部活の休憩で飲むアクエリアスがおいしかったaoikaraです。私はポカリではなくアクエリアス派でしたね。人生で一番アクエリアスを飲んだ時期だなぁ。
というわけで今回のテーマは…
いだてん 第4回「小便小僧」感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼いだてん 第3回「冒険世界」記事はこちら
第4回「小便小僧」あらすじ
高師のマラソン大会で3位となった金栗四三(中村勘九郎)。表彰式で憧れの嘉納治五郎(役所広司)に声をかけられてさらに発奮し、むちゃな練習を敢行する。
その頃の嘉納は、日本初のオリンピック予選開催を前に山積する難題に頭を抱えていた。頼みの綱の三島弥彦(生田斗真)も当てにならない。
古今亭志ん生(ビートたけし)は、嘉納の苦労を弟子の五りん(神木隆之介)に語るうちに酒を飲んでしまう。ほろ酔いで高座に上がった志ん生が語る噺(はなし)とはー。
参考元:第4回「小便小僧」| あらすじ | NHK大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』
GOODポイント
- 三島弥彦がスポーツ中に、憮然としたお兄ちゃんがやってきましたね。そのとき乗っているクラシックカーがカッコイイ。この時代の車、好きです。
- 昔のポストもおしゃれだな~。郵便入れたらぐるぐると回すんですね。
- 「僕はストレイシープさぁ」「迷える子羊!」美川君はずーっと中二病ですね。人の失敗をけたけた笑って、永井教授が怒るのもわかるし、本人の徳三宝が止めたと思ったらぶん殴るのは、笑っちゃう。まあ仕方ない。すっかりぐれてしまいましたな。教育に理想を掲げていたから、現実との違いにうんざりしたのはちょっと同情します。
- 「韋駄天どこかにいないかなぁ」と思いながら床屋にいる嘉納さん。ナレーションから「後ろ後ろ!」と金栗四三のことを言われていましたね。「志村、後ろ後ろ!」状態。
- この時代でなくても、私も「バゲット」は「バケツ」と聞き間違えるわ~。
- 師匠のところで待ち合わせる五りんと知恵カップル。二人そろって図々しいですよね。ま、憎めないんですけど。
- 四三を「頑張れー!」と応援していた播磨屋の子。足を測ったりしていて、かわいかったなぁ。
- 足袋の播磨屋に来た四三。あんまりにも熊本弁がすごくて、「あっそ」って返されてしょぼーんとしていましたね。「阿蘇」だったのでは、という意見もちらほら見かけます。
- オリンピックの予選会にマラソンが開催されるとあって、すぐに賭け事にする美濃部。その賭けられたお金、自分の懐に入れてそうなんですよね~。
- 大森兵蔵と安仁子夫婦の会話、なぜ日本人である兵蔵さんが英語で、安仁子さんが日本語に通訳するのか!逆!会話がルー大柴さんみたいになっています。安仁子さんの「Damm shit!(くそったれ)」もびっくりしましたけど。
- お酒が止められない志ん生さん、「自然に従ったから」とうまいことを言いますな。
- ドラマ『陸王』を見ていたもので、役所広司さんとピエール瀧さんが出てくるのにはにやっとしちゃいます。陸王で役所さんが足袋屋でピエール瀧さんはライバル企業だったので、今やピエール瀧さんが足袋屋ってだけでもう面白いw
- 今さらなんですけど、徳三宝を演じてらっしゃる阿見201という芸人さん、身長201cmもあるそうな。大きいと思っていましたが思っていた以上に大きい!あの体格はすごいなぁ。
気になったポイント
特になし
感想
第1回の話とつながっていく!
どんどん話が進んでいった第1回。正直、最初はまだドラマに乗り切れていませんでした。そこから第2回、第3回と回を重ねるたびに面白さが増して、「見たい!」気持ちも強くなっているんですよね。
それは、見たからこそわかる伏線もあるから。嘉納治五郎目線の話が第1回。金栗四三目線だと、このときにこんなことがあったんだなと、物語が重なり合って、どんどん広がっていく。これが面白い!
ほとんど回想じゃん、みたいな感想もあり、人の感じ方はいろいろだなぁとも思いました。私としては、回を重ねるたびに面白くなるドラマなんですよね。いやあ、面白い。
「小便小僧」とは金栗四三のことか
今回が「小便小僧」だったので、何のことだろうと思っていたのですが、金栗四三のことだったとは!第1回で三島弥彦の車の近くで立ち小便をしていたのは金栗四三なのね。
「小便している奴もいるのに、韋駄天なんかいるか!」みたいに永井教授が言っていたように記憶しているのですが、まさかそこに韋駄天がいたとは!
そういうやる気のない人と金栗四三のような金の卵の対比かと思ったら、どちらも同じ人だったわけですよね。それがまた面白いつなぎ合わせだな~と思いました。
金栗四三と足袋との出会いとその先が楽しみ
四三が走るための履き物として、播磨屋の足袋と運命的とも言える出会いを果たしましたね。足のフィット感に驚いて、「よかよか」と言いながら、もうその場で走り出しそうな勢いでした。あのシーンは微笑ましかったな。
ナレーションでは長い付き合いになると言われていましたし、四三が走るための地下足袋を作るのだと思うので、この先も楽しみです。
まっすぐすぎて、「水抜き油抜き」は危険すぎる!
四三は本当にまっすぐですね。見ていて本当に気持ちいい。マラソン大会で3位になって、嘉納に声をかけられただけで、舞い上がるほどうれしそうでしたもんね。「君は予科か」「はい」という短すぎる会話なのに(笑)
そのうれしさを家族に伝えたのに「かけっこに気を取られてないで勉強しろ」と言われたら、まあ至極真っ当ではあるけど、寂しいですよね。そこで走ることにやる気になってしまったのは、本当に打ち込めるものを見つけたってことなんでしょう。
しかも、自分に足りなかったことを書き出して、課題を見つけて乗り越えようとする姿勢もえらいなと。真面目ですね。スタミナをつけるために徳三宝を参考にしたり、努力の人だなぁ。
現在の陸上部である徒歩部にも入って、切磋琢磨することでどんどん実力もついていますね。そして、顔つきが雄々しいといいますが、集中して闘争心がむき出しになっていて、良い顔だなぁと思いました。
スタミナをつけるために、「水抜き油抜き」まで実践。水を飲まないで体を極限まで軽くするって…いやいいや、これは危険ですよ!でも、本なんかに書かれていたら信じちゃうよなぁ。やりすぎて、幻覚まで見え始めていましたし。
久しぶりに水を飲んだら、そりゃあもう止まらないでしょう。生きることへの本能ですもの。徳三宝が食べていたかき氷を奪い取り、無我夢中で食べまくっていましたね。
徳三宝も当たり前に怒っていましたが、止めてくれる人がいるのが、四三の人徳でしょうかね。真面目だし一生懸命ですもんね。美川君が殴られるのは誰にも止められてなかったことを考えると切ないですね。
結果、四三が至った結論は…
自然に従え!
そりゃあそう!そうして!わかってくれて良かったですよ。でも、考えたらわかりそうなのに…
やってみんとわからんばい!
というのが四三の持論。まあ、たしかに。本に書かれているから従うだけでなくて、自分で体感したことというのは、教えではなくて学びだから、身につきますもんね。
三島弥彦はどこで本気になる?
三島弥彦の心境も気になりますね。スポーツに本気になりたくて、それとなーく家族にも言ってみても、周りはみんな“遊び”としか思ってないようでした。だからこそ、弥彦は家族に本音で話せていないように見えました。
予選会には参加しないと言いつつ、金メダルを3個も首にぶら下げていたわけですから、飛び入り参加でしょうか。彼が本気になるところ、負けて屈辱を感じるところも見たいですね。
マラソンで多くの人の人生が変わる?
いよいよ開催される、オリンピック予選会のマラソン大会。第1回で見ているわけですが、「多くの人の運命が変わっちゃったんだなぁ」という予告の言葉が気になります。
今まで6里で24kmが限界で、10里の40kmってなると、本当に命さえ危うい人がいても不思議ではありません。まさに羽田の悲劇。
私としては、四三と同じ徒歩部にいた野口源三郎君とかが、マラソンで全然成績を残せず、「もう走らない」とか心が折れてしまうのかなぁ、と思いました。そういう風に思ってしまった人が何人もいるとか。どうなのでしょう。
次回:走れ走れ走れ!
いよいよオリンピックの予選会が始まる。皆の激走に刺激され、審査員だった三島弥彦も飛び入り参加。そして、いよいよマラソンが開始。金栗四三は憧れの嘉納治五郎の期待に応えるべく走り続けて…
やっぱり三島弥彦は飛び入り参加するんですね(笑)結果はわかっていても、なんだかドキドキしてしまいます。四三目線からだと、また違った物語が見えてきますし。
1回見たのに、またもう1回、このマラソン大会が見たくなる。「韋駄天がいた!」というあの高揚感がありましたから。さあ、次回も楽しみです!
aoikara
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