中卒フリーライターほぼ無職。

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下町ロケット2 第10話 感想 希望と絶望がいっぺんにやってくるなんて…

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お米が好きなaoikaraです。食事はやっぱりパンより米。いや、パンも好きだけど。でも、やっぱりご飯が好き。

 

というわけで今回のテーマは…

 

下町ロケット2 第10話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼下町ロケット2 第9話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第10話 あらすじ

帝国重工の財前道生(吉川晃司)から、再び無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの供給を頼まれた佃製作所。悩む社長の佃航平(阿部寛)。社員の中には、挑戦したいという者もいたが、失敗の許されないこの挑戦に後ろ向きの者たちもいた。

 

今までのノウハウを生かし、エンジンには絶対の自信がある。しかし、問題はやはり経験不足の感が否めないトランスミッション。 そこで佃は、大学講師のアルバイトとして働く島津裕(イモトアヤコ)のもとを訪れ、改めて一緒に仕事をしないかと誘う。

 

悩む島津だったが、立て続けにギアゴーストの社長・伊丹大(尾上菊之助)が訪れてきて……。

 

GOODポイント

  • 島津さん、みんなでボウリングに来られて良かった!
  • 佃製作所のボウリングで経理係長の迫田さんが「古典的な遊びだぁ。それ以上でもそれ以下でもない」とか格好つけてガーターなのは面白すぎました。どんどんメンバー増えてますねw
  • 的場さんのボウリング投球シーンは笑っちゃいました。断るのに対して、立花が「スポーツとか苦手なんだよ」とかこそこそ言って、的場さんがピキッとなってましたもんね。佃社長も「俺ができるもんだから、つい…」とか余計なこと言って(笑)。結局投球させてみたらフォームが美しすぎるしストライク。「お恥ずかしい」と言う的場さんに、「こちらこそお恥ずかしい」と佃社長。本当よ!佃製作所失礼だからね!
  • 森崎リーダー、顔でかいなぁ…。

 

気になったポイント

  • まだまだ明かされないのですが、島津さんはダーウィンの欠陥に何かしら気づいてそうですよね。それが全然わからないので本当に気になってしまいます…。
  • 手作業をしている殿村さんに、まーたアイツらがやってきましたね。「時間ができるぞ~」って言いながら、空いた時間で悪口言いに来るって、時間無駄にしすぎじゃないですか?
  • 殿村さんが米を育ててきた思いを回想するシーンで、見事に伊丹さんとの思い出がカットされていて笑いました。伊丹はいなかった。いいね!?

 

感想

希望の島津さんキター!!!

帝国重工に無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションを依頼された佃製作所でしたが、トランスミッションが弱いってのが悩み所だったわけですよね。前回の感想で私は「島津さん来たら良いじゃん!」と言ってたのですが、まさか実現するとは!最高かよ!

 

島津さんが佃製作所にやってきたときのわれんばかりの拍手は、ドラフト1位を獲得した球団かな?と思うくらいのウェルカムモード。それくらい好意的に迎え入れられていました。

 

島津さんも島津さんで、自分という人間と能力をきちんと欲してくれる佃社長だからこそ、一緒に現場で働きたいと思ってくれたのでしょうね。いやあ、島津さんは本当に希望ですよ。ありがたいです。

 

人間はこうも変わってしまうものか、伊丹

そんな島津さん、実は古巣のギアゴーストにも戻ってこないかと、伊丹にも誘われていたんですよね。島津さんは新しい技術者がいることを懸念していたのですが、「嫌なら氷室には辞めてもらっていい」と手を払いのけるような仕草をして半笑いの伊丹に、島津さんはドン引き。「そんな奴だっけ?」と軽蔑したように言ってましたね。

 

そもそも父親が残した会社を思い、人だけは大切にしたいと考えていた伊丹。あの頃の伊丹は本当にどこに行ってしまったのか。人を人材としか思っていないようで、そんな態度の人間と誰が一緒に働きたいと思うか、と突っ込みたくなってしまうほど。

 

島津さんがどうやら佃製作所に就職したらしいと知って、憎々しげな顔をしていましたね。とはいえ、伊丹が断られたのは自業自得ですよ。そこの恨み持つのはお門違いだからやめてよね!

 

と、私もいつのまにか伊丹“さん”ではなく、伊丹と呼ぶようになってしまいました。憎たらしいー!

 

どうも、一貫してクズの的場です

今回は出番がちょこっとだけでしたが、的場さんにも突っ込ませていただきます!自分が主導権を握っていた事業を藤間社長に取られて、失脚させるために「失敗させればいいのか」って発想がクズですよね。

 

技術者とか企業とかいう前に人としてクズ~。自分が成長して見せれば良いのに、他人の足を引っ張って自分の地位を築こうとか、ちっちゃいなぁ。うー、最終回でぎゃふんと言わせてやる!そんな力は私にはないので、お願いしますよ!ドラマの方々!

 

軽部さん、めっちゃ良い父&技術者じゃん!

軽部さんは人付き合い悪くて変だけど、技術者としては確かな腕と目があるというのが私の評価でした。キャラクターとしての面白さは満点ですし。

 

それに、軽部さんは島津さんのことを技術者として認めていると思っていたので、島津さんがやってきてそっけないというか、チームリーダーを奪われて面白くなさそうなのは意外でした。技術者としてのプライドの問題なのかなぁ…とか思っていたら、まあそれも誤解でしたが。

 

急ピッチで仕事に追われているのに、定時に帰る軽部さんに、立花君やアキちゃんは焦っていたんですよね。「あの人の気持ちがわからない」と。

 

でも、実は軽部さんの定時帰りは入院している娘を迎えに行くためで、家に帰ってからまた仕事しに会社に戻ってきてるって…いやめちゃくちゃ良い父親で、めちゃくちゃ良い技術者じゃないですか!それを言わないって…本当に立花の君の言う通りやぼったいことするわ~。

 

で、最終的にはきちんと改善点を見つけて、課題をクリアする。やっぱり軽部さん、技術者としてちゃんとしてるし、格好いい。

 

そして、その軽部の実力を見抜いている島津さんも格好いい。「まかせて良かった」と言っているのは、力量をわかった上で信頼しているってことだもんなぁ。島津さん、本当にすごい。

 

そして、まさかの「軽ちゃん」「島ちゃん」とお互い呼び合う関係に(笑)。島津さんって技術者としてだけでなく、人間性も完璧なんだよなぁ。あの軽部が心を開くぐらいだもん。

 

いやあ、島津さんのおかげで、技術開発部も明るい雰囲気になって志気も高まり、良かった良かった。これこそ本当のWin-Winですよ!

 

絶望の天候…どうしようもない自然の脅威

島津さんという大きな希望がやってきましたが、農業を助けたいという佃製作所の思いから遠のくような、大きな絶望もやってきました。自然の脅威です。

 

会社を辞めて米農家になった殿村さん。しかし、収穫を目前にして台風に見舞われてしまいました。雨風がひどく、必死に今できることだけをして、父親にも「あとは祈れ!」と言われてしまうほど。

 

どうしようもない。信じたくない。今まで築き上げてきたものが目の前で危機にさらされている。そんな殿村さんの悲壮感が伝わってきました。避難指示が出て、どうすることもできず、実った米を少しだけちぎって持っていった殿村さんの苦渋の表情が、見ていてつらかった。せめて思いだけでも、という気持ちだったのかな。

 

そして、あまりにもあっさりと「全滅でした」と言うものだから、なんだか逆に悲しくて。土を耕して、田植えをして、毎日毎日様子を見て、ようやく実って収穫…というところで全てが水の泡になるというのは、想像しただけでつらいです。

 

そんな殿村さんに、佃社長は「うちにもどってこないか」と言うんですよね。とうぶん稼ぎもなく厳しいだろうからと。本当にね、優しいですよ。佃社長の人情ですね。

 

でも、殿村さんは自分は農家だからときっぱり断るんですよ。揺るがないというか、強いな。いや、心はボロボロだけど、そんなことも言ってられない、前を見なければという気持ちだったのかな。

 

佃社長が言っていた通り、殿村さんは気丈に振る舞っていましたが、どこか痛々しく見えました。無理をしているというか。米の全滅をなんでもないことのように、重々しくないというような言い方とかも、現実を受け止めなければという思いと戦っている葛藤からなのかなと感じたり。

 

それなのに、農林協は融資しないだとー!?私情を挟みすぎるのもいい加減にしろ!こんな意地悪な人たちが作る米なんか絶対に食べたくない!うおおおお、殿村さんを応援する!負けないで!

  

人を動かすのは人の心だ!

アルファ1の試運転や実験のために必要な農場を探して、殿村さんのところに依頼するんですが、最初は父親が許さず断られてしまったんですよね。でも、台風を経て、佃社長の思いも強まり、財前さんも連れて直談判に行く。

 

たしかに、今まで手を込めて作っていた米を機械に任せるという不安がある。そもそも、他人に任せるのだって嫌だと言っていた人ですからね、殿村さんのお父さんは。台風直後ということもあり、人の弱みに付け込んでいるとも感じてしまう。

 

佃社長はその思いを受け止めつつ、「日本の農業を救いたい」という自分の気持ちを伝えるんですよね。親友を助けるために、日本の農業を救うために、今自分たちができることを前に進めたいんだと。

 

日本の農業を救いたいという思いが、あの場にいた全ての人に共通していたんでしょうね。佃社長の熱い思いをまっすぐに伝えたからこそ、殿村さんのお父さんも心が動いた。人を動かすのは、人の信念とかまっすぐな思いとか、心なんだろうなと思いました。

 

たしかにダーウィンはライバルですけど、そこを目標にするわけではないですからね。もっと先の未来を見据えたものを作っていたら、誰かとの勝負なんて関係ない。

 

そして、無人農業ロボットの進化が、自然災害から農業を守ることへの進化にもつながってくれたらいいな。こういうのって現実になってくれたらうれしいですよね。もうあるかもしれませんが。

 

ただ技術力だけじゃない、ものづくりと使う人を見据えるというのは、全ての仕事に共通していることなのかも。なかには嫌な人間もいたりして。その中で戦って、自分の仕事をいかに真っ当できるか、そういう共通しているテーマだから下町ロケットって面白いんだろうな。

 

次回:走れ、アルファ1!俺たちの思いをのせて。

殿村の実家でアルファ1の実験を行うことになった佃製作所。そして、再びダーウィンとアルファ1の力を世間に知らしめるイベントが。しかも、首相が視察する前で。果たしてこの勝負は、そして農業の未来はどうなるのか…

陸王をオマージュした文言をつけました(笑)まあ、だいたいそんな感じ。まだまだ不安だらけだけど、きっと成功すると信じたい!最終回も見届け、1月2日のスペシャルドラマも楽しみにしていますよ~。

 

 

aoikara

 

▼下町ロケット2 最終回 記事はこちら

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