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西郷どん 第42話「両雄激突」感想 約束を反故にしたのはどちらか

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約束は守りたいaoikaraです。破るとしたら、それなりの理由があるんでしょう。私は完璧な人間ではないので、自分が有利になるような言い訳をする可能性もありますが。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第42話「両雄激突」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼西郷どん 第41話「新しき国へ」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

GOODポイント

  • 隆盛が菊次郎の髪を切って上げていたの良かったですよね。微笑ましい父子でした。次菊次郎が出てくるときは、すっかり大人になっていそうですね。もちろん西田敏行さんより前ですよ。
  • 隆盛「やらねばならぬこつが山積みでごわす」
    先週も言ってたね。というか言われてたね、岩倉にね。
  • 隆盛と大久保が仲違いしてしまったのですが、時計を贈ったのにはなんだかほっとして。大久保が「これ隆盛喜ぶかな」とか思って買ったと思ったら、ものすごく微笑ましくないですか(笑)
  • 伊藤博文の「岩倉様」と3回呼ぶシーンは笑っちゃいました。あれ、普通に鶴瓶さんとのコントですよねw
  • 山県有朋!やっとしゃべった!それにしても良い声ですね。村上新悟さん。

 

気になったポイント

  • 大久保は髭が増えると毒素が増えるようになってもうたんかなぁ…。

 

感想

西郷が政府を動かしたのは当たり前の流れ

隆盛は岩倉や大久保ら欧米使節団が留守の間、何も動かすなと命じられていたわけですが、大きく動かすことになってしまいました。これ、私は約束を反故にしたとは思えないんですよね。

 

そもそも欧米に行く10ヶ月の予定が、1年以上も遅れたわけですよね。その間、何もしないというのは確かに民に失礼な話ですよ。政府を留守にしていようがいまいが、生きている人間はたくさんいるのですから。

 

しかも、最大の目的である不平等条約の改正には至らず。それでも課題を見つけて帰ってきたならまだしも、腐っている者たちが大半ですし(史実では違うのかもしれませんが)もっと前向きに考えれば良いのに、なぜか逆ギレ状態ですし。

 

いや、よっぽど留守政府の方が仕事してるじゃんって話なんですよね。隆盛がやったことは全然悪いことだとは思わないなぁ。まあ、そういうドラマ上の描き方もあるのでしょうけれど。

 

大久保が闘っているのは自分のプライド?国作り?

久しぶりに欧米から帰ってきた大久保は、今まで以上に不穏なオーラを纏っていたような感じでした。自分が成し遂げられなかったことを受け止められれば良いのですが、そういうタイプじゃないしなぁ。

 

派閥としてぶつかっていた江藤たちには大久保の席はない宣言されてしまいましたね。まー、今までぞんざいに扱ってきて、いざ自分が仕事しようとして成果ゼロって、そりゃあ敵対する派閥からは嫌味の一つも言いたくなりますよね。

 

その後、大久保は特に何も言わないんですよ。でも、セリフもないのにあの目、あのオーラ。なんだか恐ろしかったです。瑛太さんのものすごい演技力でした。

 

隆盛は欧米使節団の失敗をあたたかく受け入れて、次につなげようとしてくれていましたよね。失敗を怒りもせず。それなのに大久保は「吉之助さあは優しい。そん優しさに付け込まれてるのがわからんのか?」と皮肉るだけで。そりゃあ隆盛も「もうよか」と言いますよ。

 

まさに両雄激突。大久保としては、あまりにも欧米に圧倒されてしまっていたようでしたね。一方で、隆盛たちの政治には成果も出ている。勝手に動かして裏切られたというような気持ちがより強くなる。

 

日本人として、そして政府の者として、劣等感をダブルパンチで刺激されたってことなのかもしれません。大久保にも国作りの指針はあるはずなので、ものすごく焦っているのかもしれませんね。悠長にしてられるか!言うこと聞けよ!くらいに。

 

きっと信念は隆盛と近い部分もあるんですよ。だけど、やり方があまりにも違いすぎて、方針まで変わってきてしまっているような気がします。

 

歩み寄る西郷と、切り捨てる大久保

まず隆盛は本当に頑張りすぎて、過労ですね、完全に。嫌な咳もしていましたし、体が心配でした。太りすぎだと医者に言われたと、豪快に笑う姿は逆にほっとしてしまいましたけど。優しいよなぁ。

 

大久保とぶつかってしまった隆盛ですが、やはり大久保を必要としたんですよね。それは欧米を見てきたという視点や、今までの信頼感から出てくる気持ちでしょう。隆盛が「受け入れる」と言えば、他の政府の者たちも受け入れる部分はあるでしょうし。

 

わざわざ大久保の家に行って、詫びに来たのも微笑ましかったです。悪いと思ったらすぐに謝れるというのは、隆盛の美徳ですよね。大久保がまだ怒っているのも、頭が良いからだと理解も示していましたし。本当に良い人だなぁ。

 

大久保の妾のおゆうさんや息子までも、隆盛には心を開いているようでしたし。人心掌握がものすごいというか。ナチュラルな才能なんですが。大久保は真逆で。隆盛の楽しそうな声を別室できいていましたね。

 

パイプを吸いながら白々しそうに効いているのはもう恐ろしかったです。ナレーションで説明しなくても、目が変わってしまったのが伝わりました。

 

そして、政府で決めたはずの朝鮮との交渉もナシ。あれも隆盛の考え方は良かったと思うのになぁ。近代国家として戦うのではなく交渉する、しかも命を取られるなら自分が乗り込もうくらいの覚悟だったのに。

 

隆盛のことが面白くなかったとか、それだけではない大久保の気持ちがあると思います。大久保が思う理想の「日本」という国が自分の中でも少しずつ変わっていってる。目的のためには手段を選ばない大久保は、ついに隆盛が邪魔になった、というところでしょうか。うーん。

 

次回:友の真意

大久保の策略により、朝鮮への派遣が延期されてしまう。その強引なやり方に、隆盛や江藤は政府を辞職。隆盛は鹿児島へ帰る前に、大久保の真意を聞くために東京の屋敷を訪れる。

 うーん、これで隆盛は大久保に対して、失意からさらに絶望に変わってしまうのかもなぁ。そして、今後の運命へ…。最後の最後に道を分かつことになってしまうのは、あまりにもつらいです。きちんと見届けなければ。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第43話「さらば、東京」記事はこちら

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