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「そういう方法もあるのか」内田康夫さんが小説の完結編を公募した件について

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浅見光彦の役のイメージは沢村一樹さんだなぁ、と感じるaoikaraです。たしかもこみちさんに変わったんですよね…オリーブオイルでもかけて解決するのかな?

 

というわけで、今回はそんな浅見光彦シリーズに関わる…

 

内田康夫さん休筆宣言

 

についてです。

内田康夫さんの休筆と代筆宣言

浅見光彦シリーズなどで知られている作家の内田康夫さん。2015年に脳梗塞を患ったことから、執筆中だった作品の執筆が難しくなったそうです。そこで休筆と、書きかけの作品の続きを公募で完結させることにしたのだとか。

 

詳細はこちらのサイトでご覧ください。

 

www.asahi.com

 

ちらりと知っている程度だけれど…

私は内田康夫さんの作品はたくさん読んだことがあるとは言えないレベルで、それこそ最も有名な『浅見光彦』シリーズをいくつか読んでいる程度です。そして、沢村一樹さん主演のドラマもいくつか見たことがあるってくらい。

 

その程度の知識ですが、とても面白い作品です。きまじめな文章なだけではなくて、遊び心のあるミステリーで面白い。

 

主役の浅見光彦は素人探偵でフリーのルポライター。フリーのライターってところに親近感を感じます。車はソアラに乗っていたかな。高身長で男前で、正体が謎な感じ。

 

実は父親は大蔵省の官僚で、兄は警察庁刑事局長というエリート一家。の中で、彼だけが落ちこぼれというか…だからって腐っているわけじゃないんですけどね。

 

勝手に捜査して警察にぞんざいに扱われて、兄の存在を知られると手の平を返されるという定番シチュエーションは「待ってました」と言わんばかりの展開です。

 

お手伝いさんに「坊っちゃん」と呼ばれているのも不名誉ながら、クスッとしてしまうシーンです。

 

作品中、ずーっと33歳というのも特徴です。まあ、私が知っているのはこれくらいで、作品の魅力はあまり伝えられなくて残念です。とても面白いですし読みやすい文なので、ミステリー初心者の方でもすいすい読めると思います。

 

そういう方法もあるのか

内田康夫さんの代筆を募集するというニュースを見たとき、「そういう方法もあるのか」と驚きました。それと同時に、すごく懐の深いというか、器が大きいというか、すごい小説家だなぁとも。

 

自分の作品が別の人の手によって書かれることで完結させる、というのは前代未聞ですよね。少なくとも私が知っている限りはありません。しかも、ご本人の意思でというのは。

 

自分の作品って特別なものですし、まったく別の人の手によって書かれるというのはちょっと怖いことでもありますよね。映像化の脚本とはまた別物ですし。だから「未完」という選択肢もあったはずなのに、完結させるために公募すると作者自身が考えるのは、すごいなぁと。

 

きっとファンの方とか、小説家志望の方とか「書きたい!」という人も多いでしょうね。

 

遊び心のある作品が楽しみです

内田康夫さんは代筆の公募についてこのようにコメントしています。

「僕が休筆すると聞いて、浅見光彦は『これで軽井沢のセンセに、あることないことを書かれなくてすむ』と思うことでしょう。でも、どなたかが僕の代わりに、浅見を事件の終息へと導いてください」「完結編を書けないことが、返す返すも残念ですが、後続の英才に期待します」

引用元:内田康夫さんが休筆宣言 未完の小説、完結編は公募で:朝日新聞デジタル

 

まさに「軽井沢のセンセ」らしい、遊び心あるコメント。思わずにやっとしてしまうような、おしゃれな文ですね。こういう文章なので、小説も本当に読みやすいんですよね。

 

この完結編を読むために、いくつか浅見光彦シリーズを読み直したり、新しい作品を読んでみようかな、と考えています。

 

そして、軽井沢のセンセこと内田康夫さんのように、遊び心がありながらも浅見光彦の優しく強い正義感を描ける完結編が読めることを、心から楽しみにしています。

 

私が印象に残っているのはこの作品。和菓子が題材で、甘い物が好きな私としては楽しい作品。文学的なことと絡めているのも面白かったです。

 

 

 

こちらは読んだことがないのですが…、えっ「浅見光彦最後の事件」!?でも、終わってないんですよね、はてさて。永遠の33歳だったはずの浅見が34歳の誕生日に起きた事件だとか。たしかに終わりを感じますが、続編もあったんですね。“最後の事件”というのは、いろんな意味があるようです。

 

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