北海道大好きだけど寒さと雪は苦手なaoikaraです。冷え性なもんで外出はブルブル。ただ、北海道の冬は家のなかが恐ろしいほどに暖かいのです。冬でもアイスを食べるほど。
今回のテーマはそんな北海道の話…
北海道の難読地名、読めるかな?
です。
- 北海道の超難読地名にトライ!全部で25個…わかるかな?
- 01.富良野
- 02.稚内
- 03.苫小牧
- 04.女満別
- 05.増毛
- 06.勇払
- 07.野幌
- 08.比布
- 09.発寒
- 10.大麻
- 11.弟子屈
- 12.足寄
- 13.積丹
- 14.占冠
- 15.音威子府
- 16.知方学
- 17.神恵内
- 18.爾志
- 19.来止臥
- 20.生花苗
- 21.重蘭窮
- 22.一已
- 23.負箙
- 24.蕨岱
- 25.分遣瀬
- 結果…いくつ読めたのか?
北海道の超難読地名にトライ!全部で25個…わかるかな?
北海道はもともとアイヌの方たちの土地で、その言葉の名残で当て字にしたりして、とても難読な地名が多いのです。北海道に赴任したアナウンサーは、まず地名を覚えるところから始めるなんてことも言われています。
私は生まれも育ちも北海道ですが、広すぎて行ったことのない場所、そもそも知らない場所が数多くあります。そのため道産子でも全然わからない地名がたくさんあるのです。そこでちゃんと読めるのか、チャレンジしてみました。
参考にしたのはこちらのサイトです。
こちらで厳選された25個の地名を漢字だけで読めるか、トライしてみます。合わせて観光や特徴などもご紹介しますよ!ではスタート!
01.富良野
これは~さすがに私でもわかります!
「ふらの」
ですね。ドラマ「北の国から」で有名になった土地です。
アイヌ語の「フラヌイ(臭い・もつ・川)」が由来と考えられています。昔は富良野側に硫黄の匂いがあったので、そのことを指しているのではないかと。
私は行ったことはありませんが、とにかく景色が美しい!淡い紫色のラベンダー畑が有名な土地でもあり、一面に広がったラベンダーは本当に美しいです。画になるまちですね。
02.稚内
これも有名ですね。でも、全く知らない人にとっては「な、なんて読むんだ?」となりそうですね。
「わっかない」
と読みます。アイヌ語の「ヤム・ワッカ・ナイ(冷たい飲み水の沢)」が由来だとか。日本最北端の地である宗谷岬も有名です。一番北だから一番寒そう~って思いますが、実は最も寒いのは陸別らしいです。
ハナタレナックスの「笑顔プロジェクト」でナックスのリーダー・森崎博之さんが訪れていましたが、よさげなお店がたくさんある素敵なまちでしたね。
03.苫小牧
あーたしかに、これも知らないと読めないかもしれませんね。
「とまこまい」
ですね。この辺りで流れる苫小牧川のことをアイヌ語で「マコマイ」と言い、アイヌ語の沼である「ト」も近くにあったことから、合わさって「トマコマイ=苫小牧」になったそうです。
2004~2005年に夏の甲子園を連覇し、2006年には準優勝した駒大苫小牧が有名かも知れませんね。今はヤンキースで活躍する田中将大投手の母校がある場所です。
04.女満別
これは意外と普通に読める読み方ですよ。
「めまんべつ」
ですね。アイヌ語の「メマンペッ(泉池がある川)」というのが由来だそうですよ。女満別町と東藻琴村と合併して、現在は大空町という名前になっています。女満別空港など名前は残っています。
こちらは絵画を取り入れる小説をよく書いている原田マハさんの作品。女満別が舞台になっているようです。
05.増毛
頭皮が特徴的な人が訪れたくなるような地名ですね。読み方は…
「ましけ」
です。名前の由来はアイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」(カモメが多いところ)だそうです。もっと別の字があったんじゃないのかしら…。かつてはニシン漁がさかんだったそうですよ。
06.勇払
あ~読めるけど、どこにあるか知りません、ごめんなさい。
「ゆうふつ」
ですよね?でした!苫小牧市にある字です。しかし、勇払郡というのはまた別の地域をまとめた言葉のようで…。ややこしいですね。
07.野幌
これは読めました。札幌、と同じように読めばOKです。
「のっぽろ」
ですね。音だけ聞いたらなんだかかわいいですね。アイヌ語で「ヌポロペツ(野中の川の意)」が由来なのだとか。江別市にある地名です。
08.比布
これは読めなくもないけど、もはや日本か!?って感じがしますね。
「ぴっぷ」
です。「びっぷ」かと一瞬迷いましたが、2ちゃんねるは関係ありませんでしたね。エレキバンとかマグネループの方が関係ありました。
由来はアイヌ語の「ピピ」「ピプ」(石の多いところ)だそうです。キャッチコピーは「スキーといちごのまち」。冬はスキー、春夏はいちご狩りへGO!
09.発寒
これもわかります!いかにも北海道って漢字ですよね。
「はっさむ」
ですね。札幌市西区にある地名のことです。気づいたら寒いぞ!「はっ、さむ」という意味ではなく、アイヌ語の「ハチャム(桜鳥=ムクドリ)」と「ペッ(川)」からきているのだとか。「サム」はどこから出てきたんだ…。
10.大麻
違法薬物ではありません。れっきとした地名なんです。
「おおあさ」
と読みます。江別市にある地名ですね。ちなみに北海道が生んだ大スターこと大泉洋さんの出身地でもあります。ここらへんの地域にあった「大曲」と「麻畑」から1文字ずつを引用して名付けられたそうです。なぜそっちを…。
11.弟子屈
これ、昔は読めなかったんですよね~。ラーメンで知りました。
「てしかが」
です。由来はアイヌ語の「テシカ・カ(岩盤の上)」だと言われています。川湯温泉やラーメン、摩周湖など有名な観光スポットやグルメがあるようです。私もダイヤモンドダストが見られる土地としてご紹介したことがあります。
12.足寄
あーこれは確かに特徴的ですが、知っているとすぐわかりますね。
「あしょろ」
です。寄って字がつくと「ょろ」って読むことが多いんですよね。アイヌ語の「エショロ・ペツ(沿って下る川)」が由来だそうです。
歌手の松山千春さんの出身地としても有名です。生家が観光スポットになっているくらい。道の駅にはスイッチ押すと松山千春の歌が流れる~みたいなスポットもあります。
13.積丹
これもたしかになんでそう読むんだろう…って感じの地名ですよね。
「しゃこたん」
と読みます。アイヌ語の「シャクタン(夏の村)」に由来しているのだとか。うにがおいしいです。あと岬が多くて、よく晴れていると海がキラキラとしてターコイズブルーに見えるんです。本当に美しい場所です。
14.占冠
これもなんでそ~なるの!って感じの読み方です。
「しむかっぷ」
ですね。先ほど紹介した勇払郡にある村です。由来はアイヌ語なのですがいろんな説があるようで…
- シモカプ(とても静かで平和な上流の場所)
- シ・ムカプ(鵡川の本流)
- シュム・カプ(ヤチダモが多い川岸)
なーんて意味があるそうです。星野リゾート・トマムがある村でもあり、リゾートで訪れたいなんて方にはぴったりですね。
15.音威子府
もはや意味不明で読めないよね(読めたよ!)
「おといねっぷ」
と読みます。アイヌ語の「オ・トイネ・プ(河口・土で汚れている・もの)」に由来しており、音威子府川と天塩川の合流地が泥で濁っていたのではないか、と考えられています。
ちなみに北海道で最も小さい人口が少ない村です。2015年9月時点でなんと789人しかいないのだとか。
参考元:村の人口推移、国土利用|音威子府村について|音威子府村
美術や工芸に特化した高校があることでも有名です。
16.知方学
あ、これ読めません!申し訳ないです…
「ちぽまない」
普通にちほうがくって読んでしまいそうです。釧路町の昆布森地区にある場所らしく、「ちっぽまない」「ちほまない」とも呼ばれているのだとか。由来はアイヌ語で
- チプ・オマ・ナイ(舟のある川)
- チェプ・オマ・ナイ(魚のいる川)
だそうです。夏でも最高気温が20度にならないこともあるほど、涼しい場所としても知られています。
17.神恵内
これは音の響きがアイヌ語っぽいです。
「かもえない」
逆になんで読めたんだ、私。アイヌ語の「カムイナイ(神の沢)」が由来だそうです。漁業が盛んな場所で、ウニ・ホタテ・アワビなど高級魚介類がたくさん獲れるみたいですよ。
18.爾志
読めないし書けないです(泣)
「にし」
と読むのだそうです。に~し~!?檜山地方(函館の方)の乙部町・八雲町が所属するのが爾志郡。「西」やアイヌ語の「ヌーウシ(豊漁場)」に由来しているという説があるそうです。ちなみに1869年に郡が置かれたという、古い歴史のある場所のようですね。
19.来止臥
なんかいかにも当て字って気がします。これも読めない。
「きとうし」
と読むのだそうです。祈祷師、しか思い浮かばないよ。難読地名が多い釧路町の昆布森地区にある地域です。由来はアイヌ語の「キト(行者ニンニク)」と「ウシ(群棲する)」という意味からきているのだとか。
20.生花苗
生花店って感じですね(違う)。
「おいかまない」
ぴゃー読めませんね。十勝にある大樹町に生花苗沼という沼があります。アイヌ語で「オイカ・オマ・イ(越える・入る・ところ)」という言葉に由来するのではないかと言われているようです。
21.重蘭窮
ちょうらんきゅう?全然違うようです。
「ちぷらんけうし」
ちんぷんかんぷん、ですよ!もう! これまた釧路町の昆布森地区にある場所の名前。アイヌ語の「チプ・ランケ・ウシ(舟下ろしをするところ)」に由来しているそうです。
22.一已
かずき!いっき!人の名前ではありません…
「いちやん」
や、やん?打ったら変換されるぞ!北海道の真ん中らへんにある雨竜郡にかつてあった村です。深川町・納内村・音江村と合併して、現在は深川市となっています。
アイヌ語の「イチャン(鮭や鱒が卵を産むところ)」に由来しているのだそうです。鮭っていうのが北海道っぽいですよね。
23.負箙
なんだ右側の字は!見たことがないぞ…。
「おもいびら」
と読むそうです。ひゃー。「重いビラ」 としか変換されません。「おふいぴら」とも言われています。アイヌ語の「ウフイ・ピラ(燃える崖)」が由来だそうです。
もとは十勝の中川郡にあった村で、本別村、嫌侶村(きろろ)、幌蓋村(ほろけなし)、勇足村(ゆうたり)、押帯村(おしょっぷ)と一緒に合併されて本別町になりました。
24.蕨岱
よ、読めない。どっちも見たことがある字だぞ。
「わらびたい」
と読むのだそうです。たしかに、読めなくもない地名ですね。アイヌ語の「ワルンピ・フル(蕨の丘)」が由来だそうです。だからわらびの字が使われているのでしょうね。
現在は渡島にある長万部町の駅名として残っています。しかし、2017年3月4日に廃止してしまうのだとか。JR北海道は利用者の少ない駅の廃止をどんどん決めてますからね。ちょっぴり切ないです。
25.分遣瀬
ううーん遣唐使みたいに見える。
「わかちゃらせ」
と読むのだそうです。へー。またも釧路町にある地名で、アイヌ語の「ワッカ・チャラ・セ(水がチャラチャラ流れる)」に由来しているのだそうです。チャラチャラはそのまんまだし、セはせせらぎにも近い感じがしますね。
結果…いくつ読めたのか?
- 読めた:16個
- 読めなかった:9個
最初は「余裕じゃーん」って調子に乗っていましたが、全然読めませんでした、ハイ。市町村が179あって、読めない方が絶対に多いです。
合併してわかりやすくなっている地域も多いんですけどね…道産子のくせにわかりませんでした!難しい!みなさんも北海道に来たら地名にも注目してみてくださいね~。
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aoikara
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