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【ドラマ】小さな巨人 第9話 ネタバレ&感想 もはや顔芸大会だけどそこがいい

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俳優さんみたいに表情筋をぐにょぐにょに動かしたいaoikaraです。あれだけ顔が動いたら、皮膚がたるまなさそうです。

 

というわけで今回のテーマは表情筋がすごい役者ぞろいの…

 

小さな巨人 第9話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第9話のあらすじ

横沢(井上芳雄)を逃がしたとされる山田(岡田将生)と共犯者ではないかと、香坂(長谷川博己)も自宅謹慎を言い渡されてしまう。一方、山田は父親で内閣官房副長官の・勲(高橋英樹)の家に上がり込む。一方、小野田(香川照之)も捜査一課長として独自の捜査を進めている。

 

味方のフリをしていた本当の敵は思いがけない人物だったー。

 

ネタバレ(知りたくない方はスルー推奨)

小野田の怒り

豊洲署で捕まえられたはずの横沢が山田の手によって逃げられ、それを知った小野田は怒り心頭。さらに、早明学園の専務で元捜査一課長の富永(梅沢富美男)にも叱られる。

 

小野田は勝手に横沢を豊洲署に連れて行った、捜査一課一係係長の藤倉(駿河太郎)に怒りをぶつけ、左遷確定。さらに、山田と所轄がつながっているとして豊洲署の捜査は認めず、香坂は自宅謹慎となった。

 

山田と横沢の行方

香坂が自宅に帰ると、なんと山田と横沢が待っていた。香坂は勝手なことをした山田に怒りをぶつけるが、山田は横沢の言うことを聞いてくれと言う。

 

横沢は江口が殺された事件当時のことを話し出した。事件があった日は江口と約束していた。屋上に会いに行くと、江口が死んでいたらしい。物音がしたので身を潜めると、富永がやってきて横沢の毛髪を置いて偽装工作をしている。さらに、共犯者らしき人物と電話でやりとりをしていた。

 

電話の相手はわからないが、逃げた。生前の江口に山田に頼るように言われていたので、連絡を取ったらしい。そして、不正の証拠である裏帳簿は隠し金庫に隠してあるらしく、その鍵は今、山田が持っている。

 

山田の思惑

横沢を風呂に行かせて、香坂と山田の話し合い。山田は香坂に鍵を預ける。

 

横沢が持っていた裏帳簿のコピーの1ページ目が17年前から始まっており、そこに山田の父で現在は内閣官房副長官を務める山田勲と、富永の名前があった。しかし、破られていて肝心な部分がわからない。そこで、山田の父と富永を知っている人物=香坂の父親から話を聞きたいと言う。

 

父の言う「絆」

香坂は父親の見舞いに。見張りをしている渡部(安田顕)がそのことを小野田に報告すると、見張りを続けろと指示される。

 

一緒に連れてきた山田が、香坂の父・敦史(木場勝己)に裏帳簿を見せて話しかけるが、全く反応がない。警察官をやめてから認知症のような症状が出て、香坂のことも息子だとわかっていないらしい。

 

しかし、敦史は窓を見て「におうなぁ」と刑事だったときと同じ口ぶりで言う。香坂と山田が外を見ると、捜査一課がいる。山田がいることがバレたのか。

 

山田がベランダに身を隠すも、渡部が捜査一課を引き連れて調べに来る。ベランダに出ようとしたその瞬間、捜査令状があるのかと聞く敦史。「ないのであれば出て行け!私は捜査一課長だ!捜査一課長は正義そのものなんだ」と。渡部も察して出て行く。間一髪、山田は見つからなかった。

 

正気を失ってもなお、富永に忠誠を誓う父親を見て、香坂は自分が小野田に忠誠を誓っていたことを思い出す。

 

ふと、父親が裏帳簿を指刺して「山田さんとの絆だ」と言い出した。驚いた二人が問い詰めるが、それ以上の情報は得られなかった。

 

山田が父親を許せない理由

山田は香坂に自身の父・勲への思いを語る。勲は過去に刑事局長を務めていて、山田も将来は父のようになると思っていた。しかし、それが崩れ落ちたと。

 

それは、父親の運転担当をしていた松山が自殺か他殺かわからず、死んでしまったから。父親が真実を明らかにしてくれると思ったが、「捜査の打ち切り」「自殺での処理」を部下に命じていたのだった。「死んだ奴はどうでもいい」と。

 

山田は正義を守るべき人が正反対していたことに怒りを抱いた。そして、松山が死んだのは17年前。早明学園と国との癒着があり、裏帳簿が刻まれ始めた17年前と同じ時だった。

 

山田と父親の対峙

山田は父・勲に直接会いに行く。17年前に早明学園の父買収で、国の認可が下りるよう便宜を図ったから、勲が不正な金を受け取ったのだろうと。その裏帳簿なのだろうと。その1ページ目の破れた部分には何があったのかと聞く。松山の死についても触れ、怒りに震えている。「何もしないなら公表する」と言うが…

 

勲は「やりたければやれ」と相手にしない。しかも、小野田を呼び出していた。小野田は山田の父がしたことは国のためになる、山田は何のためにもなっていないと諭す。そして、勲の指示で山田を連行していった。

 

香坂の方向性

豊洲署の三島(芳根京子)から山田が捕まり、取調を受けていることを聞いた香坂。所轄刑事たちも何かしたいと言うが、とにかく待機を命じる。山田から預かった鍵を見つめて、どうすべきなのか考えあぐねていた。

 

敦史と小野田の因縁

香坂も柳沢監察官(手塚とおる)に呼ばれて、山田について尋問される。また、小野田と同じように所轄から捜査一課に戻れるわけがないとまで言われる。小野田は特例中の特例だと。

 

小野田はさまざまな手を使って捜査一課に戻ったと。そもそも所轄に異動したのは、上司への告発があったからだと言う。その告発相手が香坂の父・敦史だったのだ。

 

新たに気になる人物

父親のためにも絶対に小野田を許せないと意気込む香坂のもとへ、三島を始めたとした所轄刑事たちがやってくる。捜査一課に捜査資料を持って行かれる前に、きちんとコピーを取って置いたので情報はある。組織には向かうつもりで捜査をすることを決意。

 

問題は事件当時に富永が連絡していたのは誰か、ということ。しかし、小野田の圧力で富永本人を当たれない。

 

事件当時は早明学園の金崎理事長(和田アキ子)もアリバイがなかった。金崎の旧姓は山田と言うらしい。香坂は、父親が言っていた「山田さんとの絆」という言葉が、金崎理事長のことなのではと考えていた。

 

一方、当の金崎は富永と小野田と会食。この三人の付き合いは17年にもなるらしい。「今後ともよろしく」という金崎に対して、富永と小野田は苦々しい顔をしていた。

 

事件解決へのチャンス

金崎が事件当時はずっと理事長室にいたという証言から、香坂は地図を見て違和感を覚える。そして「突破口が見つかったかも」と口にする。

 

さらに、早明学園では今夜は富永がいない。金崎が一人きりなので、邪魔されずに話を聞くチャンスがやってきた。

 

渡部と香坂の絆

渡部は香坂が何か隠しているのを察して、話してくれと頼む。「私にとっての正義はあなた」「あなたを逮捕したくない」と香坂に訴えて。香坂は渡部を信じて、自宅にいる横沢に会わせる。

 

さすがにまずいと考える渡部に対して、香坂は「山田が沈黙しているのは私が真相を突き止めるのを待っているから」と伝える。だから渡部にも力を貸してくれと頼む。その言葉に、渡部も「何をすればいいですか?」と乗る。

 

それぞれの動き

山田は小野田が直接取り調べることになり、部屋に連れてこられる。

 

一方、富永は学園にはいないが何者かから連絡を受け、香坂が学園に来ることを知っている様子。香坂は理事長室へ。

 

小野田と山田の取引

小野田は山田に取引を持ちかける。山田が知りたがっている、松山が死んだ17年前の事件の真相は、捜査一課長の部屋にある金庫の中に隠されていると。裏帳簿と横沢の居場所を教えれば、金庫の中を見せてやると言うのだ。

 

山田は表情を歪ませながら「言ったら本当に教えてくれるんですか?」と聞く。小野田は笑顔で「目を見ろ」と言い、自分を信じるようにと諭す。

 

香坂の作戦

早明学園の理事長室を訪れた香坂は、金崎と対峙。金崎は事件当時に理事長室にいたが、何の音も聞こえなかったと言う。そんなとき、ものすごい衝撃音が聞こえて、金崎も驚く。

 

実は、鉄鋼が落ちた音。事件当時と同じ音がしているはずなのに、何の音もなかったという証言はおかしいと追及する。

 

そこへ富永がやってきて、香坂を制止する。小野田にも伝えていると脅して。しかし、香坂は「捜査一課長の許可は必要ない」と余裕な様子。なぜなら、話を聞くのは捜査一課とは関係のない捜査二課だから。捜査二課の刑事たちがやってきて、贈収賄の将棋で金崎を連行する。

 

富永の怒り

富永は小野田に命令して、捜査二課を何とかするようにと命令される。

 

渡部と横沢の動き

渡部は横沢に連れられて、裏帳簿を隠している隠し金庫に行く。大量の裏帳簿を運びだそうとする。

 

捜査二課からの思いを受け取って

渡部から裏帳簿について連絡を受けた香坂は、証拠がもうすぐ届くと二課にも伝える。二課長の松岡は香坂に先に取調をしてくれと譲る。それは、二課の仲間である江口が殺された事件だから。犯人を挙げてくれと、二課全員が香坂に頭を下げた。

 

本当の裏切り者は…

しかし、香坂のもとに小野田からの「残念だったな」という電話が来る。山田が裏切ったのかと心配になって小野田の部屋に向かうが、山田は何もしゃべらなかったらしい。小野田は「さすがは私の運転担当だった男」と褒める。

 

そして、もう一人の運転担当によって横沢を逮捕し、裏帳簿を手に入れられたと言う。実は香坂をマークするために渡部を雇い、見張りをつかせて横沢も裏帳簿も確保したという算段だった。

 

3度も失敗した香坂に対して、小野田は「警察官として終わり」を告げる。しかし、香坂は余裕名表情で笑っている。「このままで終わるわけにはいかない」と。

 

香坂は裏帳簿の1ページ目が破られていて、その切れっ端に小野田の名前があるのだろうと指摘する。しかし、小野田は反論。全ての警察の重荷があるという金庫を見せて、その中にも証拠があると言う。

 

代々の捜査一課長が背負ってきた十字架をおまえも背負う覚悟があるのかと言う小野田。その言葉を重く受け止めた香坂は、「覚悟ならある!」と強く返事をする。

 

そして小野田は金庫を開け、裏帳簿の切れ端を見せる。小野田は「裏切り者の名前がある」と言い、そこに会った名前は…

 

 

 

香坂敦史

 

香坂の父の名前だった。学園から金をもらい、不正を働いていたのは父親だったのだ。

 

同じ頃、山田も留置場で過去のことを思い出していた。それは、父親が松山の自殺に関して隠蔽を指示していた部下が、香坂の父だったという記憶だった。

 

香坂は表情を歪ませ、崩れ落ち、信じられないと言う。小野田は「敵は味方のフリをする。本当の裏切り者はおまえの父親なんだよ?」と言い放った。

ーーーーーーーーーー

いやー最後の展開はゾクゾクしましたね。顔芸合戦白熱!というわけで、詳しい感想を書いていきます。

 

GOODポイント

  • 山田、香坂、横沢の張り詰めた空気の中で、香坂の奥さんが「お風呂入りますー?」とか聞いちゃうところがゆるくて良かったです。ああいう緩みがないと、本当に神経やられちゃうから、癒やしが良い良い。
  • 「1ラウンドで3回倒れたら負け」と小野田が言ってるんですけど、ボクシング好きの香川照之さんが言ってると思うとにやっとしちゃいますね。

 

気になったポイント

  • 柳沢監察官が香坂に山田のことを聞いているのに、ほとんど自分から小野田語りが始まってなんなのこの人wむしろ小野田のファンなんじゃないのw
  • 小野田が香坂の父を告発したと聞いて「絶対に許せない」って言ってるけど、そもそも告発されるようなことをした父を恥ずかしいと思わないといけないし、「裏切った」のはあなたの父親じゃないのーって香坂さんに思っちゃうわ。
  • 富永が誰に連絡取っていたかなんて、携帯電話の会社調べればすぐじゃないのかしら。別に小野田が止めるとか関係ナシに証拠持ってきたらいいのに…。

 

感想

もはや顔芸大会!そこがいい!

半沢直樹のときと同じで、もはや顔芸大会になってきましたよね。でも、そこが面白い。そこが良い。

 

関脇:岡田将生は堺雅人!?

岡田君は本当に悪い顔がうまくなりましたよねー。良い表情をする。爽やかな好青年の役をやっているのがもはや信じられないくらいに。

 

今回のブチギレ演技は半沢直樹を演じていた堺雅人さんを彷彿とさせるような(笑)。Twitterでエゴサーチしたら、同じように考えている人がけっこういて笑いました。まあ、リーガルハイで共演していますし、堺雅人感があっても不思議はないかなw

 

対峙していた香川照之さんが、半沢直樹感を引き出してくれるのかもしれませんけどw

 

大関:長谷川博己ってこんなに表情筋柔らかいんだ

私、長谷川さんってわりとポーカーフェイスな人なんだと思っていたんですよ。今まで見ていた作品(『鈴木先生』とか大河ドラマとか)がそうだったので。

 

なので、こんなに表情筋が柔らかくて、いろんな表情を見せていて驚きました。最後の「いやあああああ」みたいな悲惨な表情なんか、すごいなぁって。モニターチェックでみんなが笑っていそうですw

 

横綱:香川照之は神

うん、やっぱり香川照之さんには敵わない。もはや変顔界の神。緩急が素晴らしいんですよね。「この小野田の目を見て言えるのか!」って大見得切ったのに、「うん、はい、じゃあ見せまーす」みたいに軽いテンポに変わる。

 

あれは笑っちゃいますよ~。いやー本当にうまい。顔だけでお腹いっぱい。もちろん演技も素晴らしいんですけどね。悪者なのに妙に説得力があるんですよね。

 

裏切り者がわかるまでのハラハラ感

がすごかった。予告で香坂が「ひいいいい」みたいな絶望の表情を浮かべていたので、また味方に裏切られたんだろうなーと思っていましたが、わかるまでの過程でハラハラしましたねー。

 

山田なの!?

山田もねーどうなることかと思いました。自分の父親が罪を犯したという証拠と引き替えに裏帳簿を渡す、という取引を小野田から持ちかけられて、まあこれは従っても仕方がないかな、と思いました。山田って何回も裏切ってるんで今さら…ね。

 

でも、ちゃんと黙っててくれたんですね。偉いぞ!そこはちょっとうれしかったなぁ。自分の父親の罪は、ちゃんと自分で暴いてやると思っているのでしょう。あるいは、捜査一課長になれば知れるとわかったから、絶対になってやるという強い思いにつながったとか。

 

渡部なの!?

小野田の下で働くようになってから、信念はあるものの上に従うようになっていた渡部。誠実で好きなキャラだったので、今回すごく味方になってくれて、小野田に染まって悪人になって裏切るんじゃないか…って最後まで冷や冷やしていました。

 

結局、裏切らず。逆に小野田は渡部と香坂は今でもつながっているだろうからと、誠意を利用していたわけです。

 

むしろ香坂をマークするためだけに渡部を運転手として雇ったのだとすれば、香坂は小野田からかなり意識されていますよね。期待以上の感情を持たれているってことじゃないのかしら。自分の立場を脅かすような存在という意味でね。

 

敵は味方のフリをする

ということで、17年前の献金を受け取っていたのは香坂の父でした。(現状では)

 

まー香坂の父が「山田さんとの絆」と言っていたり、「小野田に告発された」という話で、そもそも裏帳簿に載っているのが香坂の父だから小野田に告発されたのでは?と思っていましたら、案の定…。

 

しかし、裏帳簿で隠したいのは山田の父親と富永のはず。わざわざ香坂の父の名前だけ金庫に隠しているのは変ですよね。だとしたら、罪を擦り付けられたのかな?

 

何回やっても香川照之が倒せない

強すぎますね。怪物と言うか、人の心を誰よりもわかっているからこそ、動かすことがたやすいのでしょう。強いわー。

 

黒幕は誰だ?

横沢を殺したのはアリバイがない理事長っぽいですが、そもそもの黒幕は誰なのか。普通の流れだと小野田だけど、予告の「あなただったんですね」の香坂のテンションが明らかに「今まで考えていた人とは違う」って感じでした。

 

だから小野田が黒幕ってのはなさそうです。それにありきたりすぎてつまらない。あの関係性は続いて、スリリングでいてほしい。絶対に倒せない巨悪ってのはいた方が良いものです。

 

でも、岡田将生流半沢直樹で、小野田に「やれええええ小野田ああああ」って土下座させたい気持ちもあります。

 

黒幕は別人説を押します。山田の父とか?あと理事長の旧姓が「山田」というのにも気になりますね。まあ、全ては次回の最終回で!

 

次回:本当の犯人は誰!?

自分の父親が不正に関わっていたと知った香坂は留置場に送られ、山田も逮捕されてしまう。その一方で、藤倉が富永が事件当時に電話をしていた人物を調べ上げるとー。

全てのもやもやが解消されて、最終回こそスッキリと終わって欲しいです!

 

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