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スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第4話 感想 子育ても教育現場も、根本から解決しないと

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子どもはないけど、子どもが生きやすい世の中になったらいいなと思うaoikaraです。頼れる場所がいっぱいあったらいいのにね。親も子どもも。

 

というわけで今回のテーマは…

 

スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第4話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第3話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第4話 あらすじ

鈴木法律事務所で氷見江(竹内結子)がテレビ番組をザッピングしていると、子連れで議会に参加し、待機児童問題を訴える土方朝子議員(江藤あや)が映る。

 

泣きわめく子供をなだめながらの訴える姿に、与田知恵(水川あさみ)や藤枝修二(中川大志)は、母親たちは大変だと同情気味。

 

すると、真野聖子(斉藤由貴)も自分の子供が停学の瀬戸際だと言い出す。危機管理部として真野の息子が停学から免れる方法を探ろうとした時、鈴木太郎(バカリズム)が新たな依頼を持ち込んできた。

 

大手ゼネコン次期社長候補、佐久間からの依頼と聞いた一同は意気込むが、内容はご近所トラブルというもので・・・。


タワーマンションで妻の佐久間京子(原田佳奈)と息子の怜(南出凌嘉)とともに暮らしている佐久間家は、玄関前にゴミがばら撒かれたり、誹謗中傷のビラを貼られたりしていた。

 

調査のためにさっそく、氷見と与田は京子の知人を装いマンションに潜入。さらに藤枝はベビーシッターを装い、マンションの子どもたちに接近。

 

そこで分かったのはマンションのセキュリティー上、佐久間家に嫌がらせを働いているのはマンション内の人間の可能性が高いこと、そしてそびえ立つタワーマンションの底にドロドロとした人間関係が渦巻いていること。

 

そんな現状を、与田や藤枝が整理していると、京子が何者かに歩道橋から突き落とされたという急報が。

 

一方、氷見は鈴木事務所に姿はなく、フリーランスの敏腕記者で、氷見の過去を詮索している茂呂裕也(佐野岳)となぜかホテルの一室にいて・・・。

 

参考元:スキャンダル専門弁護士 QUEEN - フジテレビ

 

GOODポイント

  • あのいや~な感じのゲスっぽい柿崎議員を演じている方、見たことあるな~と思ったら、アキラ100%さんだったんですね。演技うまいな~。普通に演技派脇役俳優さんかと思いました。いっぱいドラマに出られそう。やっぱり裸芸の人って、服を着るとわからないものなのかも。
  • 藤枝君が読んでいる本のタイトル「できる人の共通点」
    真野さんが読んでいる本のタイトル「捨てる力」
    本にも個性出ますよねw
  • 鈴木副所長、仕事を「お小遣い稼ぎ」と言わないで!でも、お寿司食べられるのはいいなぁ。
  • 与田さん、「幸薄系素人童顔人妻」の呼び方はダメよ。何がダメってわかると思うけど、ダメよ。
  • 鈴木副所長の「全然危機管理できてないじゃん」のツッコミはごもっとも。だけど「ラーメン屋行ったらカレー出てきた」の例えはよくわかりませんでした。与田さんに突っ込まれて、イマイチな例えに触れるなとばかりの対応に笑いました。
  • あのぶらさがるヨガやってみたいな~。やっぱり真野さんは何でも達人級なんですね。
  • 先生の婚約者を取り押さえるときに、与田さんがぬるっとやってきて、なんか緊迫感がなくてちょっとおかしかった。
  • 京子さんの「母親は子どものためならなんでもする」が、真野さんの息子さんの停学を免れるために柿崎議員と…につながっているんですね。なるほど。
  • 鈴木副所長の「元職場にしてやろうか」というパワハラ風冗談は嫌いになれない。ワードセンスが好きです。

 

気になったポイント

  • 子連れ出勤、今話題ですね。それよりも保育所の充実、保育士さんの処遇改善だよなぁって思います。
  • 氷見さんと茂呂さんの妙に色っぽいシーンはなんなんでしょう。
  • 子どもが癇癪を起こした様子を動画に撮る子どもも気分悪いですけど、それをLINEとかで共有する親も気分が悪いですね。この親あってこの子ありというか。悪趣味ですね。
  • 子連れ出勤にフリスク議員、というかのど飴でしたね。たしかにあったなぁ。でも、野次って品のない行為ですよね。どうなんだかなぁ…。

 

感想

今までの中だと、一番面白かった

このドラマは、見続けてはいますが、個人的には合わないなと思うこともあります。超えちゃ行けないラインを超えてくることがけっこうあるし、たぶん価値観として合わないとか、いろんなテーマを盛り込んで何を見れば良いかわからないとか。

 

見るのを止めようかなとも思っていたんですが、今週を見て、見続けようと思いました。今回は面白かったです。

 

物語の視点や着地点として、「そう来るか」と感じました。今までの中だと、一番面白い話でした。

 

子育ても教育現場も、根本から解決しないと

子育て問題、発達障害、教育現場の現状…今回もいろんなテーマが盛り込まれていて、多すぎるという感想の声も見ました。

 

しかし、一つ一つは別の事のようですが、子どもを育てるという一本の道の上にあることで、つながっていますよね。だから、根本である制度から改革していくという解決法は正しいのかなと、私はと思いました。

 

それが幼い子どもを持つ母親が働く状況の改善になったり、発達障害の子たちの療育環境が整ったり、教育現場の改革で教員が増えて仕事量が減ったり、親も先生も子どもたちにかける時間も増えたり…“教育”が包括的に変わっていけば、それはとても良いことだと思います。

 

実際は制度だけが変わったところで、実態に伴っていなくて、教育現場がもっと大変になるだけ…ってことも多いです。そこを実質的に改善していく道筋も欲しかったですね。

 

そして、全て氷見さんの手の平の上で動かされていた、というのは見事だったと思います。事務所にとってもクライアントがたくさんいることで、お金の面でもメリットだらけだったでしょうし。

 

ただ、一つ一つの事案ににちゃんと目を向けられていない部分もあるかな、とも感じたので、そこは残念な点ではありました。

 

発達障害の男の子の問題は、解決していないような…

冒頭の「赤い靴下」へのこだわりで、もしかして…と思っていました。その後に、同級生の男の子を論破するシーンで、怜君は発達障害なのかなと。ものすごく勉強はできるけど、こだわりが強くて、かんしゃくを起こしたり、人の気持ちがわからない、というような。

 

お母さんの京子さんが、怜君の障害を受け入れられてないっぽいのが気になりました。薬で落ち着いたと言っているので、何もしていないわけではなさそうですが。

 

受け入れたくないからこそ、有名な私立中学が受かって、そこに行かせたかったのかなと。「普通の子だ」と思いたくて、いろいろあったけど勉強はできることが、母親としての自尊心でもあったからではないかと思いました。いろいろ悩んでいて、お母さんとしてもつらいこともあったのだろう、とも思うのですが。

 

子どもが追い詰められているときに、「あなたは普通よ」ってかける言葉が違うよなぁと思ってしまいました。「違うけど、それでいい」という藤枝君の言葉は優しく、響いたけど、あと一歩欲しい。

 

怜君はみんなと違うから生きづらいんですよね。その生きづらさで、周りの人を傷つけてしまって、味方がいなくなってもっと生きづらくなる。だから、“違い”があっても、周りも自分も傷つけないように、できるだけ生きやすい方法を一緒に探していこう、ってことなんじゃないかと思うんです。

 

京子さんはタワマンに住んで、旦那さんはゼネコンで、せっかくお金があるんですよ。教師の自殺未遂の揉み消しなんかにお金積むんじゃなくて、怜君の療育にお金を掛けたら良かったのではないでしょうか。そうすれば、きっと怜君ははもっと生きやすくなっていたと思います。そして、今からでも遅くないはずです。

 

怜君のことを気遣ってくれる友達は、あの子は立派だと思います。えらい。でも、彼と同じ中学校に行くことでめでたしめでたし、では追われません。その友達だけに頼っていたら、依存することになっていしまうかもしれません。

 

その理解者である友人と人間関係を築くことを学んで、他の人との人間関係を築いていくようになれば、もっと生きやすいんじゃないかなと思います。家族で問題に向き合わないと、怜君はもっと苦しいと思いますので、その解決への導きも見たかったです。

 

婚約者の気持ちはわからないでもないけど…

佐久間家へ嫌がらせをしていたのは、怜君が小学1年生の時の担任教師・佐野太一さんの婚約者でした。怜君は薬を飲んで落ち着いているものの、今でもこだわりからそれると癇癪を起こしていましたし、小さい頃はもっと多かったのではないかと思います。

 

一生懸命に対応していたけれど、そうすれば他の親からクレームが来て、手が届かないと京子さんからクレームが来て、やりすぎだと周りの教師からも見放され、うつ病になり自殺未遂で意識は戻らず。婚約者の女性が佐久間親子を恨む気持ちもわからないでもないんです。

 

でも、原因は親子だけじゃないんですよね。他の親も、周りの教師も、助けてくれる人がいなかった。それは氷見さんが言っていた通り、「敵は制度」という言葉が意味していますし。

 

とはいえ、嫌がらせでは何も解決しないですし、突き落とすのはさすがにやりすぎだと思います。京子さんも後ろめたい気持ちがあるのにも関わらず、敵対心まるだしな態度はどうかと思いますし。

 

“制度”という共通の敵を見出し、解決することが、お互いにとっても良いのはわかります。でも、京子さんも一人の先生を追い詰めたこと、婚約者も方法としてやりすぎだったこと、それぞれに悔いる気持ちは必要ではないでしょうか。

 

氷見さんの過去は?

氷見さんは吾妻議員の秘書を務めていたんですね。不倫を疑われるほど仲むつまじく。そんな氷見さんは過去に死亡事故を起こしており、記者の茂呂さんは吾妻議員と関係していると思っていた…で合っていますよね?

 

うーん、だとすると吾妻議員のスケープゴートにされたか、あるいは自ら犠牲になったか。騙されたとか。その殺した相手が吾妻議員と関係している人だったから、実は事故ではなく事件だったとか。いろいろ想像してしまいますね。

 

ただ茂呂さんも自分のヤバイ経歴(ドラマでは具体的に明かされていませんでしたが)が表に出るのは臨まず、これ以上後追いはしなさそうです。となると、記者の東堂さんが詰めていくのか。どんな過去なんでしょうね。

 

次回:泥沼離婚騒動

人気コメンテーターの女性が離婚したいと、鈴木法律事務所にやってくる。彼女はタレントの夫と結婚しているが、DVをされているとのこと。後日、週刊誌でDV疑惑が報じられるものの、夫が動画で否定し…

もう離婚なさいましたが、YouTubeなどで話題になった、某芸能人夫婦を思わせますね。大丈夫ですか?ギリギリな演出が多いので、次回も冷や冷やしそうです。

 

 

aoikara

 

▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第5話 記事はこちら

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