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相棒18 第6話「右京の目」感想 座頭市・右京の巻

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目が悪いaoikaraです。視力が低いという意味と、なんかアレルギー性結膜炎を持ってるらしいです。最近知りました。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒18 第6話「右京の目」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒18 第5話「さらば愛しき人」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

第6話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:山崎一 佐藤寛子 山本道子
  • 脚本:根本ノンジ
  • 監督:橋本一

 

第6話「右京の目」あらすじ

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)は、清掃員として働く顔馴染みの和江(山本道子)に頼まれ、冠城亘(反町隆史)と共に古いアパートの一室を訪れる。空室のはずなのに不審な物音がするので、中を調べてほしいという。

 

すると、部屋には訪問者を陥れる罠が仕掛けられており、和江をかばった右京は目に大怪我を負ってしまう。

 

その場に居合わせた区役所のケースワーカー・白川友里(佐藤寛子)の助けを借り、病院に運び込まれた右京。

 

視力が戻るまで時間を要するとの診断を受けるが、翌日には特命係に姿を見せる。

 

そんな中、あるマンションの建設予定地で男性の遺体が発見される。被害者は、不動産会社の営業。右京は、罠が仕掛けられていた古アパートも、遺体発見現場も同社が関連していることに気づき、疑惑を抱く。

 

一方、右京の怪我に責任を感じた和江は、勤め先の上司・真山(山崎一)をともない改めて謝罪。その際、逃げ去る人物の妙な足音を聞いたという新証言をもたらすが…!?

 

やがて繋がっていく不可解な罠と殺人事件。背景には想像を超える現代の落とし穴が…!?視力を奪われた右京の名推理が冴える!

 

参考元:第6話「右京の目」2019年11月20日(水)|ストーリー|相棒 season18|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 和江さん、冠城君を見るなり「こちらは♡」ってハートが見えるようでした。以前、右京さんに会ったのは一人のときですもんね。イケメンの相棒がいたら、そりゃハートも飛びます。
  • 私は撮り方で気づきましたよ、橋本一監督ですね。やはりそうですね。
  • メロンの箱に仕掛けられた催涙ガス。「メロンです」で思い出しました。今は医者紹介所を経営している、官房長の生まれ変わりのあの人の仕掛けた罠ですね。ドクターXも見ている人ならわかるネタかな?
  • 「ありがとう」と珍しく冠城君に感謝の言葉を伝える右京さん。指摘されると、「僕だって言うときは言います」と答える右京さん。いや、感謝はいつだって言いなさいよ。
  • 目が1週間見えなくなった右京さんのことを、わざわざ特命係にお見舞いに来た青木君。ツンデレなんだから。もう青木君って特命係に復讐する気なさそうだね。読み上げず「うわーこれはこれは」って言うところなんかは、嫌なヤツ全開ですね。
  • 動画を見て状況説明する青木君にいちいちベチンとたたいて突っ込む冠城君。「漫才か!」って見ているこっちが突っ込みたくなりました。ここも良い“相棒”だったりしません?
  • 視覚をやられて、すでに嗅覚が鋭くなる右京さん…恐ろしい。というか現場検証にまで来るなんて、さすがだわ。芹沢なんか右京さんの言い分に納得して、ちゃっかりメモ取ろうとしちゃってるし。
  • 右京さん、目が見えないのにあの高さから紅茶を注ぐのは本当におかしいw青木君にびしゃびしゃにかかって、あんなの笑うじゃん。大爆笑。「やらなきゃいいじゃないですか!」という青木君、それな。
  • 全然音声認識AIを使いこなせない右京さんの図が面白すぎました。
  • ぐいぐい行く和江さんと、おたおたする上司の真山さんとの距離感笑うわ。そして和江さん、話し上手だな。状況描写がうますぎる。女優さんの演技力の高さね。
  • 整髪料のニオイで特命係に内村刑事部長と中園参事官がいることを察する右京さん…恐ろしい。「整髪料」と聞いて薄い頭をおさえる中園参事官にも笑っちゃいます。わざわざお見舞いなんて珍しいと思ったら、釘を刺しに来ただけね。全然効果ないけど。
  • 音だけが頼りに…みたいなときこそカイト君の絶対音感活かしたれよ、と思った私。
  • 「自分が頼りになる相棒!」と胸を張る冠城君ですが、右京さんは新相棒のバディ(AI)を見つけちゃいましたね。AIも使いこなすほど優秀とは。さすがだな。

 

気になったポイント

  • 掃除をしに行ってるだけのはずなのに、和江さんアパートの事情に詳しすぎますよね。
  • パンダの色を知らないというのは微笑ましいエピソードだったのですが、目が見えない人にも「白と黒の毛で」と説明しそうですけどね。でも色がわからないから、伝えようがないのか。手術が成功して、幸せな驚きがあるといいな。

 

感想

最後まで隙なく面白かった!

今回は一言で感想を言うなら「面白かった!」です。相棒を見た人たちみんなに「今回の相棒は面白かったよね。面白かったでしょ?」と聞くめんどくさい人間になるほど、面白かったです。

 

最後までわからない物語の展開、ミステリーとしてのメッセージ性と余韻、生き生きとしたキャラクター、文句なく良かった!この話、本当に面白かったし、個人的にも好きです。

 

脚本家の根本ノンジさん良いな、私好きだな。Season17から書いてくださってますけど、以前からキャラクターを活かして描くのがうまくて、話の展開として最後まで見逃さない集中力を保ってくれるんですよね。面白い!

 

演出の橋本一監督との相性も良くて、良い世界観でした。印象的な話。何度でも見たいな。

 

目の見えない右京さんの進化っぷりが恐ろしい

一時的でも目が見えなくなるなんて、他のドラマだと絶体絶命のような空気感というか、絶対に悲観的になりますよね。それがアドベンチャーになってしまうのが、右京さんらしいというか。

 

同じようなシーンを某映画で見たことありますが、かなりシリアスでしたよ。右京さんは催涙ガスが目にかかっているときでさえ「うわああ~~~~」って、ちょっと笑わせにかかってますよね。

 

急に目が見えなくなったら、普通パニックになりますよね。でも右京さんは冷静で、「あれ、この人呼吸荒くてめちゃくちゃ動揺してるじゃん」って思った女性をさりげなく捜査し始めるって。

 

しかも聴覚が敏感になって、しかも目が見えなくなっていることにすでに順応してるのは、もはや恐ろしいですよね。

 

私も、あのときの右京さんは気にかかっていました。あれ、なんで急にこの女性と二人になろうとした?何か意図があるな、と。ミステリーを見ていると勘が働くんですかね。急に登場したあの女性、あの感じはちょっと怪しいですよね。

 

右京さんがどこに引っかかっていたのか気になっていたのですが、ちゃんと伏線として答え合わせしてくれて納得しました。そういう意味でも良い脚本だなぁ、とうれしかったです。

 

右京さんは目が見えなくなってからも、音声認識を使ってみたり、杖を使ってみたり吸収力も高いですよね。犯人を捕まえるときにビーズをまき散らして、わずかな光と音を頼りにするなんて…いや、思いつかない。

 

杖でびしっと追いやって、「絶対に逃がしませんよ」と言い切る姿はもうバトル映画かなって感じ。座頭市さながらでしたね。

 

目が見えなくなったところで、杉下右京は何もレベルダウンしない。むしろパワーアップすることが明かされました。恐ろしいですね。褒め言葉です。

 

右京さんの調子がおかしくなったのは、花の里がなくなったときくらいですよね。と考えると、逆に花の里がすごいですね。って花の里いつになったら復活するの!?

 

目の見えない少女との出会いにほっこり

目の見えない少女・莉奈ちゃんとの出会いにはほっこりしましたね。莉奈ちゃんのおかげで、右京さんは犯人を捕まえられたといっても過言ではないですからね。

 

良い子だったなぁ。右京さんからの「本物のパンダを見たらびっくりすると思いますよ」という言葉も、とっても楽しげでした。莉奈ちゃんの手術、うまくいくといいな。そしてパンダを見に行って、驚いて喜んでほしいな。

 

社会的なメッセージとして

生活保護という社会性のあるメッセージも添えてあったのかな、と思いました。数年前には芸能人の家族の不正受給なども問題になり、どうしても世間で厳しい目を向けられがちというか…。

 

本当に苦しんでいる人はたくさんいると思うんですよ。その人たちを助けて、就労をサポートするための制度であるわけだし。その点がどうしても見落とされて、問題ばかりで注目されている制度のような気がします。

 

実情はわからないので、あくまでドラマの描き方として、ケースワーカーの白川さんとしても生活保護悪用しようとしている人を数多く見てきたのかな。「じゃあ自分がそのお金を得ても問題ないでしょ」と開き直っちゃったのかなぁ…。動機とか経緯が詳細に描かれていたわけではなかったので想像でしかないですが。

 

「ちゃんとサポートしてあげて、何が悪い?」なんてのは完全に開き直りで、全然まかり通らない言い分ではありますが、いろんな思いがあったのかなとか。とはいえ、一番の税金泥棒やっちゃってるわけだから、全くもって同情の余地なしです。

 

印象的な再登場!

11年ぶりに再登場した和江さん!いやあ、覚えていますよ!Season7 第11話「越境捜査」の家政婦さん。あれも面白い話でね。「そういえばいたな!」とすぐに思い出しました。相変わらずの口の軽妙さととても楽しかったです。

 

とはいえ、予告を見たりあらすじを読んだりした段階で気づけなかったのは、相棒ファンとしては悔しいですね。という謎の悔しがりもありながら。

 

そして、違う役柄としての登場ですが、山崎一さんも再登場。Season1 第4話、Season4 第4・5話などで登場した佐古さん。元警察官で、おでん屋さんやってたんじゃなかったの…ってちょっと切なくなりましたけどね。おでん屋さんとして登場してくれても良いんですよ。だって花の里もないし。

 

ケースワーカー白川さんの佐藤寛子さんも、Season12 第13話「右京さんの友達」で登場。見たことがある方だな~と思っていたんですよね。あれもすっごく良い話でした。真野さん今シーズンまだ書いてらっしゃらないから、楽しみにしてます。

 

不動産屋の支店長役・遠山俊也さんはなんと過去3回も出演!こちらも見たことがある方でしたね。

 

というわけで、今回の話に限らす、Season18は印象的な再登場の方がとっても多いです。

 

次回:相棒婚活始まるよー!

 伊丹が婚活デートに臨もうとした矢先、アポ電による強盗が発覚。被害者によると、息子の親代わり婚活パーティーに出席した後に、情報が漏れたのではないかということ。青木を息子に見立てて、右京が親役として婚活パーティーに潜入捜査することに…。

ゲスト:河西健司 山口美也子 松井紀美江
脚本:斉藤陽子
監督:片山修

 

公式サイトの一文目「伊丹(川原和久)が婚活デートに臨もうとした矢先、」から、もう次の話は確実に面白いです。ありがとうございます。詳細知らないけど、絶対面白いよ!

 

脚本家さんは、相棒では初執筆。今まで書いた作品がわかるだけでも1つ。新人の方なのでしょうか。わくわく。期待しています!

 

 

aoikara

 

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