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相棒17 第19話「漂流少年~月本幸子の決断」感想 月本幸子の門出に、幸多からんことを願って

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ついているかついてないかと言われたら、ついていると思うaoikaraです。運が良くてここまで来た感、あります。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第19話「漂流少年~月本幸子の決断」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒17 第18話「漂流少年~月本幸子の覚悟」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第19話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:浦上晟周 鶴田忍 長谷川ティティ
  • 脚本:太田愛
  • 監督:橋本一

 

第19話「漂流少年~月本幸子の決断」あらすじ

リフォーム店の店主が殺害された事件の真相に繋がると見られるノートを持って姿を消してしまった河野彬(浦上晟周)。

 

特命係の杉下右京(水谷豊)は、彬が心を許している月本幸子(鈴木杏樹)に、「連絡があったら知らせてほしい」と頼むが、彬の思いを汲んだ幸子は、その依頼を拒否する。

 

別の手掛かりを求めた右京は、彼が所属していた私設のバスケチームを訪問。そのチームは、金銭的に恵まれない子供のために作られたもので、“ダディさん”と呼ばれる篤志家の寄付で支えられていた。

 

一方、行方をくらましていた彬は、幸子と接触。幸子は、彬が自分一人で事態の収拾を図ろうと、危険な行動に出ようとしていることを察知し、協力を申し出るが…。

 

そんな中、捜査を続けていた右京と冠城亘(反町隆史)は、古道具店の店主・品田虎彦(鶴田忍)とその孫の直人(長谷川ティティ)の情報から、リフォーム店主殺害事件の背景に、驚くべき事実があることに気付く。

 

青年が手にしたノートには危険過ぎる秘密が…。右京と亘がたどりついた事件の意外な背景とは!?幸子が下した決断が、特命係に衝撃をもたらす!

 

GOODポイント

  • 前回の話でなぜ幸子さんがスーツ姿なのか気になったのですが、彬くんのお母さんに会いに行くための正装だったんですね。
  • 右京さん、バスケのパスうまい!
  • 人をイライラさせる天才=青木。右京さんに「人をイライラさせる前にしゃべった方が良いですよ」とのこと。青木君の将来への忠告にも、「それは将来考えます」とさらっと返していて面白かったです。
  • 捜査一課のアクションシーン!どーん!布団があるからクッションになって大胆にできるよー!どーん!
  • 冠城君、彬君を救うためにラーメン屋のお客さんのフリをするのが最高でした!「ネギ塩ラーメン!うまかったぞ!」「今度だし汁の摂り方を教えてくれ!」ってのは、ちょっと笑っちゃいましたけどね。
  • 淳君を捕まえる刑事役の人、手を使わず乗り越えていく!すごい身体能力!アクション!躍動感!
  • シナトラ&直人の祖父&孫コンビ楽しいですね~。彬君はシナトラ一家という居場所もできて良かったですね。本当に良い人たちだ。また出演してくれるとうれしいな。
  • 全相棒が出てきたー!!!!熱い展開!!!!

 

気になったポイント

  • バスケコーチの山口さん、子ども達のあしながおじさん的なダディさんのことを、同じ貧しい境遇で「一発当てた人なんじゃないかな」という分析に「いや、別にコツコツ堅実に生きてきた、で良いじゃん」っていう違和感があったんですよね。まあ、本人がそういう人だったってことか。
  • 相棒に出てくるヤクザのクセ強くないですか。合田って人も柿ピー食べるわ、「あ~りませんか」とか語尾のクセ強いし、愛人らしき秘書のイチャイチャするし。なんだあれ!
  • 「高校中退したら地を這うような生活しかできない」みたいなこと言われて、中卒の私は「ひえええ」と悲鳴をあげております。彬君の言うとおり、みんなそうなるとは限らないよ。
  • ダディさん、彬君の耳元にキスしたけど!あれアドリブでしょうね。彬君役の子笑っちゃってましたし。どういうキャラ設定wなんか少年への距離感が近いので、そういう趣味っぽいなという印象でした。言うことを聞く奴には特別に優しくする感じとか…。ただ演技は上手でした。怪演!たった1回でも印象に残りましたし。って、本田博太郎さんの息子さんなんですね!ほえ~。

 

感想

正義感の強い彬君、疑ってごめんね

今回は前後篇の話。なぜか身を隠そうとしている彬君が、どうやら振り込め詐欺に関わっているらしく、右京さんと幸子さんの決裂が気になる展開でした。

 

彬君は騙されていたりした可能性があるとはいえ、さすがに無実ってことはないだろうと思っていましたが、罪を擦り付けられまくっているだけでした。もう全然無実。疑ってごめんね。そして、幸子さんが信じてくれて本当に良かった。

 

彬君を売ったのは友達の淳君。父親がいないという同じ境遇なのに、高校を中退せずに済み、父親からも養育費が払われるようになった彬君に嫉妬しているようでした。それも勘違いだったんですけどね。

 

彬君の父親は離婚してから養育費も払わず、後妻と生まれてくる子どもの世話で手一杯だと言っていました。いやいやいや、言うだけタダだよ。あの父親は無責任で腹が立ちましたね。

 

父親が養育費を払ってくれているフリをするために、彬君がバイトをして支払っていたんですよね。捕まらないよう逃げてもバイトを続けていたのは、養育費を振り込むため。「困る人がいる」と言ってたのは、お母さんと弟のことでした。

 

彬君優しすぎるよ。子どもがこんなにやっているのに、父親として何もしていないって恥ずかしくないのかな。

 

彬君には頼れる大人もいません。信頼していた大人にも利用されていました。

 

そして、友達の淳君救うために、自分が詐欺の受け子を志願して…。優しすぎるよ!友達を救うために、主犯の“ダディさん”の顔写真を撮るっていう作戦も、見事でした。

 

優しいし、賢いし、正義感も強い。ものすごく立派だよ。悪い大人にそそのかされることもなく、自分の意思で動いて…。本当に強い。

 

そんな彬君の本当の姿を知った淳君は、「ごめん!」と何度も何度も謝っていました。淳君もね、いろんなことを知らないだけで、悪い子ではないと思います。逆に信じやすくて、素直なんですよ。学校辞めたけど、仕事もらえたってうれしくて、スーツ姿を彬君に見せに行くくらいですから。

 

一度やってしまったことの取り返しはつかないけど、きちんと反省して、物事の分別をつければ、更生できると思います。淳君もシナトラさんたちのところでお世話になっても良いかもしれませんね。

 

行動的なさっちゃんにハラハラさせられる~!

彬君を心配する幸子さん。何かやらかすんじゃないか、とかなり心配しながら見ていました。そしたらやっぱり、彬君の危機的現場にこっそりさっちゃん居合わせてるんですもの~。「もう、さっちゃん~!」とハラハラ。昔から行動的ですもんね。

 

ヤバイ奴らに見つかりそうになったり、車のナンバーの写真撮ったり、なんとかすり抜けましたけど。は~本当に心配でした。

 

彬君には信頼できる大人として、幸子さんという存在がいてくれて良かったです。

 

右京さんの心を動かしたのは、間違いなく幸子さんの言葉

右京さんは彬君の居場所を聞きましたが、幸子さんは教えませんでした。 そして、幸子さんはこんなことを言いました。

 

「彼等を利用した大人は捕まらない。捕まるのは利用された子どもだけ。大人は罪を犯しても捕まらずに逃げ延びる。違いますか?彬君は無実であっても罰を受けなければならないんですか?」

 

そんな幸子さんの言葉に、右京さんは何も答えられなかったんですよね。

 

その後も捜査を進めつつも、特命係に戻ってから、右京さんは考えていました。

 

「僕たちは事件が起きるまで動けない。事件が起きたときにはもう遅い。

 

誰も、彼等を守ってやれない

 

と。そして、きちんと子どもを利用した全ての大人を捕まえて、彬君を守りました。幸子さんの言葉があったからこそ、単に彬君を捕まえるだけでなく、救う方法を考えたのではないかと思います。

 

太田愛さん脚本の右京さんは、やっぱり優しくて好きです。

 

ドロップアウトしてしまった人はどこですくわれる?

社会的メッセージも強い話でした。養育費を払わない人間が4人に1人もいるとか、それなのにお金がある人はいくらでも得をするとか。

 

生まれが貧しいと、学校に行くお金もなくて、学歴がなければちゃんとした仕事にも就けなくて、永遠に貧しさから脱することはできないのでしょうか。

 

そうやって今回みたいに、悪い大人に子どもが利用されることもあるでしょう。仕事ができるのは自尊心が満たされますし、お金がもらえるという理由で生活のために犯罪に手を染めてしまう子はいます。

 

でも、そのラインを超えてしまったら、犯罪者なんですよ。子どもだとしても社会は容赦しません。社会的な居場所がなかったとしても、犯罪者になれば同情もされず、社会から叩かれてしまう。彼等は永遠に居場所を失われてしまう…。

 

ドロップアウトした人はどこで救われるのでしょう。きっとどこかで止めてくれて、居場所を作ってくれる人はいるんです。でも、そうじゃない人もきっとたくさんいて…と思うと私自身も無力感でいっぱいになります。

 

犯罪を犯しても、罪を償って、更生することができる

そんな中で、幸子さんも、服役していた元犯罪者ですから、社会からドロップアウトしてしまった人なんですよね。愛した夫を殺されて、その人間に復讐しようと殺人未遂を犯してしまって。

 

最初は罪から逃げようとしましたが、捕まってからはいろいろ巻き込まれたりもしましたが、きちんと服役してました。刑務所を出てからは、花の里の女将として立派に社会復帰していましたし。

 

犯罪を犯して社会復帰をするのは簡単なことではありません。でも、法的に罪を償うことはでき、更生する道もあります。

 

犯罪者をただ罰するだけでなく、立ち直る過程を見せていくというのも、やり直せるんだという相棒のメッセージなのではないかと思います。

 

月本幸子、花の里からの卒業…門出を祝いたい!

なんとなく、幸子さんが大きな決断をするんだろうな、それはきっと別れを告げるものだろうなと予感していました。でも、いざ聞かされると、いやー寂しいです。

 

「今日が花の里で幸子さんに会える最後の日」と右京さんが言ったときは、あー来ちゃったか、という気持ちで。右京さんは全部わかっていたんですね、幸子さんのことを。

 

毎週のように出てきた花の里で、優しく明るい笑顔の幸子さんに会えなくなってしまうのは、やっぱり寂しいです。だってだって、幸子さんがいる花の里は癒やしだったんですもん。

 

でもね、悲しい理由でなくて良かったです。頼れる大人がいない子どもたちが大人に利用される事件で、その子に力を貸した幸子さんは、もっと自分が子どもたちのために力になりたいと決意した。

 

幸子さんにも犯罪を犯しても更生した過去があって、自分にとって右京さんがそうだったように、誰かに手を差し伸べたいんだろうなと。本当に素晴らしい門出だと思います。太田愛さんの脚本で、本当に愛がある締めくくりでした。

 

今まで急に退場ということも多かったので(三浦さんとかカイト君とか…)、そう考えると2週にわたって丁寧に描いてくれて、本当に心のこもった門出だったんじゃないかなぁと思います。

 

右京さんが幸子さんに「花の里」という居場所をくれて、今度は自分で作ろうと頑張るというのは、すごい決意だと思います。だって、今のままでも十分に生活はできるんだもの。それでも、前に進もうとする幸子さんは強い人だなぁ。

 

そして、右京さんが最後の別れの言葉として、

 

「幸子さんの門出に、幸多からんことを」

 

と握手を求めました。幸子さんは、自分の名前が嫌いだったんですよね。「幸せな子って、どこが幸せなんだろう」「私はついてない女」と言ってて。そんな人が自分は幸せでついていると、前を向いてくれたのがうれしい。

 

「杉下さんに会えてよかった。本当にありがとうございました」

「こちらこそ」

 

と握手するシーンはぐっと来ました。最後は月本幸子というよりは、演じてらっしゃる鈴木杏樹さんも重なって、涙があふれていました。役柄を超えて、杏樹さんから水谷さんへのメッセージにも聞こえたりして。

 

いつもは軽い口を叩く冠城君も、別れを惜しむように、黙ってしんみりしているのも良かったです。

 

そして、亀山君、神戸君、カイト君と過ごした回想シーンが出てきたときは、もう懐かしさとうれしさで、私も涙が…。そうなんですよね。幸子さんは、全ての相棒を見届けている数少ない人なんですよね。 

 

私も、これからの幸子さんの門出が、幸多からんことを願います。1シーズンに1回くらい、「今こんなことしてて~」と出てくれたらうれしいです。

 

鈴木杏樹さんも、長く月本幸子として出演していただき、ありがとうございます。でも、永遠の別れではないですから!また、相棒の月本幸子として再会できたらうれしいです。

 

今回の話、そしてこれまでについて、杏樹さんがインタビューに答えてくれています。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

そして、相棒で最初に月本幸子を登場させたのは、古沢良太さんの脚本。そんな古沢さんもTwitterでコメントされていたのですが、それもまたうるっと来ちゃいました。

 

今後の花の里は?

幸子さんが去り、右京さんと冠城君も帰り、誰もおらず照明が落とされた花の里のラストシーン。あまりにも静かで…寂しかったですね。

 

そういえば、右京さんは花の里に行くというルーティーンがなくなると、ちょっと変になるんですよね。スランプと言いますか。(Season10 第12話「つきすぎている女」より)

 

そんな右京さんが不思議な感じになってしまう感じを、またやってほしいですね。変になった右京さんと、ツッコむ冠城君とか、そこに青木君も入り込んでくるとか見てみたいですし。

 

で、花の里の後継者ですよ。花の里はあってほしいですよね。しかし、今のところ全然思いつかない…うーん。全く新しい人というよりは、なじみのある人が良いですが…うーん。

 

役者さんとしては仲間由紀恵さんの着物姿とか見たいですけど、役柄的に社美彌子が女将さんになるのは想像できませんね。木村佳乃さん演じる雛ちゃんとかもね。

 

そういえば、前にタコライス作っていた子(Season16 第9話「目撃しない女」の芽依ちゃん!)とか、かわいくて好きだったけどなぁ。料理が好きで店を持つのが夢らしいので、どうでしょう?ちょっと若いかなぁ。

 

あれ、今シーズンあの人出てないぞ…

これは本編と関係ない話なんですけど、ちょっと驚くべき事実を思い出しまして。ほぼ毎シーズン登場しているあの人が、今シーズン出ていないんです…。そう、陣川君!どうしたよ!捜査二課で忙しいのかな?

 

いろいろ問題あったときも、イギリスのスコットランドヤードに飛ばされてましたけど、名前は出てましたからね。名前すら出てないシーズンってものすごーく久しぶりでは!?(調べてみたらSeason3初登場で、Season6~7、9~16という出演でした)

 

もう花の里は陣川君が大将でいいんじゃないか(適当)

 

次回:世界が終わる!

遺伝子工学の教授が殺害され、反科学主義の団体が関わっている可能性が出てくる。事件当時の防犯カメラに映っていた男女の名前から、とある小説家につながり、その人物が例の団体との関わりがあり…。

ゲスト:中原丈雄 渕野右登 小木茂光 大浦龍宇一 八木優希
脚本:金井寛
監督:内片輝

 

幸子さん卒業でうるうる来てたのに、いきなり「世界が終わる!」とか言い出すから、スケールが大きすぎて拍子抜けしました。たぶんシリアスなんですけどね。

 

そして、最終回なのに輿水さんの脚本じゃない!?これはかなり驚きました。マジか。独特な台詞回しがクセになってきたんだけどなぁ…。残念です。

 

そして、中原丈雄さんまたご出演!4回目!小木さんはわんちゃん大好き弁護士さんから2回目ですね。

 

さてさて、ついに最終回、しっかり見届けます!

 

 

 aoikara

 

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