中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

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平昌オリンピック 個人的に感動した瞬間18選

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冬期と書こうとしたら陶器と出てきたaoikaraです。そんなオリンピックあったら見たいよね。ラーメンズにそんなコントがあったような…。

 

今回のテーマは…

 

平昌オリンピック

 

について。

 

ついに閉幕してしまいましたね。いつもオリンピックになると、開幕したときは「おーやってるなー」程度で、段々と競技に興味が湧いて最後には「感動をありがとう!」なんて思ってしまいます。

 

4年前のソチオリンピックもとても感動しました。そのときはブログを始めていなかったので、当時のことは書いていません。今はせっかくブログがあるので、オリンピックについて書くことにしました。最近は日常的なことを書けていませんし、これは良い機会!

 

とはいえ、見た競技も限られています。その中でも、個人的に感動した瞬間をご紹介します。

 

 

スキージャンプ

1.女子ノーマルヒル 銅メダル 高梨沙羅

4年前のソチオリンピックを知っているだけに、前回の4位、そして今回の3位銅メダルというのは本当に感動的でした。

 

高梨選手は女子の中では世界最高の選手だと思います。すでに前人未踏の歴代で最も多いW杯勝利数もあり、総合優勝も何度も果たしていて。昨年は本当に圧倒的な強さを見せつけたシーズンでした。

 

オリンピックシーズンになり、上位の選手が強くて、表彰台に乗ることはあっても勝利することがないまま平昌を迎えました。

 

そして1本目。安定したジャンプに良い距離。そして、最後から3番目に2回目のジャンプ。これも伸びて伸びて、ぴたっとテレマークで着地をして素晴らしいジャンプでした。そのときまで冷静だった高梨選手がやったと両手を上げていたのにはぐっと来ました。

 

その直後、同じ女子ジャンプの伊藤有希選手が駆け寄ってきて「おめでとう!」と言いに来てくれたんですよね。伊藤選手は不運にも追い風で9位という成績だったんですけれども、自分のことよりも高梨選手のことを心から喜んでいるんですよ。「ずっと見てきたから」と本人もおっしゃっていましたが、すごく良いシーンだなと思いました。

 

そして3位の銅メダルという結果。本当に感動的でした。結果を受けてのコメントでも、高梨選手は涙していて。本当に良かったなぁと思いました。高梨選手ってスポーツマンシップもあって、人格も素晴らしいし、本当に良い選手だと思うんですよ。

 

この銅メダルが、次の北京オリンピックに向けての一歩になったんだろうなと思います。これからも応援しています!

 

スノーボード

2.男子ハーフパイプ 銀メダル 平野歩夢

私が、今大会で金メダルを獲るのではないかと思っていた中の一人が平野歩夢選手です。この大会の前に初めてものすごい難易度の技があって、見ている側はエキサイティングするようなすごくカッコイイ滑りだったんですよね。

 

オリンピックの決勝でも、2回目の滑りは本当にクールでした。興奮しましたね。本当にハイレベルな闘いで、見応えがありました。

 

3.男子ハーフパイプ ショーン・ホワイト 金メダル

やっぱり金メダルの滑りはすごかったです。2回目に平野選手に得点を抜かされて2位。そして挑んだ3回目の最終滑走。

 

そこで決めた技がすごかったです。高さもありますし、一つ一つの技が洗練されていて完成度がものすごく高かったように見えました。素人意見ですけれど。空中姿勢がとても美しくて。どこを写真に撮っても画になるだろうな、というかっこよさ。

 

そして最高の得点で金メダルに輝いた瞬間はボードを投げて喜びを爆発させていました。平野選手のクールな雰囲気もステキですが、感情を露わにするホワイト選手も好きです。すごくカッコイイ闘いでした。

 

フィギュアスケート

4.男子 金メダル 羽生結弦

もうすごい。メンタル最強。本当に漫画や映画の話のような、もし架空の話だとしたらできすぎなような、すごいことをやってのける人だなと思いました。

 

ケガをしてから全く演技が見られなくなって、姿も見られなくなって、全日本選手権も出場していなくて。今どういう状態なのかというのが全く見えなかったんですよね。平昌に到着して公式練習を見て調子を取り戻しているのかなとわかっても、期待よりも不安の方が大きいのが正直な気持ちでした。

 

そしてあのショートプログラム。私は緊張してしまって、怖くて、リアルタイムでは見られなかったんですよ。点数を確認して「やった!」と思ってから、やっと見ました。最後のジャンプが決まってからの激しいステップはもう鳥肌が立ちました。

 

完璧。パーフェクト。まさに「カミンバーック!」ですね。いやーすごい人だなぁと思いました。笑っちゃうくらい。

 

そしてフリー。私は「SEIMEI」のプログラムが好きで、この曲でオリンピックを滑ってくれるというのはとてもうれしかったです。これも緊張してリアルタイムで見られなくて、結果を知ってから見ました。

 

技術的な面で言うと本調子ではないんだろうなと思いました。ジャンプも4回転は2種類だけでしたし。ステップアウトしてしまうジャンプもありましたし。完璧ではなかったです。でも、それ以上にすごい。

 

一度も転ばなかった、そして演じきったというのは精神力の強さでしょうか。途中から本当に安倍晴明が乗り移っているのではないかというような気迫を感じて。ステップの気迫ったらすごかった。

 

そして、金メダルを獲得したときの涙も印象的でした。2連覇、できることではありません。素晴らしかったです。

 

5.男子 銀メダル 宇野昌磨

日本男子がフィギュアスケートで金銀を獲るなんて。すごく感動的でした。特にフリーの演技が印象的でした。最初の4回転ループで転んだときに「笑えてきた」と思ったという宇野選手。冷静ですよね。

 

それからの4回転フリップ、こらえたトリプルアクセル、クリムキンイーグル、ステップ、スピン、素晴らしかったです。滑り終わった一言が「あっぶねー」というのも笑っちゃいました。銀メダルをとっても冷静で。

 

宇野選手にとってオリンピックは通過点という冷め具合も面白かったです。いやあすごいよ。素晴らしい演技でした。あのトゥーランドットは素晴らしかった。

 

ほかにも銅メダルにハビエル・フェルナンデス選手が入ってくれたのは私はうれしかったなぁ。ソチでもメダルを狙える力があった選手。惜しくも4位からの、今回の銅メダル。バネのあるジャンプ、他の人にはない表現力、すごく魅了してくれました。羽生選手と語らっている姿が印象的です。この三人が表彰台って私は最高にうれしかったです。

 

そして、日本代表として出場した田中刑事選手もお疲れ様でした。ちゃんと見ました。ショートでは4回転でミスがあったのは惜しかったなぁと思って、フリーでは1本目の4回転サルコウを鮮やかに決めてくれていました。ミスもあったんですが、素晴らしかったです!

 

さらにさらに、ネイサン・チェン選手も!いやーすごい。ショートで衝撃的なスタート。どうも本調子ではないところからの、もうすんごいフリー。アスリートですよ。技術展だけでいえば世界歴代最高。すごかったです。格好良かった。

 

みなさんのこれからの活躍にも期待しています!

 

6.アイスダンス 金メダル テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー(カナダ)

前からアイスダンスは気になっていたんですが、今回は初めてじっくり見ました。というのも、フィギュアスケートの団体でこのペアを見たんですが、踊りが圧倒的すぎて「なにこれすごい!」となったんです。なのでもう一度見たいと思って、フリーダンスをしっかりと見ました。

 

このペアは演技の始まり方が独特なんですよね。だいたいのペアは密着するとか近い距離で演技が始まるんです。でも、テッサ選手とスコット選手は、けっこうな距離をあけて向かい合っての演技スタート。

 

そこからお互いに近づいていって、テッサ選手が後ろ向きでスコット選手にジャンプしてぴたっと乗るんですよ。これでもう目を惹きつけられてしまいました。

 

スケーティングの美しさ、二人の距離の近さ、ツイズルのそろい具合、流れるようなリフトとか見ているだけで興奮するような演技の素晴らしさはもちろん、音楽との調和が私は好きで。全く知らない曲なんですけど、その世界観に入り込めるような。

 

二人の中から音楽が湧き出てくるような一体感がありました。「I love you」って男女で言い合う歌詞のところなんかは、見ているこちらもドキドキしてしまうような。本当に愛し合っている二人のように見えてきて。

 

そして、最後の方にあるスコット選手の足の上で、テッサ選手が立つというダイナミックなリフトが好きです。すごく盛り上がっていました。私も興奮しました。スポーツなんですが、一つの作品として素晴らしいなと思いました。本当に素晴らしい金メダルです。

 

7.アイスダンス 銀メダル ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン(フランス)

このペアもすごく世界観がステキでした。曲はベートーベンの月光。まず衣装からすごく素敵でした。シンプルなんですけれど、夜空のように暗いけれど透明感のある青色で。パパダキス選手のスカート部分のシアー感が月光のようで美しかったです。

 

そして、始まった瞬間から動きが「他のペアと違う!」となったんですよね。もう世界観ができていて。しっとりとした曲調に合わせたスケーティングは本当に美しかったです。フリーでは1位でしたが総合は銀メダル。でもレベルが高くて素晴らしい闘いでした。

 

8.アイスダンス 銅メダル マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ(アメリカ)

こちらの二人は兄妹で、両親がアメリカの日系人の方なんですよね。日本にルーツもある選手だったので、心の中で特別な思いがありながら応援していました。

 

ショートも私は好きだったんですが、僅差の4位。表彰台は狙える場所にいました。そしてフリー。本当に息の合った演技で、私はすごく魅了されました。ツイズルがすごくそろっていてもう素晴らしくて!

 

そして、銅メダルに決まったときは本当にうれしかったです。涙も流していましたしね。そして彼らが「アジア系の選手としてアイスダンスで初めてメダルをとれたことを誇りに思う」というコメントをしていて、ぐっと来ました。

 

本当に素晴らしかったので、銅メダルというのは良かったなぁと思います。まだまだ若い二人ですし、これからも楽しみです。

 

▼参考にさせていただいたサイト

www.huffingtonpost.jp

 

9.アイスダンス 15位 村元哉中&クリス・リード(日本)

 日本代表も本当に素晴らしかったです。「桜」をテーマにしたプログラムで、坂本龍一さんの曲は本当に心を揺さぶるというか、日本人の感性を刺激してくれるような感じがしました。スケーティングも美しかったですし、存分に日本の美を感じられて、私はこのプログラム好きですね~。

 

衣装にもこだわりがあって。クリス選手は冬なのかな空なのかな、ブルーの空模様のような色味で。村元選手はピンクにグリーンの入った、春の息吹を感じさせる衣装で。踊っている途中で村元選手の衣装が満開の桜に変わるんです!あれはすごくきれいだな~と思いました。

 

結果としても15位というのは日本代表として、アイスダンスでは最高位タイの成績。素晴らしいと思います。アイスダンスは経験も大切だと聞いたことがあるので、これからどんどん技術を高めていく二人を見られるというのはとても楽しみです。

 

10.女子 4位 宮原知子

いろんな試合をリアルタイムで見て緊張感に慣れてきたので、好きなフィギュアスケートの女子はリアルタイムで見るぞ!と意気込み、ショートもフリーも見ました。どちらもTwitterで実況もしていました。

 

最初に総括してしまうと、本当にレベルの高い大会で。それぞれがベストな演技をしたというのが素晴らしいなと思いました。

 

日本人選手として応援していたのは宮原知子選手。フィギュアの団体のショートで、完璧な演技に見えましたが、ジャンプで回転不足をとられて思ったような点数ではありませんでした。あの演技も見ましたが、私は不足ないジャンプに見えましたし、素晴らしい演技だったように思いました。

 

ジャンプが大丈夫なのか、そこに気を取られてしまわないか、心配しながら見つめたショート。滑走順はなんとあのメドベージェワの次。ロシアの応援や歓声がまだ残っている中、宮原選手はリンクに立ちました。

 

演技前に濱田コーチの手を握って、おでこを合わせて言葉をかけてもらうとき、いつも以上にぎゅっと力を込めて目をつぶっているように見えました。緊張しているのかな、と私も緊張してぶるぶる。

 

ショートの「SAYURI」。衣装の淡いピンク色が宮原選手によく似合います。リンクの中でも存在感を引き立たせるラメもステキ。宮原選手は背筋がものすごく美しいので、背中がばっくり開いた衣装というのも好きです。いやらしく見えず、アスリートの背中です。

 

始まりから音楽の音と合わせたさりげない振り付けに、プログラムを作り込んだのだろうなという思いを感じます。最初の3回転ルッツ、3回転トーループ。余裕を持った流れのあるジャンプ、回転不足は見受けられませんでした。この時点で判定は持ち越し。

 

流れるような演技でジャンプがあったことを忘れさせるような余裕。その後の3回転ループ。流れるように飛んでみせて美しい。

 

そして、ステップ。にいく前に顔をキリッとさせて、両手を交差し、足をカクカクと音に合わせて動かすシーンが好きなのですが、カメラが寄りすぎて見えないという失態。五輪カメラにGOEマイナス100点です。

 

あざやかなステップは流れるようで、本当に美しい。最後の2回転アクセルも決めて。その後のレイバックスピンはスピードもあり、ポジションもずれず、美しいの極み。うん、完璧!

 

つい実況風に書いてしまいました。今改めてみても、この演技には拍手をおくってしまいます。団体ではガッツポーズをしていたのに対して、ショートでは控えめに喜んでいたのも印象的でした。

 

点数は75.94点。ジャンプは全て認められて、自己ベスト更新。宮原選手至上最高の演技といっても過言ではありませんでした。宮原選手本人も笑顔でうれしかったです。

 

そして勝負のフリー。プログラムは「蝶々夫人」。日本風に結い上げた髪に、あざやかなスカイブルーの衣装。上品です。

 

最初のポーズから一瞬ぐらついたのにはひやっとしました。ただ、その後の安定感は素晴らしかったです。蝶々夫人のあでやかな曲調にのせて、最初はゆったりと、後から喜びがあふれ出すようなそんなステップやジャンプは本当に楽しげで。

 

最後のジャンプが決まって、またしっとりとした曲調に変わるとき、蝶々夫人の切なさというか恋慕というのが、すごく表現されているんですよね。そこからの美しいレイバックスピンは至高です。あんなに音と合うフィニッシュはないですよ。

 

完璧な演技の後、今までにないほど喜びを爆発させてガッツポーズをする宮原選手に胸が熱くなりました。泣きましたねーもう。あーよかった、よかった。何よりこの顔が見られて良かった。素晴らしかった!

 

得点は146.44点。自己ベストを大きく更新!総合では222.38点で4位でした。いや、でも素晴らしいよ。私にとってナンバーワンは宮原選手でした。心が震えました。

 

あのジャンプはたしかに高さやダイナミックさはないけれど、正確で美しく流れのあるジャンプです。それがネックだとしても、プログラムとしての完成度の高さは本当にすごい。演技構成点だってもっと欲しいくらい。

 

宮原選手はこれまでもジャッジにおいて厳しい採点をされることがありました。そのたびにそれを課題にして、もっと強く美しく洗練された演技をするんです。そういう選手が好きなんですよ。すごいことです。

 

自己ベストを更新して4位で、まだやることがるとおっしゃっていたのも印象的で。これからもすごく期待している選手です。いやー素晴らしかったです。他の選手以上に熱く語ってしまいました。

 

11.女子 6位 坂本花織

日本女子のもう一人の代表は坂本花織選手。彼女もすごい。シニア1年目でオリンピック出場ってだけでもすごいのに、世界で6番目ってもうすごい。大舞台でショートは完璧、フリーは惜しかったけれどほぼ完璧な演技ってもうすごい17歳ですよ。

 

ショートの「月光」はプログラムとして好きです。点数を高めるために基礎点が1.1倍になる演技後半に全てのジャンプを持ってくるという、ロシアの選手と同じ構成。月光は最初の穏やかな曲調から、後半の盛り上がってくる雰囲気に変化し、坂本選手の飛ぶジャンプにもすごくマッチしているんですよね。

 

高さと幅のある美しいジャンプは世界最高レベル。他の選手と比べて膝が柔らかく使えていて、しなやかさもあるのが私はとても好きです。しっとりとした曲でも邪魔をしない、大きくてもしなやかなジャンプというのは坂本選手の魅力だと思います。

 

フリーの「アメリ」は全日本よりもマイムも様になっていて、コミカルでかわいらしくて、坂本選手にとても合っているプログラムだなぁと思いました。団体での課題点をきちんと修正してきたのもすごい。その精神力も素晴らしいです。

 

1つだけステップアウトになってしまったジャンプが本人も悔しいとおっしゃっていましたが、それでもほぼ完璧。演技後には盛大な拍手をおくりました。素晴らしい。世界観もつかんでいて、全日本よりさらにレベルアップしたように思いました。

 

結果は総合で209.71点。6位。日本女子は今回2人の出場でしたが、その2人ともこんなに素晴らしい結果を出してくれるってすごいことですよ。もう二人は次を見ていますね。これからの活躍も楽しみにしています。

 

12.女子 金メダル アリーナ・ザギトワ

金メダルはザギトワ選手。すんごい15歳がきちゃった。ショートもフリーもジャンプを演技後半に持ってくるという構成は賛否を呼びました。私はルールにのっとって最大限できることをやる、アスリートとして素晴らしいことだと思いましたけどね。

 

まず15歳とは思えない美貌。色気。指先までの美しさ。立っているだけで華があります。それでいて技術力も表現力もあるのですから、すごい。

 

ショートは完璧。フリーは最初のジャンプのコンビネーションを、さらに後ろに持ってくるという構成。これがすごい。後半なので点数は変わらないんですけど。3回転ルッツ-3回転ループという一番難しいコンビネーションを軽々飛んでみせるのもすごい。

 

これは個人的な好みの違いですが、ステップはレベルが高いのはわかるのですが、流れがときどき止まってしまうのが私はあまり好きではないです。演技は好きなのですが。それでもスピンもレベルが高いしなぁ。

 

それでもフリー演技が終わった後に、クールだという彼女が喜びをめいっぱい表情に出しているのは笑顔になれました。

 

全てを兼ね備えた15歳は、誰にもできないことをやってのけて金メダル。金メダルが決まった瞬間、一人喜びを静かに噛みしめて、震えながら笑顔で涙していたのが印象的でした。ああ、こういうところまで美しいなぁと。

 

秋田犬が欲しいとのことで、私が買ってあげたいくらいですが、もう誰かが買ってくれそうですね。

 

13.女子 銀メダル エフゲニア・メドベージェワ

平昌オリンピックの金メダリストは間違いなくこの人だと言われていたのが、メドベージェワ選手でした。しかし、僅差での銀メダル。うーん。

 

彼女もこれまで非常につらかっただろうと思います。体型変化を迎えていてダイエットを命じられていたという報道も見ました。直前には足を骨折しました。それでも団体で完璧な演技をしてみせた。その後に「もっとやれる」と彼女は言いました。

 

そして見せたショートの演技はやはり完璧で。ただ、いつもよりスケートが乗っていないようにも見えました。得点はザギトワ選手にわずかに及ばず2位。

 

私はフリーの演技がとても心に残りました。今までのメドベージェワ選手の中で最高の作品だと個人的には思います。彼女は演技でその中の人物になりきるんです。その姿に感情移入してしまうというか、映画を見ているような気分で。

 

今まで以上に憑依しているような、それでいて完璧な演技をこなしていく。最後に演技が終わって、泣き崩れるのはこちらも涙してしまいました。ああ、素晴らしい演技をしたよ。すごかったよ。良かったよと思って。

 

ただ、後半につけるはずのコンビネーションを冒頭にしたことにより、点数の差異は出る。それはフリー演技がザギトワ選手と同じ得点という結果に。そしてショートの点差で彼女は銀メダル。決まったときの切ない表情を思い出して、胸がきゅっとなります。

 

それを見ていたからか、ザギトワ選手も喜びが控えめだったんですよね。うーん。史上最高の闘いでした。全ての選手が素晴らしかった。

 

 触れていないけど、ケイトリン・オズモンド選手も良かったです!あのダイナミックなジャンプは伊藤みどりさんを彷彿とさせます。個人的には日本の選手を応援しているから冷静ではいられなかったけど、ほぼノーミスでレベルの高い演技をしたケイトリン選手が銅メダルを手にしてくれたのもうれしいことです。

 

スピードスケート

14.女子500m 金メダル 小平奈緒

 今大会で初めてリアルタイムで見たのがこちらの試合でした。それまでスピードスケートは結果しか見ていなくて。

 

金メダルが懸かっているということで、知識のないど素人もやっぱりドキドキしました。小平選手のレースをスタートからゴールまで見ていました。順番に見ていくと、目に見えて「あっ、速い!」とわかるんですよね。唯一の36秒台で思わず手を叩きました。1位の瞬間会場が一番大きく沸きました。

 

それでもあと2組。優勝候補、2連覇中のイ・サンファ選手が次のレース。会場はすごい盛り上がりで。でも、小平選手にはギリギリ届かず2位。

 

そして最後のレースで上位3人の順位は変わらず。小平選手が金メダル!初めて今大会で金メダルを手にした選手を見た試合にもなりました。いやーすごいなーと思って。純粋に感動してしまいました。

 

イ・サンファ選手は2位になって、ずっと泣いていたんですよね。それを小平選手が迎えに行って、二人でハグをして。その中で二人で何か話していて、やっとイ・サンファ選手が笑顔になっていたんですよね。その瞬間は本当にうるっとしました。

 

その後の会見や報道などで、二人が仲の良い友達で、その絆を感じて微笑ましくなりました。国境を越える友情があるんだなぁと。表彰式では二人とも笑顔で、すごく清々しく、感動的な気持ちになりました。いいなぁ、ステキだなぁ。

 

15.女子団体パシュート 金メダル 高木美帆・佐藤綾乃・高木奈那

決勝をリアルタイムで見ていました。正確に言うと、中継を偶然知ったので、途中からリアルタイムで見ました。オランダが少しリードしているくらい。「頑張れ頑張れ!」と思って見ていて、残り2周か3周くらいからの日本のスパートがすごかったです。

 

ぐんぐん伸びてきて、せまって、抜いて。最後には圧倒的な速さでゴールで金メダル!「おし!」という気持ちで思わず手を叩きました。

 

この時点で高木美帆選手は金銀銅メダルを手にしたことに。佐藤綾乃選手は今大会日本女子最年少の金メダル。高木奈那選手とのチームワークも素晴らしかったですし、準決勝に出場した菊池彩花選手を含めて全員でとった金メダルというのがステキでした。

 

いやー興奮しますね。途中から見たのに大喜びですよ。私はゲンキンな人間です(笑)

 

16.女子マススタート 金メダル 高木奈那

これはギリギリリアルタイムで見られなかった競技です。どういうことかと言いますと、実は予選はリアルタイムで見ていたんです。すごく面白い競技なんですよ。全部で16周するんですけど、1周目は加速してはいけない、そして4周ごとに1~3位までの選手に得点が入るというシステム。

 

4周、8周、12周、16周というように。そして、最後のゴールの順位はそのままという。なので、予選はいかに最初の方に得点をとるかにかかっているんで、レース展開がほかの競技と全く違ってすごく面白かったんです。

 

女子の予選は2組あって、1組目に高木奈那選手、2組目に佐藤綾乃選手がいました。1組目の高木選手は最初の4周目で1位をとったので、得点ゲットでそのまま予選通過。うわー上手にレースをするなと感心しました。

 

2組目の佐藤綾乃選手は、まさかの挟まれての転倒。あれはひどいなぁと思いました。前にいた選手が転んで、避けようにも後ろの選手が方向を変えてくれなくて、間にいた佐藤選手は逃げられなかったんです。膝も打っていたようで、痛々しかったです。

 

という段階で、睡魔が襲ってきて寝ようと思いまして。だけど気になって見たら、金メダルをとった後だったんですよね。その後、レースを最初から最後まで見てみました。

 

高木奈那選手1人で望んだマススタート決勝。平昌五輪で初めての競技で、初代優勝者になるのは誰かというのも注目でした。

 

高木選手は155cmと小柄なので、他の選手に比べてもひとまわり体が小さく見えました。レースは序盤からエストニアのアルサル選手が半周ほどリード。このレース展開が残り4週まで続きました。その間、高木選手はオランダのスハンテン選手の後ろにぴったりとくっついていました。

 

そして4周を過ぎてペースがどんどん上がっていき、アメリカのベルフスマ選手をトップに、スハンテン選手、高木選手、韓国のキム・ボルム選手らが並び、アルサル選手を抜きました。ラスト1周を前にスハンテン選手がベルフスマ選手を抜き、高木選手、キム・ボルム選手も続いていきます。

 

そして、最後のコーナーでスハンテン選手のカーブが膨らんで、その内側にぐっと入ってきたのが高木選手。トップに。そのまま直線を力一杯走りきり、見事一位!いやー素晴らしいレース展開でした。この競技は面白いです。

 

小柄だからこそ人の間に入っていけるという強み、相手に合わせられる滑り、後半のスタミナや粘り、そういう部分を兼ね備えているプロフェッショナルな選手なのだなーと。素晴らしかったです!最高の金メダル!

 

1つの大会で女子が2つの金メダルというのは、日本では夏期と冬期のオリンピックを合わせても初めてのことだそうです。すごい!

 

カーリング

17.女子 銅メダル 藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里

今大会日本の最後のメダル。本当のことを言うと、実は試合を見たのは3位決定戦が初めてでした。といっても合間を見ていたので、銅メダル決定の瞬間はリアルタイムでは見ていませんでした。

 

でも、録画されている動画ではきちんと見ましたよ!まさに劇的な勝利でした。カーリングもルールが面白いですし、コミュニケーションの声が聞こえてくるというのも他の競技にはない臨場感があって面白いですよね。LS北見の選手は仲の良さを感じて、見ていてほっこりとした気持ちになりました。

 

「もぐもぐタイム」だとかが有名になっているのも知らなくて!「そだねー」が話題になっているのも驚きました。道産子の私としては何の違和感もない言葉なのにまさか北海道の方言だとは!そこまで使わないけど「いいんでないかい?」とかも普通に聞きますしね。

 

北海道出身の選手達がたくさんいて、食べているものだとかふるさと納税だとかで北海道が注目されるというのは道産子としてもうれしいことです。ほかにも北海道出身の選手たちがたくさんいました。うーん、みんなすごい!

 

閉会式

18.高梨奈那選手と宮原知子選手のツーショット

高梨選手も宮原選手もオリンピックを前にケガに苦しんでいて、その中で知り合ったそうです。155cmと151cmの小柄なアスリートという共通点もあり、お互いに切磋琢磨してこのオリンピックを迎えた、という話を高梨選手が金メダルをとった際に知りました。

 

閉会式で二人で一緒に歩いている姿を見て、ぐっと来るものがありました。

 

以上です。ほかにもオリンピックに出場された選手というのは日本のみならず、世界中でたくさんいます。その全ての人たちが本当に素晴らしかったです。あー、楽しかった!

 

そして、次はパラリンピック。また日本選手の活躍を期待しています!

 

 

aoiakra

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