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【ドラマ感想】相棒21 第3話「逃亡者 亀山薫」亀山君には二人の相棒がいる

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というわけで、今回のテーマは…

 

相棒21 第3話「逃亡者 亀山薫」感想

 

です。

※ネタバレを含みます。

 

▼前回の話はこちら

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相棒21 第3話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:波岡一喜 長谷川公彦
  • 脚本:川﨑龍太
  • 監督:橋本一

相棒21 第3話「逃亡者 亀山薫」あらすじ

池袋で輸入雑貨店の店長が殺害され、犯人が逃亡する事件が発生。現場近くで発見された血ぬれのフライトジャケットや目撃者の証言などから、警視庁特命係の亀山薫(寺脇康文)が容疑者として浮上する。

 

その後、被害者は覚醒剤の売人だったことが判明。さらに、薫は警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課の課長・角田(山西惇)に事件絡みの前科者のリストアップを頼んでいて、その中に今回の被害者がいたことも分かる。

 

美和子(鈴木砂羽)によると、薫は最近、運転免許試験場に異動させられていた当時に世話になった塩見(長谷川公彦)という人物について調べていたという。ただ、塩見は池袋中央署で会計課長の職にあった4年前、事故死していた。

 

薫が逃亡を続ける中、杉下右京(水谷豊)は独自の捜査を開始。いっぽう、池袋中央署の羽柴(波岡一喜)という刑事が、捜査一課の伊丹(川原和久)が薫の逃亡を助けているのではないかと上層部に進言し、伊丹は捜査から外されてしまう。

 

そんな中、右京は塩見が死亡した当時、押収物が、署内から消える事件があったという情報をつかむ。

 

殺人容疑が掛かった薫はなぜ逃げているのか?

無実を信じて右京と伊丹が即席タッグ!?

事件解明の先に待つ残酷な真実とは…

 

参考元:第3話|ストーリー|相棒 season21|テレビ朝日

 

感想

昔の相棒っぽい雰囲気があって面白かった!

亀山君がいるおかげなのか、昔の相棒のような空気感があって面白かったです。ちょこちょこ、個人的に「うーん?」と思うところはありましたが、それはまたあとで書くとして、全体としては面白かった。

 

でも、面白かった、と言っていいのかは迷います。誤解なきように、面白くなかった、という意味ではありません。結末が「事件が解決してよかったよかった」という感じでもなかったので。「考えさせられる」と感じ、そして実際に考えている、という意味で「面白かった」という言葉を使わせてください。

 

私は右京さんや亀山君みたいな厳しい言葉はかけられない…

塩見さんの子どもの命を救う大金を用意するため、薬物の横流しに協力した羽柴さんが、右京さんと亀山君に厳しい言葉をかけられていましたけど、私は「いやでもなぁ、塩見さんの気持ちも、羽柴さんの気持ちもわかるなぁ」と思ってしまいました。

 

でも、警察としてはダメなんでしょうね。薬物を横流しにすることで、苦しんだ人がいるかもしれないから。犯罪を取り締まり、被害者を増やさないのが警察の仕事なのに、私情で真逆のことをやってしまったわけで…。警察官としての責任を追及されるのは仕方がないのかもなぁ。

 

「警察官として絶対にやってはいけないことをしたんですよ!」って右京さん怒っていたけど、亀山君がただ情報流しただけの売人に水に顔埋めて自白させようとしたのは“警察官として絶対にやってはいけないこと”じゃないのか?まあ謹慎と減給はされているけどもね。あのやり方はダメよ。正直、懲戒免職レベルだと思いますよ。

 

脚本なのか演出なのかはわからないけど(脚本にない演出がされた、ということが相棒ではあったので)、今のご時世的に、というか個人的にはですかね、そこはうーんとは思いました。

 

それに息子さんの気持ちを考えるとつらすぎる。父親は自分の命を助けるために犯罪に手を染めて自殺。母親はそんな父親の犯罪を隠すために殺人。私だったら、「自分が生きているせいで」と思ってしまうかもしれません。

 

だから、きっと親としても絶対にやってはいけないことだったのだと思います。でも、親だから何をしてでも子どもの命は救いたかった、切実な気持ちもわかる。そもそも親がいなければ、自分は今ここにいなかった、わけでもあるし…。

 

本当に塩見さんはどうしたらよかったんでしょうね。ほかに命を救う方法を、それこそ命がけで探すべきだったんだろうか。もし犯罪を犯しても、命を救ったあとに、罪を償うから、罪を背負って生きていくべきだったのかもしれない。

 

それに命を救ったから終わり、じゃないよ。奥さんはそのあとずーっと秘密を抱えて、一人でお子さんを育ててきたんだから。そりゃあ触れられたくなくて覆っているところに、脅しで詰め寄られたら爆発しちゃうよな、って奥さんの動機も感情では理解してしまう。

 

それにしても亀山君って知り合いの犯罪者率が高すぎるよなぁ。親友は死刑囚(浅倉)だし、知り合いの警察官は殺人と窃盗するし(音尾琢磨さんがやっていた役)、なんだかなぁ。もうヒロコママと伊丹しか信じられないです。

 

離れていても“相棒”

相棒って常に一緒にいるってわけではなくて。離れていながらもお互いを信用して、自分の道を突き進むと、そこで二人が出くわして事件が解決する、みたいなところも醍醐味があって。

 

今回はまさに、でしたね。初回からずっと二人で出ずっぱりだったから、こういう離れるというのもありですね。亀山君は右京さんを、右京さんは亀山君を信頼しているのが伝わってきました。

 

そして、伊丹もね。亀山君が容疑者とはされているけど、本当に犯人だとは思っていない。それがバレちゃって捜査から外されちゃうくらいだし。とはいえ私情を挟むような刑事じゃないよ、伊丹は。その2人の信頼感もよかったな。

 

というわけで、亀山君は右京さんと相棒、なんですが、やっぱり伊丹とも相棒なんだよなぁ。あ、それで思い出した、またスピンオフの「裏相棒」やりましょうよ!

 

次回:遺体なき殺人!?

右京と薫が乗ったタクシーに結婚のついたマフラーが。直前に乗っていた男は唐突にロープを買っていて…。男は両親の遺産を食い潰して生活している独身のプレイボーイ。しかし遺体は見つからない。右京は男を追い、薫は事件を追う。

右京さんは犯人(らしき男)を追い、亀山君は事件を追う、次も別行動っぽいですね。雰囲気としては相棒Season12 第18話「待ちぼうけ」っぽくて面白そうです。

 

脚本家さんは光益義幸さん。初めて見るお名前だったので、調べてみたところかなりお若い方のようで、2019年の第2回WOWOWシナリオ大賞を受賞されているようです。

 

若い方に書いていただくのは、視点が今までと変わるんじゃないかという期待も膨らみますね。新しい脚本家さんだとストーリーの運び方やどんなテイストの者たがりになっているのか想像できない分、とても楽しみです!

 

監督は初回からずっと橋本さん。というわけで次回も楽しみです。

 

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