中卒フリーライターほぼ無職。

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相棒19 第7話「同日同刻」感想 存在がホラー

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洗脳はされやすいと思う、フリーライターのaoikaraです。めちゃくちゃだまされやすいと思う。でも、だましたところで何もないから今の所だまされていません。みんな、だまさないでね!(笑)

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒19 第7話「同日同刻」感想

 

です。いやあ、こりゃあ私も洗脳されそう。こわい。

※ネタバレを含みます。

 

▼前回の話 相棒19 第6話「三文芝居」感想記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

相棒19 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:西田尚美 松尾諭
  • 脚本:山本むつみ
  • 監督:橋本一

 

相棒19 第7話「同日慟哭」あらすじ

2年前に起きたアポ電強盗殺人の被疑者が、空き家の床下から白骨遺体で発見された。捜査一課は、当時、事件を解決できなかったことに忸怩たる思いもあり、共犯者との仲間割れの線で、全容解明に乗り出す。

 

そんな中、2年前に妊婦が階段から転落死した事件について、別件で事情聴取を受けていた男が、自らの犯行を自供する。

 

しかし、弁護士の連城健彦(松尾諭)を通じて、“平成の毒婦”と呼ばれる未決囚の女・遠峰小夜子(西田尚美)から、拘置所に呼び出された特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、驚くべき証言を聞く。妊婦が死亡した同じ日の同じ時刻、まったく別の場所で問題の男を目撃したのだという。

 

小夜子の“真意”をはかりかねつつも捜査を始めた右京と亘は、小夜子が男を目撃した場所と、2年前に起きたアポ電強盗殺人の事件現場が近接しているという事実を掴む。

 

そこは同じ都内とはいえ、妊婦が転落死した場所と遠く離れているため、小夜子の証言が正しいとすれば、“同日同刻”に起きた妊婦の転落死に、問題の男が関与している可能性は、限りなくゼロに近づくのだが…!?

 

特命係VS人を操る女!2年前の出来事が意外な繋がりを見せる中、予想だにしない驚きの事実が明らかになる!

 

参考元:第7話「同日同刻」2020年11月25日(水)|ストーリー|相棒 season19|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 最初の捜査会議でのシーンで、てるおの姿かっこよかったなぁ。
  • 特命係の二人と遠峰小夜子が面会するシーン、隔てているアクリル板に顔が写っている映像がなんだかよかった。存在の余韻を感じました。
  • 月間プレスのうさんくさい編集長、再登場!こういう人って売り上げばかり気にしているから、実は遠峰小夜子に洗脳とかされなさそう。
  • 出雲さんに2回目会って「よく会うね」と声をかける冠城君。「よくってなんだ?」と聞く伊丹。「さあ?」ととぼける出雲さん。この一連の流れが楽しかったです。
  • あ、青木が特命係で勝手に紅茶飲んでる!右京さんもテレビ電話で見えているのによく突っ込まないなぁ。青木は、仕事したんだからこれくらいしても当然!くらい思ってそう。まあ雑に仕事振られてるし、それくらいしてもいいかなって私も思います(笑)
  • 特命係の二人が持っている傘がいいやつだなーと思って眺めちゃった。
  • 改めて、右京さんの「もう一つだけ」って油断させてから不意を突くから有効な手段だなぁとしみじみ。日常生活で活用できないかな。

 

気になったポイント

  • アポ電強盗殺人の被疑者、野添を演じてらっしゃった柳川公輔さんという俳優さん、なんか相棒で見たことあるぞ…と思っていたら、過去4、5回も出演されているんですね。やっぱりなぁ。
  • 今どきでも小学生はリコーダーを吹いて下校しますかね?典型的な小学生が下校しますよ!みたいなシーンで少し違和感がありました。いや、私が子どもの事情に疎いだけってのも全然あるぞ。
  • 須藤がストレートな悪といわれていましたが、妊婦さんに因縁つけなくても、アポ電強盗殺人して、仲間を殺しているのはまあまあヤバイ悪党だよなぁ。
  • 子どもが2年前のこと、タトゥーがあった人だとしても覚えているもんかなぁ。
  • 遠峰小夜子の着ている服のチョイスが気になりました。なんとなく、女性を意識しているような?わざとらしくない、でもちょっと色気のあるような。フェザーニットとか、ピンクのニットとか。不思議。気のせいかな。
  • 冠城君が胸ポケットから月間プレスを取り出すシーン、場面がカットされていたのですが、あの雑誌ってスーツのポケットに入らないサイズな気が…。ちょっと気になるカットでした。
  • 「遠峰小夜子は私だ」のセリフは、踊る大捜査線のキョンキョンがやっていた役柄を思い出しました。

 

感想

遠峰小夜子の心を掌握する術が恐ろしすぎる

今回で3回目の登場の遠峰小夜子。事件の内容は違いますが、彼女がやっていることは同じで、塀の中にいながら人をコントロールして意のままに操り、崩壊させていくことに喜びを感じています。

 

1回目は彼女の恐ろしさみたいな余韻が残って、2回目はだからこそ彼女に魅入られる人がいると示して、3回目は支援者だとしても親だとしても切り捨てる姿が描かれていて。遠峰小夜子という人間が少しずつ見えてきたのかなという気もします。

 

特命係との関係性に発展があるのかなと期待をしていたので、ますます恐怖が募っていくだけなのは気になりますし、個人的には変化が欲しかったかなと思います。

 

それにしても恐ろしい。月刊プレスの女性記者はこわかったですね。叫びまくって。心の隙に入って行けそうな雰囲気があるな~からの、コントロールして、いらなくなったらぽいって感じ。で、結局彼女は捕まっても遠峰小夜子のことを心酔しているんだろうなぁ。

 

演出も演技もこわかった。うわー…って引いた目で見てしまうというか。橋本監督はホラーっぽい撮り方をすることがあって、ホラー作品が苦手な私としては少し心臓に悪いです。遠峰小夜子の恐ろしさを伝えるという意味では、すごくいい演出なのかも。

 

ただ、遠峰小夜子の推測が当たるのを「鋭いから」、記者とのコミュニケーションの取り方を「いくらでもやりようがある」で済まされてしまうのは気になってしまい、その種明かしも詳細にしてほしいなと思ってしまいました。

 

前回の話では、雑誌でのメッセージを細かく伝える方法なんかもトリックとしてあったので。今回もそういう設定があってよかったのかなと思ってしまいました。

 

もちろん前の話があるからこそ説得力はあります。でも、いろんなつじつまを合わせるのに「遠峰小夜子ならやってのけてしまう」という存在感の説得力に頼ってしまうのは、ちょっとだけもったいない気がしました。あくまで個人的な感想に過ぎませんが。

 

なんだかんだ夫が悪い

遠山小夜子や女性記者にフォーカスされてしましたが、一番悪いのは須藤と、そして浮気して自分を守るために嘘を吐き続けていた夫ですよね。最初がなければ、誰も不幸にならなかったのに…。

 

自分が意図的に殺したわけではないなら、わざわざ隠さず「足を滑らせて」とか言えば、証拠もないわけだし何も問題なかった気はしました。

 

でもよく考えてみると、浮気という確実にやましい事実はあって、怪しい状況で、いろいろ探られて痛くない腹ではない。全てを隠したかったから、絶対に自分は被害者なんだというアピールができる嘘を吐いてしまった、人間の本能的な弱さみたいなものなのかもしれません。

 

 

今のところは3戦3敗

特命係と遠峰小夜子の対決は、今のところ3戦3敗、いいようにやられています。今回、遠山小夜子という人物像として見えてきた中で気になったのは、両親との関係性。自分の両親の関係を壊して、子どもの頃から不幸の種を蒔いて、子どもの頃と同じ楽しそうな笑顔をしていました。

 

父親の浮気相手を匂わせるような発言で揉め事を起こしていましたが、あれは真実なのか、嘘なのか…。母親が邪魔だったとか?そうではなくて、ただ単にコントロールするのが楽しかった?父親や母親はどうなっているのか。

 

あと彼女がいつも歌っている「きらきら星」は、フランス民謡で原題は「あのね、お母さん」。子どもが母親に話しかけるような歌詞なんですよね。となると、母親との関係性の中で、今の遠峰小夜子が生まれてしまったのか…。

 

毎回特命係に心のない深々とした一礼をしていくところも気になります。しつけが厳しいお母さんだったのかな。まあ私の予想でしかないですが。

 

とかいろいろ考えてしまっている時点で、私も遠峰小夜子に取り憑かれているのかもしれませんね。右京さんは一線を引きながらも、情報収集は相当していて、いつか決着をつけようとしている感じはします。

 

連城はなぁ、なんなんでしょうね。弁護士として人の心を操る術を学ぶと言いながら、楽しんでいる感じはします。担当する人はいつもヤバイ感じだし。洗脳されているようには見えないけれど、どうなのかなぁ。

 

次回:結婚を脅迫!?

キャバクラの客引きをしている男性が、セレブ令嬢に結婚を迫り脅迫。ちょうど、女性は婚約者を亡くしていた。揉めている二人を見た特命係は関係を追って…

なんだか不思議な話ですね。結婚を脅迫?想像がつかない設定で面白そうです。

 

脚本は久しぶりの金井さん。レギュラーの脚本家さんでしたが、昨シーズンは書いていらっしゃらなかったんですね。Season17ぶり!楽しみです。

 

 

aoikara

 

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