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【ドラマ】遺留捜査 第4シリーズ 第2話 ネタバレ&感想 どうしようもない現実が切ない

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将棋ブームですがルールが全くわからないaoikaraです。「趣味は将棋です」とかカッコイイから言いたいんですけど、さっぱりです。難しい…。

 

というわけで今回のテーマは…

 

遺留捜査 第4シリーズ 第2話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第2話のあらすじ

放火殺人の容疑で逮捕された赤木一雄(近藤公園)が警察署から逃走。糸村(上川隆也)らは男を追う。

 

すると、会社員の坂田(山田アキラ)という男性の遺体を発見。放火事件の目撃者だった。現場には不思議な将棋の駒がある。もう一人の目撃者も狙われるかも知れないと、向かった先にいたのは…

 

詳細なネタバレ

逃走する男

放火殺人の容疑で取り調べを受けていた赤木一雄が警察署から逃げ出した。赤木は容疑を否認している。

 

殺された男

京都府警 捜査一課・特別捜査対策室=特対の糸村聡は赤木を捜索中。道中で刺殺体の男の遺体が見つかったとの無線が入り、現場に向かう。被害者は坂田治という男性で、財布がない。

 

遺体の近くに将棋の駒が落ちている。しかし、銀の裏が角という奇妙な駒。しかも、一部分が焦げている。

 

二人の男の接点

特対では殺された男の捜査会議。遺体に赤木の指紋があり、しかも坂田は赤木の放火殺人を目撃していた証人だった。証人が誰かは知らないはずだが、赤木と同じ房にいる男が坂田の知り合いだったらしい。

 

赤木は放火の前科がある。今回逮捕された放火事件は3ヶ月前に起こり、ろうそくを使ってという手口も同じだった。

 

事件の目撃証人はもう一人いる。赤木が以前働いていた工場の同僚女性・西崎みちる(酒井若菜)。桧山の指示で、糸村・神崎(栗山千明)はみちるを、雨宮(永井大)・佐倉(戸田恵子)は坂田の関係者を当たることに。

 

不思議な駒の正体

 糸村は神崎を連れて、捜査前に科捜研に訪れる。村木(甲本雅裕)に奇妙な将棋の駒について聞くと、「京都将棋」とのこと。通常に比べて小さい縦横5マスの将棋盤を使い、駒の裏表に通常とは違う文字が書いてある。

 

動かすたびに裏返すので、動き方が変わるという将棋。「香」の裏には「と」なので、“京都”将棋と言われているのだとか。

 

糸村は現場に落ちていた京都将棋の駒を村木に渡し、焦げた部分を調べるよう依頼する。

 

事件当日の坂田

佐倉と雨宮は坂田が働いていた会社で聞き込み。名乗らない電話があり、坂田に代わると用事をキャンセルして帰ってしまったそうだ。会社の通話履歴を調べることに。

 

赤木の評判

糸村と神崎は西崎みちるが働く工場へやってきた。みちるに連絡先を渡して、赤木が狙うかもしれないので、見かけたらすぐに連絡するように伝える。

 

事務室長(大河内浩)によると、赤木がやめたのは前科があるという匿名の投書があったらしい。やめてからも、工場でぼや騒ぎがあったらしく、事務室長は赤木の仕業だと疑っていた。

 

会社の同僚たちから話を聞くと、赤木は無口で暗く、仲の良い人はいなかったとのこと。社員たちは休み時間に京都将棋をしているが、流行ったのも赤木がやめてからだと言う。

 

将棋好きの少年

その京都将棋を始めたのが、みちるの息子・優太(寺田心)だった。みちるは昼間は工場、夜はスナックで働くので、帰ってくるまで工場の休憩室に優太が一人でいるらしい。優太は将棋の天才らしく、ちょうど来て一人で将棋をしている。糸村が赤木のことを尋ねるが、首を横に振るだけ。

 

母親が行ってしまうのに寂しそうな表情を見せる優太に、神崎は心配そうな様子。

 

ぼや騒ぎの後

工場の裏を見ると、確かに燃やされて焦げている跡があった。

 

坂田をバラした男

桧山(段田安則)は刑務所の面会に。坂田の正体を赤木にバラした男に会っていた。坂田は男が経営する違法カジノに20~30万円もの金を落としてくれるらしい。西崎みちるという名前には無反応だった。

 

特対は神崎を除いたメンバーで捜査会議。坂田が殺された現場近くの防犯カメラに赤木が映っているのが見つかったらしい。また、桧山は坂田が違法カジノをしていたことを明かす。糸村は赤木が脱走後に誰とも連絡を取っていないことを報告。

 

神崎の心配

神崎は優太を心配して工場に残っていた。お弁当を買って、一緒に食べようとするが、それでも優太は寂しそう。

 

みちるの本音

みちるが働くスナックに、赤木が現れた。しかし、他の女性が大きな声を出すと逃げ出してしまう。

 

みちるは警察に行き、糸村が話を聞く。みちるは「赤木は私のことを恨んでる」と言う。「工場から追いだしたのは私」だからと。

 

優太の父親は暴力を振るう人だったので、みちるは一人で育ててきた。優太は赤木と仲が良かったらしく、京都将棋もしていた。父親という存在を知らなかったので、赤木と一緒に過ごせるのが楽しかったのだろうと。みちるも赤木の優しさに感謝していた。

 

しかし、赤木に前科があることを知り、怖くなって匿名の投書を送ったという。赤木は「放火魔」で、優太に何かあってからでは遅いと。「男の人を信じて裏切られるのはもうこりごり」だと話す。

 

赤木の潜伏先

赤木はとある将棋クラブを訪れていた。そこには誰もおらず、ろうそくに火をつけて灯りをとっていた。

 

駒についたモノ

村木に調べてもらった駒の焦げは鉱物油がついているとのこと。機械油だろうと。焦げたのは1ヶ月以上前とのこと。

 

さらに、血液も付着しているが染みていないことから、血液が固まった後についたと推察される。つまり、駒に血液がついたのは、犯行時刻の数時間後になる。

 

次の犠牲者

夜、赤木は何者かに呼び出されて会う。翌日、赤木は遺体となって発見される。死因は転落死。雨で痕跡を見つけるのは難しい。赤木は坂田の財布を持っていた。坂田殺害の証拠とも言える。

 

しかし、糸村は赤木が持っていたであろう駒についていた血液が、殺害された時刻より後であることから、坂田を殺した犯人は他にいると推理。赤木に犯行の動機がなくなるので、おそらく偽証ではないかと。坂田が行っていた違法カジノから関係者を当たることに。

 

坂田が偽証であれば、みちるも偽証の可能性がある。そのことに神崎は戸惑っていた。

 

赤木はどこかしらに潜伏していたので、糸村は遺留品を調べて明らかにすることに。

 

神崎の訴え

神崎はみちるに会いに行き、放火事件の証言の確認をする。みちるの証言はあまりハッキリしていない。神崎は「嘘をついていないか」と尋ねる。

 

みちるは街金に借金をしていて、放火事件の証言をした後に完済している。それは偽証によりお金を受け取ったからではないかと神崎は詰め寄る。みちるは怒り、「偽証してない!」と怒鳴って去ってしまう。

 

赤木がいた場所

糸村は赤木の遺留品を調べるが、駒はなし。潜伏場所だという将棋クラブに向かう。施設の関係者は赤木のことを知っていて、父親と一緒に来ていたと話す。遺留品の焦げた駒を見せると、赤木の父親が彫ったものだと話す。

 

さらに、現場から唐揚げ弁当を2個買ったレシートを発見。買い物をしたコンビニに聞いてみると、1時間も雑誌を読んでいた客がいたという。周囲を見渡すと、登下校中の子供が多い。

 

焦げた理由

糸村は村木に、工場のぼや騒ぎがあった現場を調べてもらう。

 

事件関係者のつながり

佐倉と雨宮は、放火殺人で亡くなった横森の妻(美鈴響子)が働くベーカリーショップを監視。なんと保険金が5000万円もかけられていたという。妻が夫を殺し、共犯者がいたのではないかと推察。その妻は車に乗って、例の工場に向かう。ここに共犯者がいるのか…。

 

聞きたいこと

糸村は下校中の優太に会い、「聞きたいことがある」と話しかける。

 

真犯人は…

佐倉と雨宮は横森の妻を取調室に呼ぶ。横森はベーカリーを立ち上げることに反対しており、暴力をふるっていたらしい。妻はべーカリーを開店するために5000万円の保険金を目的に殺したのではないかと伝える。

 

なぜなら、その保険金から2000万円もとある口座に振り込まれているから。それが共犯者ではないかと伝えると…

 

共犯者は…

桧山と神崎は横森の妻の共犯者を取り調べ。妻は自供したと。そこにいたのは工場の事務室長だった。妻に依頼されて金を受け取って、放火で殺し、それを赤木になすりつけた。さらに、坂田とみちるに偽証してもらったのだろうと。

 

坂田とは違法カジノで知り合ったことが、警察が押収した顧客名簿から発覚。ゆすられて赤木の仕業に見せかけて殺したのだろうと桧山は言う。

 

事務室長も観念して、事件のことを話す。坂田から赤木に呼び出されたと連絡を受けて、坂田を殺して逃走。赤木は世話になった事務室長に助けを求めて、協力するフリをして転落死させた。坂田の財布を置くことで、証拠をねつ造した。

 

みちるを説得したのは坂田だった。事務室長はスナックを紹介して、金をちらつかせたと話し、神崎は怒り心頭。

 

赤木の本当の思い

神崎はみちるに会いに行き、お金をもらって偽証したことを詰め寄る。みちるは「あなたにはわからない!」とキレる。「ぼろぼろになるまで働いてやっと生きていける」「犯罪なのはわかってる。じゃあ、どうすれば良かったの?」と。そして赤木のことも「どうせ放火犯じゃん」と言う。

 

「それは違う」と糸村が来た。優太を連れて。そして、赤木が会いに来た理由を話す。みちるを「恨んでない」と。優太が寂しい思いをしてないか気に懸けて、会いに来たのだと言う。

 

赤木にはパイロマニア、いわゆる放火癖があった。小さい頃に虐待を受けていたり、愛情を受けなかった人がなりやすいものらしい。赤木も子供の頃は父親と一緒に将棋教室に通っていて幸せだった。しかし、父親が亡くなり、母親は赤木を置いて男と蒸発。

 

将棋教室しか行き場がなかった赤木だが、そこでもぼや騒ぎを起こしてしまう。そして、将棋教室にも行けず。放火事件も起こしてしまう。

 

優太と赤木は境遇が似ている。赤木は優太が自分のようになってしまうのではと不安だった。実際、優太も放火癖の兆候があり、工場のぼや騒ぎも優太の仕業だった。駒についていた焦げ後も、優太が燃やして赤木が見つけて消したものだった。そして、その駒は赤木が預かっていた。

 

赤木は心配して、工場をやめてからも月に一度は会いに来ていた。そして、みちるに会ってもっと優太のそばにいてくれるように頼むと約束した。だから、警察署から逃げてみちるに会いに来たのだった。

 

優太の思い

神崎は優太に「思いは言葉にしないと伝わらない」と諭す。優太はみちるを見つめて、「お母さん、もう一人はやだよ!」と泣きながら思いを伝える。

 

みちるは優太を抱きしめて「ごめんね」と謝る。「優太の気持ち全然気づかなくて」と。二人は泣きながら、抱きしめ合った。

 

みちるの心の中には、赤木と過ごした、本当は楽しかった思い出が蘇っていた。

ーーーーーーーーーー

という話でした。というわけで詳しい感想を書いていきます。

 

第2話のGOODポイント

  • 村木さん、ありゃあ歓迎会に行けなかったんだろうなぁ。かわいそうに。京懐石なんて一生に一度食べられるかレベルなのに…。

 

第2話の気になったポイント

  •  糸村さん、好奇心旺盛なのは悪いことではないですけど、現場を保存しないのはダメでしょ!しかも証拠持って帰るとか言語道断!

 

感想

若干、無理やりなような…

今回は事件が最後の方にごちゃっとなってしまった気がします。共犯者は良いんですが、犯人がいきなり出てきすぎてなぁ…。

 

事務室長は怪しいと思っていたんで、それは納得なんですけど。でも、嘘を隠すためだけに3人も殺している、しかも冷静にって相当シリアルキラーですよね。

 

みちるの気持ちは本音だけではない

みちるは毎日生活していくために、どうしてもお金が必要だったのでしょう。そのために偽証した。自分のやったことを正当化したくて、赤木は前科者だし、放火犯だし、絶対に悪人だと思い込もうとしての発言だったのかなーと感じました。

 

追い詰められていますよね。見ていると苦しい…。

 

将棋の絆、放火の意味というつながりは良かった

そんな中でも、赤木と優太君の絆の描き方は良かったです。パイロマニアというのは、初めて知りました。暖炉やろうそくの火を見て安心するように、最初は心の穴を埋めるために火をつけていたのが、どんどん大きくなってしまうのかな。

 

燃え広がる分だけ、心の穴の大きさも広がっているようで…。優太君が自分と同じように犯罪者になってしまうのを止めようとしていたんだなぁと思うと感慨深いです。

 

やっぱり寺田心君の表情は本当にうまいですし、近藤公園さんも複雑な心境を上手に表現していて、二人の演技は見応えがありました。

 

あの親子は救われない

最終的には、優太君が「もう一人は嫌だよ」と母親に告げて、思いを明かすことができたのが、この親子にとっての第一歩になりそう…みたいな終わりでしたけど、詰んでいませんか?

 

母親は子供より自分を優先して恋愛しているわけでもなくて、育児放棄しているわけでもない。生活していくために、昼も夜も働かなくてはいけないだけ。子供が寂しいと思うのは当然なんですが、母親としてどうしようもないじゃないですか。

 

「子供が寂しかったんだ。気づいてやれなくてごめん」と言ってても、どうしてあげることができるんだろう。少しでも子供と過ごす時間を増やしたい、という母親からの愛情もあったからこそ、偽証してでもお金が欲しかったわけですよね。親子として「寂しい」思いは一緒なんですよ。

 

現実問題、働くしかない。誰にも頼れないんだから。めでたしめでたし…みたいにしていましたけど、どうやったって今の生活を続けていくしかないし、優太君は寂しい思いをしなければならないし…と思うと切なくて仕方がなかったです。

 

メッセージとして「子供の思いにも目を向けよう」という結論なのかもしれません。実際に、追い詰めすぎていて子供の気持ちを振り返って、母親も子供を追い詰めていたことに気づけて、それは良かったのかな。

 

でも、この現状を改善するのはすごく難しいことのような気がします。全然めでたしで終わって良い話じゃない気がするのも、モヤモヤポイントでした。

 

次回:科学者とやじろべえ

子ども向け科学番組のMCとしても人気の大学准教授・梨田智也の刺殺体が発見される。梨田の女性関係が激しかったことから、トラブルがあったのではと捜査される。糸村は現場にあったやじろべえが気になってしまい…

ゲスト:平岳大、袴田吉彦、下條アトム、陽月華

 

ミステリーやサスペンスでは常連の俳優さんや女優さんたちが多く、もう誰も彼もが怪しすぎますね!というわけで、来週も楽しみです。

 

 

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