新生とつけるなら、コミュ力爆上がりしたいaoikaraです。コミュニケーション能力ってどうやったらつくのかしら。
というわけで今回のテーマは…
相棒19 第10話「超・新生」感想
です。いやあ、まさかまさかの展開でした。
※ネタバレを含みます。
相棒19 第10話 キャスト・スタッフ
- ゲスト:大石吾朗 三国一夫
- 脚本:輿水泰弘
- 監督:橋本一
相棒19 第10話「超・新生」あらすじ
贋作を売り歩いていた画商が自首してきたものの、買い手は自身の目利き力が傷つくのを嫌い、いずれも「騙されたわけではない」と主張。“被害者が存在しない”という不可解な状況が発生する。
経済事件を担当する二課でも詐欺罪に問えず、自首してきた画商をそのまま帰すことに。ところがその直後、問題の画商が自殺してしまう。
亘(反町隆史)は、動機を「良心の呵責」と主張するが、右京(水谷豊)は事の経緯から、画商が警察に逮捕されることで“緊急避難”しようとしたのではないかと推理し、独自の捜査を始める。
すると、贋作の製造、販売を、広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』が取り仕切っていると判明。それを知った刑事部長の内村(片桐竜次)は、昵懇の関係にある組長の桑田圓丈(大石吾朗)と密談を交わす。
いっぽう、扶桑武蔵桜の組員が、半グレ集団に暴行を受ける事件が発生。両者の衝突は、やがて大規模な抗争へと発展して…!?
贋作に手を染めた画商はなぜ遺書も残さず自殺したのか
裏で糸を引くヤクザと暴走する半グレ集団の関係は…!?
特命係の捜査が予想を超える緊急事態の呼び水となる!
参考サイト:第10話「超・新生」2020年12月16日(水)|ストーリー|相棒 season19|テレビ朝日
GOODポイント
- 出雲さん、特命係に行くのにも手土産を持ってくるなんて、気遣いできる人ですね~。と思っていたら、自分で食べちゃうあたりがチャーミングでいいな~と思っちゃいました。
- 出たー!久しぶりの劇団右京!今回は坊ちゃまとじい、でお送りします!坊ちゃま役は冠城亘、じい役は杉下右京。で、冠城君の坊ちゃま演技良かったです~メガネ似合うなぁ。
- 内村刑事部長とてるおのスーツ姿って意外!貴重な姿を見られました。
- ドラマで人が倒れるとむやみやたらに肩とか揺すっていて「動かしちゃダメじゃないかな…」と思うことが多かったので、今回右京さんが殴られた内村刑事部長を動かさなかったことにほっとしました。これが自然だよなぁ。
- 相棒で「倍返し」なんて言葉が出てくるなんて!半沢直樹も好きな私としては、このメタ感は好きですよ。
気になったポイント
- あらすじにある「昵懇」、相棒ではよく使われる言葉なので「じっこん」となんとか読めますが、いや書けない~他の所に書いてあったらたぶん読めもしない~。ライターとして言葉を知ろう。
- 今シーズンから芹沢が妙に嫌なオジサンになっちゃってるのがちょっと残念です。芹沢のお調子者感は昔から好きだけど、出雲さんへの接し方が完全にパワハラ&セクハラで。命令とはいえ、少しもやもやします。芹沢が悪いわけじゃないんだけどなぁ。
- 画廊のオーナーを務めていた女性役の野口かおるさん、相棒11 第17話「ビリー」にも出演されていましたよね。以前のインパクトが強かったので同じ役なのかと思っていましたが、違いました。今回もインパクト強かった!
- 内村刑事部長、前もでしたが職場でヤクザとzoomするのはどうなんでしょうwデータからバレそうなことしないで~。
- 贋作現場を半グレに襲われたヤクザが、また同じ場所を作業場にしようとしていましたが、いやまた襲われないかなぁ、と思ってしまいました。こういうことがあれば、おそらく場所を変えるんじゃないかなぁ、警察にも知られてしまったわけだし。
感想
「超・新生」ってそういうこと!?
今回は予告を見て、内村刑事部長の卒業路線なのかなぁという予想で見ていました。おそらく同じように考えていた方も多いんじゃないかなぁ。しかも、相棒の生みの親、輿水さんの脚本だし、卒業はものすごーくあり得そうだったんですよね。
捜査一課の三浦さんに始まり、カイト君も米沢さんも「いや急!」みたいな退場でいろんな意見があったからなのか、内村刑事部長に関しては、たくさんの伏線をちりばめていた感じはします。
以前からヤクザとの密接なつながりは描かれていましたし、今シーズンの第1話でもがっつりヤクザとzoomしちゃってる姿が出ていましたし。今の世の中で反社とのつながりは許されなさそうなので、その流れでの退場なのかなと。これだけ長く出てくださったから、寂しくなるなぁという思いもありながら。
だから、最悪の結末も想像はしていたんです。だから、衝撃ではありましたが、「死んだ」という状況をいち視聴者としてしっかりと受け止めていました。
とはいえ、てるおの動揺っぷりに、見ているこちらも胸が苦しくはなりましたね。いろいろ大変な思いはしたけれど、あれだけ長くいたら、そりゃあ崩れ落ちるように走ってくるよね。ですが…
「生き返った」
…は?
…ええええええ!?
まさかの展開過ぎて、もう笑っちゃいました。そして「これからは正義を真っ当しようと思う」とめっちゃ清々しい表情でご飯食べて、特命係の二人と暑い握手を交わすし…
え、何これ?
相棒始まって以来の衝撃かもしれません!臨死体験からの生まれ変わりエンドって!いや、そういう意味の超・新生かーい!
1回だけでけろっと戻るのかと思ったら、内村刑事部長のプロフィールが改訂されてるって聞いて、確認したらマジで笑っちゃいましたよ。今シーズンのラストくらいまでは新生・内村刑事部長でいきそうだなぁ。それでもヤクザの報復とか、つながりバラされて卒業パターンなのか、継続なのか。どうなんでしょう。
でも、役者さんとしては楽しそうですよね。20年も同じキャラクターでやってきてからの、めっちゃキャラ変して全然違う性格を演じられるってなかなかないですし。記憶喪失パターンはありましたけど。
私としては予想してなさすぎて面白すぎる展開なので、めちゃくちゃウェルカム気分です!性格のいい、正義を真っ当する内村刑事部長をこれから存分に楽しみます!!!
好きなことをして生きていくって世知辛い
贋作商売ってヤクザもいろいろ考えるもんだなぁ、って妙な関心してしまった今回の話。本当にある商売なのかはもちろん知りませんが、ヤクザもご飯を食べていくためにいろんな仕事を考えるんだろうなとは思います。
私としては、絵描きを目指している人たち側の目線に立ってしまいました。とはいえ、ドラマ上では絵描きさんの視点ではほとんど描かれていませんが。だからこそ、見ている側として勝手に想像が膨らんだのかも。
絵を描くとか、好きなことで食べていくのって本当に大変で。それこそ、どうしても絵で食べたくて、贋作を描くって手段を選んじゃう人もいるのかなとか想像しちゃいました。
お金がない人からお金を奪っているわけでもなく、お金のある人から生活に困窮するわけでもないお金を取る。犯罪ではありますが、非道ではない。
贋作を作っている人たちは、好きなことするために何か一つ飲み込みこんでいるのかな。あるいは好きなことできているから、あまり罪悪感がないって人もなかにはいるかもしれませんね。
でもな、悪事に一度でも手を出しちゃったら、もうやってない状況には戻れないんですよね。特に反社会的勢力の方々と関わっちゃったら、一生逃れられない。薬物に手を出してしまった人の話とか聞くと、いくらでも追ってくるっていいますよね。で、いらなくなったらすぐ捨てられるだろうし。
好きなことで食べていくのを実践できるとしても、もっとその先の未来まで見据えると、絶対にやっちゃいけない行為なんですよね。代償が大きすぎる。誇りとかまで全て失ってしまうから。
でもなぁ、夢があるとなぁ、惑わされたり流されたりしてしまう弱さは理解できます。いや、もちろん私は反社との関わりなんてありません。近づかれたら警察に直行します。
だけどなぁ、生きたいように生きられる社会かっていうとそうではなしに、世知辛い世の中だなぁと思ってしまいました。
出雲さんは何かを企んでいる?
出雲さんは捜査一課で愛想のいいフリしていますが、誰も見ていないときは表情を失っていましたね。普段がチャーミングに見えるだけに、あの鋭いまなざしが引き立っていて、ギャップが大きかったです。
何か思うところがあるのでしょう。いや、そりゃあるよね。捜査一課内での扱いはパワハラ・セクハラもいいところだし。社さんにも近づいていましたし、何か目的や目論見があるのでしょうか。
とはいえ、青木みたいに特命係に復讐しそうで結局しないくすぶりパターンもあります。出雲さんも何かしら思うところはありつつも、大胆な行動は取らないのかもしれません。
今までにいなかった存在ですし、チャーミングなキャラクターとして捜査一課にいてほしいなぁと個人的には思います。出雲さんいると、場がぱっと明るくなりますもん。
次回:殺された青年と右京の過去
とある河川敷で区役所に勤める男が殺害される。いっぽう、右京はフリージャーナリストの仁江浜と名乗る男から取材を申し込まれる。断ってはいるものの、仁江浜は右京をしつこく追いかけて、少年犯罪について議論しようとする。また殺された男は、未成年のときに無差別殺人を起こしていたことがわかり…
いやージャーナリスト役のゲストが岸谷五朗さんってだけでテンション上がりますね!!!初代相棒を務めた寺脇康文さんの、俳優としての相棒といえばやはり岸谷五朗さんなので!映画では友情出演なさっていましたが、今回ドラマは初めてでもううれしい!しかも元日スペシャルに!
そして、物語としては「右京に衝撃の過去」なんて触れ込みがありますが…。あれでしょ、岸谷五朗さんのところに「おう相棒」って寺脇さんが出てくるんでしょ。とまあ冗談を書いてしまいましたが、それくらいじゃないともう衝撃は受けません!
あ、でも内村刑事部長が生まれ変わるなんて衝撃もあるし、まだまだ相棒はファンを飽きさせませんね~。
あと捜査一課の二人が妙にアウトドアチックな格好をしてたよ!かつてはサンタとトナカイという格好を披露した二人ですので、なぜあんな服装だったのか気になります。
そして脚本は、今シーズンから書き始めてくださっている瀧本智行さん、そして監督は権野元さん。第6話「三文芝居」でのお二人ですね。この話は好きだったので、泥臭さや人間味、人情味みたいなものが感じられる元日スペシャルなんじゃないかな~と期待しています。
というわけで、2020年の相棒は終了しました。そして、もう2021年かぁ。早いものです。
私の人生の多くは相棒が大きく関わってくれています。このブログを通しても、視聴者としても。2020年は見ていない回などもあったな。いろいろね、ブログ中心じゃない描き方もしていますのdえ。社会も自分も、変化の多い一年でした。
2021年も相棒から始まる一年を楽しんでいきたいです!
aoikara
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