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【ドラマ】コウノドリ 第2シリーズ 第1話 感想 産むまでが奇跡、産んでからが現実。

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全てのお母さんに感謝したいaoikaraです。我が母にもですね。そういう思いにさせてくれます。このドラマはね。というわけで今回のテーマは…

 

コウノドリ 第2シリーズ 第1話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

 

 第1話のGOODポイント

  • 鴻鳥(綾野剛)のことを心配してくれている四宮(星野源)にちょっとキュンとしました。「サクラ」と呼び続けている感じも、仲の良さを隠しきれていないですよね。四宮先生は悪い人じゃないのよ。逆にこういう医者いるよね~って感じの人なだけで、良い医者なのよ。
  • ろうあ者夫婦の夫・健治役である泉澤祐希さん、ドラマ『白夜行』に出ていましたね。あのドラマも好きだったので、「うわ~お父さん役かぁ」ってびっくりしました。子供も大人になりますね、としみじみ。あんまり年変わらないんですけどね、なぜか親気分。
  • 「鴻鳥先生ってBABYですか?」の質問は笑っちゃったなぁ。事情を知っている小松さん(吉田羊)がおかしそうにしていたのも含めてw
  • 小松さんが赤西君(宮沢氷魚)に「スマイル」ってやったの、第1シリーズで下屋先生にやったのと同じですよね。やっぱり産科は笑顔って良い言葉。

 

気になったポイント

  • 鴻鳥がBABYとして演奏するときのカツラが第1シリーズと変わっていましたね。銀髪は不自然だったけど、黒髪だとバレそう。大丈夫かしら?まあ、銀髪でも何人かにはバレていたか。

 

感想

産むまでが奇跡、産んでからが現実。

このドラマは第2シリーズで、前作も見ていました。私はまだ結婚もしていなくて、子供も産んだことがありません。なので、出産の現実を全然知りませんでした。このドラマを観て、出産はとても壮絶なことで、健康に産まれることがどれだけ奇跡なのか、知りました。

 

今回のシリーズは産むまで、そして産んだ後がテーマになっているのかなと感じました。産むのは奇跡だけど、産まれてからは現実で。一日一日、片時も離れず赤ちゃんを見ていなければならない。ものすごく大変なことですよね。

 

世の中のお母さん達は本当にすごい。命をかけて子供を産んで、今度は現実に向き合っていかなきゃいけない。本当に大変。お母さんたちも、赤ちゃんも、家族も、大変で。育てづらい世の中だろうなぁと思うと、胸が苦しいです。

 

今回の出産

離島での出産

医療施設のない離島で医師として働く萩島先生(佐々木蔵之介)。いろいろ思うところがありました。立派ですよね。リスクはあるけど自分が生まれ育った場所で子供を産みたいと考える人だっているだろうし。その手助けをしてくれる人がいるなら、やっぱり頼りたいしなぁ。

 

ろうあ者の夫婦

二人ともろうあ者の夫婦、早見マナ(志田未来)さんと早見健治さん。鴻鳥先生をはじめとして、ペルソナチームがみんな協力的でほほえましかったです。出産だって耳が聞こえないといろんなことがわかんないし、初めてだし、本当に大変。

 

出産した後に、音が消える演出が良かったなと思いました。赤ちゃんが連れて行かれたけどどうなっているのかわからない。ろうあ者の方にはそんな風に見えているんだろうなと感じられて。不安でたまらなくて、やっと安心できて。

 

育児も大変ですよね。赤ちゃんは耳が聞こえていたようですが、夫婦が話さないので言葉の発達に遅れが生じるのかなとか、危険があっても聞こえないことがあるのかなとか。難しい課題が山積みで。でも、この夫婦は“二人で”支え合っていくんだろうなとずーっと感じられました。

 

働き盛りの夫婦

お互いに仕事が忙しくバリバリ働いている佐野彩加(高橋メアリージュン)、康孝夫婦(ナオト・インティライミ)。彩加さんの方は今まで仕事もバリバリにこなしていたのに、妊娠して思うようにいかなくて、周りにも迷惑掛けて、今まで自分が積み上げてきたものが壊れてしまうような感覚なんだろうな。それはそれで、すごくつらいだろうなと思いました。

 

夫がずーっと「俺も手伝うよ」と言っているのは気になりました。すごく他人事だなぁと。形だけ優しい言葉をかけている感じでした。四宮先生が

 

「手伝うじゃないだろ。おまえの子供なんだよ」

 

と言ってくれたのはスカッとしました。そのあとは「一緒に頑張ろう」と言ってくれましたが…

 

彩加さんは家で赤ちゃんが泣いてもぼーっとしていて、目が死んでいて、何もしなくて。結局康孝さんは育休を取らなかったみたいだし。それはそれで仕方がないことなんだけど。

 

今まで社会に出て活躍していた女性が、急に家の中にいると社会から取り残されたような気持ちになる、なんて話を聞いたことがあります。それはそれでつらいよなぁと。それだけじゃなく、子供の心臓に穴が空いてこの先どうなるかが全然わからないわけだし。

 

もっと、もっと、夫婦で向き合わなきゃいけないのかもしれない。早見夫婦がお互を支え合っているのと対照的でした。何もしない夫、というわけではないんでしょうけど…。うーん、でも周りがサポートできるのって限界があるしな。何か良い方向に進むきっかけがあればいいな、と思います。

 

鴻鳥が持っていた手紙

鴻鳥先生は何かあったんでしょうね。だから島に行った。手伝いという名目だけど。あの四宮先生が気遣っていたくらいですし。

 

持っていた手紙が気になります。三浦芽美さんという女性の。子供ができて、出産できて幸せだという手紙でした。出産後には満面の笑みで「ありがとう」と鴻鳥にも言っていました。

 

その笑顔が失われてしまったのかな…とすると。やはり産後。今回のテーマなのかなと。育児という現実が彼女にはあまりにも厳しくて、もしかすると最悪の事態になってしまったのかもしれません。母子心中とか、育児放棄とか、虐待とか…。

 

鴻鳥先生がどうしてあげたらよかったんだろう、と思っているのかな。でも、やっぱり精一杯今できることをやるしかないんだよね。産後って難しいですよ、本当に。もっともっと社会で育てていくっていう意識を持たないとダメなんだろうな。一人一人ができることとしては、そういうことしかないよ。

 

やっぱり綾野剛さんが良い

このドラマの第1シリーズを見たときに、ものすごく驚いたのが役者さんたちのうまさ。特に主演の綾野剛さんには驚きました。あまり綾野さんの演技を見たことがなかったのですが、エキセントリックな役柄のイメージが強くて。こんなにも優しい表情や声になれて、ほっとするような人柄に見せられる人なんだなぁと感心しました。

 

特に「迷惑かけたっていいじゃない!」とマナさんに伝えたシーンはなんだかぐっと来ました。そうなんですよね。お産って子育てって、誰かに迷惑がかかってしまうのは当たり前で。いいんだよ、迷惑かけたって。そう言える人になりたいなぁ。

 

ほかの役者さんたちも素晴らしい

研修医だった下屋先生(松岡茉優)も成長しましたね。NICUでどこかクールだった白川先生(坂口健太郎)も優しい笑顔を見せるようになったなぁ。できる女のイメージだった吉田羊さんが、あんなにちゃきちゃきっとした助産師さんを演じていたのにも当時驚きました。役の幅広いなぁ。星野源さんもすごく売れて、あの役で初めて知ったのが懐かしいです。

 

新登場の研修医・赤西君は良い医者になりそうだ…と思っていたら、産科医にはならない?どういう気持ちなのかしら。演じている宮沢氷魚さんのお父さんがTHE BOOMの宮沢和史さんということで「ジュニア」と呼ばれていたのにはちょっと笑っちゃいましたが。

 

今後どうなっていくのかなぁ。現実を思い知らされて胸がきゅーっとすることも多いんですが、それでも良い作品だから、今後も楽しみです。

 

次回:子宮頸がんと出産

妊娠19週の妊婦・久保佐和子は鴻鳥に子宮頸がんと診断される。癌の進行がはやく、子宮を全摘しなければならない状況。しかし、赤ちゃんも十分に育っていない。ペルソナの医師たちで話し合われるが意見は割れる。久保夫婦にも厳しい決断が待っていてー。

次もつらい話ですね。妊娠中にがんになることもあるのか。しかも、子宮頸がん。お母さんもつらいだろうし、旦那さんもつらいだろうし、医師としても難しい。どう描くのか、次回も期待しています。

 

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aoikara

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