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【ドラマ】陸王 第5話 ネタバレ 全力で走っている人間が全ての戦いに負けるはずがない

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仕事を誇りにできるって良いなぁと思うaoikaraです。私は…誇りにしたいです。まだまだ未熟です。成長していかなければ。

 

というわけでそんなお仕事ドラマ…

 

陸王 第4話 ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

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▼陸王 第4話 記事はこちら

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第4話のあらすじ・ネタバレ

陸王の改善点

老舗足袋屋が開発した陸王を、ようやくダイワ食品陸上部の茂木裕人(竹内涼真)に履いてもらうことができた、4代目社長・宮沢紘一(役所広司)。

 

協力してくれている、元アトランティスのシューフィッター村野尊彦(市川右團次)が気になる点を茂木に聞く。フィットして軽いアッパーだが薄手でぐらつくとのこと。必ず改善すると村野は約束する。

 

しかし、茂木はトライアウトで棄権したので、ニューイヤー駅伝に出られないだろうと考えていた。村野は「おまえは良い走りをした」ときっぱりと言う。

 

そんな様子を、アトランティスの営業担当・佐山淳司(小籔千豊)が陰から見ていた。

 

前途多難

紘一はこはぜ屋の社員たちを連れて飲み会。今度はアッパーを開発しなければと、また皆で悩む。銀行員で全担当者の坂本太郎(風間俊介)が、現担当の大橋浩(馬場徹)融資課長が繊維関係の会社を担当していたから話を聞けるかもと言う。

 

しかし、紘一の息子・大地(山崎賢人)は否定的。皮肉ることばかり言い、またもや紘一とケンカをしそうになって皆で止める事態に。

 

酒の席で飯山は村野に質問する。陸王はアトランティスのRⅡに勝てるのかと。村野は答える。「私はアトランティスのすごい技術を知っている。その私がここにいる」と。皆、笑顔になる。

 

門前払い

しかし、これ以上開発が続くのを嫌がる専務の富島玄三(志賀廣太郎)は落ち込む。実際に銀行に話をしに言っても、大橋から切り捨てられるだけ。

 

その話を聞いて、紘一も頭を悩ませる。富島は再三「陸王の開発はやめるべき」と主張。富島は足袋屋としてのこはぜ屋を少しでも長く残したいと考えていた。

 

家に帰ってからもずっと悩んでいる紘一。妻の美枝子(檀ふみ)にもこれから苦労をかけるかもと先に謝っている。「これまでラクしたことはない」と平気な顔で言う美枝子。「今までやってきたことが無駄になるわけじゃない」とも。

 

大地は妹の茜(上白石萌音)に勉強を教えている。ふと「逆転の発想だよ」と言うと、紘一が何かをひらめいたように「それだ!」と言い出す。

 

逆転の発想

紘一は社員を集めて今後のことを話す。なんと新製品を開発すると言うのだ。それは、シルクレイを使った地下足袋。今までは100年培ってきた足袋の技術をランニングシューズに活かしたが、今度は逆にランニングシューズの技術を足袋に活かそうとしたのだ。

 

縫製課リーダーの正岡あけみ(阿川佐和子)や係長の安田利充(内村遙)は大賛成。肝心の富島も「うちは足袋屋ですよ。やるべきです!」と前向きに受け入れた。

 

まさかの…

1ヶ月後、シルクレイの地下足袋「足軽大将」が市販で売られるようになった。驚くことに丈夫な地下足袋は大ヒットして、異例の売り上げを記録。こはぜ屋を代表する商品となった。

 

それぞれの希望へ

これには富島も大満足。陸王の開発にも好意的になる。「陸王の挑戦がなければ、この成長もないから」と。

 

一方、陸王開発を進めている大地だが、きちんと就活もしていた。

 

暗躍する者

佐山は茂木のもとに訪れて、アトランティスのサポーターを再開すると告げる。しかし、「俺のことを見限った」と茂木は相手にしない。「もう履くシューズがある」と陸王を履いて去る。

 

意外な理解

紘一と富島は銀行へ。大橋に追加融資を頼んでいる。足軽大将の実績も伝えて。「数字に表れる結果と実績だけを重視する」という大橋は、「売り上げは評価に値する」と意外にも融資を承諾。稟議を通すと約束する。紘一も富島も意外な気持ちだった。

 

ピンチヒッター

紘一に連絡が入る。縫製課のベテラン・西井冨久子(庄司照枝)が入院してしまったのだ。社員みんなで話し合い。誰かが冨久子の代わりの仕事をしなければならない。

 

紘一は若手の仲下美咲(吉谷彩子)に声をかける。しかし、「無理です。冨久子さんみたいにうまくやる自信がない」と言う。しかし、あけみが「あんたならできる」と太鼓判を押す。「冨久子さんも言ってた。美咲ちゃんは不器用だけど手を抜いたことはないって」と。

 

「冨久子さんを安心させてあげよう」という言葉に、美咲もうなずく。美咲が引き受けることになった。その様子を大地が意外そうに見ていた。

 

肯定的な意見

大橋はこはぜ屋に3000万円の増加運転資金を融資する、という稟議を店長・家長亨(桂雀々)に伝えていた。家長は後ろ向きだが、リスクを考えての金額だと大橋は言う。今回だけ通ることに。ただし、リスクがないかチェックするようにと念押しも忘れずに。

 

技術者の魂

縫製課ではあけみが美咲に指導をして、懸命に励んでいた。

 

大地は足軽大将の納品の日に面接があるので休むと飯山に伝える。飲食会社の総合職だと聞いて、飯山は意味ありげな表情を見せる。大地は「選り好みできない」と言う。飯山は「もったいねえなあ」とぽつり。

 

大地が機械を使っていると、機械に一瞬だけ警告が出る。すぐにおさまった。

 

大地は飯山に機械の設計図を見せてほしいと飯山に頼む。しかし「だめだ」と即答。「これを作れるのは俺だけ。俺の魂がこもっている。そう簡単に他人に見せるわけにはいかねえ」というのが飯山の言い分だった。

 

緊急事態は続く

大地と飯山も仕事を終えて帰宅。大地は鍵を閉めるために会社に戻る。飯山が帰ろうとすると、怪しい風貌の二人の男が襲ってきた。気づいた大地が「やめろー!!!」と絶叫。そばに寄ろうとすると、男達は去って行く。

 

飯山はそのまま入院。骨折と全身打撲で全治3週間と言われたと、飯山の妻・素子(キムラ緑子)が明かす。おそらくお金を借りたシステム金融の連中の仕業だとも話す。大地はベッドで横になる飯山に、何の言葉も掛けられなかった。

 

意識の変化

その帰り道。二人も社員が減ってしまい、紘一は足軽大将の製造を休止しようと考える。あけみや富島も同意。すると大地が「俺がやる」と言い出した。身を隠すこともできたのに仕事に出てきた飯山を思って「やるしかないだろ」と言う。

 

その言葉に、紘一もあかねも富島もうれしそうだった。

 

希望もつかのま

次の日からシルクレイの機械に向き合う大地。その3日後、地下足袋用のシルクレイをきちんと製造できた。しかし、機械に不具合が出てしまう。

 

紘一と富島はまた大橋と面談。なんと融資できないと言われてしまう。大橋は技術者が二人も入院していると聞き、納品は不可能だと考えていた。紘一は「結果を出しますんで!」と言って、結論を先延ばしにさせる。

 

ニューイヤー駅伝の候補者

茂木はトレーニング中。村野はダイワ食品陸上部・城戸明宏(音尾琢磨)にニューイヤー駅伝の候補を聞く。さすがに答えられないと言う城戸。では、と茂木の走りを聞く村野。村野は茂木は特別だと話す。

 

城戸は「特別な奴が出そう」と、茂木の同僚、平瀬孝夫(和田正人)の名前を挙げる。

 

策を練る者たち

一方、アトランティスの営業部長の小原賢治(ピエール瀧)は、佐山に茂木のために作った新型のRⅡを見せる。「我々の思いも伝わるだろう」とほくそ笑んでいる。

 

意外なアドバイス

シルクレイ製造機のエラーは直らず、大地は頭を抱えていた。縫製課の美咲が先に帰ると声をかける。「お互い頑張ろうね」と。

 

すると大地は、なぜ冨久子の代役を引き受けたのかと聞く。断ることもできたのにと。美咲は「初めてだったから。人からあんなに必要とされたの。感動しちゃって」と言う。こはぜ屋にいて、今が一番充実していると明るい表情で言う。

 

また「わからないことがあったら意地を張らずに聞くようにした」とも話す。「気がラクになった」と。

 

心配する男

飯山はこっそりと病院を退院しようとし、素子にこっぴどく叱られる。大地からうまくいないというメールを見て、いてもたってもいられなくなったのだった。飯山は素子に「ちょっと頼まれてくんねえか」と言う。

 

悪い噂

佐山はまた茂木に近づく。RⅡの新製品をプレゼントしに来たのだ。さらに、こはぜ屋の信用情報調査報告書も見せる。「もうすぐ潰れる会社」と言い添えて。

 

託されたもの

大地は何度も機械を調節するが、いっこうに直らなかった。茜が着替えと差し入れを届けてくれる。

 

と、素子がやってきた。大地に用があると、飯山から託されたものを渡す。それはシルクレイ製造機の設計図だった。

 

技術者の執念

さっそく大地は設計図をずらりと並べる。複雑な仕組みを飯山が立った一人で開発したことを、執念の結晶だと感じていた。現在のエラー番号を調べると、中央制御センサの異常とのこと。

 

中央制御センサを全て分解して、部品ひとつひとつをチェック。ひとつだけ、光沢が気になるものをみつけてよく見る。すると、小さな傷を発見。

 

と、飯山がケガをしているまま工場にやってきた。勝手に病院を抜け出してきたらしい。大地は部品の不備を見せると「よく見つけたな」と飯山は感心する。明日の朝一番の注文するという大地だが、飯山は「もう売ってない」と言う。

 

そして連れてこられたのは倉庫。飯山が持ってきた部品がたくさんあった。シルクレイ製造器は世界に一台しかないマシンなので、必要な部品を集めておいたと言う。

 

「勘違いするなよ」と飯山は言う。「所詮部品は部品。本当に大切なのはそんなもんじゃねえ」と。「人だよ。絶対に代わりがねえのは物じゃなくて人だ」さらに続ける。

 

「おまえっていう人間はこの世にたった一人しかいない。代わりはいねえ。もっと自分にプライドを持て。会社の大小や肩書きは必要じゃねえ。大切なのは、自分と、自分の仕事にどれだけ胸を張れるかだ」

 

大地は苦笑しながら「俺にそんな仕事、見つけられますかね?」と聞く。飯山は「もうとっくに見つけてんじゃねーのか」と言う。

 

飯山が苦しみだし、そのまま倒れてしまった。

 

全力疾走する者は…

病院にいる大地。駆けつけた紘一から、飯山は熱も下がりぐっすり眠っていると聞いて胸をなで下ろす。

 

大地は聞く。「どうして飯山さんみたいな人が倒産しちまうんだろう。あんだけ一生懸命なのに」と。「茂木と同じだよな。どんだけ努力したってできないことってあんだよ」とも言う。

 

紘一は「ゴールを勝手に作るな」と返す。「飯山さんも、茂木選手も、まだ走っている途中だ。全力で走ってる人間が全ての勝負に負けるとは思えない。いつか必ず勝つ。飯山さんも、茂木選手も。大地、おまえもだ

 

意外な言葉に大地は軽く笑い、そのまま目を潤ませ、涙を流す。

 

歓喜

大地がシルクレイの機械を調節すると、エラーが解除された。居合わせた紘一も大喜びで、二人は思わず抱きしめ合う。我に返り恥ずかしそうな父子。シルクレイの生産が再開した。

 

また苦難

そして足軽大将2000足の納品日。機械を直した大地を褒め称える皆。きちんとシルクレイのソールも間に合わせて、大地は就活の面接へと向かう。

 

大地が出ていくのと入れ違うように来たのが大橋。納品が間に合うのかチェックしに来たのだった。

 

すると、安田がソールに亀裂が入る不具合が出たと話す。機械が壊れる前の100足ほどで、作り直しとなる。大橋はじろりとにらんでいる。

 

紘一はすぐさま大地に電話をして、機械の操作方法を聞く。大地も困惑し、メモを用意させて丁寧に説明。しかし、なかなか厳しい。大橋は急場しのぎで品質に問題はないのかと詰め寄る。

 

胸を張れる仕事

大地は面接に向かうために駅のホームにいた。「自分と、自分の仕事にどれだけ胸を張れるか」「もうとっくに見つけてんじゃねえのか」という飯山の言葉、「全力で走ってる人間が全ての戦いに負けるはずはない」という父親の言葉を噛みしめていた。そしてー

 

一方、工場では紘一が機械を試すが動かせない。大橋は18時の納品は無理だと判断し、融資の件を却下する。

 

と、大地が走って戻ってきた。皆面接の心配をするが、「こんなんで行ったって受かるはずない!」と大地は断言。「俺がやるから!絶対間に合わせる!」と作業に向かう。紘一は泣いていた。美咲も大地を激励する。

 

富島は大橋に「しぶといだけがうちの取り柄」と話す。大橋は積み重ねられたシルクレイのソールを見て、どこが不良品なのかと聞く。本当に小さな小さな傷が入っていた。富島は言う。

 

「これが100年守り続けてきた品質、プライドです」

 

7人の精鋭

ダイワ食品陸上部では、城戸監督によりニューイヤー駅伝に出場する選手が発表されていた。全員で7人。次々と呼ばれていき、6人目は平瀬。そして7人目は茂木だった。

 

新しい理解者

こはぜ屋では大橋が満額の融資は無理だと話していた。減額して2000万円、期間は6ヶ月。短い期間に紘一と富島は怒る。納品は間に合ったが、また今回のようなことがあるのを懸念しての金額と期間だった。

 

「ダメなものはダメなんです!」と言う大橋だったが「私の力不足です。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げる。いつものぞんざいな態度とはまるっきり違っていて、驚く紘一と富島。

 

さらに陸王のアッパー素材に使えるかもしれないと、タチバナラッセルという編み物の会社を紹介する。会社にも話を通しているらしく、前向きに考えてくれているとのこと。実際に生地も渡し、紘一は確かめて良い物だと実感。

 

しかし、陸王の開発に反対していた大橋がなぜだと気にする。大橋はこはぜ屋で働く人々の姿を見て、心変わりしたらしい。将来性のある会社だと、銀行員として判断したと。

 

「新しい陸王が完成したら、私、履きます」

 

とまで宣言してくれた。紘一は「ありがとう!」と連呼する。富島もうれしそうだった。

 

素晴らしい素材

数日後、紘一と村野はタチバナラッセルを訪れる。社長の橋健介(木村祐一)に案内されて、素材を確かめる。強度があるもののしなやかでとても軽い。紘一と村野はうなずく。

 

ランニングシューズには興味があったと話し、すぐにでも受注してくれると言う。起業して3年というベンチャー企業なので、大手には相手にされなかったと。技術を必要としてくれることに橋も喜んでいる。

 

皆で手を取り合って、意思を固める。

 

茂木の不安

村野は茂木に会いに行き、もうすぐアッパー素材を新しくした陸王ができると報告。しかし、茂木はアトランティスから得たこはぜ屋の信用情報調査報告書を見て、不安に思っていた。会社がなくなり、全てが無駄になるかもしれないのではと。

 

村野に「それでも陸王を履くべきですか?」と問いかける。

 

ついに

村野は茂木の懸念について、紘一に打ち明ける。紘一も受け止め、社員には自分から話すと伝える。

 

ちょうどそこに安田がやってきた「できました!」と興奮気味に報告。向かうと、社員全員が紘一と村野を待ち構えている。

 

アッパー部分の素材も新しくして、ついに完成した陸王が村野に手渡された。実際に重さを量ってみて、その軽さを実感。村野は笑い、

 

「完璧です」

 

と告げた。みんな大喜びだった。

 

会社としてできること

その後、紘一は社員たちに茂木がアトランティスからされたことを打ち明ける。みなアトランティスに怒っている。茂木へも非難囂々。

 

村野は「どこのシューズを履くのか。納得のいく一足を探すのはランナーとして当然の権利」と主張。大地も「茂木も必死なんだよな。人生を懸けてるから」と理解を示す。

 

大きな期待

佐山がまたダイワ食品陸上部の練習に訪れる。茂木の足元を見ると、RⅡを履いていた。良さをぐいぐい伝えてくる佐山。「最高かどうかはこれから確かめる」と話す茂木。調整を頼もうとするが、ニューイヤー駅伝で結果を出したらと先延ばしにされる。

 

夢を託して

茂木は平瀬と飲みに行く。平瀬はアトランティスとこはぜ屋のシューズについて「情に流される必要はない」とアドバイス。さらに「ケガの再発に気をつけろ」とも。茂木は「ミッドフット走法が身についたので、それは大丈夫」と答える。

 

「おまえには挫折してほしくない」と平瀬は言う。そして、「俺、やめるわ」と言い出す。ニューイヤー駅伝を最後に引退すると言うのだ。平瀬も茂木と同じケガをして、いつ再発するのか不安と一緒に走っていた。

 

しかし、同じケガをした茂木は自分に追いつき、いとも簡単に追い抜いた。茂木にもアジア工業の毛塚直之(佐野岳)にも追いつけないと悟ったと言う。「これでやっと吹っ切れる。おまえのおかげだよ。ありがとう」平瀬は涙を流していた。

 

「おまえは俺の分まで走れ。俺の夢はおまえに預ける」

 

託された茂木も泣いていた。

 

思いを伝えて

紘一は大地と村野を引き連れて、ダイワ食品陸上部に。練習している茂木がアトランティスのシューズを履いているのを見て、落ち込む紘一。大地に励まされて、気合いを入れて茂木の元へ向かう。

 

「今の我々にできる全てを注ぎ込んだ陸王です」と言い、手渡す。手にしてその軽さに笑顔になる茂木。実際に履いて、走って、自然と笑顔になっていた。「何なんですかこの靴は。このピッタリ感。こんなに気持ちのいいシューズは初めて」と笑う。

 

しかし、ふっと暗い表情になる。「俺はまだ…」という茂木の気持ちをわかっていると紘一は言う。「ショックじゃないのは嘘です。でもみんなと相談して決めました。どんな決断をしても、茂木裕人を応援する」と。

 

さらに、こはぜ屋の社員たちが応援メッセージを書いたたびも手渡す。陸王を履かない可能性もあるのにと茂木は不思議がる。

 

「茂木選手が陸王を履かなかったら、こはぜ屋としては死活問題です。陸王を履いた茂木選手を応援したい。それがビジネスになったら最高です

「でも、そうでなくても私たちと茂木選手の絆は消えない。茂木選手がいたから作れたんです。勝手に仲間だと思っています。納得のいく答えを選んでほしい」

 

紘一は思いの丈をぶつけた。すると、大地も「これだけは言わせてください」と口を開く。

 

「たしかにこはぜ屋は小さな足袋屋です。でも、100年間技術を高めてきた、諦めの悪い人たちがたくさんいます。そう簡単には潰れません」

「こはぜ屋を信じてください。お願いします!」

 

そう言って、頭を下げた。紘一も「今回はダメでも、次かその次か、信頼できる会社を作って、再挑戦させてください!」と言った。

 

父と子

紘一は大地の言葉に感謝する。大地は言う。「俺はただなんとしても茂木に陸王を履いてもらいたかった。見たいんだよ。俺たちが作った陸王を履いて、茂木がレースに勝つところを」その言葉に紘一も「俺もだ!」と言う。二人とも清々しい笑顔だった。

 

全てはまかせる

村野は茂木に「悔いの無い走りをしろ。どっちのシューズを履こうと俺たちは構わん」と、判断を委ねた。

 

一世一代のレース

2018年元旦 ニューイヤー駅伝が開催される。スタート地点に紘一や大地が訪れている。直前で毛塚が6区に変更になったとアナウンスが入る。茂木と同じ区間だった。どうやら小原が仕組んだことらしい。宿命のライバルを激闘させるため。

 

大盛り上がりの中、戦いの火蓋が切られた。

 

茂木が履いたシューズは…

レース中盤。紘一と大地は6区付近に移動する。こはぜ屋の社員たちもみな来ている。アトランティスの小原と佐山とも会い、嫌味を言われる。茂木がRⅡを履くと確信している様子。

 

選手達がバスに乗ってやってきた。毛塚が降りると、観戦客たちは大盛り上がり。そして、茂木も降りてきた。履いていたシューズはRⅡだった。落胆するこはぜ屋の社員たち。それでも紘一は茂木を応援するつもりだった。

 

しかし、茂木は会場入りの直前、一人で迷っていた。立ち止まって考え、そしてバッグから何かを取り出した。それはこはぜ屋のシューズ陸王。RⅡを脱ぎ、陸王に履き直したのだ。みな大盛り上がり。

 

それを見かけた小原と佐山は驚愕。佐山が「どういうつもり?」と詰め寄ると、「最後まで履いて試してた。良いシューズを履きたい」と話す。「ふざけんな!認めんぞ!」と怒りが収まらない佐山。

 

「レース前の選手に心ない言葉をかけるのはやめろ!」と一喝したのは紘一。そんな紘一を「部外者」呼ばわりする佐山。しかし、茂木が選んだのはこはぜ屋の靴だと主張。

 

「これ以上、うちのサポート選手の邪魔をするのはやめていただきたい!!!」

 

そう一喝すると、佐山は恨みがましい目つきで去って行った。

 

紘一は素直に喜びを伝える。茂木は「こんな良いシューズをもらって、履かないわけにはいかない」と言う。「こはぜ屋は見捨てるようなことは絶対にしません!約束します!」と力強く言う。こはぜ屋の社員たちが横断幕を掲げて、茂木を応援。

 

「一緒に走ってくれ!」紘一の力強い言葉に、茂木も決意のまなざしに。レースに向かおうとして、ライバルの毛塚と目が合う。さまざまな人の思惑がうずまく中、夢が実現になりつつある紘一は笑顔だったー。

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という話でした。30分拡大なので長くなってしまいました。というわけで、感想は次に書きます。

 

 

aoikara

 

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