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【ドラマ】遺留捜査 第4シリーズ 第1話 感想 糸村は“心”の刑事

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新しくハマれる刑事ドラマを見つけてうれしいaoikaraです。また記事が長くなってしまう…。改善するよう頑張ります。

 

というわけで今回のテーマは…

 

遺留捜査 第4シリーズ 第1話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

▼第1話のネタバレ記事はこちら

 

第1話のGOODポイント

  • オープニングが爽やかでステキでした。
  • 名もなき刑事役に村上新悟さんが出演されていて興奮!久しぶり!『真田丸』で直江兼続を演じていた方です。いや~うれしいなぁ。
  • 糸村が捜査会議で「はい!」って関係者じゃないのに澄んで目で手を挙げてて、ちょっと笑いました。
  • 結城が桧山について「敵に回すと手強い」と言ってましたが、だからこそ味方=政治家にしたいのかもしれませんね。でも、警察の敵は犯罪者ですから、犯罪者じゃない限り大丈夫…そういうことなのかしら?伏線かな?

 

第1話の気になったポイント

  • 佐倉が運転中の雨宮をパシパシと叩いているのが気になりました。危ない!暴言議員じゃないんだから。

 

感想

さすがテレ朝の安定感

テレビ朝日の刑事ドラマは安定していますね。場面展開がうまいですし、伏線がありながらも、視聴者に忘れさせる技術もあるし、キャラクターも一人一人立っていて。刑事ドラマは安定志向な私としては、本当に相性が良いです。

 

遺留捜査はすでに第4シリーズですが、以前の話を見たことはありません。初見だとしても視聴者を置いてけぼりにせず面白いです。

 

かわいそうなのは父を冤罪で失った娘だけ

今回の話で私が本当にかわいそうだと思ったのは、父親が罪を犯したことで自身もいつも居場所を失ってしまう、早坂のぞみだけでした。そして、彼女は何にも事件に関わっていなかった。それが救いだなぁと感じました。

 

恋人を利用してのぞみの父親を陥れた黒沢雄大や、それを利用した長部麗子はもちろんひどい人物。でも、雄大の恋人は利用されたとは言え、一人の男性を婦女暴行という冤罪に仕立て上げたわけですし、殺されたとしても自業自得。その父親も恨む気持ちはわかるけど、娘さんがしたこともよっぽろひどいよって思ってしまいます。

 

黒沢恒之助が罪を犯してしまったのも、息子のことを知れば当然の判断だったと思います。あれは仕方がないのかな。自分の親友を陥れて、その娘まで不幸にしたのが自分の息子だったら、いたたまれないでしょうし。

 

きちんと「見守っていた」ということが糸村によって解き明かされて、のぞみと恒之助があのしおりでわかりあえたのは本当に良かったですけどね。

 

百人一首の意味

ちょっと調べてみました。

 

早坂幹雄に当てた父・清原元輔の句

契りきな かたみに袖をしぼりつつ
   末(すゑ)の松山 波越さじとは

          清原元輔(42番) 『後拾遺集』恋四・770

引用元:【百人一首講座】契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波こさじとは─清原元輔 京都せんべい おかき専門店【長岡京小倉山荘】

 

主題:約束を守らずに心変わりした女性の不実をなじる心

歌意:誓い合いましたね。お互いの涙で濡れた袖を絞りながら。心変わりをすれば波が越すという末の松山を波が越すことがないように、私たち二人の愛も決して変わりはしないと。

引用元:小倉百人一首の全首を見る|小倉百人一首殿堂 時雨殿

 父親の句、としてはほど遠いような。友達の娘に贈る歌としてはどうなんでしょう。ただ、父親としての愛を継ぎ、この気持ちは変わらないという恒之助の誓いだったのかもしれません。なじられても仕方ない、という思いで捨てたのかも。

 

早坂のぞみに当てた娘・清少納言の句

夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)るとも
   よに逢坂(あふさか)の 関は許(ゆる)さじ

           清少納言(62番) 『後拾遺集』雑・940

引用元:【百人一首講座】夜をこめて鳥のそら音ははかるとも 世に逢坂の関はゆるさじ─清少納言 京都せんべい おかき専門店【長岡京小倉山荘】

 

主題:夜深いうちに帰った男に対し、やり返す心

歌意:まだ夜も明けきらないうちに、鶏の鳴きまねをして、だまして通ろうとしても、私と逢うこの逢坂の関だけは決して通しはしませんから。

引用元:小倉百人一首の全首を見る|小倉百人一首殿堂 時雨殿

これも男女の楽しげなやりとりですよね。こんな賢い女性になりなさい、という思いが込められているのかもしれません。

 

糸村は“心”の刑事

刑事ドラマの刑事が誇りにしていること、信じていることって、警察としての正義感が主だと思うんですよ。『相棒』にしろ『踊る大捜査線』にしろ、主人公の魅力は警察官という正義感。

 

でも、糸村はそうではないんですよね。その場にあった遺留品から遺族や犯人の気持ちを読み解く。正義感ではなく、すごく人の心に寄り添っている刑事なんだなと感じました。

 

変わり者ですが人情派なのでしょう。第1話だって、まさか、燃えかけの紙切れから百人一首が書かれたしおりだと誰がたどり着けるでしょう。主人公としてのキャラ、私は好きなので継続して見ていく上ですごく楽しみです。

 

主題歌、ものすごく良い

遺留捜査の主題歌は、小田和正さんの『小さな風景』。これがね、すごく良い。ラストの絆を感じさせるようなシーンにもよく合っていて、小田和正さんの優しい声が寄り添うようで、物語の奥深さを出していました。

 

次回:目撃者は天才少年?

放火殺人の容疑で逮捕された男が逃走。糸村らは男を追う。すると、会社員の男性が遺体で発見。放火事件の目撃者だった。現場には不思議な将棋の駒がある。もう一人の目撃者も狙われるかも知れないと、向かった先にいたのは…

 近藤公園さん、酒井若菜さん、寺田心君とゲストだけでなかなかに豪華ですね。刑事ドラマ常連から演技派から話題の子役まで、幅広い。今ブームになっている将棋にも関係している話のようなので、楽しみです。

 

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