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というわけで今回のテーマは…
リバース 第7話 ネタバレ＆感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
第7話のあらすじ・ネタバレ
過去の友人が語る広沢の姿
夜に古川（尾上寛之）を追いかけた深瀬（藤原竜也）。告発文のことを逃げられた。翌朝、古川が漁師として働いているところも訪ねてまた逃げられるも、話を聞けた。
深瀬は「古川君の大事な友達を奪った。ごめんなさい」と謝罪。古川は話すも告発文のことは何も知らないと言う。古川の心当たりは「河部さん」。広沢（小池徹平）の彼女。三回忌で4人のことをにらみつけていたという。
広沢と河部は結婚まで考えていた仲で、東京にいた頃は古川と三人で遊びに行くことも多かったと言う。しかし、古川は同情して誘われていると感じるようになったらしい。広沢は東京でもみんなに好かれて、自分とは別世界の人間だと。
「広沢の親友でもなければ釣り合う人間でもない」と劣等感を感じ、そばにいるのに耐えられなくなった。そして「俺しんどいわ。悪いけどもう連絡せんといて」と広沢と距離を置いたそうだ。
深瀬も心の中で、古川と同じだと感じていた。自分が一番の理解者だと思っていたが、いろんな人の心の中に広沢はいた。広沢の何を知っていたのかと、自分自身に問いかける。
行方不明の生徒
浅見（玉森裕太）は高校の会議室に呼ばれ、生徒の藤崎莉子（山口まゆ）が行方不明なことを告げられる。浅見も心当たりを探すことに。
優しい広沢の両親
深瀬は愛媛にて、広沢の父・忠司（志賀廣太郎）のみかん収穫を手伝っている。「こんなところまで来てくれてありがとう」と感謝する忠司。深瀬が来たことで、広沢の母・昌子（片平なぎさ）がうれしそうだと喜んでいた。
広沢の彼女を探して
深瀬は広沢の彼女である「河部さん」を探すことに。広沢の幼馴染み・松永（山崎裕太）から、「川ちゃん」は東京八王子の救急病院でナースをしているという情報を得る。
深瀬の決意
愛媛から東京に戻る深瀬。昌子は深瀬にたくさんお土産を持たせてくれる。その中には、みかんで作ったはちみつも。広沢との思い出が蘇った深瀬は、愛媛に来た本当の目的を伝える。告発文を書いた犯人を捜そうとしていたということを。
黙っていたことを昌子に謝罪。そして、「本当のことがわかったらまた連絡します」と伝える。ただ、飲酒運転のことは知らせなかった。深瀬は心の中で「そのときは全てを話して謝りたい」と思っていた。昌子も「待っとる」と返事をしてくれた。
夕日の会話
深瀬は電車を待っているときに、美しい夕日の写真を撮る。同じ時、美穂子（戸田恵梨香）には深瀬から連絡が。愛媛に行ったことの報告だった。夕日の写真と一緒に。美穂子のその場で夕日の写真を撮り、深瀬に送ったのだった。
谷原が10年前に隠していたこと
東京についた深瀬は浅見と一緒に谷原（市原隼人）の見舞いに。意識を取り戻した谷原に話を聞きたいが、記憶にないと取り合わない。問い詰める明日香（門脇麦）を外に出して、10年前の真実を聞こうとする。
谷原が話した10年前は、事故現場を見て浅見に電話をして、一緒に血痕の証拠隠しをしたことまでは同じ。そこで谷原はテントウ虫の背中に30と描いてあるキーホルダーを見つけたと、新たな証言をする。しかし、証拠となるので崖の下に捨ててしまった。
深瀬と浅見は「川ちゃん」の写真を見せて突き落とした人物ではないかと聞くが、谷原は「覚えてない」と頑なに言わない。二人は帰ることを明日香に告げにいく。明日香は目が覚めてから隠し事ばかりの谷原に不信感を抱いていた。
と、明日香に電話が。村井が見つかった。
村井の仕事
村井（三浦貴大）は妻・香織（趣里）に監禁されていただけだった。精神的に不安定な香織は実家に帰された。村井は父親の秘書という仕事もはずされ、「香織さんの夫」という仕事をしろと父親に命じられてしまう。
深瀬と小笠原の共同捜査
深瀬は愛媛に行ったことを小笠原（武田鉄矢）に報告。そして、新たな情報であるテントウ虫のキーホルダーについて聞くと、小笠原は調べてみるとのこと。深瀬は「河部さん」の正体を突き止める気だ。
深瀬は長野県警に行ったことも伝えて、小笠原も広沢の事件で人生が変わってしまった一人だと同情。しかし、小笠原は「人生が変わったのは事件のせいじゃない。自分が選んだこと」と言う。
お互いにわかったら情報を伝え合うということになった。
それぞれの日常
深瀬と浅見は「河部さん」を探すために、東京の八王子にある救急病院をひとつひとつ当たって調べている。
一方、谷原は退院していた。
美穂子の現在
久しぶりにクローバーコーヒーにやってきた深瀬。店主の乾恭子（YOU）から美穂子が母親の入院のために大阪に帰ったことを知る。「母一人子一人」で大変だという話も聞く。
莉子の思い
浅見は病院で「河部さん」探しをしながら、莉子を発見。話を聞くと、莉子はサッカー部が飲酒をしているのを知っていたと言う。
サッカー部は年度初めの練習日にビールを飲み、大会の優勝祈願をするという伝統があり、莉子はやめさせたかったのだと。自分で言う勇気がなく、たまたま居合わせた深瀬が気づくように仕向けたのだった。
浅見を巻き込んで追い詰めてしまったことを謝り、浅見は莉子を励ました。
追い詰められる谷原
谷原は明日香と仕事のことで言い争ってしまう。実は会社から早期希望退職を勧められていたのだった。
美穂子の淡い想い
美穂子は入院している母親（いしのようこ）のもとにいた。美穂子のスマホの待ち受けが夕日なのを見て、それを送ってくれた人が“彼氏”だと気づいた母親うれしそう。
母親がどんな人なのかと聞くと、美穂子は「間の悪い人。不器用で、ちょっと抜けてて、びっくりするくらいお人好し」「肉まんを半分こにしたら、迷わず大きい方を相手に渡せるような人」とうれしそうに語る。
母親は「ほんまに好きなんやな」と喜ぶ。美穂子のそんな表情は久しぶりだと。「ええとこも悪いとこも好きになってから本番や」と。
その夜、美穂子は月を眺めて写真に収めていた。
谷原の“弱い自分”
深瀬が病院を当たって「河部さん」を探しているとき、明日香から電話が。谷原が出て行って連絡が取れないという。深瀬が探すと谷原は居酒屋にいた。
飲酒をしていた谷原に、さすがに深瀬も怒る。居酒屋を出て行く谷原。しかし、谷原が飲んでいたのは酒ではなかった。
深瀬は怒ったことを谷原に謝罪。二人はキャッチボールをしながら話す。谷原にとって広沢は野球がうまい良い仲間で、年を取っても遊んでいるだろうと想っていた。それが自分たちの手で突然途切れてしまったことを受け止められないと言う。「運が悪かった」と言い聞かせないと耐えられなかったと。
谷原は心の中に強い自分と弱い自分がいて、今は弱い自分が優位になっていると言う。退職を促されている会社に行くのが怖いと。もともとなかった自信が喪失したと。
しかし、深瀬に「聞いてもらって楽になった」と笑顔を取り戻す。深瀬は「俺で良ければいつでも聞くよ」と言い、谷原は「深瀬のくせに調子のんなよ」と言いながら、二人は笑い合った。
谷原が一緒にいたのは女性
その帰り道、谷原はホームに落ちたときに一緒にいたのは女性だという。やましい関係ではなく、野球をよく見に来てくれて、みんなで飲みに行くような仲だそうだ。
迷える村井
村井は自宅を掃除。香織が途中まで書いた離婚届を見つけるが…
小笠原と昌子
小笠原は長野県警に訪れて、テントウ虫のキーホルダーについて聞く。すると「これって…」と言い…そこへ昌子がやってきた。小笠原は全てがわかったら昌子に報告すると言う。昌子は複雑な表情をしている。
「川ちゃん」の正体
深瀬は病院にあった写真を眺めて、「川ちゃん」の写真と同じ人物を見つける。そして、本人も発見。しかし、話を聞くと付き合っていたのは高校時代の2週間だけ。しかも、彼女の名前は「川本」。
広沢が結婚を考えていた「河部さん」ではない。聞けば、河部さんは隣のクラスの女子だという。
川本は広沢を「誰にでも優しいから結局人を傷つける」と言う。深瀬は広沢を悪く言う人を初めて見たと言い、川本は「みんな見たいところを見る。本当は知らない顔だっていっぱいあるのに」と答えていた。
「河部さん」の正体は…
4人は久しぶりにそろって深瀬の家で話し合い。松永から卒業アルバムを送ってもらったので、4人で見ることに。「河部さん」を探すと、そこにあったのは「河部美穂子」という名前。深瀬の恋人、越智美穂子の顔と全く同じだった。
しかも、谷原も知っているという。野球を見に来ている河部ちゃんだと。さらに、村井も選挙活動のボランティアとして会ったことがあると。美穂子は4人全員と接点があった。
そんな美穂子は長野にいて、事故現場で手を合わせていた。
ようやく解き明かされた真実はあまりに残酷すぎたー。
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と言う話でした。あの人が！あの人だったとは！というわけで、詳しい感想を書いていきます。
第7話のGOODポイント
- 夕日の写真と月の写真。何あの会話、ちょっとしたことなのにきゅんとしました。
- 「会いたたです」ちょっと深瀬！肝心なところ間違ってる！（笑）まあ、そこが憎めないよね。
- 深瀬と小笠原の関係がだんだん良好になっていくのがほほえましい。深瀬が長野県警に行ったことを報告して、「俺のこと悪く言ってたろ？」みたいな発言に「はい」って素直に返しちゃうところがｗ小笠原も疑ってたけど、深瀬の人柄を見て心を許してるところがあるよね。
- 谷原もお酒やめてたのね。
第7話の気になったポイント
- 美穂子が、母親に渡す？のか自分が読むためなのか「宮本武蔵」の本をバッグに入れたのは今後の伏線になる？ならないかな。
- 長野県警でテントウ虫のキーホルダーを見せたときの「これって…」が気になる！何なんだ？
第7話の感想
人生に「〇〇のせい」は存在しないのかも
小笠原の「人生が変わったのは事件のせいじゃない。自分が選んだこと」っていうセリフはたしかに、と思いました。人生にはいろんな「〇〇のせい」にしたくなるときはりますが、（実際にそのせいなときもあるんですけど）それを選択したのは自分なんですよね。
たとえ「〇〇のせい」だとしても、そこを責めたところで何も変わらないことの方が多いわけで。って自分の人生を省みるような言葉でした。うん、考えさせられるよね。
「川ちゃん」に騙された
いやー「川ちゃん」の存在に騙されましたね。たしかに「川本」だか「河部」だかの伏線はありましたよね。だからこそ、気づかなかったのが悔しい。探していた「川ちゃん」はずっと付き合っていた彼女ではなかった、というのは予想していなかった展開でした。
まあ、でも広沢のことを初めて悪く言った人という意味では貴重かも。そうなんだよね。みんなから好かれる人だからこそ、そこを嫌だという人もいて。「みんな見たいところを見てる。本当は知らない顔だっていっぱいあるのに」だからね。
黒幕らしき人物はやっぱり…
美穂子でした。
あーやっぱりかー。ただの深瀬の彼女ってわけではなさそうだなーと予想はしてたんですけどね。
でも、まさかで広沢のずっと付き合っていた彼女の「川ちゃん」が美穂子だったとは！どんな関係かと思ったけど、もうヒントはずいぶんと出ていたんですね。演出に騙されたな～。
4人の接点はちょっと無理やりなような…
美穂子が広沢の事件に関わっている4人全員と接点があった、っていうのを今までの話で見せてくれていたら面白かったんですけど…あったのかな？あれを上手に見せていたら鳥肌ものな演出だったんだけどなぁ。
- 深瀬→恋人のフリ→わかる
- 谷原→野球のマスコットガール→わかる
- 村井→選挙のボランティア→まあ、わかる
- 浅見→学校をのぞいていただけの人→そんな描写あったっけ？
これで村井と浅見の接点を今までの話に上手に盛り込んできていたら、素晴らしかったと思います。そこはちょっともったいない気がしました。
美穂子は本気で深瀬を好きになって困ってる？
うーん、美穂子は4人に復讐したいんですかね？深瀬と会うまでは復讐したかったのかも。でも、美穂子が母親に語っている「好きな人」は完全に深瀬のことだし、本当に幸せそうでした。
美穂子の母親は「良いところも悪いところも全部ひっくるめてからが本番」という話をしていましたけど、美穂子としては深瀬は「悪い人」だと思って近づいたわけですよね。それがまさか好きになってしまうほどの「良い人」だった。ある意味で、たしかにこれからが本番。
深瀬のことが好きだったから復讐したのに、深瀬を好きになっちゃったし…。でも、それを深瀬に言っても「復讐のために近づいた」と思われるだろうし…うわーもう！もう、どうしたらいいのよ！
よく考えると事件のことはまだ何もわかってない
ですよね。そもそも10年前の事件の真相を解明しないと！テントウ虫のキーホルダーは何なのか、本当は何があったのか、わかったとしてこれからどうしたら良いのか、もう全然わからない！次も見るしかないよ！
次回：美穂子の目的と事件の真相は？
深瀬たちに告発文を送り、接点を持っていたのは美穂子だった。深瀬と連絡が取れなくなってしまう。一方、10年前の事件に疑念を抱く明日香は兄の村井を問い詰める。さらに、小笠原が新たな見解にたどり着き…
うーん、美穂子が復讐しそうな。でも深瀬のことはどうするんだろうとか、いろいろごちゃごちゃ考えちゃいますね。やっぱり次を見るしかありません。
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