中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

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死ぬときに健康を強制するのはエゴなのかもしれない

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非喫煙者のaoikaraです。嫌煙家ではありませんが、副流煙を吸うと気管がちょっと苦しくなります。合ってないんでしょうね。なので吸ったことないです。

 

今回のテーマは…

 

喫煙と最期のとき

 

についてです。

 

 喫煙者には生きづらい世の中で

最近、喫煙に対する取り締まりがさらに厳しくなっていますよね。受動喫煙防止での新法案で、飲食店も「原則禁煙」になり、賛否両論さまざまな意見が出ていました。

 

www.huffingtonpost.jp

要は多くの人がいる場所では原則禁煙。ただし、きちんと「喫煙室」があれば大丈夫。ってことなんでしょう。しかし、飲食店の規模からして、ちゃんとした喫煙室なんか作れないところもたくさんあって、売り上げに関わって困るっていう声もあったりするようです。

 

個人的なことだと、私は非喫煙者だから困ることはないし、禁煙室が空いてないときにもくもくの煙の中で食事をすることもない(最近ではそれもあんまりないけど)からありがたいっちゃありがたいです。

 

でも、今までも喫煙があるからって困ったことがあるわけではありません。昔ほど、喫煙にオープンな場所も減りましたしね(電車とか駅とか)。

 

でも、喫煙者にとっては生きづらい世の中ですよね。

 

そんな「喫煙OK」と例外な場所の提案がされた

それがホスピス

受動喫煙防止のための新法案では、基本的に敷地内は全面禁煙です。しかし、例外の一部としてホスピスが挙げられたそうです。

www.houdoukyoku.jp

 

「ホスピス」とは?

ホスピスとは終末期の緩和ケアを行う施設や、在宅でも行われる終末期(ターミナル)ケアのこと。「生きるための治療」ということではなく、患者のQOL=生活の質を改善することを目的とした治療のことを言います。

 

「ホスピスの一部で喫煙可能」の提案

そんなホスピスの施設や緩和ケア病棟がある病院では、個室で喫煙可能にしたり、喫煙室を作るなど、例外として一部の喫煙を認めると、厚生労働省が検討しているようです。

 

たしかに、死ぬ前に「健康に悪いから」と好きなものを取り上げるより、満足してもらう方がQOLの向上という意味では正しいのかもしれませんね。

 

現在でも喫煙可能なホスピスがあるらしい

ちなみに、ホスピスや緩和ケア病棟がある病院の大半は喫煙禁止です。しかし、一部では個室や喫煙室などではOKという施設もあるみたいです。

 

しかし、反対の声もあるようで…

この厚生労働省の「ホスピスの喫煙可能」に対して、日本禁煙学会は否定的なようです。

 

www.bengo4.com

さらに詳細は要望書をご覧ください。

緩和ケア病棟は、例外とすべきではありません。ー日本禁煙学会

 

上記リンク先によりますと、

  • 緩和ケア病棟がある病院では全面禁煙がほとんど
  • 喫煙に精神的効用はない
  • 喫煙者が禁煙した方が精神的健康度は向上する
  • 鎮痛剤や向精神薬などの効き目が弱まる

などを理由に挙げて、一部例外は認めず、むしろすべて禁煙にすべきだとの要望書を提出したそうです。

 

上記のことが理由であれば、体や精神を蝕み、むしろQOLが下がってしまうのではないか、という懸念があるということなのでしょう。

 

個人的な意見は「死ぬ前くらいは好きにしてあげたい」

ここから書くのは、私の個人的な意見です。

 

「死ぬ前に何がしたい?」

という質問、死が現実ではないなら、きっと山ほどあるだろうなって思います。余命を告げられたときの質問だとしたら、命が残りわずかというパニックがあるけれど、生への渇望でもう溢れるほどの要望が出てくると思います。「あれもしたい」「これもしたい」って。

 

でも、ホスピスにかかって、終わりに向かって生きていることを感じるようになって、死が目の前に来たとき。

 

何かしたいと思えるのでしょうか。

 

死の現実が近すぎて「何かしたい」なんて思えないんじゃないでしょうか。生きることでいっぱいいっぱいで、無数にしたいことなんてないんじゃないでしょうか。

 

死ぬ前に「したいこと」なんて本当に限られている

そんなときに「これがしたい!」と思える事って、ものすごく限られていることです。だからこそ、本人にとってはすごく価値のあることなんじゃないかと思うんですよね。

 

だから「好きなことをさせてあげたい」

残りわずかの命で、数少ない要望を叶えてあげたいというのは、自然な感情ではないでしょうか。

 

「最後に一服したい」という喫煙のみならず、「一杯飲みたい」っていう飲酒とか、「甘い物が食べたい」なんていう、明らかに健康には被害がある要望だとしても。

 

感情論と言われれば、感情論でしかないです。私は医療従事者じゃないし、専門的な意見なんかわからない。でも、私の家族だとしたら、希望を叶えてあげたいと思います。最期の最期ってなったら、やっぱりそうなんじゃないでしょうか。

 

何が正解かなんてわからないけれど

死ぬときにまで健康を強制するのはエゴなのではないでしょうか。今、死ぬために一歩一歩、歩いている人に「健康に悪いですから」と要望しているものを取り上げるのは、あまりにも残酷な気がします。

 

でも、その希望を叶えることによって最期を苦しませることになってしまったり、死期を早めてしまうかもしれない。それはそれで、また苦しいこと。だったらどうしたら良いんだろう。

 

そのリスクを知った上で、本人がどうしたいか、なんじゃないのかな。やっぱり。やめるという人もいれば、それでも良いから、という人もいる。

 

最期の人生は自分自身で選ばせてほしい。

 

と、個人的には思います。

 

私よりも、もっと専門的に終末期医療について書いてくださった記事をご紹介して、結びといたします。

 

gendai.ismedia.jp

 

参考にさせていただいたサイト

 

 

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