中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

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乃木坂46 生駒里奈 卒業 今までもこれからも「君の名は希望」

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そろそろ「乃木坂46ファン」だと言いたいaoikaraです。メンバー全員の顔と名前が一致して、毎日ブログもチェックして、出ているテレビ番組も半分は欠かさず見ているからファンと言っても良いかな?

 

というわけで本日のテーマは…

 

乃木坂46 生駒里奈 卒業

 

本日5月6日に、生駒里奈さんが乃木坂46を卒業されます。私は乃木坂46が好きです。ファンだと言いたいけれど、ファンだと言えるほど好きになった期間も長くなく、お金をかけているわけではないのでファンだとは自称していません。

 

それでも、乃木坂46が好きな人間として、やはり“乃木坂の顔”とも言える生駒里奈さんを熱く語りたい!「生駒ちゃん」と呼びたい!卒業する今日を迎えて、ブログに思いを綴っておこうかと思います。

 

ファンになる前から「生駒ちゃん」のことは知っていた

 「僕が君を初めて意識したのは」から始まる、生駒ちゃんがセンターを務める楽曲「君の名は希望」。私が生駒ちゃんを初めて意識したのは、たぶん「制服のマネキン」を見たとき。

 

AKB48の存在は知っていたし、そのライバルグループができたというのも知ってはいました。しかし、どんなメンバーがいるのか、乃木坂って何なのか、なぜ48ではなく46なのかということについては知らず。つまり、乃木坂についてはほとんど何も知りませんでした。

 

今はアイドルという存在も好きですが、当時はそれほどでもなく。そんな私でも、「制服のマネキン」という楽曲には惹きつけられました。

 

本当に“制服を着たマネキン”のようルックスが美しくて人形のような女の子たちが、アイドルに似つかわしくないクールな表情で画一的なダンスを踊る。だからといって男性的ではなく、そこに美しさがあって妙に引き寄せられました。

 

そのセンターを務めている生駒ちゃんの存在感はすごかった。女の子らしい子たちに囲まれて真ん中にいるその子は、少女のようでありながら少年っぽくて、凜とした表情がとても美しくて。不思議と目を引かれました。

 

とはいえ、このとき私は乃木坂46のファンにはなりませんでした。その後もファンになる前に顔を知っていたメンバーは生駒ちゃん以外に白石麻衣さんと生田絵梨花さんだけで、他の人たちはみんな同じに見えるというレベルの認識度。

 

その後にはAKB48の総選挙やドキュメンタリーを見るくらいにはアイドルに興味が湧いていて、ネットニュースで乃木坂の情報をときどき知っていました。生駒ちゃんが会見中に逃げ出したとか、生駒ちゃんがAKBと兼任するとか。

 

ただのニュースとして知っている事実ではあったけれど、ファンになってからその裏の事情というのを知って驚くことでもありました。

 

それでも「制服のマネキン」と、センターにいた「生駒里奈」という存在は、私の記憶から印象的であったことには変わりありませんでした。

 

乃木坂を好きになってしまった

再び私が乃木坂46が気になるようになったのが、橋本奈々未さんの卒業と芸能界引退がきっかけ。私と同じく北海道出身で驚くほど美しい(こんなにキレイな人が乃木坂46にいるというのも知らなかった)人がアイドルになったこと、そして辞めてしまうことも気になりました。

 

そこから徐々に乃木坂を知って、インフルエンサーでどハマりして、乃木坂46を好きになってしまいました。本当にキレイな子が多くて、それぞれに個性があって、意思と芯の強さと弱さがあって、みんな本当に大好きなんです。みんな大好きで誰が嫌とかもなくて、箱推しです。

 

www.aoikara-writer.com

 

乃木坂を好きになったら生駒ちゃんのことを好きになる

乃木坂が好きではなかったときも生駒ちゃんの存在を知っていた私。乃木坂のことを知れば知るほど、生駒ちゃんのことを好きになりました。

 

アイドルっぽくないんですよ、最初から。かわいいことには間違いないんだけど、キャピキャピっとしたアイドルとは全然違っていて。いつもおびえているような少女が凜とした表情をしたとき、妙に人の目を惹きつける魅力がある。

 

バラエティに出たときのキャラクターとか、人柄とかも含めて、乃木坂を好きになると同じくらい生駒ちゃんを好きになってしまったのです。

 

ただの少女がアイドルになり、“本物”になろうとする過程

突然のセンター

生駒ちゃんが乃木坂46に加入したのは、15歳の高校一年生のとき。乃木坂46は最初にセンターに抜擢された子が脱退し、メンバーの過去の恋愛スキャンダルも発覚し、とデビュー前から波瀾万丈でした。

 

そんな中、新たにセンターとして抜擢されたのが生駒ちゃん。積極的ではないからおどおどしていて、人が苦手で、秋田出身で人混みが苦手で都会で泣いて、バラエティも怖くて泣いて、選抜のたびに泣いて、とにかく泣いて、かわいい格好が苦手で「スカートがすーすーする」なんて言って。

 

乃木坂46はなかなか爆発的に売れることはありませんでした。その責任の一端をまだ10代の少女である生駒ちゃんも背負うようになりました。名前も知らない人から「売れないのはおまえがセンターのせい」と悪口を言われてしんどかったと後に語っています。センターをしていた時期の記憶がほとんどないとも。

 

どうして自分がセンターなのか

生駒ちゃんがセンターを務めていた時期に、「16人のプリンシパル」というメンバー全員が出演する舞台がありました。一人一人が観客に自己アピールをして投票して、選ばれた16人のメンバーだけが出演できるという制度の舞台。当時の乃木坂メンバーは30人超。選ばれなければ舞台を演じることもできず裏で待つだけ。

 

生駒ちゃんは乃木坂46のセンター、いわばグループの顔だったわけですが、初日の舞台では7位。次は10位、8位、6位…とセンターを務めながらも上位に食い込むことができませんでした。

 

自分の個性を最大限に発揮した自己PRで上位の役を掴んだメンバーがいる一方で、グループとして一番顔を知られているセンターの自分はうまく自己PRができない。生駒ちゃんはものすごく苦悩します。センターとして批判の声もあり、その現実を突きつけられてしんどかったと思います。

 

ドキュメンタリーでは一人で涙を流している場面がありました。センターとしての悩みは他のメンバーに理解してもらえるはずもなく、その思いを吐露できることもなかったわけですから。

 

その「16人のプリンシパル」の記者会見で生駒ちゃんが質疑応答中に涙目で逃亡したというニュースを見たことがありました。

 

生駒は、司会から「投票によって出演者が決まるという意味で、メンバー間でライバル心はありますか?」と質問されると、驚いたようにまばたきをして呆然。記者の視線が生駒に集中すると、首を何度も横に振り「無理です」と発し、「すみません!」と勢いよく立ち上がり、涙目になりながら全力でステージから立ち去った。その後も生駒は戻らずに会見は終了した。

出典元:乃木坂46生駒、会見中に突然“逃亡” 涙目で会場立ち去る | ORICON NEWS

 

当時のニュース記事が残っていました。私も当時の映像をよく覚えています。当時バラエティにも出ていた生駒ちゃんはよく泣いていたし、挙動不審なことが多くて「この子は大丈夫なのかな?」と知らないながらも心配した記憶があります。

 

これにもわけがあって、生駒ちゃんはただ退席したわけではないんですよね。2015年に公開されているドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』でその裏事情が明らかになるんですが、直前にいろんなことがあったんです。

 

まずその記者会見の日は「16人のプリンシパル」のゲネプロ。関係者を集めて本番さながらに投票をして舞台をして、報道陣にお披露目するという日でした。生駒ちゃんはそのときに上位に選ばれなかったという、センターとしての重圧や自分へのふがいなさだったりを感じていたんです。

 

さらに、楽曲では選抜に選ばれていた松村沙友理さんが、ゲネプロの16人に選ばれることがなくかなりショックを受けていました。選抜にも選ばれて顔も知られていて、一緒に仕事をした関係者もたくさんいるのに自分が選ばれなかったと。この世界に向いていない。「私なんてやめた方が良い」とかなり悲観していました。

 

その言葉を聞いた生駒ちゃんが「そんなこと言わないでよ。うちら頑張ってきたじゃんか」と感情的になって反論します。松村さんが頑張ってきたことをよく理解していると。そんな悲しいことを言わないでほしいと。かなり感情が高ぶって、今にも泣きそうな様子で。

 

松村さんは浪人してまで目指してきた大学があるけれど、それを諦めて乃木坂を選んだのに選ばれなかったという気持ちを吐露します。生駒ちゃんは「うちだって家族とか友達捨ててきたさ」と、自分も身一つで東京に来たことを主張します。

 

松村さんは生駒ちゃんがダンスを認められて(バラエティでダンスがうまいメンバーの一人として認定されていた)才能もあるけれど、自分には何もないとさらに悲観し続けます。それに対して生駒ちゃんは「まっちゅん(松村さんの愛称)だって頑張ってるじゃん」と感情的になり、涙がぼろぼろと流れてしまいます。

 

その様子を何も言えず中に入って見る橋本奈々未さんとキャプテンの桜井玲香さん。この二人が見守り、生駒ちゃんと松村さんの間に入ってなだめていました。その後、楽屋裏でしょうか、生駒ちゃんは感情を抑えきれなくなって子どものように声を上げて泣いていました。

 

記者会見はこの直後でした。そんなとき「ライバル」という言葉を聞かされて、直前までしていた松村さんとのやりとりやそのときのことを思い出し、逃げてしまったのです。ドキュメンタリーで公開されるまで、そのことを生駒ちゃんは語りませんでした。

 

だから、ただ逃げたわけではないんです。いろんな思いがあふれて、記者の言葉がきっかけになってあふれ出してしまったという。わがままでもなんでもなくて。

 

自分から望んで入った場所ではあるけれど、アイドルとしてグループのセンターとしてもがいているただ一人の少女の姿があったのだなあと感じました。今まで言わなかったというところに、松村さんへの優しさも感じました。そして、この出来事を知って、私は生駒ちゃんを応援したいなとすごく思うようになりました。

 

センターを務めなくなった開放感と責任感

デビューから5作連続でセンターを務めていた生駒ちゃん。6作目の「ガールズルール」でセンターは白石麻衣さんになり、初めて生駒ちゃんはセンターから外れることになりました。

 

ファンの前で初めて選抜を発表する場で、センターの後ろの立ち位置になった生駒さんが、気を失い倒れてしまったことがありました。それはセンターを外れてしまったショックなのかとファンの間で噂されていました。

 

が、その後に生駒ちゃんはセンターを外れた開放感から喜び、駐車場でくるくる回ったりとことこ走ったり、とても良い笑顔で軽やかな姿を見せていました。これもドキュメンタリー映画で明かされた姿です。それだけ、生駒ちゃんにとってセンターという立場は重荷だったのでしょう。

 

乃木坂46では、白石麻衣さんがセンターを務める6thシングル「ガールズルール」の売り上げが大いに伸びました。一番人気との声もあった白石さんがセンターを務めることで、グループとしての知名度も人気もアップ。

 

次の7thシングルもこの調子で…と思ったところに、いきなり加入したばかりの2期生の堀未央奈さんがセンターを務めるという衝撃の展開がありました。

 

白石麻衣さんをセンターとして新たな体制で頑張っていこうとしていた乃木坂46メンバーにとっても大きな衝撃だったようです。実際にセンターを外れた白石さんは泣き崩れて、運営に対して怒りを感じているメンバーも少なくなかったようです。

 

堀さんがセンターに選ばれたときのメンバーは、みんな表情がこわばっていました。何よりも選ばれた堀さんが困惑し、自分の状況を理解できずただただ涙していました。

 

その中で、たった一人笑顔で堀ちゃんに拍手を送っていたのが生駒ちゃんでした。センターという席を経験したことがあるのは生駒ちゃんと白石さんだけ。その重圧を知ってか、堀さんを優しく受け入れようという包容力を感じました。

 

いきなり一期生の中に入った堀さんに積極的に話しかけて、コミュニケーションを取ってくれたのも生駒ちゃんだったと、後に堀さんは語っています。生駒ちゃんの卒業に当たって、堀さんが当時のことを語ろうとするといつも目に涙がたまっていて、当時とても大変だったんだろうなという心境がうかがえます。

 

その後の乃木坂46では、さまざまなメンバーがセンターを務めています。何もなかった時代からグループの矢面に立って闘ってきた生駒ちゃんは、誰よりもつらい思いをしたからこそ、誰よりもその優しさを周りに向けることができる人なんだなと思います。センターの重荷を誰よりも知っているからこそ、そこに寄り添ってくれた。すごくすごく優しいんです。当時も今も。

 

AKB48との兼任は極めて異例だった

2014年には生駒ちゃんがAKB48と兼任することが発表されました。当時、乃木坂46はほとんどAKB48とは関わりがなく、とても異例のことでした。乃木坂46の顔でもある生駒ちゃんがAKB48と兼任するという状況に対して、最初から快く受け入れたメンバーは多くはありませんでした。

 

生駒ちゃんからメンバーに説明するという状況もドキュメンタリー映画で撮られていますが、ほとんどのメンバーが険しい表情で、中には涙したりうつむいている子もいました。兼任という状況をあまりプラスには考えていなかったようです。

 

センターを務めていたときにはおどおどとしていた生駒ちゃんですが、AKB48の兼任というのは自分一人で決めたとドキュメンタリー映画で語られていました。話をもらって、誰にも相談せず自分一人で決断したと。AKB48を知ることが、乃木坂46のためにもなるからと受け入れたそうです。

 

当時、兼任というニュースは知っていました。それを異例のことだとは全く思っていませんでした。乃木坂の生駒ちゃんがAKBもやるんだ、くらいで。ずーっと乃木坂46で売れるために頑張ろうと一致団結してきたメンバーにとって、なんとなく裏切りのようにも感じてしまう行動だったのでしょう。ファンの中でも否定的な意見が少なからずあったようです。

 

そして、AKB48のチームBとして、劇場公演なども行いました。乃木坂46には劇場がないというのがAKB48との大きな違い。この時期に、AKB48の渡辺麻友さんともより仲良くなったようです。兼任が発表されて衝撃を受けているAKBメンバーが多い中、「生駒ちゃん♡」と笑顔を見せて喜んでいた渡辺さんの表情が印象的です。

 

2015年にはAKB48総選挙にも出ることになりました。生駒ちゃんはAKBに在籍するからには、全てのことを経験しようと思ったそうです。しかし、最初はなかなか投票が増えず。知名度を上げるために、生駒ちゃんは一人で自分の名前が入ったティッシュを配り、選挙運動をします。

 

しかし、乃木坂とAKBの両方の仕事をこなすという多忙さ、どちらの状況も理解して支えてくれる人が少ないという現状。精神的に追い詰められる部分もあって、ティッシュ配りをしているときにからかわれた一言で大きく傷ついてしまうこともありました。

 

そんな生駒ちゃんを見て、総選挙を応援しようと乃木坂のメンバーたちが立ち上がりました。生駒ちゃんがするはずだったティッシュ配りを、メンバー自らが行おうとみんなで働きかけてくれたのです。生駒ちゃんを応援しようという絆が感じられてほろっとしました。

 

その結果もあって、総選挙では14位。選抜入りを果たしました。当時のスピーチをよく覚えています。「乃木坂46、AKB48チームB兼任の生駒里奈です。一言質問してもいいですか?私のこと知ってますか?」おどおどしながら、緊張した声で生駒ちゃんは呼びかけました。大きな歓声が上がりました。

 

その当時のことを覚えていて、私は乃木坂46の生駒ちゃんだって知っていたし、「知らないわけないでしょ!AKB48のイベントだよ~」くらいに思っていたのですが、デビュー前からの姿を見ると、あの言葉は本心だったのだろうなと思いました。

 

ずーっとセンターを務めてきたけれどなかなかCDは売れないし、センターとして否定されるし、そういう中でやってきて。乃木坂46では知られるようになったけれど、その他ではどうなのかわからず。AKB48という巨大なアイドルグループの中で自分は埋もれてしまっているのではないか、と思うのは自然なことだと思います。

 

生駒ちゃんの名前が呼ばれた瞬間、テレビで中継を見ていた乃木坂46メンバーは立ち上がって喜んでいました。自分たちのことのように。そこもね、うれしいところです。

 

そして、総選挙1位になった渡辺麻友さんの楽曲「心のプラカード」を一緒に踊り、一緒に歌うことができたのでした。

 

当時AKBとしてパフォーマンスしていた「初日」や「心のプラカード」や「てもでもの涙」を、生駒ちゃんの卒業ライブでも披露してくれたこともぐっと来たシーンでした。

 

再びセンターへ

2015年の5月にAKBとの兼任を解かれた生駒ちゃん。その直後の12thシングル「太陽ノック」でセンターに選ばれました。それは本人にとって予想外だったようで、AKBから戻ってきたばかりなので、アンダー(選抜に選ばれていない人たち)から修行し直すと思っていたそうです。

 

アイドルっぽくかわいく愛嬌のある笑顔をして、踊ったり歌ったりすることが苦手だった生駒ちゃん。でも、「太陽ノック」では全力で“アイドル”なんですよね。笑顔で、キュートな表情で、全力にかわいい振りで。すごく爽快感のある素敵な曲です。

 

初めての紅白歌合戦

乃木坂46はどんどん人気になり、2014年には紅白が内定したという報道が飛び交っていました。しかし、その直前でとあるメンバーの恋愛スキャンダル。

 

それが直接的な理由ではありませんが、その年に乃木坂46が紅白歌合戦に出場することはありませんでした。生駒ちゃんだけでなく、多くのメンバーが涙を流しながら出場落選の事実を受け止めていました。そのときの生駒ちゃんの表情は厳しかったなあ。厳しい目をしていて、ぽろぽろっと涙をこぼしていて。これもドキュメンタリー映画で見ました。

 

しかし、生駒ちゃんは2014年に紅白歌合戦に出場しました。AKB48として。とても複雑な心境だったと思います。初めての紅白は乃木坂46として出場したかったと思いますし。そんな生駒ちゃんの紅白での姿も、メンバーは優しく見守っていました。

 

そして、2015年。さらに乃木坂46の人気は高まり、ついに紅白に出場することが正式に決定。初めて出場する歌手が集められた記者会見で、生駒ちゃんはやっぱり涙を流していました。そこにはいろんな思いを感じました。AKB48として出場したのとはまた違う、乃木坂としての出場。1年間また気持ちを新たに頑張ってきたんだろうなと。

 

乃木坂46が初めて紅白で披露したのが、生駒ちゃんセンターの「君の名は希望」でした。すごくきれいなメロディで、歌詞も良くて。著作権の問題で歌詞を記載することはできませんが、良かったら調べてみてください。本当に良い歌詞なんです。

 

アイドルとしてやりきった

卒業する際のバナナマン(バラエティで乃木坂46を育ててくれた公式お兄ちゃん。本当に良い人たち)のお二人との対談で、生駒ちゃんが卒業を決心したのがこの時期だったと語っていました。性格には2015年の夏のライブツアーの時期ですが。

 

アイドルとしてAKB48を経験して、戻ってきてセンターを務めて、紅白歌合戦にも出場して。「やりきった」と思ったと。2015年という一年を超える一年はないと、その当時を思い出して本当にうれしそうに語っていました。

 

実際には2018年の卒業まで3年もあるわけですが、だからといって生駒ちゃんから惰性を感じたことはありません。もうフロントになることもなく、2列目や3列目にいることが多くても、常に目で追ってしまう存在でしたし。

 

自分の立ち位置をしっかりと心得てどこでも存在感を発揮できる生駒ちゃんに安心感を抱いてはいました。一種の悟りのようなものを感じていたというか。

 

アイドルとしての追求

そこからの3年というのは、生駒ちゃんにとってアイドルとしての追求と、次のステップに向けての方向性を探していく期間だったのではないかなと思います。舞台にも挑戦していましたし、何を買ったら良いのかわからないと言っていた服も自分の好きなものを買って個性を大いに主張していましたし。バラエティでもしっかりと仕事をして。

 

生駒里奈という自分自身の芯みたいなものができて、以前のように泣いたり諦めたりすることもなく、すごく安定感がありました。

 

その間に乃木坂は成長して、ミリオンヒットをして東京ドームでツアーをするほど国民的な人気を誇るアイドルになりました。本当に本当にすごいことですよ。

 

卒業

そして、3度も紅白歌合戦に出ることができ、「インフルエンサー」ではレコード大賞を受賞することもできました。かわいい中性的な少女の生駒ちゃんから、表現者の生駒里奈という存在感のある アイドルに成長してもいました。

 

そして、2018年1月に卒業を発表。最後のシングルでセンターを務めて卒業するのだろうなと思っていたので、まさかの2列目真ん中という立ち位置に驚きました。

 

センターを辞退したという話を聞いて、複雑な思いがありました。ファンとしては、やはりセンター曲で送り出したかったという思いがあるのではないかなと。私もその一人です。

 

しかし、「6作もセンターをやってこれ以上やったら贅沢」「センターをせず卒業という形もありかな」と辞退したのも生駒ちゃんらしいと言えば生駒ちゃんらしいのかなと思いました。

 

センターは久しぶりの単独で務める白石麻衣さん。乃木坂として節目となる20枚目のシングル「シンクロニシティ」は、生駒ちゃんのことを思って書かれた歌詞のように思いました。これもまた著作権の問題があるので調べてみてください。

 

その思いが詰まった曲で。曲の音だけ聞いたときはぴんと来なかったのですが、MVになってダンスする姿を見るとゾクゾクとしました。曲だけでなく、ダンスや衣装や表情で世界観を作り上げるのがアイドルなんだなと思って。センターの白石麻衣さんの表情が本当に秀逸です。2番の生駒ちゃんのダンスも目を引きます。この曲もこのMVもとっても好きです。

 

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この思いがシンクロニシティだよなぁ、と。最高です。

 

そして、同じCDに収録されている一期生メンバーでの「Against」がそれ以上にぐっと来てしまいました。生駒ちゃん最後のセンター曲

 

すっごくカッコイイ。生駒ちゃんの要望も取り入れたダンスやメンバーの衣装らしく、今までの乃木坂にない世界観がすごく良いです。久しぶりの生生星(生田絵梨花・生駒里奈・星野みなみ)のフロントの並びにも気持ちが昂ぶります。ショートバージョンになってしまったのが本当に惜しいです。

 

「Against」という言葉には、「~に対抗して」「~に反対して」という意味があります。流れとは違う方向に向かっていく、立ち向かうというような意味が。

 

歌詞もそうですし、ダンスでの力強さや周りのメンバーと別の方向に向かっていこうとする生駒ちゃんの振りもそうですけれど、まさに生駒ちゃんの「Against」な今の状況を歌っていて胸に来るものがあります。すごく良い。このシングルで生駒ちゃんは卒業するんだ、と深く実感することができました。

  

「“本物”になりたい」

これもバナナマンのお二人との対談で生駒ちゃんが語っていたことですが、「アイドルというのは完璧にできなくても、その発展途上を見せることも一つのコンテンツ」と語っていたんです。これはすごく自分たちを客観視しているなと思ってとても感心しました。

 

その後に、「でも“本物”になりたくなっちゃった」と生駒ちゃんは語りました。不完全でもその過程さえもコンテンツとなるアイドルではなく、それを乗り越えて抜け出した“本物”になりたいと。舞台が好き。今後はダンスを習いたい。そんな思いも明かしていたので、エンターテイメントという分野で“本物”になりたいのだろうなと感じました。

 

そして、挑戦することに対して、「うまくいかなくて当たり前、完全にできなくて当たり前」「それでも挑戦するんだ」と、まさに「Against」の歌詞のような思いを語っていたのです。とても冷静に、自分を客観的に見つめながら。

 

アイドルになって、その過程で夢を見つけて卒業していった人はたくさんいます。生駒ちゃんもその一人です。きっといろんな思いがあって卒業するのだろうなと思っていたのですが、思っていた以上に生駒ちゃんは大人になっていました。

 

4月22日での卒業ライブでは、「自分が在籍していたのはたった7年で、これからの人生の方が長い。それなのに“卒業”という機会を与えてくれるのってすごい」と感謝を述べていました。今のアイドルという自分をとても自覚して、客観的に見ていて、それで立ち向かっていこうとする姿はすごくすごく大きく見えました。

 

「君の名は希望」

生駒里奈という子は、何も持っていなかった、秋田から出てきた一人の少女でした。アイドルという存在にもがきながら悩みながら、アイドルに縛られて苦しんで、それでもアイドルになって、アイドルを全力で全うして。そこから抜け出して本物になりたいと思う。

 

7年という歳月でものすごく変化していく姿を見せられていたような気がします。人としての物語性というか、ドラマ性というか。

 

デビュー曲の「ぐるぐるカーテン」のMVを見ると、初々しくて右も左もわからない、ただ今の現状を全力で取り組み跳びはねるように踊る。そんな少女の姿を見られます。

 

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そんな少女が大人になって女性になって、最後のセンター曲「Against」をあんなにもかっこよく踊りきるなんて誰が思ったでしょう。「立ち向かえ」「変わらなきゃいけない」「昨日の自分とは決別して」と自分自身に宣言する大人になるなんて誰が予想できたでしょう。

 

今までもアイドルグループを卒業していき、アイドルという過程の中で大きく成長していった方はたくさんいます。その中でも、さりげなく掘り出されて、突然に見出されて、異質に輝き、これからも未知でわくわくさせてくれるほどに成長してくれたのは生駒ちゃんではないかと個人的に思ってしまうのです。

 

私は「君の名は希望」という歌が大好きです。作詞をした秋元康さんは、生駒ちゃんを思って書いた歌詞だと言っています。まさにその通りで、「君の名は希望」なんですよね。生駒ちゃんって、希望なんですよ。

 

乃木坂にとっての希望ですし、これからもきっと希望が溢れてる。そう思わせてくれるんです。

 

生駒ちゃん、乃木坂46卒業おめでとうございます。私は乃木坂46でアイドルの生駒ちゃんが大好きです。優しい性格も、裏でも礼儀正しいところも、プロとしての厳しさを持っているところも、実は気弱な部分がまだあるところも、それでも人一倍努力して人一倍強いところも、全部好きです。

 

生駒ちゃんが卒業して、乃木坂46ではない生駒里奈さんになっても大好きです。これからも“希望”でありつづけるように、心から応援しています。

 

と、生駒ちゃんが好きで好きでめっちゃ長い文になった!きっと乃木坂が好きな人はこれ以上の思いを今日抱いてる!生駒ちゃんの未来に幸多からんことを!

 

 

aoikara

 

 

 

 

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