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半沢直樹 2020年版 第5話 感想 必殺、ソーシャルディスタンス!

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いつだって他人とはソーシャルディスタンスのaoikaraです。

 

「新しい生活様式」と言われる前から、人との距離は取っていきたいスタイルだったので、前向きに取り組んでいます!人との距離自体はあんまり変わってないかも?

 

というわけで、今回のテーマは…

 

半沢直樹 2020年版 第5話 感想

 

です。まさかソーシャルディスタンスまで教えてくれるとは…

※ネタバレあります。

 

▼前回の話はこちら

www.aoikara-writer.com

 

あらすじ

IT企業・スパイラルの買収劇をめぐり、電脳雑伎集団の粉飾を突き止めた半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行を救った立役者として本店への復帰を果たした。だが復帰早々、中野渡謙頭取(北大路欣也)から直々に破綻寸前の帝国航空の再建を任される。

 

帝国航空は日本の空輸を担い、まさに国を代表する大企業だが、近年の経営状態は決して芳しくない。しかし、労働組合やOBの力が強いため大胆な改革もままならず、もはや身動きが取れなくなっていた。

 

そんな矢先、新たに国土交通大臣に就任した白井亜希子(江口のりこ)が会見で帝国航空の大胆な改革を華々しく提案する。

 

彼女によれば、弁護士の乃原正太(筒井道隆)をリーダーとした直属の再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、帝国航空に債権を保有しているそれぞれの銀行に、一律7割の債権放棄を検討しているという。

 

もしこのプランが実現すれば、東京中央銀行はおよそ500億円もの債権を手放さなければならなくなってしまう。半沢は何としても帝国航空を自力再建させるため、帝国航空へと乗り込むが、そこには一筋縄ではいかない巨大な壁が待ち受けていた…。

 

参考元:あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』

 

面白かったシーン・ぐっときたシーン

  • 取締役会での大和田、今までは末席でしたけど、少し上になってましたね。スパイラルの買収で功績を挙げた半沢を後押しした、という立場からでしょうか。しぶといねぇ。
  • 取締役会での大田和、半沢に顔近すぎ。と思えないほどスルーする半沢に笑いました。
  • ファーストクラスのランチを100人分も要求する乃原ってやつぁもう、もう、もう、全体的にむかつく!にしても、筒井道隆さんって誠実な役柄が多いから、こんなに嫌みったらしい役をしっくりこなすのは驚きと、むかつきながらも「いいぞ!」となっています。
  • 帝国航空の機長、そしてグレートキャプテンである木滝さんめっちゃカッコイイ…渋い。不勉強で存じない俳優さんだったのですが、鈴木壮麻さんというミュージカル俳優さんだったのですね。半沢直樹では、歌舞伎役者に時代劇俳優、バイプレイヤー、ミュージカル俳優、芸人さん、ものすごく濃い人たちが出演してくれてすごく楽しいです!
  • 半沢家のマカロン騒動には笑っちゃいましたね。女将からもらったマカロンと、花からもらったマカロンが同じ。「こっちの方がおいしい。こっちを食べる」と必死に花からもらった方のマカロンを頬張る半沢がよかったです。ああいう、気の抜ける場所があるのって大事ですよね。
  • 半沢の協力してくれた瀬名社長、あんなにカリカリしていたのに、信頼している人に向ける表情が全然違うのね!信頼している人には絶対に尽くす、かわいい人だなとか思っちゃいました。心強い!
  • 半沢が伊勢志摩に行って、会社にいるやる気のない女性社員(私としては必要なことをちゃんと教えてくれて仕事してるなぁと思ったけど)から情報を聞き出すの、見事だなぁと思っちゃいました。ああいうことあったら、あんな感じの手を使います!
  • 悪者は証拠がお好きですね。「俺がやったという確固たる証拠をさあ!」の永田には、2013年版の小木曽を思い出しました。「証拠を出せ証拠を!」が懐かしいなぁ。
  • 半沢が隠し撮りした証拠映像に木滝機長が出てきたとき、社員たちが「わー機長だ!」みたいにテレビに出てる家族が出て盛り上がる、みたいな空気感がよかったですね。木滝さん、慕われているんだろうなと思えるシーンで。

 

気になったシーン

  • まだ明らかになってないけど、常務の紀本が気になるなぁ。女将が気にしてるのも何なんだか。
  • 曾根崎がむかつくな~最終回までに倍返しの少しでも返せるといいな!うおー!
  • いつも人がたくさんいる剣道の練習場ですが、密を避けて半沢一人の自主練だったのかなぁ、なんて思いました。大変な時代だよね。
  • 半沢が他人に「やられたらやり返す、それが私のモットーなんでね」「倍にやり返すのがモットーなんでね」と言うのって、けっこう怖いですよね。当たり前に受け止めていたけど、瀬名社長の反応がリアルだよなぁと思っちゃいました。
  • 石黒賢さん演じる財務部長の山久が、どうやらそんなに悪い人間ではなさそうなんですよね。今のところ、は。どうも石黒賢さんは悪い人の役のイメージがあって、それが好きでもあるので、ちょっと裏切るのを期待したいのですが…どうだろうなぁ。
  • あれ、アンジャッシュの児島さん、すごくいい感じの存在感だったけど、セリフが一言もありませんでしたよね?まさかずっとしゃべらない人…とかじゃないですよね?次こそはセリフがあるのを期待したい!

 

個人的に「お?」とか「あ!」とか思ったシーン

  • 開発投資銀行の帝国航空の担当・谷川幸代を演じられる西田尚美さん、映画『南極料理人』で堺雅人さんと夫婦役をされていましたよね。前回、半沢が奥さんの花との会話で「南極」という言葉も出てきたので、なんとなく意識しちゃいました。
  • 伊勢志摩、いいところだから私も行きたいなぁ。
  • ドラマ『相棒』が好きな私としては、暇課長を演じている山西惇さんが出てきてくれてすごくうれしかったから、早々の退場は残念です。だがしかし、いい斬られっぷりでしたので、よかった!

 

感想

できる男、半沢直樹

帝国航空の再建に乗り出す半沢だったけど、まさかの政府が介入してきて、500億円の融資を放棄することになるかもしれない。回避するために帝国重工を調査して、再建案を練って幹部に相談するも、社員に不利益になるような情報だけが流出。

 

うーん…もう始まりから本当にいや~な感じでしたよね。社員からの信用も失うし、気持ちが一丸となり、東京中央銀行の再建案が通るのは難しそうな展開で…。

 

それでも半沢は行動が早かった!いや、まず会社を調査するところも含めてね、しっかり見ているものは見ているなと思いました。政府との協力者、情報を流出させた人間を突き止めるため、伊勢志摩にまで行くわけですから。

 

あらゆる手を考えて、実行する。本当にできる人だなぁと思いました。自分や会社の利益ではなくて、思いで動いているから結果を残すんだろうなぁ。

 

いや、自分のためだけにも、同じように動ける人はいますよ。でもそうすると、半沢が東京セントラル証券で森山に言っていたように、組織は終わる。半沢の思いがあったからこそ、人も会社も動いてくれるんだろうなと思いました。

 

ソーシャルディスタンス&三密攻撃!

今回の勢いもすごかったですね!半沢が永田に言い放ったセリフ、スカーッとしたなぁ。

 

「あなたからは腐った肉の臭いがする」

 

「それ以上近づかないでいただきたい!!!」

 

「近づくなああああ!!!!」

 

永田さん、ひどい言われようだwまさか半沢直樹を見ていてソーシャルディスタンスまで教えられるとは。時代に合ったドラマだなぁ(違う)。ぜひぜひ、今の時代に使っていきたいと思います。

 

さらには永田の協力者である丸岡には、半沢と木滝機長と、タクシーでサンドイッチ攻撃!

 

「虫のいいこと言ってんじゃねえぞおおお!!!!」

「吐けえええええ!!!!!」

 

あんだけソーシャルディスタンスを呼びかけていたのに、めっちゃ三密。と、ツイッターでフォロワーさんが話していて、「たしかにその通りだな」と笑っちゃいました。

 

そして、永田への

 

「おまえはバンカーの面汚しだ!!!」

「会社にとって最も不要なコストは、永田ぁ、おまえだああ!!!!!」

 

半沢は敵と向き合ったとき、図太いほどに言い負かして、清々しい気持ちにしてくれますよね!いやー今回も気持ちよかったなぁ。永田へのイライラもたまりにたまっていたので、崩れ落ちていきスッキリとしました。

 

そして、半沢と機長の共闘も良かった!これからもこの二人のコンビに期待ですね!

 

会社を思う気持ちは本物

うまくいっていない会社が借金だけを手放して目先の計算がうまくいったとしても、そもそもの根本を正さなければ何も解決しないのではないか、というのは「たしかに」と思います。

 

と考えると、本当に会社のことを考えているのは、白井大臣と半沢どちらなのか、明確ですよね。そもそも、白井さんは大臣に抜擢された功績を残すため、何かやりたいってだけな気もするし。

 

半沢が帝国航空に対して気になっていた、縦割りで乗務員が空港で案内できないとか、制服を着ない人たちだけでリニューアル会議を行うとか、細かなこと。たしかに業界を全く知らない私のような人間からすると「え?」と驚いてしまいます。業界では常識でも、利用する一人の客として、また社会人としてどうなんだろうなぁ、と。

 

ただ、自分が良いと思ってやってきているものを否定されるのは、それが世間の常識とずれていようと腹が立つんですよ。自分の方が理不尽だとわかっていてもね。当人たちにとっては「企業理念」なのでしょうが、他人から見ると「企業体質」になってしまうのかもなぁ。

 

だからこそ、人の上に立ち、周りからの信頼も得ているグレートキャプテンの木滝さんが受け入れて、変わろうとしてくれているのには胸が熱くなりました。ただ、一度は半沢に裏切られたと思って、また変わることを拒否してしまったのはつらい展開でした。

 

半沢が言い得ていた、「変わるのが怖い」も木滝機長の本音でしょうね。そうでなくてもいいなら変わらない方で…と気持ちが傾いてしまう気持ちもわかる。でも、変わらなきゃいけないときはある。

 

でも、残すべきところもある。半沢は、帝国重厚の社員たちが仕事の誇りとプライドがあり、会社の芯まで腐っているわけじゃないと確信していました。そして、

 

「帝国航空を見くびらないでいただきたい!!!

 

「腹をくくっていただきたい」

 

と熱弁。信念のある人たちに進むべき方向を示して、その信念を貫けることができたらこんないいことはないなと思います。そうなれば、いろんな人や会社が救われるんだろうな。

 

とはいえドラマという架空の世界で、現実はなかなか難しいのかもしれませんけどね。社会や会社の仕組みについて何も知らない私が思う理想像で、でもそういう何も知らない人間のためにも社会はあるわけなのでね。

 

白井と共闘する人たちがこわい

さてさて、政府もなかなか手強いですね。「政府」なんて主語を出して話す日が来るなんて思っていませんでした。とはいえ、まあドラマの中での話ですが。

 

白井大臣はしたたかですが、意外とあっさりやられる気がします。彼女はスポークスマンに過ぎないというか。

 

本当に怖いのはあとの2人

 

もちろん暗躍している箕部幹事長ね。「そんなもの、これひとつ」といって自分の頭を指でさし、土下座してみせる姿にぞっとしました。

 

半沢直樹での敵キャラというのは、もう絶対に土下座しない人たちばかりなんですよね。主に大和田を筆頭に。浅野支店長はしてくれたけど、伊佐山なんかしなかったしね。

 

それがもうあっさりしちゃう。怖いくらいに。だからこそ、手強いんですよ。堪えるものがないから。うーん、これは本当に怖い人だ。

 

そして、あの人ね。タスクフォースのリーダー乃原。あいつはまあ、なんか、もう、いちいち腹の立つ!絶対に倍返ししたい人間に違いない!

 

半沢は債権放棄についても、きっぱりはっきりと

 

「我が東京中央銀行は、債権放棄を拒否いたします!!!」

 

と高らかに宣言していましたね。その点は、まだ何もしていないはずなのに、きっぱり言い切るだけでもスッキリとしました(笑)

 

あれは何かしらを断りたいときに使いたいな。全力で!!!

 

大和田とはいつだってソーシャルディスタンス

そうそう、大和田のことも忘れちゃダメだよね。今回は大和田の方からずいぶん半沢に絡みに行ってるなぁという感じがするんですが、半沢は大和田の存在そのものがないような扱いをしていますね。すれ違い、いやソーシャルディスタンスですね。

 

そりゃあ、大和田は半沢にとっては父親の敵ですよ。目的のために利用して協力をしても、それ以上はないわけで。絶対に許せない存在なんだから、そりゃあいつだって心も物理的にもソーシャルディスタンスを取りたいですよね。

 

とはいえ、大和田もまだまだ何かたくらんでいそうな気配はあるので、目が離せません。

 

今回は以上。

 

次回、またまた黒崎が帰ってくるー!!!テンションぶち上がりますね。まだまだややこしくなりそうですし、半沢の「倍返し!」を存分に期待しています!

 

 

aoikara

 

▼半沢直樹 2020年版 第6話 記事はこちら

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▼半沢直樹 2020年版 記事一覧はこちら

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