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【ドラマ】黒革の手帖 第3話 ネタバレ&感想 元子の野望が明らかに

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手帖よりもアプリでスケジュール管理するaoikaraです。ほとんど予定がないので手帖が埋まらないのでアプリの方が効率的なんです。

 

というわけで今回のテーマは…

 

黒革の手帖 第3話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第3話のあらすじ・ネタバレ

波子の怒り

楢林クリニックの院長・楢林謙治(奥田瑛二)から店を出すための金を急に断られた山田波子(仲里依紗)。理由はわからないが原口元子(武井咲)のせいだと知り、クラブ『カルネ』を訪れる。「寝取ったんでしょ!」という波子に、元子は「私はあなたとは違う」と思わず笑ってしまう。

 

今度は元子がどうやって店を出したのか、その金はどこから出てきたのかと責める。元子は何も答えない。

 

そこへ、上星ゼミナールの理事長・橋田常雄(高嶋政伸)が訪れる。「化けの皮剥がしてやる!」「銀座で商売できなくしてやる!」と暴れる波子を見て驚く。波子は黒服に連れられて、店外へ出される。

 

橋田のお誘い

波子に驚いている橋田に「逆恨みされた」と話す元子。橋田もモンスターペアレンツから逆恨みされると嘆き節。過保護で自立心のない子供が多い中、元子は立派だと褒める。両親はしつけのできる人だったのだろうと。元子は借金取りに追われていた過去を思い出す。

 

それは何も伝えず、涼やかな笑顔で接客。橋田は元子を積極的に誘う。二人きりで泊まりに行こうと。元子はなだめてうまくかわしてしまう。乗り気にならない元子を、橋田は獲物を狙うような目で見つめている。

 

迷える安島

安島は秘書を務めていた議員の葬儀に。その妻が選挙に立候補すると宣言し、後援会の人々は拍手。安島が裏切らないように圧力もかけてくる。

 

元子とお金

元子は店を閉めて、売り上げを計算。金を数える手つきは、銀行員時代に身についたものだった。幼い頃、借金取りに追われて母親がひどい目に遭ったことを思い出しながら。

 

市子の揺らぎ

元子は楢林クリニックで働いていて看護師・中岡市子(高畑淳子)を連れて、とある物件を見せていた。エステサロンの経営を勧めていたのだ。市子は自信がないようで、決断するふんぎりがつかない。

 

楢林は病院で事務にマッサージをさせていた。なかなか強気な事務で、ボディタッチにもセクハラで訴えると威勢が良い。

 

市子はクリニックに訪れては楢林を影から眺めていた。

 

堕ちた者同士

波子は、銀行員時代に次長だった村井(滝藤賢一)を訪ねる。今は子会社の支店長を務めているらしい。波子は元子が“銀座で一番若いママ”として人気なことを伝える。そして、元子が銀行で何をしたのか探る。しかし、村井は「話すことは何もない」と返すだけ。

 

当時の支店長は北陸に飛ばされて、今は入院しているらしい。支店で二人も左遷されて、何かあったに違いないと確信する波子。女の武器を使い、村井を誘惑して「二人きりで話したい」と持ちかける。

 

安島の志

 カルネには久しぶりに安島がやってきた。どうやら疲れている様子で、元子が声をかける。愛のない結婚をしてまで選挙に出て、負けたらどうなるのかと不安な様子。自分の結婚話から、元子に恋人がいないのかと話を振る。

 

元子は「男の人は信用できない」と言う。父親が大きな借金を残して亡くなり、母親と二人苦労したことを話す。

 

安島は自分の無礼な発言を謝り、「だからか」と妙に納得した表情を見せる。「ママといると心を許してしまう」と。元子は少し戸惑ったようにたしなめる。

 

安島の両親はダム建設の事故で亡くなり、政権が変わったせいでダムの建設もなくなってしまったそうだ。何のために政治家がいるのか疑問に思い、弱い者の味方になりたいと政治家を志したそうだ。ただ、今はその目的がよくわからないと。

 

狂気の村井

カルネに村井がやってきた。安島の隣に座り、元子は怪訝な表情を浮かべる。「俺たちの間にはいろいろあった」とほかの客にも聞こえる声で話す。安島は電話で中座。

 

村井は波子が元子を探っていることを明かす。ただし、何も話さず追い払ったそうだ。左遷されて、年収が3分の2になり、支店長は入院したと現状を伝えてくる。さらに、元子に100万円という大金を貸せと脅す。

 

「お断りします」と元子が言い、「全てを明かせばお互いに身が破滅する」と言い返す。

 

安島への思い

安島が電話から戻ってきた。後援会の息子が警察に絡んだため、その処理をしに行くとのこと。安島は村井の様子が気になっているようで、いつでも連絡してと元子に言い残す。元子はまた店に来てくれることを約束し、名残惜しそうに見送る。

 

市子と楢林

市子の家に楢林がやってきた。驚く市子だが、以前のように体を労り心配している。楢林は、裏帳簿を元子に渡したのが市子なのか聞く。

 

市子は「あなたが悪い」と返す。楢林は怒り、病院や自分の人生を台無しにしたことに「自分が何をしたのかわかってるのか!」と。市子も「わかってます!!!」と怒りを露わに答えるだけだった。

 

元子が頼りたい相手

終業後のカルネにて、元子は波子と村井のことを思い出す。そして、「何かあったらいつでも連絡して」と安島に言われたことを思い出し…

 

安島は警察で後援会の息子を迎えに行っていた。反抗的な態度を取られて、たしなめている。元子から電話がかかってきて、村井のことを心配していた。元子も声を聞くだけで、少し安心を得られるようだった。

 

恐怖の正体

夜道を急いで歩く元子。村井と波子に追いかけられている。二人から追い詰められて、二人ともナイフを取り出し、元子に突き刺した。

 

…ところで、元子の目が覚めた。恐ろしい夢だった。

 

その直後、村井から電話がかかってくる。支店長が亡くなったので、一緒に葬儀に行こうと言い出した。断っても、しつこく誘ってくる。元子の家のチャイムが鳴り、出てみると市子がいた。

 

女の幸せ

市子は元子が渡した1,000万円を出して楢林に返すように伝える。エステサロンはやらないと。看護師の派遣会社で働くつもりだそうだ。派遣だった元子は止める。さらに、市子が楢林クリニックに寄ってきたことを言い当てる。
 

市子は元子に「あなた幸せ?店を持てて満足してる?」と聞く。元子は「はい」と答えるが、「嘘!」と激しく否定される。

 

元子の母親が父親の借金で苦労したかもしれないが、本当に不幸だったのかと。借金を残されても不幸だと思わなかったかもと。男と男、女には女の幸せがあると言う。

 

元子は呆れたように「男に尽くすことだけが女の幸せだと?」と聞くが、市子も応戦。「女だてらに一国一城の主になって、対等に渡り歩いているつもりかもしれないけど、所詮は水商売。大きな波が来たら飲み込まれる」と言う。

 

「本当の女の幸せを知らないかわいそうな女」

 

とまで言う。元子は思わず笑ってしまう。楢林に金を返すことだけを念押しし、市子は帰っていった。元子は笑顔が消えて、ため息をつく。残された1,000万円を銀行員のときのように慣れた手つきで数えていた。

 

安島の見合い

安島は妻となる女性・堂林京子(江口のりこ)と会っていた。京子はお互いの利益のための結婚ということを理解し、「私はあなたのプライベートに口を出さない」として、「私のことも自由にして」とぶっきらぼうに言い放つ。

 

村井の復讐

 カルネの終業後、村井が喪服姿でやってきて支店長の葬儀に誘う。ひどく酔っていて、元子に酒をかける。元子のせいで仕事も家庭もめちゃくちゃになったので、金を出して誠意を見せろと言い出す。

 

元子は借名口座をやっていたのは村井の自業自得だと言い、金は出さないと言い返す。その代わりに自分を殴るように言うと、村井は容赦なく頬をはたく。

 

そして、ネクタイを取って元子の首を絞める。「金をよこせ!」と。間一髪、安島が助け、村井は逃げていった。

 

元子の野望

元子は村井が昔の上司で交際を迫られていると嘘を吐く。精神的苦痛を味わったから慰謝料を要求されていると。安島が警察に連絡しようとすると、元子は必死で止める。怪しむ安島に対して、気分転換にどこか連れてってくれるようにと元子は頼む。

 

安島は夜景の見える屋上に連れて行く。元子は安島に見合い相手の話を聞く。安島は「最高の相手」だと答える。

 

元子は「私は恋愛にも結婚にも興味ありません」と言う。安島は何に興味があるのか聞くと、「私はいつかこの銀座で一番大きな店を持って、一番のママになる」と答える。安島が「諦めなければ必ず叶う」と言ってくれたことを励みにして。

 

安島は「いくら金を持っても幸せになれない」と言うが、元子は「お金を持てたらゆっくり考えてみます」と答えるだけ。「私はお金に勝ちたいんです」。父も母もお金に負けたからと。「誰よりもお金を持って、お金を支配したい」と強い目線で夜景を見つめる。

 

ふと、表情を柔らかにして、映画にあったセリフなどとごまかしていた。

 

闇のゼミナール

上星ゼミナールでは、理事長の橋田から親から賄賂を受け取っていた。裏口入学のために。

 

銀座一のクラブ

元子は美容師の牧野が務める美容室で、銀座で一番のクラブ『ルダン』が売りに出されている情報を聞く。2~3億円で買えるとのウワサ。元子はどうしても手に入れたいと考える。

 

次のターゲット

カルネの店の前には、執念を燃やした波子がいた。同じ頃、橋田も店にやってきて…

 

元子は黒革の手帖を見ていた。橋田も借名口座があり、3億1千万円の預金があった。橋田をもてなしながら「次の獲物はこの男だ」とほくそ笑んでいた。

ーーーーーーーーーー

という話でした。ようやく元子の真意が明らかになってきましたね。詳しい感想を書いていきます。

 

第3話のGOODポイント

  • 元子がお金を数えるときに必ず銀行員時代のやり方をしているのがなんというか…長年の習慣だよなぁというか。つらいこともあったけど、体に染み着いているんだなぁと思ってしまいました。
  • 安島の妻となる京子はもっと世間知らずな人なのかなと思っていました。自分の立場をきちんと理解している人でした。

 

第3話の気になったポイント

  • 市子と楢林があの後も会っていたのはなんとなく蛇足な感じがしました。でも、あれが市子の生き方、楢林の生き様のような気がします。

 

感想

幸せの形は人それぞれのはずなのに

元子が銀座で店を開いた理由は「誰よりも金を持ちたいから」「銀座で一番のクラブ、一番のママになりたいから」「金に打ち勝ちたいから」だったんですね。たしかに金を得て、その後どうしたいのかは不明だったので、今回でようやく明かされたことになるのかな。

 

そんな“金”至上主義の元子に対して、市子が「それでいいの?」みたいな対応だったのが私としてはモヤモヤポイントでした。

 

市子の歪んだ“幸せ”にぞっとする

市子に関しては、「女の幸せを知らないあなたはかわいそう」とまで元子に言っていましたしね。市子の幸せは「報われなくても男に尽くすこと」なのでしょう。それに対して、元子が反論したがっていたからこそ、出た言葉だというのはわかります。

 

でも、自分が本当に幸せならば、他人のことを「あなたは本当の幸せを知らない」という必要はないんですよ。言わなくても幸せだから。自分が惨めな状況でも、それを幸せだと肯定したくて他人を見下すんです。

 

市子は元子が銀行員時代にかなり強く当たっていました。高額の顧客だからでしょう。性根はたぶんそういう人間なんです。誰かしらを見下している。元子も救ってくれたのには感謝していても「所詮水商売の女」というのが本音なのだと思います。まあ、市子がその“見下される側”という社会的立場になるでしょうがね。

 

だから、元子には元子の幸せ、市子には市子の幸せがある。お互いに惨めだと蔑む必要はなくて…マウンティングをしなきゃ幸せになれないのは、もう不幸なんですよね。

 

あれから元子が恋愛に目覚めて、「やっぱり金より愛が大切」とかいう結末だけはやめてほしいですね。そんな陳腐なのは望んでいません。まあ、あくまで個人的な価値観ですが。

 

元子は安島に好意がある?

元子の恋心かはわかりませんが、安島に対しては特別な想いがあるように感じます。かたや安島は心を許していても、それは恋とか愛ではなさそうです。今は選挙のことばかり思っていますしね。この二人の関係性も気になります。

 

全然、敵に対処しきれていない!

波子と村井という敵がどう対処されるのかわくわくしていたのですが、全然どうもなりませんでしたね!これだと元子は敵を作りまくって自滅…になりそうです。あと、予告の刺されるシーンが夢オチはないわ~。あの引きがあって夢オチて…ない!

 

村井を止められない!

仕事辞めさせられて、無職になって、家族もいなくなった…とかいう悲惨な展開ならわかりますよ。でも、そうじゃない。年収が3分の2でしょう?いや、少ないけど、元子が言っていたように「普通のサラリーマンよりはずっともらっている」はずなんですよ。

 

悲劇の中に「毎年行っていた海外旅行にも行けなくなった!」とか言ってて、ちょっと笑いそうでした。今までしていた贅沢がなくなっただけで、十分に“普通の生活”は送れるレベルの状況なんですよ。借金取りに追われていた元子からすると「そんなことで」って話でしょうよ。

 

それに、自分たちがやっていたことがそもそも問題なわけで。潔白だったら元子が横領をしてもすぐに通報できたはず。それができなかった自分のやましさを1mmも責めていないというのが恐ろしかったですね。元子を殺しかけていましたし。

 

私は村井こそ、橋田に頼んで消してもらえば良いのにな~と思いました。周りの客から見ると、どうやら元子の昔の男で今でもしつこく絡まれている、みたいな雰囲気じゃないですか。「俺とおまえとの仲だろ!」とか言ってますし。

 

だったら、元子に本気で惚れている橋田に「こわーい」とか言えば、なんか黒い組織を動かしてどうにかしてくれそうな気がするんですよ。いかが?

 

波子、アホだった

波子は元子に復讐したいけど、うまくいかない感じでしたね。そもそも楢林に寝取られたと思っているのが憐れだなぁと。楢林が「あの女」呼ばわりしていた元子といい仲になっているわけがない、と予想もつかないのかと。

 

銀行でしでかしそうなことなんてだいたい想像がつきそうなのに「何したの!」からいっこうに進まないという。村井に対しても結局は色仕掛けで、失敗するし。うーん、賢くないんだろうなぁ。でも、そういう人ほど何するかわからないからなー怖い。

 

カルネの店の前で橋田と鉢合わせしたのが気になります。元子がタイプな橋田からすると、波子は全然タイプではないと思いますが…この関係性もどうにかなるのかしら。

 

次回:橋田が暴走!?

ルダンを手に入れたい元子は黒革の手帖を見ながら策を練る。そんな中、橋田から温泉旅行に誘われる。安島との仲を疑う橋田。元子を無理やり自分のものにしようと…。

 高嶋政伸さんの演技が本領発揮されそうですね~これは楽しみ。どんどん敵が増えていく元子が追い詰められていくのか心配。ちゃんとやり込めてほしいものです。

 

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