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半沢直樹 2020年版 第7話 感想 さあ、さあ、さあ…こりゃ歌舞伎

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歌舞伎が見たい、aoikaraです。一度も見たことがないんですよね。半沢直樹にも歌舞伎役者の方がたくさん出演されていますし、ご本人たちの本業が見たい!いつかね、きっとね。

 

というわけで今回のテーマは…

 

半沢直樹 2020年版 第7話 感想

 

です。今回はもう歌舞伎やっちゃってましたね。

※ネタバレあります。

 

▼半沢直樹 2020年版 第6話の記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

あらすじ

帝国航空の立て直しを進める、東京中央銀行営業第2部次長の半沢直樹(堺雅人)。しかし、余剰人員の受け入れ先として東京セントラル証券の森山(賀来賢人)と共に計画を進めていたスカイホープ航空の新規路線の認可が突然、却下されてしまう。


金融庁から業務改善命令が発出され、金融庁長官に頭を下げる中野渡頭取(北大路欣也)の姿が一斉に報道されたことにより、東京中央銀行に対する世間の風当たりは益々厳しいものとなっていた。

 

これらの出来事を裏で動かしていたのは、国土交通大臣の白井亜希子(江口のりこ)だった。本気を出した政府の容赦ない圧力に追いつめられていく半沢。だが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は、紀本(段田安則)なのかそれとも大和田(香川照之)なのか…。

 

そして、債権放棄への回答期限である「タスクフォース合同報告会」の日が刻々と迫る中、半沢は、最後の望みをかけて、開発投資銀行の谷川(西田尚美)の元を訪れる。

 

果たして半沢は裏切り者を見つけ出し、倍返しへの糸口をつかむことが出来るのか!?

 

参考元:あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』

 

面白かったシーン・ぐっと来たシーン

  • やったー!やっと児島さんがしゃべったー!しかもめっちゃ有能そうな秘書だ!
  • 白井大臣の「わ・か・り・ま・す・よ・ね?」が絶妙にいらつく感じだ~。2回目は半沢がさえぎって「わかりませんね!」と言い返していて、スッキリ!
  • 半沢は敵とみなした人間への当たりが本当にきついというか、心から軽蔑しているというか、曾根崎を「へなちょこ」呼ばわりですよ。かわいそ。
  • 役員会議での大和田、「私が必死に恩返ししようとしているのに、君は屈辱の倍返ししようとするのかね!」「債権放棄しなさい!」「よし、債権放棄!絶対です!ですです!」みたいなの、何なのw「本気!超本気!」とか子供のケンカかよw
  • わー渡真利ってば、紫のネクタイ似合うなぁ。
  • 小料理屋で「おかえり!」って花ちゃんに言われて、「ただいま…ちがーう!!!ってなってる半沢が面白すぎました。
  • その隣で渡真利が「わー花ちゃーん!久しぶり!」ってテンション上がってるのも楽しかったです。
  • 大和田、またまた半沢に絡む「どーとかすーとかぴーとか」ってもう何言ってるのw
  • 半沢に対抗するフリをして、説得力を持たせるために“演技”をしていた大和田。「君に見抜かれるとは、私の演技もまだまだだな」と言う大和田に、「ええ」とあっさり言ってのける半沢、にらむような大和田が面白かったです。その陰に役者さんたちがいるってのもあって、より面白いシーンでした。
  • 半沢が大和田に協力を持ちかけると、ふんぞり返って「7文字の言葉」を要求されていましたね。半沢が小さい声で「おねがいします」と言うと、「聞こえなーい」と返されて、「おーねーがーいーしーまーす」と怒鳴っていたのは面白すぎました。なんだこれ?何のドラマだ?面白い、もっとやりましょう!w
  • 半沢と大和田が曾根崎を追い詰める「さあ」「さあ」「さあ!」「さあ!」「さあ!」「さあ!」「さささあああ~さあ!」は何なのw歌舞伎なの。
  • そして曾根崎もあっさり「1000万です」と義理立てより金を取るへなちょこ性分もよかったですね。しんみりした声出しちゃってさ。
  • 半沢がタスクフォースと帝国航空の投資銀行との合同報告会で「債権放棄を…拒絶します!」って宣言したとき、部下の子が「うええええっおおえ!!!?」みたいに戸惑いすぎてて笑いました。後で「内蔵飛び出そうになりましたよ~」って言ってたけど、本当にそんな感じの声でしたw

 

気になったシーン

  • 森山君が病院で眠っている予告を見て政治的思惑かと思いきや、頑張りすぎの不注意だったんですね。事件性はなくて、とりあえずケガだけで済んで本当によかった。CMでやってたけど、「第一生命」に入っておかないとね!
  • 乃原、マジでむかつく!「大臣に忠誠を誓う」って言い方がうへぇって感じでしたね。なんだろう、ぞわぞわする。
  • 半沢がタスクフォースに話しに行くときに、後ろにいるガタいのいい人が気になる…。予告でもいらっしゃった気がするぞ!
  • 乃原、会見でマイクがーんおいてキーンなってたの、音声さんに怒られろ!
  • 東京中央銀行の役員会の方々、そんなにころころと意見を変えていいのか。自分がないのか。まあ、自分の立場と照らし合わせて、自分にとっての損得勘定をしているんだろうなぁ。どっちの方が安パイか、みたいな。
  • ドラマの演出上は仕方ないのですが、融資額の低い順から方針発表ってあるんですかね。開発投資銀行がまだ来てなかったってのもあるのでしょうが、一般的にはどうなんだろうなと知識のない私としては気になってしまいました。
  • 崩れ落ちた白井大臣、こわかった。自分がすべきことを成し遂げられなかったというよりは、背後にいる箕部さんへの恐怖感が強かったように思いましたが、真意はどうなんでしょうね。
  • 今回は帝国航空の人がほとんど出ていなかったので寂しかったですね。

 

個人的に「お?」とか「あ!」とか思ったシーン

  • 半沢に500億円の債権放棄を受け入れろ、と詰め寄る大和田の「和平のための手打ちの金」というセリフが、なんだか真田丸っぽいなぁと思ってしまいました。いいよね。

 

感想

「正しいことは正しい、間違っていることは間違っている」

今回、私は半沢の言葉にぐっと来てしまいましたね。

 

「正しいことは正しい、間違っていることは間違っている」

 

たしか、半沢が前のシリーズでも言っていたことだと思うんです。それを示すために頭取は金融庁の業務改善命令を受け入れたのではないかと言います。

 

中野渡頭取はいつも言葉が少ないです。いつも微笑んでいるような、険しいような厳しいような、表情をしています。でも、半沢のこの強い言葉を聞いたときだけは、ぐっと目に光がこもっているような気がしました。

 

たしかに、捉え方によっては、東京中央は一企業に金を取られたくないあまり、自社企業の利益のために身勝手な行動をしているようにも見えます。切り取られ方によってはね。でも、世論に応えるのではなく、本当に正しいことをする。

 

これって難しい。だって私も“世論”の一部になっているときはあって、そのときと違う行動をしていると「民意をないがしろにしてるよね」とか思っちゃいそうだし、言っちゃいそうなんですよ。

 

何が正しいのか、本質を見極めているのかなぁと、自分に問いかけたい気分にもなりました。

 

銀行員たちの「ネジ」たる勇気に感動!!!

世間も東京中央銀行内でも、「債権放棄を受け入れる」が既定路線になりつつありました。が、半沢は「メインバンクの開発投資銀行が債権放棄を拒絶したら準ずる」、という条件付きにしました。なんとか首の皮一枚つながった状態ですね。

 

半沢は開発投資銀行の谷川さんに会いに行きますが、また国土交通大臣の白井さんが開発投資銀行に来て、圧力をちらつかせていました。その結果、スカイホープは開発投資銀行から融資を受けられないことに…。

 

開発投資銀行は官僚の天下り先でもあり、政府の意向は絶対なので、谷川さんもできることが限られていたわけで。

 

それでも谷川さんは別の銀行を紹介するなど、できる限りのことをしてくれました。さらに半沢は本人の気持ちを聞いて、説得しようとしましたが…

 

「私だってわかってる!債権放棄すべきなのよ!」

「したくてもできないことはあるの!!!」

 

あんなに取り乱していて叫んでいる谷川さんは想像もできなくて…うーん、つらい。谷川さんのお父さんも銀行員で、「貸すも親切、貸さぬも親切」と言っていたことを話してくれていましたね。それでも、できないことがある。

 

合同報告会になり、帝国航空に融資している6つの銀行が一同に集まりました。みんな本当に表情がしんどそうでしたね。そりゃそうだよな。債権放棄するのは大金でそれぞれの銀行にとっても痛手だし、東京中央銀行だけでなく他の銀行も政府からの圧力もあったんだろうってドラマの描写ではないけど、そんな想像をしました。

 

最初に発言をして大東京銀行の人、「主力銀行、準主力銀行の決定に準じます!」と勇気を持って言ってくれて、その後に良い流れができました。

 

そして、半沢はきっぱりと「債権放棄を拒絶します!」と宣言。まだ開発投資銀行から人が来ていない段階でしたが。

 

そして、谷川さんが遅れてやってきて、「債権放棄を…見送ることに決定いたしました!」と宣言。半沢に見えるよう小さくガッツポーズしていて、ものすごく力がこもっているなと感じました。かっこよかった!

 

銀行が一つになった瞬間は、ぐっとくるものがありました。拍手しちゃってましたしね。谷川さん、やっぱり素晴らしい銀行員だったんだなぁ。やると決めたことは絶対にやる、鉄の女らしさが発揮されていました。本当にカッコイイ!

 

半沢へのメールでの知らせ方もまあおしゃれですよね。「貸さぬも親切」って、もうそれで全てがわかる感じね、最高だな~。

 

白井大臣は、飛行機でいうところの自分は機長、銀行員は「ネジ」だと言ってましたね。でも、半沢の実家はネジ工場。ネジがどんなに大切で、どれだけ重要かよくわかっているから、なんとまあ皮肉だなぁと思ってしまいました。

 

やっぱり、ネジたちは、銀行員たちは強かった!

 

やっぱり裏切り者は紀本かあああ!!!

政府に情報を漏らし、さらには曾根崎を利用して裏切り者は大和田か、紀本かという前回。役員会での大和田の挙動から、半沢は「紀本だああああ!」と確信した目をして(言ってはいない)、そして紀本も「見つかった!」というような表情をしていました。

 

やっぱり紀本か、だよね。原作に出てくるもんね。怪しいと思ってたんだよ、という謎のどや顔をしている私です。

 

濃い~半沢布陣の俳優さんたちの中で、段田安則さんはご自身や演技を「お茶漬け」とおっしゃっていました。たしかに、濃い~から段田さんで中和されていてありがたい。でもね、それがいい。今までにいない敵で、最高に楽しみなんですよ。

 

それでも段田安則さんが大いに崩れるところが見られそうなのは楽しみ。どーんと派手に崩れてほしいなぁ。そこもお茶漬けなのも、すごくおいしいと思いますけどね!

 

半沢&大和田って何なの?仲良しなの?

半沢と大和田は、もはや憎しみを超えて、どういう関係なんでしょうね?大和田はまさかの演技で半沢に絡んでるし。かと思ったらなんか感動してるみたいな顔してるけど、なんだこれ。「うわー打てば響くじゃん」と思ったのかな。

 

いつも敵ばかり騒いでいる(とっても良い意味で)印象ですが、やっと半沢も騒げましたね!(やっと…?)

 

「おーねーがーいーしーまーす」

 

とか、

 

「さあ」

「さあ」

「さあ」

 

とか!堺さんも役柄的に真面目な演技が多いから、今回はけっこうふざけられて楽しかったんじゃないかなぁ、とか勝手に思っていました。

 

箕部幹事長、こっっっっっっっわ!!!

いやあ、箕部幹事長こわいよ。

 

「徹底的にやりなさい」

「悪い芽は根元から断ち切ってやりなさい」

 

と静かに言うセリフでさえもうこわかったんですけど、合同報告会での失敗に対して、白井大臣に声を震わせていましたね。

 

「私に逆らうんじゃあないよお!!!!」

 

予告でも流れていたけど、実際に見ても、いやあこわかった。白井大臣震え上がっていました。私も見ていて震え上がったよ。こわいよ。

 

そういえば、演じている江口のりこさんは、箕部幹事長役の柄本さん率いる劇団の所属らしくて、もう本当に怖くて「あれは演技じゃない」とおっしゃっていました。こわかったなぁ。

 

しかも箕部幹事長と中野渡頭取が会っている!?いったいなぜ?ただ呼び出しただけ、というより何か関わりがあるのでしょうか。

 

白井大臣の変わり身、ありそうじゃない?

女性らしい柔軟さがあるのが、白井大臣の敵っぷりとして素敵なところですよね。真っ正面ではなく、ひらりと柔でかわしていく感じ。「わ・か・り・ま・し・た・よ・ね?」とかもまさにそうで。

 

でも、花ちゃんによると、白井大臣がキャスター時代は「庶民の味方」だったはずなんですよね。それが今や権威を見せびらかしている。ただ支持を集めたいという意味では同じ姿なのかもしれないけど、今の白井大臣は本質ではないのかも?

 

箕部幹事長に「客寄せパンダ」「票集め」的なこと言われてたしなぁ。もし過去に白井大臣の本質があるのだとすれば、その過去を思い出して、もしかしたら半沢側についてくれる…かもしれない?というちょっと突飛な予想をしてみました。果たして…

 

女将、何者?

花ちゃんのおかげで、女将が元銀行員だと発覚しました。しかも、中野渡頭取の部下?

 

女将さんは紀本の話題が出るたびに、妙に暗い顔をしていたので、何か関係があるのかなと気になってはいたのですが…。予告では喪服姿で手を合わせていました。旦那さんかご家族を亡くしたのかな。まさか紀本か中野渡頭取のせいで?

 

まだ明かされていない部分が、物語に大きく関わってきそうです。

 

今回は以上!

 

あれ、私の見間違いでなければ、予告に「タブレット野郎」がいた気がするんだけど!あれれ?懐かしい!さらに黒崎も?まーだまだ気になりますね。うおー、見届けるぞー!

 

 

 

aoikara

 

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