中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

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anone 第1話 感想 先が全く読めなくて、だから気になる

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「あのね」と言われたら身構えてしまうaoikaraです。「あっ、話を聞かなきゃ」って気持ちになりますよね。そういう呼びかけとして有効なのか。活用しよう(._.)φメモメモ…

 

というわけで、そんな名前のドラマ…

 

anone 第1話 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

第1話のGOODポイント

 感想でたっぷり語ります。

 

第1話の気になったポイント

  • 病院で悪い報告をするときに名言を言うお医者さんって、良いようでなんか嫌よね。患者より前に医者が現実逃避している感があって。舵が「名言恐怖症」と言う理由もわかるw
  • 「お金がない」という少女たち。ネットカフェで暮らしているほど。でも、スマホは持つお金はあるのかというのがちょっと不思議。ネットカフェだからWi-Fiを自由に使えるのかなと思ったけど、そんなこと許す店があるのかなという疑問もあったり…。違和感だなぁ。
  • 歯を折られたという有紗。本当に歯がない!?あれどうやってるんだろう…まさか役者さんが本当に抜いたってのはないと思いますが…そんな三國連太郎みたいな根性ある若い女優さんがいるならすごい。
  • ハリカの年齢からして、10年ほど前にあんな前時代的な施設があったのかな、というのはちょっと疑問でした。黒柳徹子さんが子供の頃にトモエ学園があったくらいだしなぁ…。ちょっと非現実的。ドラマなので仕方のない部分ではありますが。
  • 「ハリカ」の役名が元々は「スバル」だったと聞きました。ハリカが「ハズレ」となったわけですが、スバルだったらどういう蔑称だったのかと、少し気になりました。

 

感想

坂元裕二さんの世界観にどっぷり浸かる

「面白かったら続けて見よう」と思っていたこのドラマ。「面白くて興味津々!」というのとはちょっと違います。「何?何が起きているの?」が連続して、答えの出ることもあるけれど、まだまだ答えの出ないことが山ほどある。

 

その謎が知りたくて、この物語は何を伝えたいのか知りたくて、たぶん次も見てしまいます。昨年の今頃ドラマ『カルテット』にどハマりしていた私ですが、同じ脚本の坂元裕二さんの世界観がどうやら好きなようで。これは見てしまう。

 

現代社会を感じるような

実感していた友情のようなものは脆く壊れて、空虚だと思っていたネットのつながりが本物(と今のところは思っている)て、まさに今の時代の人間関係を思わせるような話でした。

 

目を見て、表情を感じて、声をかわしている相手ではないのに、心を通わせられることってあるんですよ。それは諸刃の剣で、事件が起きているように恐ろしいこともたくさんあるんですけど。でも、本当に大切な出会いもあって。そういう時代なのかなぁ。

 

空想だった過去は予想できた

ハリカが語っていた「おばあちゃんの家」の話が、あまりにも美談過ぎるというか、それこそ本当に絵本のような雰囲気で、最初から「これは空想だろうな」と思って見ていました。なんというか、嘘っぽくて。それが意図的な嘘なのかどうかはさておいて、最初にぴんと感じました。

 

そして、それがぴたりと当たっていた。やっぱり、それは空想でした。でも、意図的なことではありませんでした。ハリカが心の痛みを忘れるために、楽しい記憶にすり替えられてしまったのでしょう。それもまた自分を守る術で。

 

ハリカはその過去と向き合えたけれど、本当にしんどい。つらい過去でした。まだ思い出せないこともあるようで、かなり固く閉ざされているんだろうなと。

 

あの出会いは必然か偶然か

彦星との出会いには驚きました。ハリカが空想していた過去を想う気持ちは、まさに彦星がハリカのことを想い出す気持ちと一緒だったのだと語るシーンは、なんだか泣けました。

 

でも、あれは本当に偶然なのか、それとも誰かが仕組んだ必然なのか。あまりにもきれいな物語すぎて疑ってしまいました。

 

ハリカと同じ更生施設にいたという彦星は、本当に入院している彼なのか。今のところはそれは本当だという描写でしたが。本当は彼かもしれないし、病院の関係者かもしれないし、入院している人物の友人とか親戚かもしれない。

 

なんとなく、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか疑ってしまうんですよ。彦星という存在も、またハリカが作り出した空想なのかもしれないとか。

 

彦星との出会いがハリカにどんな変化を生むのかも見つめながら、観賞したいと思います。

 

気になる登場人物たち

主人公のハリカ以外にも気になる人物たちがおりました。

 

林田亜乃音

ハリカの口癖だった「あのね」という名前の女性。彼女も大金を持っていて、一人寂しく暮らす女性で、いったい何を考えているのか不思議な存在ではあります。昔犯罪をしていたとかかなぁ。

 

フリスクを1個だけ出すことができない持本舵

余命半年だと宣告されてしまった舵という男。カレーショップを経営しているけれどうまくいかず。謎の女性と知り合うわけですが、彼もまた不思議な人物。

 

病気になったのはフリスクの食べすぎではないのですか?そんなこと名前を出している商品名に対してドラマ上では描かれないだろうとは思いますが。彼はなぜフリスクを1個だけ出すことができないのか。焦っているのか、緊張すると震えてしまうたちなのか。

 

「死ぬ!」と言っている謎の女性に振り回されている間にも、命は刻々と減っていくし。どうするんだろうなぁ。

 

非常識な自殺願望者・青羽るい子

店にふらっとやってきて、カレー屋なのに焼きうどんを頼み、会計もせず帰ろうとすることに悪びれもしない女性。「女だから」じゃなくて、そういうところに出世できなかった理由があるような気がしないでもないです。出世できないことに嫌気が差して会社に放火し、5年も刑務所に入っていた。

 

「死ぬ」と決めているようだけれど、舵に必死に止められています。舵の言うように「死にたい死にたいって言うのは、生きるためでしょ」という気もして。どこか「生きて」と人に言ってほしいんじゃないか、というような気もします。

 

余命半年の人が目の前にいるせいなのか、彼女の自殺願望は好意的に見られないんですよね。目の前に死にたくないのに死ぬ人がいるんだよ、と言いたくなってしまいます。でも何もかも嫌になって「死ぬ」って半年も言ってるくらいなら死んでやろう、と決断してしまう気持ちもわからないでもない。

 

この二人はどうなるのかしら。どこか、映画「夢売るふたり」の世界観をこの二人から感じます。

 

残された謎

あの女性と大金は何だったのか

亜乃音の正体と、彼女が隠していた大金が気になります。予告を見ると、どうやら偽札作り?本物のお金ではないのかもしれません。だとすると、価値がないので燃やしていた意味もわかります。

 

あるいは犯罪によって得た金。偽札作りも犯罪ですが、そうではなくて詐欺とか強盗とかで。でも、同じ番号のお金という描写もありましたし、おそらく偽札ではなかろうかと。

 

そして、亜乃音が見ていた男性の写真も気になります。車の中で話しかけていました。なんとなく、旦那さんなのかな、もう亡くなっているのかなと感じました。相関図を確認すると、やはり夫で死亡しているんですね。

 

最後に登場した男は何者なのか

最後に登場した、瑛太さんが演じていた男も何者なのでしょうか。お金を両替機に入れて、それが返ってきてというシーン。もしかすると、あの男性も偽札作りをしている?そして、偽札でもだませるか試していた?

 

なんとなく他人ではなくて、誰かの関係者のような気もします。亜乃音なのか、ハリカなのか。ハリカだとすると、彦星とも関係があるのか。

 

でも、今現在の誰ともつながっていなかったので、もしかすると亜乃音の旦那さんの若い頃なのかな、とも思ったり。どうして今こうなったのか、を描いたのかな、なんて。

 

福沢諭吉の1万円は1984年発行。今から34年前だとすると、年齢的に30代なので、瑛太さんが演じていてもおかしくはないですよね。

 

ただ、旦那さんとは名前が違うし…別の関係者の線もあります。偽名の可能性もあるけれど。さてさて、彼はどういう人物なのでしょうか。

 

ハズレが「あのね」と言えるハリカを取り戻す話

ハリカは無口で感情を表に出さない少女です。小さい頃は全く違って、「あのねあのね」と自分が思いつく楽しい話をいくらでもしている子でした。

 

周りとは違う性格で、そんな自分をわかっているけれど悲しんでいることもなくて、世界を楽しく生きる少女でした。でも、自分は「ハズレ」だと言い聞かされて、あの頃のハリカはいなくなってしまったんですよね。

 

だから、今自分をハズレだと思っているハリカが、「あのね」と朗らかに話していた頃のハリカを取り戻す話なのではないかなーなんて思いました。テーマは見ていくうちに見つかりそうです。

 

次回:嘘とお金と男と女

ハリカは彦星をなんとか救いたいと思うが、お金がない。あのお金のことが気になって、亜乃音を尋ねると衝撃的な事実を知ることに。さらに、夫が隠れて娘と会っていたことを知り、亜乃音はショックを受ける。そして、娘の足跡をたどることに。

 

一方、舵は幼馴染みに店が乗っ取られそうになっていた。るい子には何か思惑があるようで…。

 ハリカと亜乃音が面と向かって会うようですね。亜乃音の娘との関係性も気になります。舵&るい子コンビは何やらヤバイことをやらかしそうな…次回も楽しみにしております。

 

 

aoikara

 

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