逃げ恥もカルテットも、どっちも見ているaoikaraです。
私、怒ってます。
というのも、最近こんな感じのニュースをよく見るからです。
こういう比較するのとか、ポスト〇〇とか、いい加減にやめませんか?
「逃げ恥」と「カルテット」について
同じ時間の同じテレビ局、という同じ枠、しかも「逃げ恥」の後に「カルテット」なので比較されるのは仕方がないとは思うんです。でも、そもそも別の作品じゃないですか。
出ているキャストも違うし、作っているスタッフも違うし、何なら放送されている曜日や時間やテレビ局は同じだとしてもクール(時期)も違うじゃないですか。比較して「逃げ恥より視聴率暴落」とかいうのは、別次元の話ではないですか?
ちなみに私は「逃げ恥」も「カルテット」も好きです。好きだからこそ、違うから良いと思うんですよ。
逃げ恥はいろんなことがうまくマッチしてブームになった
「逃げるは恥だが役に立つ」は最初から「面白そう」と思って見て、やっぱり面白くて見続けたドラマです。
ガッキーのかわいさだったり、星野源さんの恋ダンスが流行したり、時代に合った「結婚を考える」テーマだったり、いろんなものがマッチして話題が話題を呼びました。そして口コミが広がり、視聴率も大幅に上がってブームとなったんですよね。
だから、ひとつ噛み合わなかったら、ブームにはならなかったかもしれません。それでも、このドラマは面白かったと思います。ブームだから面白いのではなく、面白くてそれがうまくマッチしてブームになった。要は結果論なんです。
カルテットは好き嫌いが分かれる
「カルテット」は逆で、私は最初面白そうと思わなかったんです。何がテーマなのかよくわからなくて。ラブサスペンスって何だ?って感じで。
でも、キャストが魅力的なので、試しに初回だけと思って見ました。すると、予想に反して面白い。私にはかなりハマりました。期待値が高くなかっただけに、その反動でより「面白い」と感じているのかもしれませんが、普通に好きです。
同時に、苦手な人もいるだろうな~とも思いました。たしかに見ても何がテーマかわかりづらいですし、無駄に見える会話劇を面白いと感じる人とそうでない人がいるでしょう。好き嫌いが分かれるだろうな、という印象です。
「星野源」と「高橋一生」について
そのドラマの流れの影響だと思うんですけど、星野源さんと高橋一生さんもなぜだか知らないけど比較されまくってるんですよね。
いや、個人が比較して「好きだわ~」とか言うのは良いんですよ。問題は比較して偉そうに評価して、どちらかをこき下ろそうとする感じが見受けられることなんです。
「星野源」は「星野源」の地位が確立された
逃げ恥がブームしたことにより、その流れで大河ドラマや紅白にも出演されたことで、星野源さんは役者としても歌手としても、「星野源」としての認知度がぐっと高まったと思うんですよね。
地位が確立するのは、興味がない人でも名前を知ってる、わかるようになったとき。だから、今は「星野源」として確立されているような気がします。でも、知ってる人はずーっと前から知ってるんですよ。今の認知度に関係なくね。
「高橋一生」も知ってる人は知ってる
高橋一生さんも、知ってる人は知ってると思います。ドラマ・映画が好きな人は一度は見たことがあるし、インパクトの大きい役をすることも多いので、注目してしまう人も多いでしょう。また、コアなファンも多いです。
ファンじゃなくても知っている人は多い。ただ、興味のない人の認知度はまだ低いのかもしれません。
この認知度の違いで、高橋一生さんが「ポスト星野源」と言われているのが謎すぎるんですよ。
星野源さんも逃げ恥以前は、事務所が同じで演技も歌もやって下ネタ言うからって、ポスト福山雅治とか言われてましたし。地位が確立するというか、一般認知度が上がるまで「ポスト〇〇」って、わかりやすそうな説明ですけど当人同士に失礼じゃないですか?
二人はそもそも別々の人間
っていうか、そもそも二人は別の人間じゃん。そもそも、全く違うジャンルじゃん。ただが薄い系で演技がうまいから、同じジャンルに分けるのは乱暴じゃない?
人物を評して「ポスト〇〇」って言ってるのに、二人のこと何も知らないんだなっていうのがバレバレで恥ずかしいんですよ。「若い子はみんな同じ顔に見える」ってアイドルを見て言ってる人と変わりないですよ。
私は星野源さんも高橋一生さんも好きです。似ているからではなく、一人一人がです(似ているとも思わないし…)。特別ファンではありませんが。だからこそ、二人が違うから良いって思うんですよ。
もう、お互いのファンがいがみ合うのはやめましょうよ!
「逃げ恥」ファンと「カルテット」ファン、「星野源」ファンと「高橋一生」ファン、どちらもどちらで棲み分けしていると思うんですよ。でも、比較するせいでお互いのファンが戦争を始めてしまうことがあるんですよ。
だから、比較しても良いけど、自分の「好き」を認めてほしいがために、相手をこき下ろすのはやめましょう。
「逃げ恥が好き」「カルテットが好き」「星野源が好き」「高橋一生が好き」で良いじゃないですか。「〇〇好きで、~~と比べても素晴らしい」とか、わざわざ言わなくていいじゃん。「好き」で完結すればいいじゃん。
だから、無駄に比較するのはやめてほしい
何が言いたいのかというと、「逃げ恥」も「カルテット」も好きだし、「星野源」も「高橋一生」も好き。比較するのは良い。でも、一方が良くて一方が悪いって安直すぎる。比較して、その違いを知って、お互いの良さを知れば良いんですよ。
比較するなら表面的ではなく、細かく分析すれば良い。このコラムのように。
これは視聴率低迷を批判する記事ではないんですよ。なぜ視聴率が低いのか、逃げ恥と比較して分析しています。逃げ恥の戦略のすごさを語った上で、このようにコラムを締めているので、どちらの作品のこともよく考えてくださっていることがわかります。
今後も視聴率が劇的に上がることは予想しにくいものの、心に刺さる深さは増す一方。『カルテット』は、最後まで見続けた人にとって長年の記憶に残るドラマとなることは間違いないでしょう。
出典元:「カルテット」 ドラマ通が絶賛も視聴率低迷の3つの理由│NEWSポストセブン
視聴率を気にするのってもはやナンセンス
視聴者が視聴率を気にするのか
あと、もう一つ言いたいのは視聴率のこと。もちろんドラマを作るためのスポンサーからすると、リアルタイムでCMを見てもらえないと話にならないわけだけど。視聴者は視聴率って気にしてます?
見てない人からすると「視聴率が高いんだ~見てみよう」ってなるかもしれないけど、それよりは「面白い」という口コミがあるかどうかが、見てみようと思う基準になるのでは?
それに、見ている側からしても「視聴率が下がったから見るのをやめよう」と思うのではなく、面白くないからやめようと思うわけです。そういう人が多ければ、結果として視聴率は下がるでしょう。でも、やっぱり結果論です。
今の時代には視聴率絶対評価主義ではない
視聴率が低くても満足度が高いドラマもある。逆に視聴率は高いけど注目されただけで、内容は面白くないストーリーもある。見てくれている一人一人の視聴者にとってどうだったのか、それが問題。
視聴率が高いとすごいのはたしかにそうです。だけど、取れなかったから面白くないドラマだとはなりません。実際に、視聴率が低くても面白いドラマはたくさんあるのですから。
ドラマを録画してじっくり見たい人もいるし、一週間限定でWebで見られるドラマも多い。そういうのを利用している人はかなり多いはずです。視聴率というのは、昔は絶対的な評価だったのかもしれませんが、今は評価する要因の一つに過ぎないのでは?
リアルタイムで見てほしいけど、見られない層は絶対にいます。放送される時期や時間帯だって関係あります。なのに、視聴率だけを比較して判断してしまうのも、すごく残念です。
おわりに
私も「昔の方が良かった」とか思ったり、同じ枠の別のドラマを比べてしまうことがあるので、その反省の意味も込めて。
- 比較するだけでなく、それぞれの違いから良さを見つける。
- 合わなければ自分に合わなかっただけ。比較して下げる必要はない。
- 視聴率は指標の一つにすぎず、絶対的な評価ではない。
ってことでした。以上です。ドラマや俳優、視聴率について、また私の意見について何か思うことがあれば、ご意見をお寄せくださいませ。
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