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【ドラマ】コード・ブルー THE THIRD SEASON 第3話 ネタバレ&感想 命の重さって何だろう

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ドラマを観て感情を動かされるって、何か良いことだなぁと思うaoikaraです。人の心を動かせた瞬間、動かされた瞬間って、なんだか感動しませんか?

 

というわけで今回のテーマは、心動かされたドラマの…

 

コード・ブルー THE THIRD SEASON 第3話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第3話のあらすじ・ネタバレ

二人は同棲中

白石恵(新垣結衣)の家に一緒に住むことになった緋山美帆子(戸田恵梨香)。だが、緋山が食べかけのおにぎりを置きっぱなしにするなど、生活の違いから少々のストレスを感じる白石だった。

 

藤川の決意

藤川一男(浅利陽介)は自分が運転する車の中で、冴島はるか(比嘉愛未)と一緒。「結婚しよう」と言い出す。しかし、冴島はあまりうれしくなさそう。「妊娠していなかったら結婚しようって言った?」とあやふやな態度に腹を立てているようだった。

 

フェローたち

フェローの灰谷修平(成田凌)はずいぶんと早い時間から病院にいて、同じフェローの名取颯馬(有岡大貴)や横峯あかり(新木優子)も驚く。今日ヘリに乗ると、灰谷は意気込んでいた。

 

息子が望む意外な物

救命救急部の部長・橘啓輔(椎名桔平)は、入院している息子の優輔(歸山竜成)に新聞を持って行く。優輔がなぜ新聞を読みたいのかは明かしてくれない。

 

ピアノ少女

救命のカンファレンス終了後、藍沢耕作(山下智久)は連絡を受ける。天才ピアニストの天野奏(田鍋梨々花)が病院で訪れていて、即興で作った曲を弾いている。そこに藍沢がやってきて、「なんでいる?」と聞く。手術の説明を聞きに行けと諭す。「危険だ。もう待てない」と。

 

「手術しないとダメなのかな?」

 

奏はつぶやく。

 

その頃、奏の両親は脳外科医の新海広紀(安藤正信)から説明を受けている。父親は一日でも早い手術を求めるが、母親は奏がピアノを弾けなくなるかもしれないことを懸念していた。

 

命より大切なこと

藍沢は思う。命と、その人が命より大切だと思っているもの。どちらかを選ばなければならないとして。その人が命を捨てても大切なものを選びたいとして。それでも、医者は命を優先する。

 

新海という男

新海と藍沢はエレベーターで奏について話し合い。手術をせずピアノを続けたいという奏の意見に対して、新海は「若いから死が漠然としているんだろう」と意見を述べる。

 

そこへ白石がやってきて、新海はうれしそう。藍沢と白石の仲が気になって聞くが、何もないと知ると、白石を食事に誘う。白石はその真意をよくわかっていなかった。

 

本日の救命

緋山とナースの雪村双葉(馬場ふみか)は救命の打ち合わせ。明日のヘリに冴島が乗ると知って「安心」という緋山に、「私も一人で大丈夫です!」と主張する雪村。

 

藤川は冴島のことで悩んでいる雰囲気を醸し出すが、緋山に聞かれても詳細は答えない。また怒られるかもと心配して。

 

横峯は雪村に冴島は厳しくないかと聞く。雪村は完璧なナースが担当で良かった、と強気で返す。横峯は雪村を「ハートが強い」と評する。

 

変わった重体患者

救命に渓谷から落ちたという料理人の男性がやってきた。重体なのに釣った魚を気にしている。変わった人物に緋山が「ちょっとタイプ」と治療しながら気になっている様子。

 

ドクターヘリの不測の事態

ドクターヘリが要請されて、白石、灰谷、冴島が乗ることに。公園で倒れていた男性をヘリに乗せて運ぶ。男性が機内で嘔吐した後、冴島が倒れる。灰谷も具合が悪そうだ。何が起きたかと思っている白石も、目の前がぼやけ始める。

 

白石は藍沢に連絡を取り、「機内の空気が汚染されているかもしれない」と状況を伝える。冴島は意識不明。吐き気・めまいなどの症状が現れていると。患者が毒物を飲み、それを吐き出したのかもしれないとのこと。藍沢は除染の準備をすると応答した。

 

何も知らない藤川や緋山が病院に戻ると、大移動が始まっていた。ヘリで汚染しているかもしれない患者が来るので、立ち入りを禁じることになったのだ。「ヘリが汚染」という言葉を聞き、冴島を思い出して藤川は走る。

 

毒物の特定

病院についた白石と灰谷はよろけながらも歩ける。しかし、冴島は意識不明。現場は騒然としている。救命にやってきた藤川は、目を覚まさない冴島を見つける。すでに20分経っていて、何も対処できていない状況に藤川は激怒。

 

藍沢は白石や灰谷に症状を細かく思い出すようにと指示する。灰谷がいろんな症状を挙げて、そのうちの「甘い匂い」という言葉に藍沢が反応する。白石は「私は感じなかった」と言う。藍沢はそれをシアン化合物だと特定し、冴島に解毒剤を投与して、なんとか難を逃れた。

 

藤川の後悔

ヘリで運ばれた男性は秋本(戸田昌宏)と言い、おそらくはシアン化合物で自殺使用としたと結論づけられる。ICUに秋本と冴島もいる。冴島には後遺症が残ったり、植物状態になるかもしれない。

 

冴島に寄り添う藤川。そばにいる藍沢に「信号が全部青だった」と話し出す。忙しい藤川と冴島が落ち着いて話せるのは、通勤途中の車内だけ。だから、妊娠したことについて、今後のことについて、車内で話そうとしていた。しかし、今日に限って全部青だったと。もし、1つでも赤だったら言えてた。

 

「お腹の子のためにヘリを降りてほしい」

 

と。秋本は意識が回復した。毒が溶けきる前に取り出せたからだと。藤川は「なんで…」とつぶやくしかなかった。

 

それぞれの事情

フェローたちは秋本について話す。認知症の研究をしている偉い教授らしいが、開発競争に敗北していた。それが自殺の原因ではないかと考える。

 

藤川は冴島のそばにいて、カルテを見ている。藍沢は休憩所で休んでいたが、眠れず朝を迎えた。

 

ICUの状況

ICUでは、料理人の緒方博嗣(丸山智己)を緋山と藤川が見ている。重症にもかかわらず、仕事の指示を出す緒方。緒方はもう腕が使えなくなりそうという状態に、折り合いを見て話すことにする。

 

同じICUで、秋本の元には妻がいた。「あなたが死にたくなる気持ちはわかる」と言うが、「おまえにわかるか」と秋本は悪態をつくばかり。

 

息子は気づいていた

橘は優輔の元に行く。毒物汚染事件を気に懸ける優輔。新聞を読みながら「お父さんも子供の事故とか気になるの?」と問いかける。「ドナーになるかなって」と。息子のするどい言葉に橘は何も答えられない。

 

命より大切なものを失うとき

ICUにて、まだ秋本は妻の励ましに悪態をつき、「俺の前から消えろ」とまで言う。それを聞いていた緒方は「あんたに研究は無理」と言い放つ。長年世話をしてくれた妻への態度がひどい奴に研究で結果なんか出せないと。「先を越されたから死ぬなんて弱い」「負けた自分を認めたくなくて逃げただけ」と続けて。

 

緋山は何度も止めて「どんなに強い人も心が折れる」とも言う。そして、「あなたも一生包丁が握れなくなったら?」と言ってしまう。「俺はない。そうだろ?」と返すが、緋山は答えられない。そして、手足の麻痺が相当シビアだということを打ち明けた。

 

緋山と白石は救命で話す。秋本を精神科にコンサルした。落ち着いたので一般病棟に移るとのことだった。

 

大切なものを失った人生

藍沢はまた奏に会う。「手術はする」という奏だったが、「ピアノを弾かない生活って?」と先のことが気になっている様子。藍沢は「俺にはわからないな」と答えて、奏は「私、生きていけるのかな」と不安を口にした。

 

緊急事態

秋本が病院から飛び降りた。藍沢と緋山が手術に取りかかる。いろんな処置を施すが、出血が止まらない。藍沢はダメージコントロールをすることを決断。

 

秋本の妻に事情を話す。ダメージコントロールとは、輸血が多くて血液が凝固しないので、一旦手術を中断して全身状態の回復を待つこと。24時間後に、手術を続行するのか、しないのかを決めると宣告する。

 

目を覚まさない

ICUでは冴島が横たわっている。まだ目を覚まさない。藤川がつらそうに傍にいる。

 

医者をやる理由

秋本の様子を見て、横峯は「もし医者はやれませんと言われたら、平気?」とほかのフェローたちに来る。名取は「本気で医者をやりたいわけじゃない」と答える。真面目な答えだが横峯は聞いておらず、灰谷にも同じ質問をする。灰谷は答えられず、白石を見ていた。

 

生きるべき理由とは

藍沢は秋本の妻に「夫は本当に生きたいと思っているのでしょうか?」と聞かれてしまう。研究しかない秋本がそれを失ってしまったらどうしたら良いのかと。

 

奏も手術をするとは言いながら、同意書にサインは書けなかった。緒方は思うように手を動かせず、緋山はそれをつらそうに見ていた。冴島のそばでは藤川が見守っていた。

 

体が生きるから

24時間後、秋本の出血は止まり、手術は再開。組織が壊れないように、ゆっくりゆっくりとガーゼを剥がしていく。失敗すると、また最初からやり直しになる。それを聞いて、灰谷は慎重にガーゼを剥がしていく。

 

最後の1枚は白石が取り、出血が止まった。秋本は助かった。

 

藍沢は秋本の妻に、「秋本の体は生きたがっていた」と告げる。同じケガで死ぬ人もおり、ダメージコントロールは生命力に問いかける方法だと。心が答えてくれるのは時間がかかるけど、体は生きたいと答えてくれたと。

 

希望の光

ICUでは冴島が目を覚ました。藍沢が診察すると、麻痺もなく傷害もない。藤川は涙を流し、「良かった」と噛みしめるように言い、笑っていた。冴島も藤川を見て、笑顔になった。

 

緋山は緒方に人生を左右することを突然言ってしまったことを謝罪する。しかし、緒方は「じっくり言っても時間の無駄」「起きたことはどうしようもない。今どうするか」と前向きに答える。むしろ、早く言ってくれた緋山に感謝する。

 

藤川の冴島への思い

藤川は冴島のもとへ訪れ、「妊娠してなかったら結婚しようって言ったのか?」という質問に答える。しかし、「よく考えたけどわかんない」とのこと。ちょっと怒り気味な冴島。

 

ただ、「今の気持ちならはっきりわかる」という。「はるかと生きたい」と。「お腹の子と三人で。増えるならその子とも一緒に。ずっとはるかと生きていきたい。だから、結婚してほしい」

 

冴島は涙を流して、目を覚ましたときに最初に思った人のことを話す。それは藤川では泣く、お腹の赤ちゃんだったと話す。二人は思いが通じ合い、笑い合う。

 

臆病者

救命では灰谷が自分のことを話す。ヘリに乗っていたとき、患者のことも冴島のことも考えられなかった。自分は臆病者だから、医者に向いていないと言うのだった。

 

白石は「ダメージコントロールのポイントは?」と突然灰谷に聞く。いろんなことを答える灰谷。それも正しいとした上で、白石は無理に続行させると最悪の事態になる。中断したから秋本も生きていると話す。

 

「その判断ができたのは、藍沢先生にも臆病な一面があったから」

 

と言う。灰谷は医者に向いているかはわからないと。白石自身も、自分は医者に向いていないと毎日思うと打ち明ける。しかし、「臆病」であることは医者の素質として必要だと諭した。

 

その場で話を聞いていた藍沢は、シアン化合物について話す。甘さを感じる人間は40%で、それを感じた灰谷のおかげで患者と冴島を救う行為に貢献したのだと告げる。

 

図太い女

一人で食事をしている雪村のもとに、横峯がニコニコと近寄る。雪村は横峯の方がよっぽど強いと思うのだった。

 

奏の涙

藍沢は奏がピアノを弾く場にいた。秋本のことを知っているらしく「死のうとした人の気持ちがわかる」と言い出す奏。藍沢に泣きながら、か細い声で「弾けなくしないで」と頼む。名前の書けない同意書を見て、「やっぱり怖い」とつぶやくのだった。

 

藍沢の苦悩

藍沢は思う。命と、その人が命より大切だと思うものがあって。どちらかを選ばなければならないとき、医者は命を優先する。命さえあれば、大切なものを失うつらさがあっても、乗り越えられるからと。

 

白石はエレベータで乗り合わせた藍沢に奏の話をする。「難しい選択だよね」と。「彼女が普通の女の子だったらこんなに悩むことはなかった」と言う藍沢。医者はどうしたら良いのかー。

ーーーーーーーーーー

と言う話でした。今回もなかなかに重いテーマでしたね。というわけで、詳しい感想を書いていきます。

 

第3話のGOODポイント

  • おにぎり食べかけはダメでしょ!
  • 奏が脈拍のピッという音や、救急車のピーポーから連想して作っていたピアノの曲が本当に良かったです。あの曲のクオリティが高いし、あれ好きです。サントラに入れてくれないかなぁ。

 

第3話の気になったポイント

特になし

 

感想

命と、その人が命より大切だと思うもの

というのが今回のテーマでした。難しいですよね。その人自身も、病から救うべき医者としても。医者という立場であれば、ただ目の前の患者の命を救えば良いけれど、人としてそれだけで良いのだろうか、誰もが悩むところ。

 

いろんな人が描かれていて、今までの話の中では私は一番好きな回でした。

 

命よりも大切にしたい

研究が失敗して何度も自殺しようとした男性や、天才ピアニストの少女にとっては、命よりも大切なものがあったのでしょう。命が救われたとしても、それ以上に大切なものを失ったら、生きていく価値がないというくらいに。

 

この気持ちもわからないでもないです。でも、私はどちらかというと、男性の奥さんや、少女の両親の気持ちの方がわかる。生きていてほしい、本人にとっては理不尽でもそう思ってしまうなぁ。

 

命さえあれば

逆に、一生包丁が握れなくなるかもしれない料理人は、とても前向きでした。命さえあれば前を向いて生きていけると、すごく強い人だった。絶望もしたと思うのですが、あの明るさは本当にすごい。

 

エゴかもしれないけれど、生きていてほしいんですよね。生きてさえいれば、別の道筋が見えてくると思うんだけどな。本人からすると酷なんだろうな。難しいテーマでした。

 

命で命をかばうしかない

橘先生と優輔君の話も、なかなかにシリアスでした。新聞を読んで、移植できる相手がいないかなって探していると気づいていましたよね。子供ながらに。

 

優輔君が生きるために、誰かが死ななければならない。誰もいなければ、優輔君が死ぬ。この現実、つらいなぁ。親としては子を助けたいけれど、同時に誰かの死を願っている気がして、それを子供に気づかれて…切ないなぁ。

 

自殺したい男性には人を殺しかけたことを伝えるべき

ただ、2度も自殺未遂をした男性は、自分がしでかしたことをきちんと知るべきだと思います。1度目の自殺で、3人もの人間に被害が及び、1人は植物状態で一生を過ごすことになったかもしれないこと。下手したら死んだかもしれないこと。

 

自分の行為で人を殺していたかもしれない、ということを伝えるべきだと思いました。絶望の中でそんなことを聞かせるのはひどいのかもしれないけど、あまりにも自分勝手すぎてもやもやしました。

 

つらいのはわかるし、それに寄り添いたい。全部を理解することは到底難しいこともわかる。でも、言うべきだと思う。人を殺してまで自分も死にたいのか、と。それは死刑を望んで人を殺す行為と変わらないと思っちゃうなぁ。

 

藤川らしい思いが届いて良かった

頼りなくてお調子者だけど、とことん優しい藤川。だからこそ、「結婚」によって冴島さんの仕事を奪ってしまうのが不安だった。子供ができて、結婚を決意して、そうじゃなかったらなんて気持ちは全くわからない、と言ってしまうのも藤川らしかったですよね。

 

だけど、今、そしてこれからずっと一緒にいたい、というセリフはなんだかじーんと来ました。良いプロポーズだ。そういうことなんだよね。未来をきちんと見据えていて、それでも藤川らしい言葉が良かったです。

 

“臆病”であってほしい

医者って決断とか勇気とか、“強さ”を求められる仕事ですよね。なよなよ~っとしたフェローの灰谷君は、たしかに強い藍沢とは対照的。特に救命の医者たちはみんな強くて、自分は違うと自信を失いかけていたんでしょう。

 

でも、白石が「臆病」は武器になるとアドバイスをしてくれていましたね。藍沢の「臆病」が患者を救ったのだと。灰谷君はおどおどしているけど技術には問題がなさそうなので、あとは自信だけ。「臆病」を「強み」に変えられるといいなぁ。

 

今後の伏線

看護師

「一人でできるもん!」みたいな看護師の雪村さんが、何かしらトラブルを起こしそうな気配を感じます。冴島さんも産休に入りそうですし、一人で本当に大丈夫なのかしら。

 

名取

「医者になりたい」と強く思ったことがないという名取。家に関係してきそうですね。だいたい想像は付きますが、本気で医療に向き合うようになるのでしょう。

 

まあ、定番な展開がみんな好きなのよ。

 

次回:救命

藍沢の元に、奏がけいれん発作で入院したと連絡が入る。それでも手術をしないという奏を藍沢は説得したいが言葉が浮かばない。一方、橘の息子・優輔の容態が急変。フェロー達もドクターヘリで緊迫した現場に向かい…。

次回もなかなかハードそうですね。明るい空気なので見られますけど、現実だったら厳しいことですよね。

 

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