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相棒は上手な終着点を見つけるべき。六角精児さんが降板する件について

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相棒は再放送とレンタルDVDで全ての話を繰り返し見ているaoikaraです。古参ではありませんが新参でもないファンです。

 

さて、そんな相棒が好きな私に悲しいニュースが飛び込んできました。

 

 

news.livedoor.com

 

テレビ朝日で長年放送されている、ドラマ相棒で米沢守役として長い間出演してきた六角精児さんが降板したというのです!

 

六角精児さんの降板について思うこと

前のシーズンの終わり方がそんな感じでしたからね。鑑識だったのに急に警察学校の先生になる。ということは、明らかに特命係と関わる時間は少なくなる

 

あの最終回を受けて「降板するのかどうかわからない」と思っていたファンも多かったので「やっぱりか…」という気持ちがあるのも事実です。

 

また、完全に降板したわけではないということでそれについては良かったです。映画にも出演しているということで、もう少し米沢さんを見ることができそうですね。

 

おそらく週1出る陣川君ポジションか、スペシャルなときに出てくる神戸君ポジションかでしょうね。

 

とはいえ、米沢さん(六角さん)がいなくなるなら、もうそろそろ相棒は終わった方が良いと個人的に思います。

 

だってどんなに相棒が変わっても米沢さんはいたから。鑑識がいなきゃ特命係は機能しないから。右京さんと米沢さんも実は裏相棒だから。

 

これだけ主要なキャストがいなくなると、見ていて安心感がなくなりそうです。いつか相棒ではない別の何かになってしまいそうなのです。これだと古参厨な感じもしますが、私は今の相棒の冠城亘(反町隆史さん)も大好きなんですよ。

 

今までも主要な登場人物がいなくなるときというのは、なんだかイマイチな終わり方が多いんです。

 

全てがそうだとは言いませんが、「え、ここで!?」っていうのもあったりして。だからこそ相棒が終わるときに「え、こんな感じ?」となってしまうのが嫌なんですよね。

 

終わるならちゃんと面白くキレイに終わってほしい!

 

そこで相棒の登場人物の終わり方を振り返りつつ、今後の展望や物語としての終わり方について今日は書いていきたいと思います。

 

※コレはあくまで個人的な意見です。否定的な考えもたくさん出ます。それが嫌だという方は見ない方が良いでしょう。その点をご了承の上ご覧ください。

 

登場人物の終わり方がヘタ!過去の相棒キャストの歴史

登場人物の終わり方がヘタ、とはいったいどういうことなのか。具体的に今までいなくなった人たちを例に挙げながらご紹介します。(敬称略、いなくなったシーズンや話数も書いていきます)

 

亀山薫(寺脇康文):Season7 第9話

やめた理由:唐突な「海外の子供救いたいんです!」

言わずと知れた一人目の相棒。相棒と言えば亀山君だよねという人はいまでもたくさんいるでしょう。

 

番組を卒業するということが発表されて、さあいったいどんな風に終わるのか…

 

右京さん「僕に隠していることがありますね」

亀山君「右京さんにはかなわねえや…今までお世話になりました!!」

 

ポカーン(゜Д゜)

 

ですよ!亡くなった友人の代わりに海外へ行って子供たちを救いたい、教えたい、ということでした。

 

まあ、ある意味亀山君らしいのかもしれませんが。申し訳ないけどとってつけたような感があるのも否めません。とはいえ、レベル4は大好きな話のひとつです。今となっては思い出として見られます。

 

役者の理由:役の幅を広げたかった

本来は役者さんとしての理由が大きいでしょうね。寺脇さん=亀山君、というイメージがつきすぎてしまった。おバカで正義感が強くて熱血漢で、たしかに年齢を重ねるごとに演じていくのが難しいキャラクターです。

 

役の幅が狭まってしまうというのは役者さんにとって大きな問題でしょうしね。だからこそ、亀山薫は日本の警察という枠ではない世界に行く、というのは正しい選択なのかもしれません。

 

亀山美和子(鈴木砂羽):Season7 第9話

辞めた理由:薫ちゃんがついてきてって言ったから

亀山君の妻である美和子さんも愛すべきキャラクターでした。相棒のなかでは貴重な女性キャラ!チャーミングで亀山君とイチャイチャしてお茶の間をほのぼのさせてくれましたね。

 

亀山君が海外に行くのであればそりゃあついていくでしょう。いなくなってから「美和子さんって大切な存在だったんだな~」とまさに美和子ロスを感じさせてくれます。というか今でも恋しいくらいです(笑)

 

役者の理由:特になし

これは物語上の都合ですからね。役者としての理由は関係ないんじゃないかな、と思います。

 

小野田公憲(岸部一徳):相棒劇場版Ⅱ

辞めた理由:「かんぼうちょおおおおおおおおお!!!!」

まあ、だいたいこれで伝わりますよね(笑)

 

小野田官房長がいなくなってしまったのはかなり大きな痛手だったと思います。特命係の協力者でもあり、最大の敵でもあった

 

最大の敵とは大きな大きな警察組織。彼がいなくなった時点で、特命係は誰に立ち向かっていけば良いのかがふわっとしてしまったんですよね。

 

新しいシーズンでは石坂浩二さんが演じる警察庁次長の甲斐峯秋が大御所ポジションにはなりました。役柄はキライじゃないですが、あからさまな敵でもないんですよね。

 

組織の人という雰囲気はあるのに、官房長のようなひょうひょうとした雰囲気をあまり感じないからでしょうか。息子がああなっちゃった(後述)し、同情の方が大きいです。

 

と、これだけ大きな存在なのにもかかわらず、映画で逆恨みされて刺されて殉職ですよ。あまりにもあっけなかった。まあ、人生は思い通りにならない理不尽がある、と小野田さん自らが思い知ったということなのでしょうか。

 

映画一つを懸けて小野田官房長のラストが描かれたということには満足です。

 

役者の理由:特になし

こちらも特にありません。岸部一徳さんもそういうことになった、というのを「物語が面白くなるのであれば」と受け止めているようでしたしね。

 

宮部たまき(益戸育江):Sason10 第1話

辞めた理由:「ちょっと旅にでも出ようかしら」

右京さんの元妻であり、小料理屋「花の里」の女将でもあるたまきさん。花の里はシリアスなムードを和ませてくれる大切な場で、右京さんが少しだけ違う一面を見せられるような場でもありました。

 

しかし、残念ながらふらりといなくなり、お店も閉まってしまいました。いつもあると思っていたはずの花の里のシーンがない。長年の習慣とは恐ろしいものですねぇ~を視聴者が実感しましたね。

 

とはいえ、二代目花の里に月本幸子(鈴木杏樹)さんがなってくれたので、また和みの場所ができたので良かったです。

 

役者の理由:言わずもがな…

まーこれはタイムリーですし、この役者さんが現在何をしているのかがわかれば想像もつくでしょう。要はそういうことです。略。

 

神戸尊(及川光博):Season10 最終話

辞めた理由:自分のせいで右京さんの信念を曲げさせてしまったから

二代目相棒の神戸君。新しい相棒を作るキャストとしてミッチーは最高でした。全く違う相棒、だけどより面白い。そんな相棒でした。

 

辞めた理由は右京さんの信念を曲げさせるような無茶をしてしまい、もう特命係にはいられないと去って行く。かっこよくないですか!

 

話としてはクローンを題材としたためSFチックで少し難しかったですね。しかし、今までの相棒のなかでは最も良い終わり方だったと個人的には思います。

 

役者の理由:特になし

これも特にないでしょうね。思ったよりも短かったな~と思いましたが、あれくらいがベストなのかも。イメージがつきすぎても大変でしょうしね。

 

神戸君は相棒の相棒ではなくなったものの、元相棒としてところどころ出てくれているので誰も傷つかなかった(ファンとか視聴者がね)という意味で幸せなのかもしれません。

 

三浦信輔(大谷亮介):Season13 第1話

辞めた理由:関係ないヤツに足刺されたことによる重度な後遺症

捜査一課の三人組、捜一トリオのひとりとして活躍してきた三浦さん。最初こそ横暴な刑事でしたが、どんどん伊丹とは対照的な人情味のある素敵な刑事さんになっていきましたね。

 

それがシーズンが始まってすぐですよ!係長になって昇進したと思った刑事として絶望的ですよ!その話よりも三浦さんがいなくなったショックが大きいよ!

 

ということで、犯人グループの一人(だったっけ?)に太ももを刺され、ケガは治ったけど杖を持っていなきゃ一緒歩けない後遺症を抱えることに。

 

本当に突然、三浦さんはいなくなりました。これが登場人物の終わり方としては残念だという声が多かったのではないでしょうか。

 

役者の理由:忙しい

おそらく役者さんが忙しかったので、相棒から卒業するという選択になったのかな~と思います。たまにで良いので顔を出してくれたらうれしいですね。カフェのマスターとか、似合いそうです。

 

甲斐亨(成宮寛貴):Season13 最終話

辞めた理由:ダークナイト

三代目の相棒、カイト君こと甲斐亨。今までの相棒と比べるとぐっと若くなり、相棒というよりは師匠と弟子のような関係でした。それがいつかは相棒となれるよう成長していくのかな…と思いきや。

 

ダークナイトでした!

悪い奴ぼっこぼこにしてました!

 

えええええええーでしたよ。だって見ている側にはまったくその闇が伝わってこなかったから。

 

最初の頃は正義感が強く、悪い奴にはことごとく刃向かうような、青臭く若い青年でした。それが妙に落ち着いて、相棒然としてたところに…なんですもの。

 

  • なぜ右京さんにバレなかったのか
  • 動機がわからない
  • 伏線がまったくない
  • 卒業が決まっている段階からでもなぜ伏線を描かない?
  • 子供が生まれるんだったら犯罪やめろよ

 

など疑問が残ります。3年間相棒を務めてくれていたのに、まさかのダークナイトで逮捕終了。うーん、もったいないですね。このへんの真相について今後の相棒で明かしてくれたらありがたかったのですが…まあ、難しいでしょうね。

 

役者の理由:そういう契約でした

もともと、2年間やるという契約だったそうです。それが1年延びて3年間務めたのだとか。よく相棒の相棒を降板すると不仲説をささやかれるのですが、水谷さんの事務所が小さいから叩かれているだけだと思うんですよね。ボソッ

 

やはり3年もやってくれていたのにこの終わりかよ…という切なさが残ります。かわいそうというか…切ないです。まあ、役者さんの終わりもだいぶ切なかったですね。

www.aoikara-writer.com

 

米沢守(六角精児):Season14 最終話

辞めた理由:警察学校の先生になったから

シーズン14の最終話の事件の現場が警察学校なんですよね。そこにナゼか米沢さんがいて「警察も免許更新とかあるのかな?」なんてのんきに見ていたのですが…

 

先生になるための講習を受けていた!

 

まさかまさかでしたね。相棒では米沢さんがいるものだと思っていましたし。「いなくなるかもしれない」なんて思いませんでした。

 

新しい相棒である冠城亘にも反抗的な態度を取るという意味でも面白かったのですが…非常に残念です。

 

サブタイトルである「ラストケース」は米沢さんのことだったのでしょうね。

 

役者の理由:役者として新しいことをやりたい

というのが六角さん自身の考えのようです。16年もいたのですから、制作側から正式な発表があっても良いのではないか、と思いますが…。その前にフライングして言っちゃったのか、今後発表するつもりだったのか。

 

水谷さんも応援してくれているということなので、六角精児さんという役者さんのこれからの活躍(もう十分に活躍している方だけれど!)も応援していきたいですね。

 

もしかしたらいなくなるの?な登場人物

実はこのほかにもSeason14(前のシーズン)では、もういなくなるのかもしれないという展開の話になっていました。そんな登場人物もピックアップ。

 

陣川公平(原田龍二) Season14 第12話

辞めた理由:犯罪一歩手前になるようなことをしでかしてしまった

「陣川という名の犬」というコメディ感たっぷりのタイトルから考えられないほど、シリアスな話でした。

 

陣川君が誰かに惚れて、失恋して、酔っ払って絡む、という一連の流れが面白かったのになぁ。誰かのために犯罪を犯しそうになってしまったのは切なかったです。

 

あんなうちひしがれた状態では、もう次のシーズンで面白おかしい陣川君っていうのは見られないのかなぁ、と感じてしまいましたね。

 

役者の理由:あるのかなあ…?

役者さんの事情は正直わからないです。水谷さんともよく共演していますしね。とはいえ、物語上の都合とも言いづらい。うーん、降板なのかどうかはまだ疑問が残るところです。

 

まあ、大晦日に丸腰刑事とかやって、別の刑事として元気そうなので良かったです。

 

片山雛子(木村佳乃) Season14 元旦SP

辞めた理由:政治での同志が殺されたため辞職

雛ちゃんは特命係の敵の一人でしたよね。捕まえられそうで捕まえられない。いつか決着してほしいと思っていたのですが、これまたあっさりとした退場でした。

 

あれだけ計算高い人があんなミスで辞職するとは思えないんですよね。まして前のシーズンで「日本国家と結婚します」と宣言しただけに。日本の組織としての片山雛子と、信念と正義を持った特命係として対決してほしかったですね。

 

とはいえ彼女だけに華麗にまた出てきてくれるんじゃないかな、と期待もしています。

 

役者の理由:特になし

木村佳乃さんは主演も脇役もこなす実力派で売れっ子の女優さんですし、何かの仕事があるから相棒をやめるって感じもしないですね。特に理由はないでしょう。

 

どうして終わり方がヘタなのか?

さてさて、ここまで相棒の登場人物の終わりをご紹介してきました。消化不良な終わりが多いのは説明下手ではありますがおわかりいただけたでしょうか?

 

そこで、どうしてこういう形になってしまうのかを個人的に考えてみました。

 

脚本と監督が毎回違うから

相棒の良いところでもあり、裏目に出てしまうところですね。話ごとに脚本や監督が違うので好みだったり苦手だったりして、またそれも楽しんで見られるのが相棒の特徴です。

 

たまに人物像が全く違うこともあります。まあそれはご愛敬だし視聴者側の解釈でなんともなる場合もあります。

 

ただ、人物像が確立されていないと終わるときにどういうこと?となってしまいます。カイト君が良い例で

  • どうしてダークナイトになったのか
  • なぜ右京さんは気づかなかったのか

ということについて全然掘り下げていないんです。

 

つながりがないからわかりづらいし、わからない。結果的に終わり方に疑問が残ってしまうわけですね。

 

あれ、終わる気なのかな?

ここまで書いて思ったのが「もう、終わらせる気なのかもしれない」ということです。だってこれだけ主要なキャストがいなくなるんですよ。これだけの人がいなくなって、果たして相棒と言えるのかということ。

 

もし、相棒が終わるためにそれぞれの登場人物の終わりを描いているのだとしたら、そういうことだったのかと理解できるかもしれません。

 

だったらなおさら、終着点のための1シーズンを作ってほしい

物語としてのつながりがなく、登場人物が急に終わりを迎えることでたくさんの疑問点が残る、というのが問題でした。

 

なので相棒が終わるのだとすれば、面白い終着点につくために1シーズンを使ってほしいと思います。

 

違う脚本家さんや監督が描く話だとしても、1シーズンを通して“終わり”をテーマにしてほしいということです。終わりというテーマを掲げて人物像も確立すれば、脚本家が違ってもつながりは生まれるでしょう。

 

さらに私の要望としては

  • 面白い昔の脚本家さんを読んでほしい(櫻井武晴さん[名探偵コナン、ATARUなど]、古沢良太さん[リーガル・ハイ、デートなど]、戸田山雅司[スペシャリスト、科捜研の女など])みんな素晴らしい脚本家さんばかり!
  • 相棒全員集合させよう!(カイト君は面会に行こう追記:無理になりましたね。回想にしましょう)(もちろん陣川君もね)
  • いなくなった主要キャストを思い出させよう(三浦さんとか、官房長とか、米沢さんとか)
  • 映画は嫌。ドラマで終わらせてほしい。相棒はあくまでドラマ。

 

うーん、ファンってわがままですね。でも見るのは視聴者でありファンなんですよ。

 

おわりに

こんな文句ばっかり書いていますが、相棒15も映画も絶対見るんですけどね!

 

好きだからこそ、終わりがあって寂しいけどそれも受け入れられます。キャストも物語も大事にして、全員は難しいけれど多くのファンが「面白かった!」と思えるようなラストを目指すこともそろそろ視野にいれてほしいな、という話でした。

 

欲しい、欲しいぞ!米沢さんの最後の勇姿を目に焼き付けねば!

 

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