中卒フリーライターほぼ無職。

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南海キャンディーズのしくじり先生を見て、ほろっと来ちゃった

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お笑いがそこそこ好きなaoikaraです。ライブに行くほどではないけど、ネタとしては知ってるけど、知らないお笑い芸人さんも全然いるけど、M-1見た後にしつこく霜降り明星的ボケとツッコミをやりたがる鬱陶しい人間です。

 

今回のテーマはそんなお笑いの…

 

南海キャンディーズ しくじり先生

 

について。

 

12月14日(金)に放送された「しくじり先生」という番組にて、南海キャンディーズの山里さんとしずちゃんが出演して、コンビの「しくじり(主に山里さんの嫉妬)」について語っていました。

 

予告で知って気になっていたので、見ました。で、最終的な感想は…

 

南海キャンディーズ、本当に良かった!

 

となりまして。なんか、ほろっと来ちゃったんですよ。なんだかいろいろと感じ入るところがあったので、あまり詳細にネタバレしない程度に感想を書いておきます。

 

山ちゃんの嫉妬えぐい

まずね、しくじりの部分として、山里さんの嫉妬が本当にえぐいんですよ。そもそも、お笑いにストイックすぎるあまり、相方にものすごく厳しい。基本的に「自分がこれだけやってる」っていうハードルがものすごく高くて、相方にも求めてしまうのかもしれません。まあ、たしかに山里さんは自分にもめちゃくちゃ厳しいのでしょう。

 

そしてストイックな努力も実梨、2004年のM-1グランプリで準優勝。結成2年目でのこの成績は本当にすごい。一応は山里さんの嫉妬は収まり、いろんな番組から引っ張りだことなります。

 

しかし、南海キャンディーズとしてはしずちゃんが爆発的に売れて、山里さんは「じゃない方芸人」的立ち位置。ネタも自分が書いていて、しずちゃんも自分が作り上げたキャラクターなのに、自分がスポットを浴びないというのは、山里さんもそりゃあどす黒い感情が燃え上がっても仕方ないのかもしれません。

 

で、相方の活躍を喜べず嫉妬。やり方が本当にえぐい。芸人としてというか、人としてどうなのってくらいに。出演していたメイプル超合金の安藤なつさんが嗚咽出ちゃうくらい、えぐかったです。

 

千鳥の大悟さん、格好良すぎる

山里さんが千鳥の大悟さんと仲が良いのを知りませんでした。そこのつながりがあるんだなぁと。どん底の山里さんに、大悟さんがやってくれたこと、かけた言葉が格好良すぎるんです。こりゃあ惚れちゃう。

 

大悟さんが浮気して週刊誌に撮られたとき、千鳥もやばいのかもと思っていましたが、全然人気が衰えず、人徳があるんだなぁって改めてわかりました。

 

あれ、これ大悟さんの好感度落としてないかな?いやいや、大悟さん好きよ。千鳥が好きだもの。千鳥の漫才も好きよ。ジープに紐くくりつけて松の木引き抜く男。

 

しずちゃん懐深すぎる

笑いに対してのストイックさから来る厳しさとはいえ、山里さんの嫉妬の感じって常軌を逸してるんですよ。お互いに共演NG出すっていうくらい仲が悪くなってしまいます。

 

でも、解散しなかったのは、しずちゃんの懐が深いというか。山里さんが干渉体質で、しずちゃんが流される体質と言ってましたが、しずちゃんはなんかもっと広く大きいというか。

 

自分が一生懸命になれること=ボクシングを見つけたときにまっすぐ向き合って、そのとき山里さんのお笑いに対する真剣さに気づくって、なかなかできませんよ。だってそこに1個「顔も見たくないほど嫌い」が挟んであるんですもん。

 

でも、相方の思いに気づくことができた。しずちゃんだから、山里さんとの関係が「嫌い」で終わらなかったような気がします。

 

山ちゃんって面白いし、努力の塊だなぁ

山里さんって面白いんですよ。めちゃくちゃ。私はアウトデラックスとかで「あれ、この人面白いぞ」となって、テラスハウス見て「山ちゃん面白いなぁ」と毎週実感しているくらい。やり過ぎのときもありますけど、面白いです。偉そうに言ってしまって申し訳ないくらい。

 

山里さんって、よく聞くと同じフレーズ使い回してるなって思うときもあって。その反応がめちゃくちゃ早いから、瞬発力かと思うんですよ。

 

でも、山里さんが瞬発力じゃなくて、「このパターンはこれで笑わせる」っていうストックがめちゃくちゃあるんだなと勝手に分析しています。どんな状況でも笑わせるっていう、あらゆるパターンのお笑いの方程式を集めてるんですよ。それってできない。

 

山里さんのちょっとやばい感じが出ちゃって行きすぎて、周りが引いちゃうときも、ぽんと一言置いてそれすらも笑わせる感じとか。これすごくうまくて、うまいって見せずに面白くて。

 

しくじり先生も、終始トークショーを見てるみたいでした。山チャンネルも面白いのよね。もう噺家ですよ。

 

しくじり先生って、バラエティで話す人ばかりが出るわけじゃないから、そういうときにレギュラーの芸人さんがフォローしてバラエティらしさを出してくれるんですよね。でも、山里さんはほぼ自力で面白くするんですよ。だから「すごいなぁ」と思っちゃって。

 

もちろんオードリーの若林さんとか、ノブコブの吉村さん、伊集院さん、メイプル超合金の安藤なつさんとかたくさん芸人さんがいて、みんながフォローしつつちゃんと笑わしてくれるんですけど。メインの山里さんが本当に面白かった。

 

こんなこと言ったら商売あがったりだけど、山里さんは本当にお笑いとしての努力がハンパない。努力の研ぎ澄まされ方が本当にすごい。なんか褒め過ぎちゃって恥ずかしいけど、よく見るとほんとうにすごいの。いや、すごい。面白い。

 

南海キャンディーズ、本当に良かった!

昔から南海キャンディーズはお互い仲が悪いとかいう話もあったりして、でもそれはネタ的な意味合いだと思ってテレビを見ていました。各々が活躍していて、一緒に出ないという形もあるのかなとも思っていましたし。

 

2016~2017年のM-1に出たときは、M-1の復活でまた出られるくらい最初に売れたのが早かったんだなぁ、という感想を抱きました。関係性が最悪から信頼関係に行き着くまで、ものすごく激動していたなんて、全く知りませんでした。

 

今は南海キャンディーズの二人でしたい漫才ができて、お互いが他愛もない話もできて、お笑いコンビとして“普通に仲良く”っていう当たり前のことができてて、なんだか良かったなぁと、とてもシンプルな感情が湧きました。

 

最後に山里さんが声を震わせながらしずちゃんに頭下げて謝るのとか、ちょっとだけ計算かなとか思っちゃうんですよ。そういう人だし。それも個性で良さですし。でもね、なんかほろっと来ちゃったんです。「ごめんなさい」と「ありがとう」に。

 

うわー良かった、今二人で「南海キャンディーズ」でいてくれて!本当に良かった!ってなってしまったんです。こんなに関係が変わっていって、今みたいに行き着くなんてことあるんだな。でも、良かったなぁ、本当に。

 

 

とまあ、なんか普通に構成通りに感情を動かされて、テレビ制作側からは踊らせやすい視聴者の私は、単純に感動してしまいました。これからも今の関係が続くと良いな。そして、南海キャンディーズまた全国ツアーやるなら行っちゃうかも。

 

テーマは嫉妬。相手が変わったというより、自分が変わって世界の見え方が変わって、相手を受け入れることができた二人の話なのかも。その間にお互いが自分ために積み上げてきたことが、今の南海キャンディーズに生かされている感じがとっても良かったです。

 

南海キャンディーズとしての歴史とか、仕事への向かい方とか、嫉妬との付き合い方とか、詳細に綴っている山里さん著作の「天才はあきらめた」読みたいなぁ…お金貯まったら買うかもしれないです。

 

あ、最後に。しずちゃんが山里さんを漢字一文字で表すなら「泥」ってのがツボです。

 

 

 

 

 

aoikara

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