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【ドラマ感想】相棒21 第7話「砂の記憶」“砂”ってそういうことか

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というわけで今回のテーマは、漫才を題材にした…

 

相棒21 第7話「砂の記憶」感想

 

です。

※ネタバレを含みます。

 

▼前回の話はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

相棒21 第7話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:桜木梨奈
  • 脚本:山本むつみ
  • 監督:橋本一

 

相棒21  第7話「砂の記憶」あらすじ

ある日、警視庁特命係に警視庁職員の健康を管理している保健師・吉崎弘美(桜木梨奈)が乗り込んでくる。面談を先延ばしにしている杉下右京(水谷豊)と、そもそも診断を受けていない亀山薫(寺脇康文)に釘を刺しに来たのだ。

 

そんな折、特命係に、『20年前の連続通り魔事件の犯人が動き出す』と書かれた告発文が届く。20年前といえば、若い女性を狙った強盗事件が7件連続で発生した時期。7人目の被害者である15歳の少女が亡くなり、メディアでも大きく取り上げられた事件だった。

 

当時、伊丹(川原和久)も捜査本部にいたが、犯人を特定できず、迷宮入りしてしまったという。それから20年たった今、傷害致死の時効が迫っていた。

 

京と薫は、手掛かりを求めて、亡くなった少女の母を訪れるが、「そっとしておいて」と追い返されてしまう。そんな中、夜道で女性が襲われる通り魔事件が発生。伊丹たちも捜査に乗り出すが…!?

 

迷宮入り寸前の事件に新たな動き!?

現在と過去、絡み合う事件の記憶

特命係が卑劣な通り魔を追い詰める!

 

参考元:第7話|ストーリー|相棒 season21|テレビ朝日

 

感想

亡くなった女の子の友達とお母さんの絆にほろり

特命係の2人が保健師さんの吉崎さんに健康指導される、とコミカルなスタートでしたが、そこから20年前の事件につながっていくというストーリーが面白かったです。

 

吉崎さんのことを思うと、胸が苦しくなりました。仲良くしていた友達が目の前で殺されたら、そりゃあ塞ぎ込むよ。まだ15歳だったんだもの。正直、一生忘れられないだろうと思う。立ち直るのに、何年もかかるかもしれない。

 

それなのに、実の父親に「いつまで塞ぎ込んでるんだ」って言われて、両親がケンカをするとか最悪すぎる…。お父さんの共感性の乏しさに絶望したくなるほど。

 

吉崎さんは、ずっと「彼女の分までがんばらなきゃ」「彼女がやりたかったこともやらなきゃ」「犯人を捕まえなきゃ」と、必要以上に自分を課していたと思うんです。でも、吉崎さんだって被害者なんですよね。

 

吉崎さんの気持ちを、亡くなった子のお母さんがちゃんと気づいていて、受け止めて、抱きしめてくれて、「私たち、前に進みましょうね」って声をかけてくれたのに、私が視聴者だけどすごくほっとしたんです。

 

きっと吉崎さんは、20年経ってようやく、自分の気持ちを理解してもらって、包み込んでもらったんじゃないかなと。だから私までほっとしてしまいました。

 

吉崎さんは、20年ぶりにようやく自分の人生を歩めるんじゃないかなと思います。とはいえ、亡くした友達を思って過ごしていたこの20年も吉崎の人生。今までも、そしてこれからも、ポジティブに歩みを進めているのが素敵。

 

でも、全部自分だけでなんとかしようとして、連続通り魔の犯人とたった一人で向き合おうとしているのはやりすぎ!それくらい、罪の意識があったのだろうと思うと、胸が痛いです。そんな吉崎さんが右京さんを信頼してくれている、という関係性もよかったな。

 

「砂の記憶」というタイトルがうまい

今回のタイトルは「砂の記憶」。冒頭から、ストーリーでカギとなるのが砂時計だったので、“砂”とは“砂時計”のことだろうと思いながら見ているわけです。

 

実際、砂時計の意味もありましたが、本当の意味でカギとなったのは…この展開になるほどなと思いました。

 

吉崎さんの証言があったからこそ、“砂の記憶”によって、20年前の連続通り魔の犯人だという証拠になったわけです。吉崎さんのおかげなんですよね。

 

砂時計をひっくり返し、「何度でもやり直せる」と結ぶ右京さんも素敵でした。「亀山君も健康指導を受けよう」、というコミカルなオチも楽しかったです。健康指導されている右京さんもレアでしたね。

 

それにしても特命係は不健康コンビなの!?ちゃんと健康にね!年末年始は絶対に忙しいんだから!(宿命)

 

気になったところ

ストーリーや登場人物は魅力的だったのですが、気になる点もありました。まず偶然の引き合わせがちょっと多いかなと。吉崎さんが20年前の犯人偶然会うとか、その犯人が見える場所で証拠となる奪い取った砂時計を見える場所で使い続けているとか。

 

とはいえ、ミステリーってそういうものだしなぁ。私が気にしすぎですね。

 

あとは20年前の15歳、中高生の制服姿が…全然20年前っぽくない!制服の着こなし方とか靴下の丈とか髪型とか、めっちゃ“今”っぽいんですよね。20年前という解像度が少し低かったかなと。

 

演出?衣装?もう少し20年前っぽさを映像とか、服装から醸し出してほしかったです。でも、吉崎さんの心情としては、20年前だとしても、“今”だと感じているほど鮮明に覚えている、という演出なのかもしれません…どうだろう。

 

次回予告の伊丹が気になりすぎる

今回は、話の展開として「大河内監察官、出ないの!?」ってなりましたが、来週出るんですね。次は伊丹の恋愛回ということもあって、楽しみです。というか、恋愛枠は陣川君から伊丹になったんですか?(笑)

 

今回は以上。それでは、また。

 

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