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西郷どん 第18話「流人 菊池源吾」感想 あれ、これ大河ドラマだっけ?

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久しぶりのドラマ記事でそわそわしているaoikaraです。ドラマは観ているのですが、ブログに書くことができていませんでした。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第18話「流人 菊池源吾」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ※ネタバレ記事はしばらくお休みします。時間ができたら追加します。

 

▼西郷どん 第17話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

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第18話「流人 菊池源吾」あらすじ

海に身を投げた西郷吉之助(鈴木亮平)は奇跡的に生き延びるが、月照だけ亡くなってしまう。藩命により菊池源吾という名でひそかに奄美大島に流される。龍家の当主・龍佐民(柄本明)の世話になるが、ふさぎ込んだ吉之助は島民を寄せ付けない。

 

島の外から自分と夫婦になる男がやって来ると教えられたとぅま(二階堂ふみ)。吉之助を世話しようとした一人だが、つらく当たられて腹を立てる。しかし、島民が砂糖を納めるために貧しさを強いられていることをとぅまに教えられた吉之助。吉之助がまた死に際に立たされて…。

 

GOODポイント

  • オープニングの歌が入る部分、今までは「あ~」という発声のみだったのですが、今回から歌詞が入るようになりましたね。大島編だけなのかな?
  • 音楽や雰囲気が一気に島らしくなりました。世界観ががらりと変わりましたね。

 

感想

ファンタジーのような世界観

今回は今までの日本列島から離れて大島にやってきて、世界観ががらりと変わりました。異国にいるような…まあ本来日本とは異国だったわけですが。「あれ、大河ドラマ見てるんだよね?」と思ってしまうような空気感。

 

吉之助が夢の中でとぅまに手を引っ張られるのとか、ファンタジーのような感じでした。

 

吉之助の“負”の部分を見てしまった

覚悟を持って死のうと思っていた人間が「生きろ」と言われるのってものすごくしんどいと思うんですよ。自分が何も力になれず、責任を感じて死のうとしているのに、周りは生きろと求めてきて。吉之助が言っていたように、生きながらも亡霊のようでした。

 

吉之助が「何もかもどうでもいい」と思っていたからでしょうか。あまり見たくないようなの部分が見えてしまったというか…。

 

とぅまに対しての「刺青のあるおなごが作った飯など食えん」とかも、おなごの気持ちをわかろうとしていた吉之助がすることとは思えません。まして、作ったご飯をぶちまけるなんて…あれはとぅまの気持ちに立っちゃいますね。そりゃあ災い与えてくれ!って思ってしまいますよ。

 

島の人々への態度も含めてなぁ…。でも、自分を守るために人を傷つけているわけでもなくて、本当に亡霊みたいなものだから。優しさやら情やらも海の底に沈んでしまった吉之助に見えました。見るのもつらい。

 

民や農業を守ることが国を守ることとも同じでは?

とぅまが斉彬が島に砂糖を強いるせいでつらい思いをしているから、斉彬が死んだときはみんな喜んだという話をして、吉之助が激怒していました。民を守るために必死に動いていたのにと。激しく怒る姿には恐怖するほどに。あんな大男が怒ったら怖いよ…。

 

吉之助の気持ちもわかるんですよ。多くの民を救うために世の中を大きく動かさなければならなくて、そのために斉彬が動いていたことも。それを一緒に叶えたいと動いていた吉之助にとって、斉彬の死と政を非難する人間は全部敵に見えても仕方ない。

 

だけど、島の人からしてみれば、自分たちが強いられて「民のため」って言われてもなぁって。とぅまの言う通り「私たちは民には入っていないんだね」なのかと。

 

そもそも、民を苦しませているとしたら、それは良い政と言えるのかという話で。農業を礎として、民を豊かにすることが、この国を豊かにすることになると吉之助も斉彬も思っていたはずです。それなのに目の前の人が苦しんでいるのを蔑ろにするのかと、残念な気持ちになりました。そうじゃないだろう、吉之助と。

 

吉之助は生きる

それでも吉之助には芯の部分が残っていて。虚ろになっていながらも、女子どもを虐げようとする薩摩の役人に力尽くで刃向かっていました。もう無意識なくらいに。役人のやっていることに憤りも感じていました。

 

薩摩のせいで苦しめられている民がいて、とぅまは父親が薩摩に行って抗議しても帰ってこない。吉之助のような薩摩の侍を恨んでもおかしくない。それでも「生きろ!」と祈ってくれた。これはすごく重いことですよね。

 

それを佐民から聞いた吉之助が粥をかきこむように食べていた姿は、「生きる」と決意したようにも見えました。そして、とぅまにちゃんと感謝の言葉を伝えてくれて良かった。生きていくために、そして薩摩の人間として大島のことを知ろうとしてくれて良かった。

 

最後の最後で、今まで信じてきた吉之助の姿が見られたように思いました。

 

次回:島での恋!?

とぅまは「海の向こうから来る夫」が吉之助だと知り、心を揺さぶられていた。そんなとき、砂糖隠しの嫌疑で佐民が捕縛されてしまい、とぅまは助けに行こうとする。吉之助は止めるが、「薩摩の者にはわからない」と言われてしまい…

予言で吉之助が夫となると言われたとぅまはそりゃあ心が穏やかではいられませんよね。吉之助とどうやって心を近づけていくのか、しっかりと見届けたいです。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第19話「愛加那」記事はこちら

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