何歳になっても政治がよくわからないaoikaraです。関心があるのと同時に、政治に関わると厄介だから関心が消えてく、ってのが正直な気持ち。
でも、堂々と投票をした上で文句を言いたいので、選挙には行きます。というわけで今回のテーマは…
「参議院選挙2019」
について考えてみました。
- 参議院選挙の基礎知識
- 2019年参議院選挙(第25回参議院議員通常選挙)
- 私の政治スタンス
- ド素人が候補者を選んだ方法
- 集めた情報
- 心がけたこと
- 個人的に感じたこと
- 政治と選挙を考える
- 参考にさせていただいたサイト
参議院選挙の基礎知識
- 定員は242人
- 任期は6年、半数を3年ごとに改選
- 選挙区選挙と比例代表選挙でそれぞれ1票ずつ
- 解散はない
- 被選挙権は満30歳以上
- 選挙権は満18歳以上
- 審議が長い
ちなみに衆議院は…
- 定員は465人
- 任期は4年
- 小選挙区選挙と比例代表選挙でそれぞれ1票ずつ
- 解散がある
- 被選挙権は満25歳以上
- 選挙権は満18歳以上
- 世論を反映させる傾向がある
こういうの義務教育で習いました。懐かしい、遠い昔。忘れてしまいそうなので、選挙のたびに確認しておくのも良いかも。
選挙制度について解説しておきます。
選挙区選挙
自分が住んでいる選挙区(地区)の候補者の中から1人選び、1票を投票する。
比例代表選挙
政党名を書く。もしくは全国区比例代表候補者を1人選び、1票を投票する。
ちなみに衆議院選挙では重複して立候補することもできます。参議院選挙では重複立候補はできません。
2019年参議院選挙(第25回参議院議員通常選挙)
- 公示日:2019年7月4日(木)
- 投票日:2019年7月21日(日)
私の政治スタンス
私は支持政党がありません。政治信条があるわけでもありません。つまり「この党だから」とか「この人だから」とか「この政治信条があるなら」など、投票する動機が全然ないのです。政治に詳しくないというのもあります。
ただ、「こうなったらいい」「これは嫌」という細かく小さな要望はたしかにある。現実的な諦めもありながらも、「もっと社会が良くなったらな」という希望だって、ちょっとはあるんです。
そんな政治ド素人の私が、政党も人物もフラットにして、公正に判断するための方法を考えてみました。
ド素人が候補者を選んだ方法
・できるだけ情報を集めて「プラスorマイナス評価」
政治に関して詳しくないので、政党や候補者の判断材料をなるべく多く集めることにしました。あくまで自分が理解できる範囲、そして「良い」「悪い」と判断できる事項のみです。ただ、わからないこともなるべく調べて、自分なりの意見を考えました。
そして、一つ一つ「プラス」と「マイナス」で評価しました。「良い」と思ったら「+1」、「悪い」と思ったら「-1」。どちらでもないなら「0」で加算せず。
このやり方で、政党や候補者それぞれに点数をつけました。
集めた情報
点数を付けるために、判断材料を集めました。具体的にはこんなこと。
- 候補者のプロフィール
- 政策・理念・政治へのスタンス
- 政党
- 人として感じた印象
候補者のプロフィール
政党、年齢、性別、出身地、現在の仕事、経歴・実績など、候補者のプロフィールを調べました。
方法としては、候補者個人のサイトやSNSを参考にしました。私はまだ若者です。ネットで情報収集する世代です。ネットで情報を発信してくれるのは、若者への目線があるということだと考えました。そのため、個人サイトやSNSの充実も一つの基準にしました。
政策・理念・政治へのスタンス
候補者それぞれの政策や理念もチェック。共感できればプラス評価、共感できなければマイナス評価。
この政策についても個人サイトを参考にしました。そして、以下のサイトの情報も参考になりました。
参議院選挙2019 - Yahoo!ニュース
Yahoo!では候補者のプロフィールや経歴、重点施策、SNS情報などを記載してくれています。細かな内容もあり、非常に参考になりました。
候補者の政治スタンス 2019参議院選挙:朝日新聞デジタルwww.asahi.com
朝日新聞デジタルでは、それぞれの候補の政治や政策スタンスについて、比較しながら見ることができます。経済、雇用、社会保障、外交、憲法などなど…。これも自分と近い考えの人はいるか、チェックしました。
政党
政党については、以下のサイトを参考にしました。
政党との相性診断 | 参議院選挙2019 - Yahoo!ニュース
政治に関する10問の設問に答えるだけで、自分の考えに近い政党がわかります。設問の内容も解説が細かく、政治に関して初心者の私でもわかりやすかったです。
政治はベストよりベターだという言葉を聞いたことがあるので、ベストマッチよりベターマッチを選ぶと良いのかも。
人として感じた印象
政治という観点だけでなく、人として感じた印象も評価しました。政治信条や実績が素晴らしくても、人として「ん?」と思う相手に政治を任せたいと思えない、というのが私の感覚です。
例えば不倫する人とか全然応援したくないです。国の平和を守るより、家庭の平和を守れ、と思ってしまいます。
話している姿を見たり、訴えていることを聞いたり、佇まいや周りへの態度や行動など、わかる範囲の人となりもしっかり判断材料にしました。
「有名だから応援する!」「好きだから応援する!」人気投票とは違う、ということはお伝えしておきます。
判断材料は以上!点数はExcelでまとめて、合計点数の多かった政党や候補者から、投票する相手を絞りました。
心がけたこと
ものすごく個人的で良い!
という気持ちで評価しました。社会的にどういう立場の人間がどういうことを求めるのか、間接的に伝えるのが選挙じゃないですか。だから、自分を最大限に尊重した意見を投じたいと思いました。私は私の主張を伝える!
結果的に自分が信頼できる政治を選ぶことにもつながると思うんです。誰かに見せたりするわけじゃないから、めちゃくちゃ個人的な自分の意見で選んじゃって良いと思います。
個人的に感じたこと
選挙について調べると、政治って面白い
政治について、選挙について、忘れていたり知らなかったりすることが多いので、「そういうことがあるのか」とたくさん勉強になりました。初歩的な内容でも結構知らないこともありました。
政治は面白いんです。でも、政治に熱を持って関わりすぎる人は、自分たちと違うからとすぐに攻撃してきて怖い。どの派閥でも、自分ではないものを引きずり下ろそうとするのは排除じゃないですか。どんなに優しいことを言っていても、排除するのは全然優しくないと思います。
もっと建設的な話し合いをしたらいいのにな、と思います。排除するのは簡単だけど、自分が排除される側に回るかもしれないよ。排除されたくないから自分ではないものを排除する、そんな世の中は嫌です。
公式サイトやSNSはもはや必須
政党や候補者はもっとインターネットをフル活用してほしいなぁ、とも思いました。うまく活用している方もいるんですけどね。全く情報がない人もいます。詳しくなかったり、そこまで手が届かなかったりもするのでしょうね。
でも、ネット世代が増えていくのですから、対応できないと若者だけでなく多くの票を逃していくことになると思います。
ネット選挙をやってほしい
正直に言うと、投票に行くのは面倒です。一応は日曜日ですけど、休日じゃない人もいますし。期日前投票とはいえ、時間を確保する必要はありますからね。
高齢化社会で外出できなくなる人も増えるでしょうし、ネットで投票できたら得票数上がらないかなぁ。どうだろうなぁ。問題も多いからこそ実現しないのでしょうけどね。ネット選挙はいつか実現してほしいです。
あとは候補者同士の討論や主張をネット中継で見られるようにしたり、政見放送もネットで見られたらいいのにって思います。これは法律の改正も必要なのかも。
政治をフラットに語れる選挙になってほしい
政治や選挙って、やっぱり身近じゃない気がします。選挙をするためにも情報収集が必要。そのためには時間も必要。でも世の中の人たちって、時間を割ける余裕があるのかな?
忙しくて一生懸命な人だからこそ、時間ができなくて政治に無関心になってしまう人も多いんじゃないかな。政治を良くするというのは漠然としすぎていて、関心が遠のいてしまって、それよりは時間を惜しんで働きたい。貴重な休日を自分の休養のために充てたい。そう思うのは自然な感情だと思います。
でも、公平な選挙権が与えられているのはとても貴重なことだから、もっと大事にもしてほしい。
政治についてもっとフラットに話せるようになればいいのにな。でも、そのための知識も時間も足りないです。
たくさんの人が政治に関心が持てるくらい、余裕がある社会を作ってほしいです。それが理想。
そもそも、選挙に立候補するだけのお金があるほどの人たちが、そうではない多勢の人の気持ちに寄り添えないと始まらないです。
政治と選挙を考える
政治について考えたり、選挙に行ったりするのが面倒。って気持ちはよくわかります。割と私もそうですし。
私が政治に関心を持っても、政治や社会が私に関心を持ってないじゃんね、って思っちゃうし。そんな暇はないよとかも思ってしまうし。政治について話すと攻撃的な人もいて怖いし。
でも、やっぱり選挙は行こうかなと思います。だからって選挙に行かない人を否定するつもりはありません。その人たちの気持ちもよくわかるから。
正直、政治や社会に対して残念だなぁと思うことは山ほどあります。そんな次元の低いことでやらかすなよ、とか。今の社会だといろんなこと諦めなきゃいけない。
でも、たくさんの可能性がある社会でもある。優しい社会でもある。優しい人もたくさんいる。頑張っている政治家もきっと大勢いる。見えないだけで。
まだちょっと社会に希望を持って生きたいので、その希望をちょこっとでも投じに行こうかなと思います。
参考にさせていただいたサイト
aoikara