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西郷どん 第25話「生かされた命」感想 訪れた場所をホームにできる力がすごい

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生きてるだけで丸儲けなaoikaraです。生きてるから、今があるよね。本当に感謝。というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第25話「生かされた命」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
※ネタバレ記事はしばらくお休みします。時間ができたら追加します。

 

▼西郷どん 第24話「地の果てにて」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

西郷どん 第25話「生かされた命」あらすじ

野ざらしの牢で死に直面した吉之助(鈴木亮平)は、島役人の土持政照(斎藤嘉樹)の機転で座敷牢に移される。そこで、子どもたちに学問を教え始める。豊かな家の子は貧しい家の子を仲間はずれにしようとしたが、吉之助はそれはいかんとある言葉を教える。

 

その頃、薩摩藩主・島津久光(青木崇高)の参勤交代中に、海江田俊斎(高橋光臣)ら薩摩藩士が英国人を斬る「生麦事件」が起こる。その補償を迫られた久光に一蔵(瑛太)は英国に屈せず戦うことを進言。英国艦隊が薩摩に迫っていた。

 

その知らせは沖永良部島にも届き、謎の流人・川口雪篷(石橋蓮司)は漁師の舟を盗み島抜けを企てる。「薩摩にいる民を守るため」と言う。が、止められて失敗。

 

すると、吉之助は大砲を並べるようにと土持や代官に言う。雪篷も墨で黒く塗った丸太を置けば、浜からみて大砲に見えるだろうと提案。

 

さっそく吉之助が動くが、島民たちは協力をしてくれなかった。しかし、吉之助の教えを受けた島の子らは自ら作業に協力したいと志願。その姿に、島民達も次々に協力を申し出る。吉之助や雪篷、島の者たちの心が一つになった。

 

そんな吉之助のもとに書状が届く。薩摩が英国の戦艦を追い払ったという話で、島民達も歓喜に沸く。雪篷も吉之助に心を許し、「革命」という言葉を教える。

 

吉之助が薩摩に帰る日、島民たちが総出で見送る。崖の上には旗を振る雪篷。そこには「革命」と書かれていた。

 

GOODポイント

  • 土持のお母さん、「もう少し若かったら…」と吉之助をぽーっと見つめるのはやめて!それだけどんな人にも魅力的ってことなんだろうなぁ。

 

感想

誰をも魅了する吉之助の力はすごい

吉之助は行く場所行く場所をホームしていく力がすごいなぁと思いました。 薩摩では一蔵が嫉妬してしまうほど郷中仲間たちに頼りにされていて。斉彬について行った江戸でも、最初はいぶかしげに思われていた慶喜や橋本左内にも一目おかれて。

 

斉彬に仕えた働きは薩摩にも日本中にも知れ渡って名をとどろかせることになり。そして、一度飛ばされた大島でも愛しい人を見つけて、家族のように島民たちからも慕われて。

 

そして、今回の沖永良部島。罪人として行ってるわけですから、島民との距離というのはあって当然なんですよね。それでも慕われて、しかもその教えが現代にまで残っているというのはすごいなぁと。

 

誰もが魅了されてしまうような人なんでしょうね。それが史実としてもいろんな形で残っているのが本当にすごいなと思います。

 

子どもたちへの教え

吉之助が沖永良部島の子ども達に教えていたこと、良かったですね。

 楼の上も はにふの小屋も 住む人の 心にこそは 高きいやしき

立派な家に住んでいても、茅葺の貧しくてみすぼらしい小屋に住んでいても、人間の価値には関係はありません。心がけが立派であれば、その人は誰にでも尊敬されるという意味です。人よりもたくさんのお金を持っていたとしても、心が卑しければ誰からも好かれず、尊敬もされないのです。

心の在り方によって人の真価は決まります。例え貧しくとも、常に心を正しくもつ人こそ、真に仰ぐべき人であるとの意が込められています。

 出典元:楼の上も・・・|島津日新公のいろは歌集

 

身分があるような昔からこういう言葉があるのだと知ると、時代が変わっても人間の真価というのは変わらないのかもしれないなぁと思いました。良い言葉です。

 

土持、やりよるな

島役人の土持政照が意外と賢いと言いますか。吉之助に対して尊敬の気持ちがあるからなのか、罪人としては待遇を良くしてくれていますよね。

 

「囲い」と記されている言葉を利用して、野ざらしの牢屋から座敷牢にしたり。子ども達の教育を任せてくれたり。単純にすごく良い人だなぁと。吉之助が沖永良部島で穏やかに暮らせたのは、彼の働きも大きかったのではないかなと思いました。

 

「生麦事件」からの「薩英戦争」があっさり

日本という国を揺るがす「生麦事件」からの「薩英戦争」があったわけなんですが、意外にもあっさり終わってしまいましたね。ここら辺の歴史について詳しく知らないので、もう少し知りたいなと思って調べてみました。

 

この大河ドラマを観ると、大名行列に入ってきたけど何も日本について知らない外国人をいきなり斬った、ような描き方だったので私としては「なんて野蛮な!」と思ってしまいました。が、実際には違ったようなんですよね。

 

郷に入っては郷に従え、とも言いますし、大名行列に敬意を表さないというのはとんでもなく無礼なことだ、という認識は海外にもあったようです。しかも、外国の方の中には、きちんとルールを守っていた方もいたそうなんです。

 

もちろん大名行列に割って入るような外国人もいて、久光は幕府に対して何とかしてほしいと進言していたようなんです。しかし、幕府としては「我慢してくれ」とだけ。しかも通達していたわけでもないようなんです。

 

堪忍袋の緒が切れて、今回は通常のルール通り斬ったと。海江田に関しては死にきれない人に後生として息の根を止めてあげたそうです。

 

イギリスとしては日本で自国民を殺されているわけですし、しかも久光の大名行列については幕府が伝えていなかったという事実もあり賠償金を求めたんですよね。それも非公式で殺された人に伝わっていたとかいないとか。

 

賠償金も渡す渡さないって話になって、ドラマでもあったとおり慶喜が止めたんですよね。それでも当時の老中の独断で渡したと。だけど怒りが収まらないイギリスは、軍艦が薩摩にやってきたようです。

 

そして薩英戦争。最初はもちろん交渉しようとしましたが、生麦事件に責任はないとした薩摩藩との交渉は決裂。そのまま海上での戦闘となりました。(スイカ事件も史実なのが面白かったですw)どちらも被害を受けますが、日本優勢でイギリスは軍艦を撤退させたんですよね。

 

戦闘後の交渉で何度か決裂しながらも、薩摩はイギリスからの軍艦購入、イギリスは薩摩からの賠償金をもらう形で交渉成立。しかも、賠償金は幕府から借りて返さなかったのですから、まあ薩摩での力が日本で強大になっていることを示していますよね。

 

そして、それが薩摩とイギリスがお互いを知ろうと近づくきっかけになったというのだから、歴史はわからないものです。この結果が、日本を大きく変えていくことになったのだろうなと思うと、今自分がいる現在にもつながっている気がして不思議なものです。

 

久光は一蔵の手のままに…

いやー久光は一蔵の手の平の上ですね。一蔵が白と言えば白、黒と言えば黒。前回で久光の働きだって立派だから褒めてほしい!なんて気持ちでしたが、この感じだと全部一蔵の指示を仰いでいるな…そういう久光で行くのね。

 

その一蔵と吉之助が遠くない未来で対立してしまうというのは…もしかすると必然だったのかもしれないなぁ。切ないですね。

 

川口雪篷に教えられた「革命」

雪篷も良い味出していましたね。ただの飲んだくれではなくて、きちんと指針のある人でした。お由羅騒動のときに処分されて、友が呼び戻してくれると言ったそうですが、そうはならず10年も島で過ごしているとのことで気の毒な人です。もしかするとその友は亡くなってしまったのかもしれないけれど…。

 

雪篷の史実で「久光の書物を売って酒代にした」というのがあって、もうそういう目で見ていたんですが違う設定でいくようですw

 

そんな雪篷ですから、そりゃあ斉彬のことを尊敬しているわけで。吉之助の中に斉彬を見ても不思議ではないんですよね。逆に言えば、世間で西郷吉之助が知れ渡っていることも雪篷は知らない。それでも何かを感じ取ったっていうのはすごいなぁと。

 

そして、吉之助に「革命」を教えてくれた人でした。たしかに、これからの吉之助の生き方はもしかすると「革命家」なのかも。今後も関わりがあるんじゃないかと期待しながら、今後も見ていきたいですね。

 

 次回:いろんな登場人物キター!

薩摩に戻った吉之助は、一蔵の求めに応じ京へ。そんな吉之助の噂をする人々がいた。勝海舟と坂本龍馬、そして岩倉具視。また朝廷と幕府の間にいる一橋慶喜も、意見をころころと変えて…

坂本龍馬に、勝海舟に、いろいろキター!そして慶喜との再会もキター!斉彬が乗り移っているー!ということで、テンション上がりまくりです。がらりと雰囲気が変わりますね。今後の吉之助の姿も楽しみです。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第26話「西郷、京へ」記事はこちら

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▼西郷どん 記事一覧はこちら

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