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西郷どん 第13話「変わらない友」感想 この友情は変わらないでほしい

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男の友情ってかっこいいなぁと思うaoikaraです。男性女性問わず、信頼し合っている人間の姿というのは見ていて心地良いですよね。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第13話「変わらない友」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

▼西郷どん 第12話「運の強き姫君」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

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GOODポイント

  • 吉之助が篤姫の花嫁支度をしているときに、着物の図案を持っていた人物に「命を省みずありがとなあ」って感謝するのは良かったですね。吉之助のまっすぐな人柄が表れていました。
  • 斉彬が薩摩言葉で「おやっとさあ」と吉之助を労うのは良いシーンでしたね。江戸で育った斉彬が薩摩言葉を使うという藩主としての思いとか、吉之助のことを本当に称えてくれているのだなという気持ちを感じました。吉之助の胸いっぱいの表情を見てもね、ぐっと来ましたね。
  • 吉之助が江戸にいた時間が充実していたのに対して、格之助が女とのことでもにょもにょ話すレベルでしか江戸で話すことがないのは笑っちゃいましたね。まあドラマは緩急が大切ですしね。
  • 格之助が「上役の娘じゃち聞いてぼてーっちおなごかと思うて。ぼてーっ」って何度も繰り返すの、あれアドリブですかね?新八の役の堀井新太さんが普通に笑っちゃってましたけど(笑)
  • 未来の嫁のことを「つまらんかこと」と言っちゃった正助。それを本人に聞かれるなんて、やっちまいましたねえ。あのときの正助の呆然とした顔はもう笑ってしまいます。吉之助がフォローしてくれて本当に良かったです。
  • 写真を撮るシーンで山田がじっとさせられているのが面白かったです。吉之助は「魂が抜かれる」と写真を嫌っていたという史実がありますが、今後そういう意思を見せるのかなぁなんて気になりました。
  • 吉之助と正助の対比というのが、斉彬と久光の対比にもつながっているのかなと思いました。吉之助ー斉彬と正助ー久光というつながりの対比。「変わる」「変わらない」という今回のテーマにもつながっていますね。

 

感想

月照との初対面

これから吉之助の運命に大きく関わってくる月照さんとの初対面でした。まあ上品なお人でしたね。どことなく色気も感じるような、何を考えているのかわからないような。

 

吉之助も月照さんの存在感が気になっているようで、月照さんとしても吉之助がどことなく気になるようで。それが恋愛という部分で結びつきそうな気配はないですが、強い思いを抱くことには違いないわけですよね。今後のことを考えると。

 

一緒に出てくる近衛さんがまあユニークな方で、それとは対照的な雰囲気なのもまた面白くて。今後どういう関係性になっていくのか気になるところです。

 

“変わらない”ことが難しい時代

吉之助が久しぶりに薩摩に帰ってきて、古い仲間達との温度差を微妙に感じてしまう…なんていう今回の話。正助も感じていたように、たしかに吉之助は変化しています。今回の副題である「変わらない友」と対照的に、「変わってしまった吉之助」とでもいうように。

 

しかし、この目まぐるしく変わっていく時代に、目まぐるしく変化を捉えていく島津斉彬という男のそばにいて変わらない方が無理なんですよね。何も知らずただ民衆を助けたいともがいていた吉之助には戻れない。変わるのが自然なことです。

 

正助が怒りをぶつけていたのは、その変わってしまった吉之助に対してというのもありますし、何も変われず江戸にも行けない自分に対してのふがいなさも込められていたように感じました。うーん。

 

正助の気持ちも痛いほどわかる

一方で、正助の気持ちもわかる。吉之助が斉彬からの密命でさまざまな働きをしていて、その内容をうまく言えないし複雑に思っている気持ちを慮って、さっと助け船を出していました。それは正助の変わらない優しさですよね。昔から誰よりも友を思って正助は優しい。

 

そんな正助が妻を持つようになり家庭を守らなければというときに「江戸へ行くべき」と言い出す吉之助に対して、私だって鬼畜かと言いたいですよ。

 

また、自力で何とかしたいのに対等な立場であるはずの友人に「上から見下ろしている」ように憐みをかけられているようで嫌だったのでしょう。

 

たしかに吉之助は江戸へ行って、大きく成長することができました。しかし、それは仲間や家族が吉之助のために走り回って働いて、お金を出してくれたからってのも大きな要因なんですよ。要は多くの人が支えてくれた。

 

正助だって支えてくれた一人です。存在として大きいです。みんな犠牲を払ってくれた。その犠牲となった人たちの状況は変わってない。国を変えたいと言っているのにもかかわらず。

 

でも、それが吉之助の変化なのかもしれません。江戸へ行くことがもっと広い視野を持って世の中を変えることにつながり、目の前にいる大切な人を幸せにすることにもつながるのだという信念は感じます。

 

正助も正助で目の前の人たちを見ているわけだし、その幸せを考えている二人の考えは実はつながっていて、どちらも間違いではないんですよね。

 

正助の妻ができた人すぎる!

そして正助の妻の満寿さんは、気立てがよくてシャキッとしていて素敵な人でした。嫁いだその次の日に夫を仕事に向かわせる支度をするってどんだけできた人なのよ!

 

須賀ちゃんとかも不器用なりに夫を江戸に送らせていたしなぁ。この大河ドラマに出てくる女性は不遇であってもそれを悲観せず、まっすぐ向き合い精一杯を尽くす女性が多いなと思います。須賀ちゃんであり、奥さんであり、篤姫であったりね。

 

やっぱり二人は親友であってほしい

正助は思い直し、吉之助の元へ走り出しました。吉之助もまた、正助に思いの丈をぶつけなければと引き返すために走っていました。その二人の気持ちはやはり通じているところがあるのだなとうれしくなりましたね。

 

「大久保正助を忘れた」っていやあ良いセリフですね。もはやラブコメかなってくらい正助のことを想っていて。ある意味で妻よりも信頼している関係性の二人だし、この絆は本当に強い。ぐっと来るシーンでした。

 

ともに変化し、別々の道を歩んでいる二人ですが、心の大きな部分は一緒なんだなと。良い友達ですよ。この二人が日本を変えていく姿を今後も見て行けたら良いなぁ。いつまでも“友人”であってほしい。

 

次回:ヒー様やっちゃうよ!

アメリカが日本に近づいてくる中、吉之助や橋本左内は一橋慶喜を次期将軍に擁立しようと画策する。篤姫も家定に慶喜を薦めようと試みるが、そのことを知った本寿院は激怒。また、井伊直弼は慶喜を狙っていて…

激動の時代ですね。慶喜がどのタイミングで本気になり、その本気になった慶喜がどうなるのかが気になります。吉之助もどんな働きかけをするのかな。次回も楽しみです。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第14話「慶喜の本気」記事はこちら

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