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【ドラマ感想】相棒21 第6話「笑う死体」おあとがよろしいようで

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漫才はときどき見る、aoikaraです。積極的には見ていないけど、見るとやっぱり面白い。M-1だとチュートリアルさんやミルクボーイさんの爆発力がスゴかったなぁ。

 

というわけで今回のテーマは、漫才を題材にした…

 

相棒21 第6話「笑う死体」感想

 

です。

※ネタバレを含みます。

 

▼前回の話はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

相棒21 第6話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:阿南健治 池谷のぶえ 有薗芳記 おぼん・こぼん
  • 脚本:瀧本智行
  • 監督:権野元

 

相棒21  第6話「笑う死体」あらすじ

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、泥酔して路上で寝込んだ男性から財布を盗んだ中年男(有薗芳記)を逮捕。男は、のらりくらりと素性を隠すが、所持品から思わぬ物が。それは1か月ほど前、河川敷で他殺体となって見つかった、伊藤(阿南健治)という男性の財布だった。

 

捜査を担当していた県警によると、遺体の身元が分からず、捜査が行き詰まっていたという。右京はそこで気になる情報を耳にする。死因は、頭部殴打による脳挫傷だったのだが、伊藤の遺体はニヤッと笑っているように見えたという。

 

好奇心を刺激された右京は、薫と越境捜査を開始。すると、詐欺まがいの寝具会社に勤めていた伊藤が、夫婦漫才でステージに立つ元お笑い芸人だったと判明。

 

しかし、伊藤は、愛想笑いのひとつもできない気難しい男で、17年前まで相方だった紗矢(池谷のぶえ)と決別。ますます興味がわいた右京だったが、“縄張り”を荒らされた県警からストップが掛かる。

 

笑えない男は、なぜ笑いながら死んだのか?

越境捜査で本庁と県警が対立する中、

関係者たちの意外な過去が明らかになる!

 

参考元:第6話|ストーリー|相棒 season21|テレビ朝日

 

感想

“オチ”に納得

今回は元漫才師の伊藤さんが被害者ということで、漫才の要素が散りばめられていました。推理しながら最後まで展開が読めず、面白かったです。

 

そしてオチがまあうまい!2つのオチがありましたね。1つ目は犯人に関して。右京さんがこの時点で犯人だと気づいていたんだ、という伏線がすごい。2回目に見たときにも楽しめるんですよね。

 

そして“出オチ”。(一緒に見ていた母はお笑いに疎く、「出オチって何?」と説明しなければならなかったけど)

 

2つ目は「笑う死体」というタイトルの答え。推理小説やサスペンスドラマを見過ぎている私と母は「笑気ガス?」と答えていたのですが、そんな不可解なミステリーはなく、物語できちんと描かれた理由がありました。

 

あくまで右京さんの推測でしかないのですが、物語で描かれている伊藤さんの人物像から、最期に笑った理由に説得力があって、「きっとそうだったんだろうな」と思わせてくれるのがよかったです。

 

事件を解決することも大切ですが、右京さんが気になって仕方がなかったことを解き明かして答えを出す、というのもよかったです。遺留捜査っぽくもあったかな。

 

家族の愛情に救われたのかも

伊藤さんは好き勝手やって、周りに迷惑も心配もかけてきた人生で、元相方で事実婚のパートナーだった紗矢さんも本当に苦労されたと思うんですよね。でもきっと、紗矢さんは伊藤さんを好きだった。憎んだこともあるだろうけど、きっと愛情はずっとあった。

 

伊藤さんに会いに行く前に、身ぎれいにしているのがいじらしくて。でも、また悪いことをした伊藤さんに、もう何度目かもわからない失望をして。好きだから、愛情が残っているから、まだ期待してしまうんですよね。

 

でも紗矢さんはすごく良いお母さんだったんだろうなと思います。息子さんは、自分のそばにいなかった父親である伊藤さんのことを一言も責めず、「あのお笑いのここが好き!」とまっすぐ伝えていて、きっと伊藤さんのこと悪く言わなかったんだろうなと。

 

伊藤さんは、初めて知った息子さんへの愛情を大切にして、優先したばっかりに、自分が大切にしてこなかった人に殺されてしまうわけですが、ほかに代えがたい愛情を抱けたのには救われた部分もあるんじゃないかな

 

そんな伊藤さんに愛情を抱かせた、紗矢さんの息子さんへの愛情、それと伊藤さんへの愛情が本当に尊いなと思います。最後に紗矢さんも笑えてよかった。

 

おぼん・こぼん師匠の出演が感慨深い

実在する演芸場である、浅草の東洋館でも撮影がされていました。そこで、これまた本当に漫才師でいらっしゃる、おぼん・こぼん師匠がご本人として出演されていて、びっくり。とても感慨深かったです。

 

というのも、おぼん・こぼん師匠は長年不仲で、口も聞かない間柄だったのを、『水曜日のダウンタウン』という番組で紆余曲折ありながら関係を修復されたわけでして。私はその放送も見ていて、いやもう本当に険悪どころじゃない地獄みたいな空気だったから、仲が戻って本当によかったと心の底から思いました。

 

そして、お二人で同じ水曜日に放送されている『相棒』に、漫才師の話でご本人役で出演されているわけでしょう。だからもう、感慨深かったです。あの水ダウがなければ、相棒での出演もなかったでしょうから。

 

水ダウは「BPOからギャラクシー賞まで」なんて幅の広さを評されていますけど、「BPOからギャラクシー賞まで、そして相棒へ」となると幅が広すぎ、というか局まで超えてます。恐るべし水ダウ。あれ、相棒の話はどこいった?

 

それもまた感慨深かったし、一人の漫才師の人生を描いた話だったので、出演されていたのはすごくよかったなぁと思いました。

 

今回は以上。それでは、また。

 

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