主人公が元気すぎるのは子供時代までだと思ったら、大人の柴咲コウさんになってもわりかしわちゃわちゃしていて驚いたaoikaraです。修行で落ち着いたと思ったら、ずーっとあのキャラで行くんですかね…うーん。
というわけで今回のテーマは…
おんな城主 直虎 第4話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※一部ネタバレもしています。ご了承ください。
あらすじ:女子にこそあれ次郎法師
おとわが正式に出家
今川の屋敷からおとわ(新井美羽)は無事井伊谷に戻ることになる。しかし、おとわが正式に出家することによって本領安堵とされる。渋るおとわであったが、母・千賀(財前直見)に説き伏せられて出家を決意する。
正式に出家し、代々井伊の家督を継ぐ者に与えられる男名・次郎から次郎法師と名付けられるのだった。
ところが寺の修行は厳しいばかり
寺に入ったおとわは昊天(小松和重)や傑山(市原隼人)から厳しい修行を受けることになり、なんとたった1日で根を上げて家に帰ってきてしまう。母にしかりつけられ、仕方なく寺に戻ることになった。
小野政直は井伊家での力を強めていく
一方、小野政直(吹越満)が処刑された井伊直満(宇梶剛士)の領地を与えられる、との今川のお達しを当主の井伊直盛(杉本哲太)に伝えていた。直盛の家臣である中野直由(筧利夫)や奥山朝利(でんでん)は強く反発。
そんな中、密書を届けるために殺された人物の息子が、復讐相手を探しているとの情報が入る。その者の耳に小野政直の情報が入るよう、うわさを広めるべきかどうか迷う直盛だった。
お腹が空くなら托鉢大作戦!
どうしてもお腹が空いてしまうというおとわに対し、それなら食べ物をもらうように托鉢をすれば良いと進言する南渓和尚(小林薫)。しかし、おとわが食べ物をくれとせがんでも皆に無視されてしまう。
挙げ句の果てに盗みまで働いてしまい、その場面を鶴丸(小林颯)に見られてしまったのだった。
鶴丸の言葉で「竜宮小僧」になることを決意
おとわが修行の厳しさについてこぼしているのを聞きながら、きちんと説教をする鶴丸。そして「竜宮小僧」のように人のために振る舞えば良いと説くのだった。
おとわはひらめいたように納得し、人のためになることをして竜宮小僧になろうする。そうして托鉢で食べ物を手に入れることもできたのだった。
そんな鶴丸とおとわの様子を直盛が陰ながら見つめていた。
直盛が小野を救う!
ある夜、小野政直が例の密書の息子に襲われる。そこを助けたのが直盛だった。男を逃がしてから、直盛は自ら小野に刃を向ける。領地は半分しか与えない、直満は自分の心だったと伝えて立ち去るのだった。
おとわは次郎法師にー
おとわは亀之丞の帰りを待ちながら、修行を詰んでいく。子供から大人へ、おとわから次郎法師へと。もう9年もの月日が経っていたー。
というストーリーでした。いろいろ合点がいかない場所がたくさんありましたね~。そこらへんも掘り下げながら、感想も詳しく書いていきます。
第4話のGOODポイント
- 南渓和尚「今川が消えてなくなるかもしれん」
まーた言ってる。まあ、でも楽しい人だ。この物語ではやっぱりなくてはならない人だね。 - おとわの出家で乳母のたけ号泣。まさかの父・直盛も泣きそうw
- たしかに、おとわはいろんな意味で「ただならぬ子」だわね。
- 南渓和尚、自分だけお菓子食べたり酒飲んだり…生臭坊主め!(そこが良い)
- したたかすぎる小野、嫌いじゃないぞ。
- 【朗報】瀬名ちゃん、無事に蹴鞠の勝負に勝ってお嫁さんになる願いが叶う!本当に勝ち気な女の子ですね。おとわに手紙をくれてたの。少しでも瀬名ちゃんを感じられてうれしい!
第4話の気になったポイント
- 寺の修行が厳しいっていうより、普通に意地悪じゃない?
- 托鉢で「なにかくれ」っていうおとわ。一応お姫様育ちなのよね?さすがに行儀が悪すぎないかしら。
- 盗みのくだりは鶴丸だけじゃなく大人が叱らなきゃダメだ。
- 柴咲コウのお経が歌にしか聞こえない。
- あっ、あのキャラのまんま大人になるんだ…。
やっと父親と母親らしい感じに!
今回は母親の千賀と父親の直盛が、親らしさを発揮していたと感じる回でもありました。
厳しさこそが母親の愛
母の千賀は、おとわを出家させるために「他の人にできることではありませんよ」と言ってその気にさせていましたよね。今までもそうでしたが、自分の娘をよく手名付けているのは母親らしさ。思わず直盛も「うまい!」と言ってました。
そして、おとわがたった1日で出家から家に戻ってきてしまったときも、わざと突き放してました。そうでなければ寺に戻ってくれなかった。厳しい母親の愛ですね。
「こうすれば、おとわは戻ってきますか?」と、出家を後悔している様子なのも切なかったですね。たしかに普通に鶴丸と夫婦約束すれば良かったのに…と思ってしまわなくもない感じですよね。鶴ちゃん良い子だし。
父・直盛は当主としての力をやっと発揮!
今回は小野を救いつつも、自ら刃を向けてハッキリと言ってやった直盛も格好良かったですね。今まで当主として頼りない感じだったので、やっとカッコイイ一面を見られた気がします。
鶴丸のことを考えて父親を失わせるわけにはいかない、と小野を救ってあげるのは直盛らしく良かったですね。直盛は優しい。だけど、かっこよさも感じされました。
そんななかで、直盛が生けていた花がちょっと気になりました。枯れてた花ですね。なんとなく菖蒲のように見えたんです。
菖蒲の花言葉を調べてみると、「あなたを信じます」「やさしい心」「忍耐」というような意味があるらしいのです。直盛のあのときの心境を描いているような感じがして、良い演出だったなと思います。
▼参考元
厳しい修行?耐えられない?おとわがかわいそう?
出家して寺の修行に関しては…うーん。なんかいろんな人に共感できなくて、うーんってなっちゃいました。
寺の修行が厳しい?いじめじゃないですか!
寺に行こうとして門の外にぽーいって投げ出されるシーン。えっ、これもう修行始まってんの?ただの理不尽な意地悪じゃん。高い位置から投げ出されて痛そう。
まーその他の畑仕事とか、食べ物が少ないとかは仕方ないですけど、おとわは育ち盛りだしお腹が空くのも仕方ない気がしてしまいますね。それを修行と言うのか…体調が悪くなるだけだと思うな~。それに耐えるのが修行なのかしら?
猫さえ一人(一匹か?)で眠るところあるのに、僧には眠る場所がないのもなんとも言えませんね。
厳しい修行の中でおとわの心が研ぎ澄まされていくのかな、と思ったんですけど…。そうでもないらしく、その修行もいまいちよくわからない感じがしてしまいました。
でも、おとわはふがいなさすぎる
自分から出家するって言ってて、実態知らなくて1日で根を上げるのはあまりにもふがいなさすぎますよね。いくら子供だとしても。
挙げ句の果てに「こんな家、出てってやるわ」ってまー憎たらしい。主人公なのにこんな愛されない感じのキャラクターで良いんですかね?展開含めいろいろもったいない気がしてしまいます。
もう鶴丸だけが良心なんじゃ…
物語を見ているともやもやするような展開が多くて、鶴丸が出てくるとほっとしてしまいます。この物語の良心ですね。あ、あと南渓和尚と猫も癒やしの存在ですw
井伊をあざむくのはやめてほしいと父に懇願
母親や弟にも被害がおよぶかもしれないから、もう井伊をあざむようなことはやめてくれと、父親の小野政直に頼み込んでいましたね。自分が嫌な目に遭いたくはない、とは言わないんです。本当に偉い。
に対してしらばっくれる父親。ここの父子の関係性も確執がありそうな感じに描かれていきそうです。
好きな子にもきちんと説教できるのはエライ
出家してもう嫌だというおとわに対しても「自分がまいた種ではないか」ってちゃんと叱るのも偉いですよね。おとわのことが好きだとしても、甘やかさずダメなことはきちんとダメと指摘する。
しかも出家した後に「鶴と夫婦約束をしていれば良かった」って残酷すぎることを言われているのに…鶴ちゃんめっちゃ大人な対応ですよ。
結果おとわは「竜宮小僧」に成長できた
おとわは亀之丞に「亀の竜宮小僧になる!」と宣言していたのですが、出家してそれが叶わないと思ってしまったようです。そこで鶴丸が「僧になった方が亀に協力できることもある」「みんなの竜宮小僧になれば良い」と告げました。
それでおとわは吹っ切れて、竜宮小僧のように人のために振る舞おうと思えるようになったわけです。いやー本当にヒロインを成長させる最高のパートナーじゃないですか!本当に鶴ちゃんは良心だわ!
おとわの子供時代最後のシーンは、お経を唱えながら歩いているところでしたが、落ち着いた雰囲気が出ていて良かったです。成長を感じられました。
次回:世の中が変わりゆく予兆ー?
次郎法師は修行を詰みながら亀之丞の帰りを待っていた。今川義元はますますの権威を振るっていた。そこで小野政直は自分の嫡男・政次と奥山朝利の娘を夫婦にしようと画策していた。しかし、政直は病で倒れてしまいー。
来週は亀之丞が帰ってくるようですね。それにみーんな大人になってる!ただ、主人公のキャラがあんまり変わらないのがちょっと気になります。個人的には修行を詰んだのだから、少しばかし落ち着いてほしいです。
こわ~い顔の瀬名ちゃんと、こわがってそ~な顔の竹千代(後の家康)がいたのも楽しみ。瀬名ちゃん、お嫁さんになれなくてぶち切れそうで楽しそうですw
賛否どちらも感じられるドラマというのはなかなかないし、否だけにならない限りは見続けようかと思います。
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aoikara
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