を組み合わせた文字をパスワードにしていた。

 

梨田殺害の犯人

その梨田のパソコンには、爆破事件のことを告白した相手とのメールがあった。その相手は富田。梨田に黙るよう指示していた。

 

富田は事件当時のことを語る。梨田を怒ると、「制限されるのに作るなんておかしい」から使ってみたかったと言い出す。ただ、自分がしたことに後悔していた。栗原なら、誰かが引き留めても自分を律しただろうと語る。梨田は

 

「もう僕はバランスを取れない」

 

と語っていた。富田は、梨田がしゃべるだろうと考えて、殺した。

 

栗原の豹変

犯人もわかり、事件は無事に解決…かと思いきや、栗原が爆薬を持ってきた。半径500mが吹っ飛ぶという。栗原も「僕たちはなんてアンバランスなんだ」と嘆いていた。

 

恵の本当の思い

糸村は穏やかに栗原を止めて、恵の本当の思いを伝える。事件当日、いつものように喫茶店にいた恵。やってきた老夫婦が忘れ物をしたので、届けに行った。妻が認知症でも幸せそうな二人に、つい恵は「なんでいつも分け合っているの?どうして分け合えるの?」と聞いてしまう。

 

そして、自分が喫茶店に来る理由を語る。夫に浮気を疑われるために喫茶店で時間を潰していると。ただ、老夫婦を見ていると心が救われた。二人に会った時だけ、やじろべえを買って帰った。

 

これみよがしに飾って、栗原に問い詰めてほしかったそうだ。自分のやっていることが最低だとわかっている、と。

 

老夫婦の夫は「思っていることを口に出すのは難しい」としながらも、「そこは夫婦やから」と続ける。

 

恵は栗原と出会った時のことを思い出す。淡い気持ちを思い出す。そして、今度はやじろべえをお土産として渡すと宣言。一緒に喫茶店に食べに行こうと、一緒にいってくれるまで何度も誘うと。老夫婦の夫は、そのときの恵がとても晴れやかで、きれいだったと語っていた。

 

糸村は、恵が栗原と結婚したのは憐れみじゃないと語る。証拠は持っていたやじろべえだと。「最後の瞬間まで、あなたのことを思って笑っていた」と告げる。

 

栗原も恵と過ごした時間を思い出し、自分の過去を悔い、恵の愛に気づき、泣いていた。

 

糸村の休日

その後、糸村は喫茶店バザールを訪れて、一人コーヒーを飲んでいた。

ーーーーーーーーーー

という話でした。全体的には愛を感じて良かった、けど切ない…という感じでした。詳しい感想を書いていきます。

 

第3話のGOODポイント

  • パスワード解析って驚くほど時間がかかるんですね。12桁だと2万5千年ですって!できるだけ長いパスワードを作るぞー。
  • 結局糸村の言うことを聞いてくれる村木さんが優しすぎる!良い人だ~。

 

第3話の気になったポイント

  • 冒頭の音楽が、初回の廃墟の遊園地と同じ?に感じたのですが…。使い回し?ちょっと気になりました。
  • 地味そうに見えて、実はバリバリの外事刑事という潜入女性刑事がカッコイイ…。あのギャップ、良くないですか?
  • 理系の役柄って必ず化学式とか数式書いて落ち着きますよね。本当にそういう習性があるのでしょうか。教えて、理系の人!
  • 今回は犯人ではない人の話がメインすぎて、犯人の影が薄かったですね。せっかく夙川アトムさんというめちゃくちゃ犯人だろ感出している方が犯人だったのにw
  • 梨田が子供番組のMCをやっていたというのはミスリードというか、必要な要素だったのでしょうか?女好きを説明するためには必要な交友関係だったのかな?

 

感想

やじろべえとアンバランス

科学者として最初はただ研究が楽しくて面白くて、ただただ前に進むだけだった。それが、人道的にも良くないことで、自分たちが研究していることが役に立つかもわからない。理念があれば研究を続けることができるが、それすらも危うくなってしまった。

 

だからこそ、梨田も栗林も、やじろべえのようにバランスを取れなくなってしまったのでしょうね。(これが言いたかった)

 

梨田が爆発事故を起こしたのは全然推理できませんでした。マッドサイエンティストなのかと思いきや、そうでもなくて。もう何かよくわからない状態になっちゃってて、自分でもよくわからなくなってる。

 

その状況って、もうどうしようもないですよね。そんなギリギリの状態だったんだな。しかも、愛しい人を殺してしまったわけだし。つらいなぁ。

 

栗林の人物像があやふや

「栗林なら絶対に自分を律する」とか梨田さんが言っている割りに、栗林さんも爆弾を取り出して「え?言ってる人物像と全然違うじゃん」ってなりました。全体的に栗林さんの人物像があやふやでしたよね。

 

被害妄想の激しい卑屈男って感じでしたし。奥さんと向き合ってこなかったのも自分のコンプレックスだし。そんなに誠実で自分を律する感がなかったというか。妻の不倫を確定したくないと言いながら、べらべら刑事にしゃべりすぎだしなぁ。脚本ですね。ちょっとあやふやでした。

 

科学者としてはイマイチでも、人としては魅力的とか、そういう描き方なら良かったのかも。話し方は理系っぽくて良かったと思うんですけどね。

 

思いが届いたのかもしれないけど、切ない

爆発事件で亡くなった恵さんが切なすぎてなぁ。本当に好きで栗林と結婚したのに、ずっと「憐れみ」だと思われていて、家庭では目も合わせてくれなくて、不倫をしているフリをすることくらいしか奪回する方法が思いつかなくて。

 

やり方が悪かったですよね。でも、それに気づいて、きちんと夫婦として向き合っていこうと恵さんは思っていたんですよ。あの爆発さえなければ。

 

もっと早く二人が向き合えていたら、自分の気持ちを正直に告げていたら、きっとこんなことにはならなかった。全ての夫婦とカップル、向き合おう。黙っていちゃ伝わらないのよ!ドントフィール、ユーマストセイ!

 

京都府警メンバーの個性をもっと出してほしい

せっかく京都府警に場所を移したので、もっとレギュラー陣の個性を出してほしいな~と思いました。今のところ面白いの村木さんだけですよ。

 

神崎はサバサバしているようで実は人情派とか、がたいは良いのに刑事としてはまだ新人っぽい雨宮に、聞き込み上手な佐倉、するどい勘とブレない信念の桧山。とか、キャラ立ちはしているけど、糸村とかに比べると弱い。

 

まあ、糸村がおかしな刑事という設定なので、周りは普通くらいが良いのかしら。だとしても、もっと魅力的な個性が欲しいなぁ。印象が薄いんですよね。まあ、のちのちですかね。脇役メインの話も楽しみにしています。

 

次回:正当防衛?過剰防衛?殺人?

京都財界の有力者・竹原総二郎が、自宅に入ってきた強盗を猟銃で射殺する事件が起きる。竹原は正当防衛を主張するが、現場から不審な点が見つかり…。強盗の身元も判明。しかし、糸村が気になるのは強盗が握りしめていた金色のチェーン。

これまた二転三転しそうな話ですね。次も楽しみです。

 

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