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相棒16 第14話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(後篇)」感想 悪人は誰?

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悪人でも善人でもないaoikaraです。強いて言うなら凡人です。というわけで今回のテーマは…

 

相棒16 第14話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(後篇)」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼相棒16 第13話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(前篇)」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

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第14話のGOODポイント

  • 青木君が出てこないなーと思ったら、まさかのビデオで『ミッションインポッシブル』風に登場するとはwそりゃあ、普通のビデオカメラは消去しませんわね。撮影のスケジュールが合わず、共演できなかったのかもしれませんね。だとすると、このアイディアは逆手に取っていて面白いですね。
  • 青木君の映像で「耳の穴かっぽじってよく聞きたまえ」という指示があったら、言われたとおりにする冠城君がちょっとかわいいw
  • 右京さんの冠城君に対する「いつも楽しそうで何よりですねぇ」が完全に嫌味!嫌な上司ですよwなんで上司にしたいランキング1位なんだ。
  • 伊丹「特命係の~ぎっこんばったん!」←何それw

 

第14話の気になったポイント

  • 社さんって、一応はヤロポロクとの関係を特命係の二人に隠している体なんですよね?なのに、「彼」って明らかに親しみを込めてヤロポロクのことを何度も言っていました。まあ、冠城君にはバレているようなもんだし、右京さんにも筒抜けだしってことなのかな。
  • 社さんというか、仲間さん平手打ちが下手でしたね。普段から人とか叩かないんだろうなーと思って私のなかでなぜか好感度アップwそして、臣吾君はそれさえもうれしそうでした。
  • 無名よりも悪名、雛ちゃんは炎上系政治家になっちゃうの?
  • 甲斐さんは何も関係がありませんでした!予想大ハズレ!うえーん。

 

感想

予想は裏切られたけどもやもや

前篇を見たときに私が予想していたのは、臣吾君がヤロポロクとつながっていて、指示されて坊谷一樹を殺したのではないかという推理。半分は当たっているようで、もう半分は全くもって逆でした。

 

まさか臣吾君がサイコパスストーカー系犯人だったというのは予想外すぎました。嘘吐きってぺらぺらよくしゃべると言いますけれど、前篇を見ているとまーつらつらよくしゃべっていましたね。自分の嘘を塗り固めるためなのかしら。

 

仕事であれば人を殺してもなんとも思わない人間が、好きな相手を守るために殺したら罪の意識が沸いた、というのはなかなかにぞわっとする感情ですよね。好意にぐいっと感情を引っ張られたから、その反対の憎悪が生まれて、感情が膨らんだのかなぁ。

 

社さんと顔を合わせたからこそ自白してくれたわけですが、ずーっと憧れていた存在の実物と会わせてあげるって、とんでもないご褒美じゃありませんか?殺人犯にそんなことをしていいのかなと思ってしまうほど。

 

自白だけで証拠もないし裁判でひっくり返りそうな気もしてしまいます。でも、罪の意識があるとは言っていたので、償うことはするのかなぁ。

 

ここまで引っ張っておいて、まさかの痴情のもつれというか、完全なる恨みの犯行だというのはちょっともやもやしました。ある意味、人間的な犯行なのかもしれませんけどね。そういうことの方が多いのかもしれません。でも、社さんの気持ちとか考えたら、やっぱりもやもやします。

 

社さんが感情的になることはあるのか

社さんの気持ちを思うと、すごく胸が苦しいです。自分が愛していた人がもうすでに死んでいた、喜びを噛みしめていた手紙も偽物だった、その殺した奴が自分のことを愛おしそうに見ている。すべてが苦しみじゃないですか。

 

社さんは自分でも「全ての感情は理性によって抑えられる自信があった」と言っているように、ほとんど感情を動かさない冷静な人です。そんな人が、今回はとても感情的でした。

 

冷静に見せながらも、ヤロポロクがいるらしいという場所を知ったら真っ先に自分が行って確かめていました。誰の前でも「彼」と親しみを込めて呼んでいました。ヤロポロクを殺した臣吾を平手打ちしました。

 

一人きりになって、泣き叫んでいました。泣いた後、彼女はまるで涙なんて一粒も流していないかのように、いつものクールな表情でさっそうと歩いていました。社さんが感情的になることなんてもう二度とないのではないか、というくらいに。

 

もう、社さんにこれ以上つらいことが降りかからないでほしいなと思います。幸せになってほしい。

 

片山雛子の今後にも伏線を残しつつ

雛ちゃんは出家しつつも、自ら政治家を目指すと宣言して、ある意味でまた敵を作っていました。しかし、話題にならないよりは良い。気の強い雛ちゃんならではだなと思いました。

 

もしかするとまた政治家復帰もありえるのかもしれません。そんな伏線なのかなと思いつつ、再登場してくれることを期待したいです。

 

悪人は誰なのか

この前後篇の副題は「いわんや悪人をや」でした。これは略されている文の一部で、全文ではこのような文章だそうです。

 

 善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。

 

これは歎異抄という日本の仏教書の第三条に書かれた、悪人正機という思想に基づく言葉です。意味は、

 

善人でさえ救われるのだから、まして悪人は救われる。

 

だそうです。ちょっと変ですよね。普通は逆のように感じます。「悪人でさえ救われるのだから、まして善人は救われる」の方が正しいように思えます。それは、第三条にも書かれています。普通はそう思うよねと。

 

ここで言う善悪というのは、一般的な視点とは異なるようです。法律だとか道徳だとか常識だとかは関係ないと。

 

そもそも生けとし生けるもの全てを救ってくれる阿弥陀仏がいて、この世にいる者は皆悪人。どんな悪人でも救ってくれるのが阿弥陀仏なのです。

 

この世にいる者は、自分では善悪の判断もできず、阿弥陀仏に救われて初めて自分が悪人だと気づけます。そして、善人だと自分で思っている者は悪人であることを自覚していない悪人であり、「どんな悪人でも救ってくれる」という阿弥陀仏を疑っていることがより悪人であることの現れだとされています。

 

だからこそ、「 善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。」となるわけです。「悪い者が救われるならもっと悪くなろう」という考えは間違っていることになります。

 

このことから、私は今回の相棒の話を超解釈してみました。登場人物は全て“悪人”であると。人生でつまづいた悪人もいます。しかし、救いがあった。

 

瀬戸内米蔵は横領で10年間刑務所に服役しましたが、それこそが彼を形成する一つの糧となった。自らの力を過信し、政治生命を絶たれた片山雛子は、御仏にすがりつつもまた再起するという希望を見出した。

 

仕事であれば無感情で人を殺せた男は恋をして、その慕情から愛する女性に付きまとう男を殺し、初めて罪の意識を持った。そして、地獄まで追いかけるほど、刑務所から出てくるのを待ってくれる瀬戸内という人がいる。

 

みんな、救いがありました。

 

その中で唯一救われていない悪人というのは、社さんのように感じました。彼女はロシアのスパイとつながっていて、それどころか愛し合って子どもまでいて、そのためにいろんな人が巻き込まれて犯罪に手を染めて死ぬ人までいて、多くの人を不幸にしてきた悪人です。その悪を一番自覚しているのは彼女でしょう。

 

そして、愛した人を失い、頼るべきものが何もなくなってしまった。そんな絶望にいながらそう感じさせない悪人の彼女にも、救いは必ず訪れるという思いが込められているのではないかなと。

 

だいぶ飛びすぎな解釈でした。これだけの豪華ゲストを楽しめるのは貴重でした。もやもやするところもありながらも、楽しかったです。

 

▼参考にさせていただいたサイト

歎異抄-悪人こそが救われる 悪人正機

歎異抄 - Wikipedia

悪人正機 - Wikipedia

 

次回:心の中の天使と悪魔

パチンコ店の景品交換所で400万円を奪った男が事故死する事件が起きる。その男から400万円をネコババしたホームレスが、とある事故物件を借りる。その天井から「私はすでに殺されている」という手記を見つける。犯人を見つけたら謝礼を払うという言葉があり、男は犯人捜しをする。

 

一方、特命係は400万円を盗んだ人間を探す。そこで最近羽振りの良いホームレスがいると聞き、男のもとを訪ねるが…

ゲスト:勝矢
脚本:太田愛
監督:権野元

 

なんだか不思議な話になりそうでわくわくしますね。今回とは違う“カオス”がありそうです。脚本は安心大好きな太田愛さんなので、期待しております!

 

 

 

 

 

aoikara

 

▼相棒15 第15話「事故物件」記事はこちら

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▼相棒16 記事一覧はこちら

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