中卒フリーライターほぼ無職。

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【ドラマ】陸王 最終回 感想 3ヶ月、ずっと一緒に走っていた気がする

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陸王のシューズが欲しいけど申し込むのは躊躇したaoikaraです。いや、たぶん履けないしなぁ。本当に欲しい人が持つべきだ。

 

というわけで今回のテーマは…

 

陸王 最終回 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼陸王 第9話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

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最終回のGOODポイント

  • 御園社長がアトランティスをズバッと切るのは意外な展開でした。今回はずいぶん早い段階で「スッキリ!」な展開がありましたね。
  • 支店長の心変わりにはさすがにびっくり。こはぜ屋すごい!
  • 大地、すっかり顔つきが変わったよね。すごく良い方に。
  • 佐山が選手の走りに感動して、選手の友情に拍手までしていたのが意外で笑っちゃいましたw
  • 茂木選手のゴールで城戸監督が抱きかかえたのが地味にぐっと来ました。全部を託している茂木選手と、全部を受け入れてくれる監督って感じで。良かったなぁ。
  • 飯山さんの奥さんに笑顔が戻ったのも本当にうれしい。飯山さんの「シルクレイで多くの人を笑顔にしたい」って夢も叶ったんだなぁ。
  • 父と子の約束が格好良すぎる!そして泣ける。

 

気になったポイント

  • 総集編をチラッと見たんですが、宮沢社長の白髪が増えているような気がしました。気のせいかもしれないんですけど。それだけ苦労が絶えずあったってことなのかなぁ。

 

感想

苦労が長かった分、報われた一瞬がうれしい

ああ、終わってしまったなぁという最終回。考えうる限り最高のラストでした。こんな全てうまくいく、なんてことは現実ではないのでしょうが、ドラマだからハッピーエンドが良いのです。最高のラストで、私の気持ちも最高でした。

 

このドラマって、本当に苦労が長いし、次から次へとやってくるんですよ。最初は今までの足袋屋じゃうまくいかない。新しい事業を始めようか迷っている。始めようとしても内部から反発はあるし、銀行も反対。プロの選手には見向きもされない。

 

シルクレイ良い材料を見つけても、特許使用料を5000万円なんてふっかけられる。手に入れても専門的な知識がない。優秀なシューフィッターが来て、ようやく陸王を茂木に履いてもらって、商品化しても話題にならない。

 

アッパー素材はなくなるし、シルクレイも作れなくなるし、会社は火の車。買収の話は会社内で反発ストライキに遭うし、信用していた相手社長も裏がありそう。業務提携を持ちかけられても却下されて、別の会社も見つからない。ついに茂木はライバルのアトランティスのシューズを履く…

 

すごくないですか?最終回も合わせて10回も負け続けるんです。それはこはぜ屋も、陸王も、茂木選手も同じように。苦しみが長く続いていくから、もやもやして、いつのまにか感情移入して、本気で「頑張れ!」って思ってしまう。

 

だからこそ、最終回ですべてがうまくいくと「ああ、本当に良かった!」って心から思えるんです。ドラマだとはわかっていても、涙して感動してしまうんです。だから、最初から最後まで見てきて本当に良かったなぁと思いました。

 

茂木選手も、陸王も、本当に良かった!

茂木選手も大変でしたよね。もともとは野球を挫折して始めたマラソンでまたケガをして。絶望で履いてみた陸王に救われて。でも走りは評価されなくて。こはぜ屋の危機で陸王を履けなくなってしまって。アトランティスに脅されてRⅡを履いて。

 

本当に苦労だらけでした。そして、本当に勝負を決めたいときに、陸王が目の前にある。それも最新の技術力を兼ね備えている陸王が。技術力ならRⅡと五分五分かもしれないけれど、そこに作られた思いが雲泥の差だと茂木選手は言いました。

 

あの熱弁は胸が熱くなりました。私も涙ぐんでしまうほどに。宮沢社長なんて、もうどんなに幸せだっただろう。どれだけ今までの苦労が報われただろう。そして、陸王を履いた茂木を見た時に、こはぜ屋の人達はどれだけうれしかっただろう。

 

茂木選手も優勝して、陸王も名が知られて、驚くほど大ヒットしました。3億円の融資を5年で返せるかな~って迷っていたのに、まさか30億円も売り上げるとはw

 

いやいや、苦労が大きかった茂木選手とこはぜ屋、そして陸王だからこそ、この喜びは何倍にもうれしい。苦労は長く、喜びは一瞬だけど、その一瞬に報われるんですよね。

 

敵が味方になっていくこはぜ屋ストーリー

半沢直樹とか池井戸さんの作品では、敵をなぎ倒していくスカッと感が売り。こちらも同じ池井戸作品ですが、違うのは敵を斬るだけでなく、味方にしてしまうこはぜ屋のしぶとさ。

 

反発していた大地もまっすぐな青年になり、第一志望だった企業の合格を断るほど熱中するようになりました。とてもたくましい5代目候補になっています。

 

シルクレイを作った飯山さんも、最初は嫌~なおじさんでした。でも、こはぜ屋の味方になったら、すごく頼もしい技術者でした。奥さんと心から笑えるようになっていて、見ているこちらも幸せでした。同じ技術者と言えば、ライバルであるアトランティスのシューフィッターの村野さんが来てくれたのは本当に大きかった。

 

反対していた玄さんも「こはぜ屋だからこそ」といつのまにか味方になってくれました。嫌な奴だと思っていた銀行員の大橋さんも心を打たれるものがあったようです。そして、切れと言っていた家長支店長も心変わりしていました。

 

ただ自分が勝つことだけを思っていた茂木選手も、自分の走りをしようと、つらいときも人に手を差し伸べられるランナーになりました。鬼だった城戸監督も、こはぜ屋の思いを知って、茂木に会わせてくれました。

 

こはぜ屋を買収しようとしたフェリックスの御園社長も、最初の目的だけではなく、きちんと技術力を評価して業務提携してくれました。さらにはダイワ食品をサポートまでしてくれて、茂木選手と仲間たちを救ってくれるという描写もありましたね。

 

毛塚選手も茂木選手のライバルとして、ときに嫌な奴なのかと思いましたが、走りに純粋な人なのでしょう。茂木の走りを見て、また闘争心が掻き立てられて、良いライバルで居続けそうです。

 

本当に嫌な奴で居続けたのはアトランティスの小原くらい。佐山も嫌な奴でしたけど、茂木選手と毛塚選手の懸命な走りを見て、心を打たれていましたよね。選手の走りを応援している佐山に対して、小原が気にしているのはシューズのことだけ。

 

「いかがなものか」というような表情を浮かべていた佐山は、小原の元を去り、シューフィッターとして一から勉強する道を選びました。

 

嫌な奴は切り捨てるのではなく、こはぜ屋の姿を見てそれぞれが変わっていくというのが素晴らしいなと思いました。もちろんこはぜ屋も変わっていったのでしょう。それってすごく素敵なことじゃないですか。変われる人、変わっていこうと思われる人になりたいものです。

 

終わりであり、本当の始まり

ドラマは終わってしまいましたが、こはぜ屋にとっても茂木選手にとってもまだまだ始まりですよね。世界でトップになるという茂木選手の目標はまだ達成されていません。

 

そして、大地はまだ別の企業にいますし、こはぜ屋に戻ってきて受け継いでくれて、それから先もまだ物語は終わらない。これからずっと続いていくのでしょう。

 

3ヶ月、陸王と一緒に走っていたのかも

最初は演説などに入り込めず、継続して見られるか心配だったこのドラマ。しかし、回を重ねるごとに思いが熱くなり、感情移入していきました。本当に良いドラマでした。

 

茂木選手が「こはぜ屋はずっと一緒に走ってくれた」と言いましたが、私もこの3ヶ月間、陸王というドラマと一緒に走っていたような気がします。走るのは苦手なんですけどねw

 

そんな心をのせて走ってくれるドラマでした。良かったなぁ。見続けて、本当に良かった。また、このチームでのドラマ、そしてもしかしたらあるかもしれない陸王を楽しみにしています!3ヶ月間ありがとうございました!

 

 

aoikara

 

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