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【ドラマ】遺留捜査 第4シリーズ 第4話 ネタバレ&感想 まさに因果応報

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親と子、夫と妻、つながりがあるとは言え、人と人なんだなぁなんて思うaoikaraです。それを忘れたらダメよね、と思える話でした。

 

というわけで今回のテーマは…

 

遺留捜査 第4シリーズ 第4話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第4話のあらすじ・ネタバレ

正当防衛か、過剰防衛か

京都府警では捜査一課の特別捜査対策室=特対の室長・桧山(段田安則)が取り調べ。「俺が殺した」と言うのは京都財界の有力者・竹原総二郎(団時朗)。若い男が強盗に来て、金を奪っているときに竹原と争い。家にあった猟銃で撃ち殺すと、近くで巡回していた警察官がやってきて事件が発覚。

 

猟銃はきちんと許可証を持っているとのこと。しかし、弾を込めているのは銃刀法に違反する。桧山は過剰防衛、竹原は正当防衛を主張する。

 

違和感のある現場

竹原の自宅である現場には佐倉(戸田恵子)と雨宮(永井大)が駆けつける。ほかの家族は旅行で、竹原だけが家にいたらしい。回覧板だと聞いて扉を開けると、強盗が来たらしい。強盗の正体は窃盗の前科がある石橋啓介(辻本祐樹)という男だった。

 

巡回した警察官によると、竹原の家は鍵が閉まっていたとのこと。石橋が強盗として来て丁寧に靴も脱いでいる。かなり冷静だ。

 

現場には糸崎(上川隆也)と神崎(栗山千明)もいる。糸崎が気になるのは遺体の状態。竹原の供述通りだと、石橋は仰向けに倒れたはず。しかし、うつぶせになっていた。神崎は痛みで身をよじったのではと返すが。

 

さらに糸村が気になるのは、石橋が左手に金色のチェーンを握っていたこと。

 

妻の気がかり

桧山のもとには、竹原の弁護士(小久保丈二)がやってきて正当防衛を主張。竹原の妻・佳代子(立石涼子)は桧山に何かを言いたげだが、弁護士に止められてしまう。

 

金色のチェーンの正体

糸村は科捜研の村木(甲本雅裕)に金色のチェーンの調査結果を聞く。チェーンはメッキの安物で、長年使っていたらしい。石橋の首の後ろに傷があることから、本人がチェーンネックレスを引きちぎったのではないかと予想。

 

石橋は右利き。しかし、チェーンは左手にある。わざわざ持ち替えた意味とは。そして、チェーンがふたつに千切られている理由は。

 

石橋の評判

佐倉と雨宮は石橋の知り合いに聞き込み。石橋は空き巣専門で、強盗なんかしないだろうと言う。また、ある人物はお人好しな正確で、友達の連帯保証人になったせいで100万円もの借金があったらしいと話す。

 

ネックレスの意味

糸村と神崎は石橋の知り合いだという女性(岡村いずみ)に会う。チェーンを見せると石橋が肌身離さず身につけていたネックレスだと話す。身につけている写真を見せてもらうと、コインのようなものがついている。

 

コインは石橋が小学校に入った年に母親からプレゼントされたもの。父親が母親にプレゼントしたらしい。父親は外国航路の船長で、石橋は会ったことがない。父親が訪れた国のコインだそうだ。

 

神崎は父親がいない石橋を悲しませないための母親の嘘だと考えている。しかし、糸村はどこの国のコインなのかと気になっていた。

 

石橋の父親

佐倉と雨宮は石橋の両親について調べる。母親の石橋リン(安藤玉恵)は金田久夫という男性と居酒屋を経営していたらしい。しかし、金田は35年前に強盗殺人の罪で逮捕。共犯者がいたがわからず、金の行方もわからず無期懲役に。二年後に病気で獄死した。

 

内縁の妻だったリンは身ごもっており、すぐに石橋が生まれた。おそらく金田は出産費用を工面するために強盗したのだろうと考えられている。

 

どんなコイン

糸村は村木にコインの調査を頼むが、多忙で断られてしまう。科捜研には神崎がやってきて、やはりリンは嘘を吐いていたと話す。石橋の父親が強盗殺人犯という悲しい境遇も。同情した村木はコインを調べると言い出す。

 

結果、とても珍しいコインだと発覚。西アジアのマハラビ共和国が民主化運動で政権を取ったときに記念に作られたコインだそうだ。しかし、民族紛争で35年前に国が消滅。現在は100万円前後で取引されている。

 

神崎はそれほど高価なコインを持っているならば、借金を返すために強盗をする必要はないと気づく。

 

石橋の母は…

神崎と佐倉は病院へ。入院しているというリンの情報をもとに来たが、二週間前に亡くなったらしい。石橋も臨終に立ち会っており、「もう二度と悪いことはしない」と悔いていたそうだ。そのとき、石橋はネックレスをしていたと言う。

 

35年前の事件

特対での会議。神崎、佐倉、雨宮は35年前に金田が逮捕された強盗殺人の共犯は竹原なのではないかと考える。竹原は株で大もうけしたことで財界で名を馳せた。その元手が強盗で奪った2億円なのではないかと推理。そして、金田の息子である石橋が真実を知り、竹原をゆすったのではないかと。

 

石橋は金がなかったはずなのに、ここ最近は高級ホテルに宿泊していた。それも、竹原をゆすって得た金なのではないかと。ホテルの防犯カメラを見ると、そのときも石橋はネックレスをしていた。

 

となると、竹原は正当防衛でも過剰防衛でもなく、計画殺人だったということになる。皆、竹原の殺人罪での逮捕状を請求。しかし、桧山は仮定が多すぎると、竹原の釈放を受け入れる。

 

糸村は金田にマハラビ共和国への渡航歴がないことが気になっていた。

 

証拠はぬかりなく

桧山は竹原と弁護士、妻の佳代子を伴って釈放の説明をする。今後は在宅での捜査になると。竹原と弁護士の目を盗み、佳代子から竹原が普段は猟銃に弾を込めていないことを教えてもらう。

 

それをボイスレコーダーで録音し、証拠として特対に聞かせる桧山。計画殺人で有る証拠を固めろと命じて、皆が動く。

 

それでも糸村はコインがどこで消えたのか気になり、桧山から捜査許可をもらう。

 

夫婦の事情

竹原家ではイライラしている夫が妻に強く当たっている。それに従う妻。しかし、佳代子は「正当防衛だなんて下手な嘘だこと」と言い放っていた。

 

事件の証拠を探して

糸村は新聞社に行き、マハラビ共和国が消滅した影響で不渡りを出した会社を調べる。

 

神崎と佐倉は石橋が宿泊していたバーを訪れる。石橋の写真を見せると記憶にある様子。金を持っていそうな年配の女性と一緒にいたとのこと。

 

糸村は電話で桧山に「遺留品があるかもしれない」と報告していた。

 

事件の真実

特対のメンバーは全員で竹原家に訪れる。竹原に殺人容疑で逮捕状が出たと。そして、妻の佳代子にも殺人教唆の逮捕状が出たと伝える。

 

亡くなる1週間前から、石橋とバーで会っていたのは佳代子だった。さらに家に来るよう誘っていたとのこと。それが強盗として石橋が射殺された日だった。宿泊していたホテルの支払いも佳代子がしていた。

 

佳代子は話し出す。最初に電話が来たとき、石橋が35年前の強盗殺人事件の共犯者が竹原だと伝えてきたと。2億円を独り占めして、倒産した会社の事業に当て、立て直したと。石橋が脅迫してきたのだ。と、言ったら竹原はあっさりと信じたと。

 

口止め料を払っていたが、要求がエスカレートしてもう警察に行くしかないと打ち明けると、それも信じたと。

 

「うちを開けておきます」と言っただけ。「最近強盗が増えたわね」と言っただけ。「猟銃の手入れをした方が良いんじゃないですか」と言っただけ。と余裕の笑みで語る。

 

竹原がいなくなれば、子供や孫たちと楽しく暮らせると復讐を計画していた。驚く竹原に理由を聞かれて、「あなたは横暴で暴君だったからよ!」と怒りを露わにする。「ずーっと、妻じゃなくて奴隷だった」と。

 

さらに大口を開けて笑い出し、愉快な様子で「教えてあげましょうか?あの強盗…」と言って、まだ笑う。そのまま連行されてしまう。

 

石橋の本音

竹原はそれでも正当防衛を主張する。そんな竹原に、糸村は「3分だけ時間をください」と言う。

 

神崎も連れて3人が向かったのは事件の現場の金庫室。石橋は子供の頃、父親が強盗殺人犯だといじめられて苦労してきた。母親のリンは誇りを持ってほしくて、父親は外国航路の船長だから家にいない。このコインがその証拠だと石橋に渡した。

 

石橋もそれを信じ、大人になって薄々気づいていても、母親の言葉を信じようとした。それが彼の願いだったから。

 

それはマハラビ共和国のコインで、実は竹原が輸入商の会社をしていたときに取引があった国だった。しかし、国が滅亡して不渡りを出すことに。新聞社で調べた資料にも竹原の会社があった。

 

糸村は、その頃、竹原とリンが付き合っていたのではないかと聞く。そのときにコインを渡したのではないかと。しかし、会社が倒産してリンは捨てられた。身ごもったリンを世話してくれたのが金田だった。

 

「ここからは僕の想像」として、糸村は話し出す。リンは死に際、石橋の父親が竹原であることを打ち明けた。だから、家に電話をして話そうとした。電話の相手は佳代子で、「竹原の息子」と名乗る石橋に話を聞くためたびたび会っていた。

 

佳代子がそれを利用して復讐させる気だとは知らずに。竹原が招待していると家に呼び出した。そして、石橋は父親に会えるとうれしい気持ちで家に来たが、強盗犯に仕立て上げられて、猟銃で撃たれてしまった。

 

「違う!」ここまで聞いていた竹原が叫ぶ。「勝手な想像だ!どこにそんな証拠が!」

 

糸村はちぎられたネックレスのチェーンを見せる。撃たれた石橋は、竹原が巡回しに着た警察官に対応している隙にうつぶせになった。右手でネックレスを引きちぎった。チェーンを左手でもって、右手でコインをちぎった。それを、投げ捨てた。

 

そして、金庫室の棚の下を見ると…そこにはコインがあった。石橋は父親を守ろうとしていたのだった。そのためになら他人になって良いと。石橋にとっては誇りで、心の底から慕っていた本当の父親だったから。

 

「息子が父親をかばった。これは強盗なんかじゃない。コインが正当防衛を覆す証拠です」という糸村の言葉に、竹原は泣き崩れる。「俺はなんてことをしたんだ」と強く強く後悔する。

 

糸村は探していたコインをようやく見つけて、それを見つめるのだった。

ーーーーーーーーーー

と言う話でした。まーなんだかなぁ、という話ですよね。詳しい感想を書いていきます。

 

第4話のGOODポイント

  • 村木さんが優しすぎて、それに人情派だったとは。かわいそうに。でも、村木さんいないと全然事件解決しないから助かります!

 

第4話の気になったポイント

感想で詳細を書きます。

 

感想

すべては因果応報というか自業自得というか

全ては竹原が自分でしたことが返ってきただけのような気がします。会社が倒産して、強盗殺人で得た金で大金持ちになった時点でもう身の破滅は始まっていました。

 

妻に強く当たっていたせいで、復讐されて本当の親子の再会も阻まれたわけですし。それだけではなく、殺人教唆までされていた。でも、これも竹原が妻を蔑ろにしてきた報いに過ぎない。

 

妻からすれば、石橋の母親と付き合っていた当時にもう夫婦なはずですから、不倫の末の子ということで憎らしくもあったんじゃないのかな。夫として男として最低です。

 

そして、実の子を殺してしまった。あんなに純粋に慕っていたのに。まあ、自分がしでかしてきた事の因果応報以外の何物でもないですね。正直、同情の余地はないです。

 

女は怖い

竹原の妻のことです。おとなしそうに見えて、あんなに高らかに悪そうに笑うなんて。耐えて耐えて、自分では決して手を下さないそのしたたかさが本当にすごいなと思いました。

 

良いパートナーだったら、強くたくましく支え合える夫婦になれたと思うんですよ。良い夫婦に。でも、逆に竹原という最悪な夫が彼女を悪い意味で強くしてしまったのかもしれませんがね。

 

展開にちょっと無理があるような

竹原と石橋が親子という話をつなげるために、ちょっと無理やりな展開も感じました。石橋の母親と竹原が付き合っていて、その子供が石橋だったというのも、突然すぎる話ですし。

 

コインはたしかにあったし、取引をしていたけれど、絶対に竹原が渡したとは言い切れないですよね。状況証拠に過ぎない。

 

それに死に際で母親がつぶやいただけで、石橋が竹原を父親だと信じ切れるのか、というのも疑問です。「息子です」ではなく「息子かもしれない」という伝え方になるんじゃないのかな。人が好かったと言われていたので、純粋に信じたのかもしれないですが。

 

あとはコインを転がして床の下に滑り込ませるテクニック、あれは相当難しいですよ。父親をかばおうとした美談にしているけど、これも無理やり感がある。鑑識はあそこまで調べないものなのかな?

 

知らない者だからこそ理想が高くなるのかも

過去の思い出って美化されるものじゃないですか。それと似たような感じで、石橋にとって父親という存在は、人殺しなんかではないと思い込みたいがために、どんどん理想が高くなっていったんだと思うんですよね。

 

そして人が好いという性格。実の父親に殺されても、やっと会えた理想の父親という喜びと、人の良さでかばうしかなかった。やりきれないね。石橋さんも、人の良さということに甘えず、全うに生きてほしかったな。

 

次回:鬼の女が殺された理由

京都市内の森林で、不動産会社の女社長が殺される。相当なやり手で「鬼女」とも呼ばれており、敵も多かったとのこと。同業者による恨みの犯行か。糸村は被害者が握っていた三角形の陶器が気になる。

 

一方、被害者の息子を訪ねる。清水焼を製造しており、親子の縁も切れているとのこと。その工房も被害者から立ち退きを命じられていたらしく…

 次のテーマは母子なのかな。多いですね、家族の話。ゲストの方がだいたいドラマで犯人だろ~みたいな方ばかりで、みんな怪しく見えますw次の話も楽しみです。

 

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