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anone 第3話 感想 生きるの裏側に死ぬがある

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人生は表裏一体だなぁなんて思うaoikaraです。今日は短くまとめて。今回のテーマは…

 

anone 第3話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

 

▼anone  第2話 記事はこちら

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第3話のGOODポイント

  • 亜乃音とるい子の会話劇が絶妙でした。詳しくは感想で書きます。
  • 予告で亜乃音が万平さんに「ありがとうございました!」って言っているのは、いろいろ心が張り詰めていたけど緊張が解けました、という感謝の言葉なのかと思っていました。が、ただ早く帰ってほしかっただけでしたwその自分の中でのすれ違いが妙に面白かったです。

 

第3話の気になったポイント

  • 中世古はなんとなく独り身なんだと思ってました。子持ちかぁ。不思議がいっぱい。
  • そして、るい子が子持ちなのも意外。

 

感想

舵の優しさの根源が切なかった

今回の話は本当にいろんなことがありました。いろいろありすぎて、それでもドラマとしてはまとまりがあって。私が文章にしたら散漫になりそうです。

 

まず舵。舵はなぜか底抜けにお人好し。なぜだろうと思っていたら、“子どもができない体”ということで婚約者と別れた過去がありました。だから、何かにつけて「俺なんか」と口癖のように言うのでしょうね。カレー屋を始めた理由も「何かを作り出したい」というので切なかったです。

 

誰かが舵のそばにいて「そんなことない」「あなたはあなたがいるだけで意味がある」って心の底から思って言ってあげてほしかった。でも、元同級生たちは舵の状況を知っても、そうやって言う人はいなかったんだろうな。

 

舵の優しさが、自分への深い深い劣等感から来たものなんだと知った瞬間はとてつもなく切なかったです。ハリカにも西海にも優しかった。

 

るい子や西海は「死にたい」と言っていました。それを舵は止めました。そのときの言葉って、きっと舵が自分自身に言いたい言葉だったんじゃないかと思うんですよね。

 

婚約者に見捨てられて、店を始めて、友達に騙されて、お金もなくて。「死にたい」って思ったことが一度や二度ではないと思います。それでも、死ぬことを目前にしたとき、「死にたくない」と思ってしまった。と、るい子にも西海にも言いたかったのだと思います。

 

しかし、西海は自ら死を選びました。

 

西海を自殺に追い詰めたものは

西海は登場してからストレスを与え続けるキャラでした。偉そうで命令してくるくせに、自分が偉そうに命令されるのはたまらなく嫌で、ぞんざいな態度で接し、頭は悪いのにそれを認められず、暴力も厭わない。

 

でも、動物好きで指名手配されているのにフェレットを返しに行くなど、極悪人というわけではない。彼の中にも良いところはある。それが人間らしいなと思うところで。

 

そんな彼は上司を拳銃で撃ち、自らも拳銃で頭を撃って自殺しました。なぜだったのか。

 

想像ですけれど、西海は子どもの頃から舵のことをバカにしていたのではないかと思います。昔は純粋な友情があったのか、それとも見下していた要因だったのかまではわかりません。ただ、西海が自殺した場所にあった看板に、舵をバカにしたような落書きがされていました。あれは西海がしたのではないかと。

 

大人になって、上司から偉そうに命令される日々。そのストレスから、見下していた舵を同じように扱った。でも、取り返しの付かないことをして、人生は破滅。そんなときに、見下していた奴は命令を逆らおうとするし、挙げ句の果てにバカでもわかるような「俺、死ぬんだ」という嘘で説得しようとしてきた。本当は嘘ではなかったのですが。

 

こんな奴にまでバカにされているのか、という絶望感が拳銃と自殺の引き金になったのではないか、と思いました。となると、るい子が言っていたように、西海は頭が悪かった。バカだった。バカですよ。舵は本当のことしか言ってないんだもん。

 

寂しさとか悲しさはないけれど、舵のことを思うとなぁ…という気持ちになってしまいます。

 

るい子と亜乃音の会話劇はさすが

るい子が娘だと思い込んでいるハリカを人質にして、亜乃音に身代金をせびりに行くシーンの二人の会話劇は見事でした。ああいうのって、ドラマだとだいたいスムーズに進むじゃないですか。

 

だけど、本当のことを話すわけにもいかないから嘘を吐いて、だから言葉が変になったりして。とはいえ、るい子も脅されている側だから本当のことも織り交ぜて。

 

聞かされている亜乃音は亜乃音で、今日はいろんなことが起こりすぎて意味不明だし、戸惑う。全然、噛み合わない。演じている小林聡美さんと田中裕子さんの演技が、本当に見事でした。なんでしょう、あれ。

 

絶対にありえないのにリアルに見えてしまうという不思議さがありました。

 

亜乃音とハリカの絆のようなもの

亜乃音はさらわれたのがハリカだと知って、家を荒らしたのはハリカではないと知ったからこそ、うれしかったのかなぁと思いました。絆のようなものが二人にはあったし。1000万円を渡した理由は、一言では語りきれないです。なんだったんだろうなぁ。

 

娘に対する思いとは全く違うでしょう。見返りを求めているわけでもないでしょう。でも、心を許していた相手の命を救うためならと、亜乃音を動かすものがあったのかもしれません。うーん、言葉で表現するのは難しいね。

 

中世古の偽札への執着心の理由

中世古は亜乃音の会社で働いていた従業員だったんですね。ということは、夫と一緒に偽札を作っていたのでしょうか?あの技術力はすごかった。

 

しかし、そうまでして中世古が偽札に執着するのはなぜなのでしょう。単純に技術者としての興味でしょうか?お金に執着しているというよりは、偽札作りの沼にはまっているように見えます。

 

そもそも、なぜ亜乃音の父親は偽札を作っていたのか。お金が必要だったのかな。娘の玲のためとかで。そこに中世古が偽札を作る理由もあるのかもしれません。

 

るい子のお金への執着心の理由

偽札とこっそり交換して、本物の1000万円を持ち去って、一人で逃げたるい子。彼女は警察にいたとか、「死にたい」とか言いながら、生きることに必死な気がします。そして、妙にお金への執着心が強い。

 

そりゃあ、誰だって大金を見たら「欲しい!」とは思います。燃やしている人がいたら「なんで?」とも。しかし、その人の自宅に忍び込んでその理由を探ろうとまではしない。まして、1000万円を手にするチャンスがあっても、それを実行はしない。でも、るい子はする。

 

彼女がどういう人なのか、わかるようでわからないです。妙にイラッとさせる部分もありますし、説得力のある言い方もしますし、掴みきれない人物です。次回、そこらへんが明らかになりそうです。

 

次回:1000万円と女

1000万円を奪ったるい子は女子高生とアパートで暮らしていた。一方、中世古は亜乃音の事務所を訪ねて、機械を使ったことを密かに確かめる。妻子と質素に暮らしているはずなのだが…。

 

ハリカは亜乃音の家に身を寄せる。お金の行方や彦星の体調を心配していた。舵はるい子がお金を奪ったことを知って、ハリカと一緒にるい子の家にたどり着く。そこで、るい子の過去を知ることになる。

 えっ、女子高生と同居!?予告の映像では、その子がるい子のことを「お母さん」と言っていますしどういうこと!?バスの中で会っていた女子高生のようですが…もう頭の中が「?」マークだらけ。

 

そして、るい子の過去も気になります。家族がいたようですが、るい子にどういう過去があるのか…。次回も見逃せなさそうです。

 

 

aoikara

 

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