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【ドラマ】小さな巨人 第4話 ネタバレ&感想 嫌な奴の屁理屈のコネ方についての脚本は素晴らしい

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このドラマを観ていて、初めて「続きが見たい!」と思ったaoikaraです。やっとこの事件が終わるのか、という開放感からかもしれません。事件を追っている側の「やっと!」という気持ちに共感できたのであれば、それは制作側の意図に乗せられてますね。たぶん、そんな意図はないですが。

 

というわけで今回のテーマは…

 

小さな巨人 第4話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第4話のあらすじ・ネタバレ

小野田と中田の接点

香坂(長谷川博己)はまたも勝手に捜査をしていたことで、三笠署長(春風亭昇太)を伴って小野田捜査一課長(香川照之)に謝罪。しかし、心の中では「小野田を落としてみせる」と息巻いていた。

 

香坂は所轄にて山田(岡田将生)も連れて小野田を探ることに。中田社長(桂文枝)が経営するゴーンバンクは警察の天下りがあり、小野田の日報から懇親会で中田とつながりがあったことも発覚。

 

不安になるアリサ

山本アリサ(佐々木希)はロンドンリバー証券のトレーダーをして、不正を働き一度逮捕されているらしい。その後、中田隆一(加藤晴彦)に拾われたと香坂たちは考える。

 

アリサは隆一の指示で館山にいた。仕事をしたがっているが、隆一に止められている様子。電話をしても「携帯を使うな」と怒られて、すぐに切られてしまう。

 

香坂の作戦

ゴーンバンク社のインサイダー取引に、小野田の妻も関わっていたらしい。相手が捜査一課長だったため、二課も極秘に動き、監察官にも報告していたのだった。不正を暴きたいが、日報では一年前に中田に会ったきり、接触は見られない。つまり、会っているとしたらプライベートなので捜査は難しい。

 

そこで、香坂は「逆インサイダー取引を行う」と言い出した。

 

香坂たちの“逆インサイダー取引”

香坂は新聞記者に接触し、中田社長が息子の殺人を隠蔽させた疑惑があるという情報をリーク。翌朝の新聞に大きく載り、ニュースでも取り上げられるほどに。

 

このニュースを知った中田社長が黙っているはずもない。さらに、警察しか知らない情報もあり、警察内部からとわかれば、必ず中田は小野田に接触する。香坂はそれを狙おうとしていたのだった。しかし、香坂がリークしたとバレた懲戒免職もの。

 

小野田も感づいている?

監察官の柳沢(手塚とおる)は小野田を呼び出し、中田社長のニュースから警察内部から情報が漏れていることを懸念する。記者がネタ元を言わないらしく、なんとか調査するとのこと。小野田は捜査二課と監察官が共同で調べていることも感づいていた。

 

三笠の激励

香坂は三笠署長に呼び出されて、記者に情報をリークした人物を一応探すようにと支持される。「その必要はない」という香坂は、自分だと明かす。

 

それも小野田が中田とつながっている証拠をつかむためと言う。三笠は驚きこそしたが「必ず小野田のしっぽをつかめ」と激励してくれた。

 

決定的瞬間をとらえるために…

小野田は電話を受け取り、誰かと話している。その後、運転手の山田に予定をキャンセルして今夜は料亭に行くと指示。その情報を香坂に伝える。香坂は小野田が予約した部屋の隣にスタンバイ。中田との会合に踏み込もうと考えていた。

 

先に小野田は到着。そして、中田が店に足を踏み入れて、部屋の前までやってきて…と、電話が鳴り、それを受けた中田が「店を間違えた」と言って帰ってしまった。

 

どういうことなのか困惑する香坂。すると、隣の部屋からふすまを開けて、小野田がやってきた。

 

小野田 VS 香坂の向かい合い

小野田は面と向かって香坂に言葉を投げかける。「中田親子に便宜を図っていて、内通者が私だと言うのか?」「俺だと思うなら、俺の目を見ていってみろ!と激しい口調で香坂を責める。そのまま去って行くが…

 

急いで来た山田から、小野田にはインサイダー取引の証拠がないことを伝えられる。何かがあるが、それが何かわからない。決定的な証拠を掴むことはできなかった。香坂の完全敗北だった。

 

小野田は山田のことも知っている?

帰り道、運転する山田に小野田は「なぜ香坂が私の行く場所を知っていたんだろう」と探りを入れる。知らぬフリをする山田だが、小野田は感づいているようで…

 

落ち込む香坂

香坂は帰宅し、ひどく落ち込んでいた。そんなときに、妻が所轄に行ってからすり減っているからとをプレゼントしてくれる。そんな中、「懲戒免職になるかも」と告白。それでも妻は受け止めて「やめても靴は必要」と言ってくれるのだった。

 

何も知らないアリサ

一方、アリサは隆一の殺人隠蔽疑惑のニュースをみて「何これ?」と驚いていた。隆一に聞こうとしても、携帯はつながらない。

 

所轄の狙いは山本アリサ

芝署にて、所轄の刑事たちが集まる。山田は小野田に気づかれたことを察している。所轄としては、中田親子を見張ると指示を出す香坂。狙いは山本アリサ

 

殺人までかばう必要がないアリサは、おそらく殺人事件のことを知らない。聞こうとして電話をしても、隆一が出るはずもない。そこで直接接触しようとしてくる。だから中田親子を見張って、アリサと接触を図ろうという算段だった。

 

しかし、なかなか山本アリサは現れなかった。

 

アリサが罪を犯した理由

見張りをしながら、香坂は自分が失敗をして所轄に飛ばされたことを思い出していた。そんな自分の“失敗”と、アリサが逮捕された“失敗”を重ね合わせて、そもそもなぜアリサが犯罪を犯したのか気になっている。

 

アリサは防犯のシステムを開発している会社に投資していた。しかし、会社は倒産。大損害に。その責任を一人で負わされた。犯罪を憎む気持ちがあるため、防犯システムを開発している隆一にも近づいたのではないかと考える。

 

アリサが隆一に接触

ついにアリサが隆一のもとに現れた。「どういうこと?」と問い詰めるが、隆一は慌てて車に乗せる。事件について聞くが隆一は「おまえはもう犯罪者だ」「俺に変な気を起こさせんな」と脅迫とも取れる発言をする。

 

アリサは失意の中、館山の別荘に一人で戻されてしまった。

 

アリサへの説得

そんなアリサに香坂と山田が声をかける。隆一のアリバイの証言について本当のことを言ってほしいと。そもそも犯罪を憎む心があるアリサに、犯罪のない社会を作りたいという理想は我々と一緒だと語りかける。

 

このままだと、罪が重くなって正統な罰を受けることもできないと。香坂はアリサに自分の名刺を渡し、そのまま立ち去った。

 

香坂の懸け

 香坂がそのまま帰ったことに渡部をはじめとした所轄の刑事は「逃げられたら?」と驚く。香坂はアリサの良心に懸けている。そして…アリサから「自首します」という電話が来た。

 

アリサに忍び寄る影

香坂はアリサが自首するという意思を本部に報告。明日には出頭するとのこと。三笠署長は香坂の手柄を褒める。同じ部屋に小野田もいて…電話がかかってきて、車でどこかへ向かう様子。

 

隆一のもとにはアリサから「自首する」というメールが届き、焦っている。電話で誰かに助けを求めているが…

 

と、アリサがいる館山の別荘に、スーツ姿の男が現れた。アリサを探している様子で…。そこへ「どうしてこんなところに?」と香坂と山田が声をかける。その相手は三笠署長だった。

 

本当の黒幕

実はアリサはすでに出頭していて、本部へ知らせた情報は嘘。アリサの自首を聞いていたのは小野田と、そして三笠だけだった。なぜアリサの居場所を知っているのか。その答えは、中田への内通者が三笠だったから。

 

さらに、香坂は自分が失脚する理由となった記事のリークも、当時の状況を知っているもう一人の人物である三笠が犯人だと考えた。小野田が犯人だとしたら、堂々と向き合うことなどできないと思ったのだ。

 

自分が内通者だと言われて、三笠はニヤリと笑う。「証拠はあるのか?」と香坂たちを問い詰めていく。香坂は「あなたは100%クロだ。証拠は…私の勘です」と言う。それに対して、三笠はものすごい勢いで罵倒の言葉を浴びせてくる。

 

三笠は真相を突き止めようとしても何もできない、「警察全員を敵に回す」と言い、香坂は絶対に捕まえると宣戦布告した。

 

香坂のこの先…

小野田が向かったのは柳沢監察官のもとだった。新聞社の情報漏洩について聞きたいという柳沢に対して「香坂のことですね」と答える小野田。

 

事件の行方

芝署へ出頭してきたアリサだったが、捜査一課に連れて行かれてしまう。香坂たち所轄と捜査一課と、三笠署長との戦いが始まったー。

ーーーーーーーーーー

という話でした。では、詳しい感想を書いていきます。

 

第4話のGOODポイント

  • 香坂の「捜査一課長を落としてみせる」が、世良公則&ツイストの『銃爪』に出てくる、「今夜おまえを落としてみせーる」みたいに聞こえましたw
  • 渡部が山田のことを「小野田の最強のストーカー」と言っていたのはちょっと笑っちゃいました。
  • 香川照之のふすまバーン!!!はびびりました。コワイヨー。

 

第4話の気になったポイント

  • 何度も言うけどそもそも裏切られてないぞ、当たり前のことをしたまでだぞ。
  • 殺人疑惑という確証のない話を新聞が大一面で報じるわけないという違和感。週刊誌ぐらいがリアルだと思います。それをテレビニュースとかワイドショーで報じるならわかるんですけどね。そういう細かい部分が気になるんだよなぁ。

 

第4話の感想

このスタッフのドラマが描く女性の「都合の良い理想の女感」が苦手

半沢直樹系のドラマスタッフの方々って、女性の描き方がちょっと下手だな、と感じます。

 

ヒロインであるはずの三島さん(芳根京子)が主人公の香坂に憧れているという描写があまりにも少なすぎますし、自分がないのかあるのかもわかりづらいです。

 

香坂の妻は夫が言うことになんでも「いいよ」って自然体で答えてくれて。「懲戒免職になるかも」に対して「いいんじゃない?」を一発目に返すほどできてる奥さんってそうそういないよなぁと。理想像すぎるというか…。まあ、ドラマという理想の場なんで良いんですけど。

 

自殺した風見京子さんが、そもそも底の浅そうな中田隆一と付き合うのか、とか。山本アリサも何が魅力的で隆一と付き合っているのか、金目的なほど悪女でもないし、かといって隆一が人として魅力的とは到底思えないし。

 

物語の都合上で女性をぽーんって投入してるけど、描き切れてないのでもやもやするんですよね。警察組織は男社会な部分もあるので(もちろん女性もいますが)、それだけを描くことを挑戦しても悪くないと思うんですけどね。

 

ただし、妻の「やめても靴は使えるしね」はグッジョブ

香坂に靴をプレゼントした直後、「懲戒免職になるかも」と告白される奥さん。それに対して「やめても靴は使えるしね」って返し、めちゃくちゃ素敵だと思うんですよ。旦那さんの気持ちを受け止めて、だけど大事じゃないって流してくれる感じ。

 

良いなぁ、こういう返しができる女性になりたいなー、ってそこだけはちょっと思っちゃいました。

 

ほーらー、やっぱり黒幕は三笠署長だったじゃん?

私が第1話を見たときから考えていたように、やっぱり黒幕は昇太さん、というか三笠署長でしたね。良い人そうな顔して怪しいな~と思っていたのが当たりました。これは私の勘ですね(笑)当たったことを自慢したいためだけに書きましたw

 

山本アリサを野放しにして、隆一がまた殺すんじゃないかとか、アリサが思い詰めて自殺するんじゃないかとか、また放置して襲われるのかとか、いろいろ不安はあったけど、やっと香坂の作戦がうまくいってほっとしました。

 

屁理屈な罵倒が面白すぎたんで書き起こす

自分が黒幕だとバレたときの三笠署長の罵倒がひどかったので(褒めている)、全部書き起こしたくなりました。それではどうぞ。

 

勘?勘だと?この私に向かってよくそんなことが言えるな。おまえにそんな言葉を教えた覚えはない。身の程をわきまえろ香坂。おまえを見い出し、引き上げてやったのはこの私だぞ。私の後ろ盾があったからこそ、おまえは出世できたんだ!全て私のおかげなんだ。その私に向かってそれ以上無礼な口を聞くな!この親不孝者!謝れ。今だったら許してやる。恩義ある私を疑ったことへの非礼を詫びろ。地べたに這いつくばって、誠心誠意謝罪しろお!香坂ぁ!

 昇太さんは言わなさそうなセリフだから、見応えありましたね~。腹黒紫さんが言うならわかるんですけど(笑)

 

次回:ついに芝署編最終回!

三笠が内通者だと99%の疑惑があるが、100%の確証がなく、香坂や山田は動けない。小野田捜査一課長から、芝署のトップである三笠が疑わしいので、その下の所轄が動くわけにはいかないと捜査を止められる。そんな中、渡部が所轄でもできることはないかと風見京子について調べる。ふと、アリサが手にしていたUSBが気になり…

たしかに99%疑わしいけど、証拠がない。どうやって証拠を見つけ出すんでしょう。やっと楽しくなってきたと思ったら、芝署編終わるんですね。安田さん、今後は出ないのかしら…?寂しいなぁ。

 

 

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