望遠鏡とか地球儀とか見るとわくわくするaoikaraです。幕末に斉彬の部屋に行ったらわくわくが止まらないだろうなー。
というわけで今回のテーマは…
西郷どん 第10話「篤姫はどこへ」感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼ネタバレ記事はこちら
▼西郷どん 第9話「江戸のヒー様」記事はこちら
第10話のGOODポイント
- 慶喜「こんないい男、世の中に二人といるわけなかろう」わーよう言いますね。まあ、たしかにいい男ですが。
- 篤姫の「我らだけの秘め事じゃぞ」は卑怯ですね~。あれはたいがいの男性が惚れてしまいますよ。まあ、吉之助は恋だの愛だの疎そうですが…。
- 「控~えよ~」のクセがすごい!
- 10話も見てきたので、薩摩言葉の「~もす」に慣れてしまいましたが、よく考えると幾島のように「もす?」に最初は違和感を感じていました。
- 幾島に教えられている品の良いお辞儀について、こっそり吉之助もやってみているのが面白かったです。品の良い顔して仰々しくお辞儀してwそりゃあ篤姫も笑っちゃうし、幾島に怒られるでしょう。
- 篤姫の部屋に薩摩言葉を直すための貼り紙がびっしりありましたね。あれは大変だ。受験生のようでした。
第10話の気になったポイント
- 橋本左内の蘭方医としての治療で、切ると騒ぐ周りに既視感。あ、ドラマ『仁』だ。
- 橋本左内は勝手に吉之助を買いかぶって、勝手にがっかりして帰って行って、なんだあいつは!
- 大久保、今回出ていませんでしたね。前回の話で「このまま薩摩に埋もれてしまうとか」って言っていましたが、今回本当に埋もれていました。そして、次回予告を見るまで存在を忘れていました。今後すごい人になるのにね。
感想
「篤姫はどこへ」は二つの意味がありそうな
今回は篤姫がメインの話でしたね。前編は篤姫がいなくなり、「篤姫はどこへ」と吉之助が探す話でした。藩主の養父がいるとはいえ、実の父親が亡くなるというのはつらいことですよね。
とはいえ、養父の前で悲しむわけにもいかず。心がほっとする海という場所で、一人悼みたいという気持ちもわかります。吉之助に共感してもらい、気持ちに踏ん切りがついたようですね。
後編は篤姫が将軍の御台所になるための花嫁修業をするという話。幾島にビシバシと厳しく鍛えられていましたね。薩摩言葉を直されて、どんどん薩摩の娘という姿からは遠ざかっていきますね。輿入れする頃には、立派な女性になっているのでしょうか。
そして、斉彬の黒い意図を持って、幸せのためではなく策略のために嫁がされる。それを篤姫は知らない。そういう意味で「篤姫はどこへ」行ってしまうのだろうか、という今後のことも感じるダブルミーニングの副題なのかなと思いました。
あくまで私の個人的な意見ですけれどね。
吉之助が篤姫の心の支えになりそうな
篤姫はどんどん薩摩から離れていくようでした。そんなとき、付き人になった吉之助と話しているときだけは、薩摩言葉でほっとした表情でした。これから孤独な状況になることもありますし、吉之助の存在が心の支えになりそうですね。
幾島のクセがすごい!
今回は篤姫の教育係である幾島が初登場!「ひっかええ~~よ」の独特の言い回しとか、「もす、もす、もす」という薩摩言葉の語尾が気になったりとか、なかクセがすごい。けれども、強くて正しいことをしっかりと教えてくれる、良い女性でした。
演じられる方が斉藤由貴さんから南野陽子さんに変更されてどうかな~と気になっていたのですが、私は南野さんの幾島好きです!キャラの強い人物の登場で、また世の中が変わっていくのも感じますね。
吉之助が斉彬の黒い部分を知っていく
吉之助としては密偵でありながら、純粋でまっすぐで、したたかさが1mmもない男です。橋本左内には見損なわれていましたし、拍子抜けする気持ちもわかります。それがわかっていて斉彬は密偵にしたのですから、したたかさよりも、心を開かせる情の熱さを買ったのでしょう。
だけど、そんなまっすぐな吉之助も裏の黒い部分を知ることになる。今も、いろんなことを知っています。斉彬には吉之助が知らない部分がたくさんありますよね。幕府を倒して新しい政治をしようとしていたり、諸藩とつながってもくろみがあったり。
篤姫を現将軍の家定に輿入れさせようとしながらも、慶喜を次の将軍にしようともしている。そして、「お篤は不幸になる」と吉之助に言いました。
この斉彬の黒さを吉之助はどう受け止めるのでしょう。命を懸けてお仕えしていますし、自分の考えを変えていくのかな。吉之助も黒くなっちゃうのは切ないなぁ…。吉之助のまっすぐさは保っていてほしいなあと願ってしまいつつも、世の中についていくためには黒さもないと複雑です。
次回:亡き者にしようとする力
慶喜を将軍にしようとする斉彬を、彦根藩主の井伊直弼は良く思っていなかった。そんな中、斉彬の嫡男・虎寿丸が突然亡くなり、斉彬も病に倒れる。吉之助は斉興と由羅の存在を怪しみ…
もーまだ島津家ごちゃごちゃしているんですかー。斉興視野狭すぎ!斉彬はもう日本を見て世界を見てるのよ!小さい男ですね。というわけで次回も見ます!
aoikara
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