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西郷どん 第24話「地の果てにて」感想 生きるか死ぬか、何度目だ

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地球の裏側に行ってみたいけど治安が怖いaoikaraです。そもそも家にほとんど出ない在宅ライターだから、国内でも怖い。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第24回「地の果てにて」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
※ネタバレ記事はしばらくお休みします。時間ができたら追加します。

 

▼西郷どん 第23話「寺田屋騒動」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

西郷どん 第24話「地の果てにて」あらすじ

西郷吉之助(鈴木亮平)は徳之島に流される。そこに、愛加那(二階堂ふみ)が二人の幼子を連れてやってきた。突然の再会であったが、吉之助は大いに喜ぶ。愛加那たちと幸せな日々を過ごしたいたが、すぐに沖永良部島に流される。

 

それは薩摩からほど遠く、重罪人を犯した者しか流されない地の果て。しかも、野ざらしの牢に入れられるという、極めて異例の極刑だった。島役人の土持政照(斎藤嘉樹)は吉之助のことを慕い、なるべく良い処遇にしようとしてくれてはいるが…。

 

その牢に酒に酔った男、川口雪篷(石橋蓮司)が現れる。吉之助は薩摩にいる大久保一蔵(瑛太)を信じて待つと清々しい表情を見せるが、雪篷は気にくわない様子。友情は信じられないと言う。

 

大山格之助(北村有起哉)らの手紙では、一蔵が変わってしまったと嘆く言葉もあり、吉之助の心にも不安が募る。また、薩摩からはろくな食事も与えられない処分にされていたが、土持が気にして良い食事を持ってきてくれていたことも知り、愕然とする。

 

国に見捨てられ、友にも裏切られたのかと、吉之助はまた絶望の淵に。ろくに食事もしなくなった。島の子らが吉之助の食事を持っていっても、それを咎めずうなずいていた。

 

ある日の嵐で、野ざらしの牢にも強い雨が打ち付ける。意識がもうろうとする中、吉之助は死を感じていた。が、思い出したのは愛加那と子ども達。

 

「守らにゃならんもんが、まだある」

 

そう感じた吉之助は、最後の生きる希望を燃え上がらせる。が、体力も限界で吉之助は気を失ってしまう。それをこっそりと助けたのが雪篷だった。土持ら島役人も吉之助を助けようと、決意を固める。

 

気になったポイント

  • いきなり「守らにゃならんもんが、まだある」という文字が出てきてびっくりしました。漫画のような演出。真っ暗闇の中その意識だけはある、という吉之助のギリギリの状態を表すのには良いのかなと思ったりもしました。

 

 感想

愛する人との再会に涙

また島に飛ばされた吉之助でしたが、まさかの愛加那と子ども達との再会があって驚きました。そして、良かったなぁ。再会するのは知っていましたが、突然の出会いだったので驚きました。島に渡って会いに来てくれるとは。

 

特に下の子は生まれる前に島から出ていったわけですから、会えた喜びもひとしおだろうなぁ。愛しい人と突然離れて、そしてまた再会できるのは本当にうれしいと思います。その喜びが大きい分、また遠島になってしまうのがつらすぎますが…。

 

ああ、もう久光はかわいそうだよね

久光はそこそこ頑張っていると思うんですよ。西郷隆盛が主人公の大河ドラマでは悪役というか、頭の悪い国父として描くしかないのかなぁと理解できなくもないのですが。

 

慶喜なんかは「対等に話しかけるんじゃねえよ」的な感じで全力で嫌っていましたが、そもそも慶喜が将軍後見職に就任し、また松平春嶽が大老に就任できたのも、ひとえに久光の働きあってのことじゃないですが。そこそこどころか、かなり頑張っていると思うのです。

 

久光もそこにあぐらをかいて偉そうにして、対等になろうとするもんだからいかん。自分の働きだと匂わせつつも、もちろん慶喜や春嶽あってのことだと称えれば良かったわけです。慶喜にはそういう小手先も通用しなさそうですが、今の久光は小手先すらも使えなさそうだし。

 

それでも斉彬亡き後によく頑張っている。なのに「斉彬のまねごと」と言われて(斉彬ができなかったことをやったのになぁ)、「西郷を出せ」と言われて、もうプライドずたぼろですよ。ちょっとかわいそうでした。言うほど阿呆じゃないはずなんですよね。

 

慶喜と吉之助

慶喜と吉之助が親密だったという史実はないものの、このドラマでは信頼関係を築けている描写があったので、「あの牛男はどこだ?西郷吉之助を出せ」という台詞の伏線になっていましたよね。あの関係性があってのことだろうなと。

 

若干は主人公推しな印象はありましたが、慶喜からすれば斉彬の遺志を継げるのは吉之助だろうと思う気持ちもわかる。その関係性をきちんと描いた上で、今回の展開があったのだなと思うと、伏線としてはとても見事でした。

 

吉之助が沖永良部島に流罪になった理由が謎

吉之助は寺田屋騒動の責を負って徳之島に遠島処分となったわけですよね。しかし、さらに遠い沖永良部島に流罪となりました。この大河ドラマでは、慶喜の言葉によりますます久光の怒りを買ったから、という理由で飛ばされたように見えました。

 

なぜ一度徳之島に飛ばされたのに、さらに遠い沖永良部島に飛ばされたのか。その理由は何なのか。実際はどうだったのか気になって調べてみたのですが、それらしい理由がないんですよね。徳之島に飛ばされて、さらに沖永良部島に飛ばされた、という事実のみしかなくて。私の調査不足かもしれませんが。

 

その理由付けとして、久光が慶喜の言動で怒るシーンを挿入したのかと思うと、それは良い結びつけ方かなと思いました。慶喜と吉之助の関係性もまたはっきりと見せられますし。実際にもこんなことがあったのかもしれませんしね。

 

あるいは愛加那や子ども達と楽しそうに過ごしているということが久光の耳に入って、それでは流罪の意味がないとより遠くに飛ばされて処罰も厳しくなったとかなのかもしれませんね。本当はどうだったのかなぁ。

 

このやりとり何回目!?

この大河ドラマ、基本的には好きです。しかし、さすがに「吉之助が生きるか死ぬか」「大久保は嫌な奴が良い奴か」論争、何回目!?と思ってしまいました。吉之助南海「死ぬ!」「やっぱ生きる!」ってやってるんだと。数えてみると…

 

  1. 斉彬が死んだ→自分も後を追って死にたい→遺志を継ぐ
  2. 薩摩から見放された→月照を殺して自分が生きるのはしたくない→月照さんと一緒に死ぬ→死ねなかった→本当は死にたかったのに…→他人の島の女の子に「生きろ!」言われる→生きよう→嫁にしよう
  3. 遠島処分・処罰厳しい→友達に裏切られたかも、死のうか→まだ守らにゃならんもんがある!死ねない!

 

ざっくりだと3回目か。そんなに多くないのに多く感じるのはなぜなのでしょう。

 

あと一蔵が悪者かどうか論争も1回やったじゃないですか。そして実は違ったとわかったじゃないですか。たしかに寺田屋騒動があって有馬新七という幼馴染みの死があったのに、一蔵が久光側にいたら怪しむ気持ちもわかりますけどね。

 

だけど、それをめちゃくちゃ厳しい処分を科せられている吉之助に言わないでほしいな。友人なら希望を残しておきなさいよと。暗に「おまえは死ぬ運命だ」と言っているのと変わらないじゃないですか。本当に友情を大切にしているのかというより、自分の気持ちを押しつけているだけという気持ちになってしまいます。

 

ただ、そういう時代なんですよね。余裕がない時代。手紙を送ってきた海江田や格之助の気持ちがわからないでもないけど…うーん。

 

川口雪篷との関係の進展に期待

さて、吉之助は川口雪篷と出会い、最初は馬鹿にされていたものの、命を救いたくなるほどの“何か”を吉之助は持っていたのかもしれません。ちょっと調べてみると、二人は深い関係性になっていくんですよね。これは楽しみだなぁ。

 

あと、なぜ雪篷が沖永良部島に飛ばされたのか気になって調べてみたら、久光が大事にしている書物を売って酒代にしていたとあって笑ってしまいました。それも本当なのかどうかはわかりませんが。ただ、友情に対していぶかしげな態度だったので、そこに雪篷の何かしらの過去が絡んでいるのかも。

 

この二人の関係性の進展も楽しみです。

 

次回:どこにいても必要とされる人

野ざらしの牢にいた吉之助だが、島役人の土持のおかげで座敷牢に移される。そこで、島の子ども達に学問を教える。一方、薩摩では「生麦事件」が勃発。そのまま薩英戦争へと突入し、吉之助も危機感を抱くが…。

吉之助半端ないって、どこに行っても人を魅了しまくりやもん。そんなんできる?またまたまたまた遠島やし。というわけで、次回も観ます!

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第25話「生かされた命」記事はこちら

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▼西郷どん 記事一覧はこちら

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